第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第4四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、当社は決算期変更に伴い、当事業年度は15ヶ月の変則決算となっております。このため、前年同四半期との比較は行っておりません。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第4四半期連結累計期間における世界経済は、米国・中国間などの通商問題の動向が懸念されたものの、米国・欧州を中心におおむね堅調に推移しました。国内においても、企業収益や雇用環境の改善等を背景として、緩やかな回復基調が継続しました。

当社グループが属するライフサイエンス業界においては、医療・介護の効率化に向け、予防医療や個別化医療を推進する動きが増え、健康管理等へのニーズが世界的に高まっています。

このような状況の中、当社グループでは、メタボロミクス事業において、学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に向けた取り組みを継続するとともに、海外市場の拡大や新サービス展開等に注力してまいりました。

また、バイオマーカー事業においては大うつ病性障害(以下「うつ病」といいます。)バイオマーカーの事業化に向けた技術開発や体制整備を継続するとともに、新たなパイプラインや関連ビジネスの検討に取り組みました。

これらの結果、当第4四半期連結累計期間の売上高は、メタボロミクス事業における受注は回復傾向にあるものの、上期に顧客の予算執行が低調であったこと等を背景に834,125千円となりました。一方、うつ病バイオマーカーの事業化に向けた研究開発や、メタボロミクス事業の更なる成長に向けた基盤強化に取り組んだこと等から、営業損失は365,268千円、経常損失は356,080千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は359,986千円となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります

なお、第3四半期連結会計期間より、従来の報告セグメントである「メタボローム解析事業」を「メタボロミクス事業」に名称を変更しております。

ⅰ)メタボロミクス事業

当事業セグメントにおいては、前期に引き続き積極的な販促活動を展開し、製薬・食品分野等において大口案件の受注拡大に取り組んだ他、2018年4月及び10月にリリースした新サービスの受注獲得に注力しました。海外においても米国を中心に大口案件獲得に向けた取り組みを強化した他、欧州やアジア圏の市場拡大に向けた活動も活発に行いました。しかしながら、当第4四半期連結累計期間においては、前年同期のような大型案件の受注がなかったことや、上期の受注が低調であったこと等により、売上高は834,095千円、セグメント利益は238,748千円となりました。

なお、当社グループのメタボロミクス事業は、季節的な要因として多くの顧客の年度末にあたる第4四半期連結会計期間に売上高、利益ともに大きくなる傾向にあります。

ⅱ)バイオマーカー事業

当事業セグメントにおいては、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向け、測定メソッドの開発並びに臨床研究に向けた活動(臨床性能評価等)を継続しました。また、新たなパイプラインやバイオマーカー関連のビジネスの検討に取り組み、エクソソーム精製キット(研究用)の販売体制の構築等を行いました。この結果、売上高は30千円、セグメント損失は172,360千円となりました。

 

② 財政状態の分析

(流動資産)

 当第4四半期連結会計期間末における流動資産は1,376,249千円となり、前連結会計年度末に比べ386,730千円減少しました。これは、現金及び預金が257,135千円、売掛金が14,260千円、有価証券が100,190千円減少したこと等によるものであります。

 

(固定資産)

 当第4四半期連結会計期間末における固定資産は244,427千円となり、前連結会計年度末に比べ86,059千円増加しました。これは、有形固定資産の減価償却累計額が41,281千円増加し、リース資産が114,674千円増加したこと等によるものであります。

 

(流動負債)

 当第4四半期連結会計期間末における流動負債は144,189千円となり、前連結会計年度末に比べ22,151千円増加しました。これは、その他に含め表示している未払消費税等が減少、未払費用が増加したこと等によるものであります。

 

(固定負債)

 当第4四半期連結会計期間末における固定負債は39,460千円となり、前連結会計年度末に比べ7,131千円減少しました。これは、リース債務が9,562千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第4四半期連結会計期間末における純資産は1,437,026千円となり、前連結会計年度末に比べ315,691千円減少しました。これは、資本金が6,503千円、資本剰余金が6,503千円、新株予約権が35,055千円増加したものの、親会社株主に帰属する四半期純損失359,986千円を計上したこと等によるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第4四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ257,135千円減少し、1,104,243千円となりました。当第4四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの概況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは215,344千円の支出となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失356,080千円、減価償却費63,683千円、株式報酬費用35,055千円の計上、売上債権の減少15,381千円、未払費用の増加34,683千円、未払又は未収消費税等の増減額20,713千円等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは47,791千円の支出となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出137,738千円、有価証券の償還による収入100,000千円等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは3,455千円の収入となりました。これはリース債務の返済による支出9,452千円、株式の発行による収入12,908千円によるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第4四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第4四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第4四半期連結累計期間における研究開発費は、156,484千円であります。

 なお、当第4四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第4四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。