第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績に関する説明

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、中国経済の減速や米国通商政策の不透明感、英国のEU離脱問題な

ど海外経済の不確実性が見られる中で、個人消費の持ち直しや設備投資の増加を背景に、緩やかな回復が続いておりま

す。情報サービスの市場においても、売上高は2ヶ月連続で前年同月を上回り、中でもソフトウェアプロダクツ分野は

23%を超える大幅な増加を示しました。(経済産業省 2019年1月 特定サービス産業動態統計速報(平成30年11月

分))

 このような状況のもと当社グループは、製品開発面では、クライアントPCをサイバー攻撃から保護する「ESS AdminControl for Clinet」の最新バージョン1.2を12月にリリースいたしました。また、上半期に引き続き「ESS REC」へのAI機能搭載実現に向けた研究開発に努めました。

 営業面では、重要インフラ企業におけるサイバー攻撃への対策の一環として、10月開催の株式会社ナノオプト・メディア主催の「Security Days Fall 2018 Tokyo」及び11月開催のSBクリエイティブ株式会社主催の「認証・アクセス基盤強化セミナー 2018 秋」に出展いたしました。また、中堅企業マーケットへの製品認知を目的に、株式会社ecbeing・株式会社ソフトクリエイト共催の「eコマース&セキュリティ展 2018」へ出展、さらに金融マーケットに対しては、従来の首都圏を対象にした日本金融通信社(ニッキン)主催の「FIT東京フォーラム」に加え、西日本の金融機関へのアプローチを目的に12月に開催された、日本金融通信社(ニッキン)主催の「FIT大阪」に出展するなど、様々な顧客セグメントへのソリューション訴求を目的に、イベント出展などの活動を精力的に行いました。

 これらの活動の成果により、期初からの通算での新規企業への採用件数は前年同期の実績19社を大きく上回る28社に達しました。また、当社の主力製品である「ESS REC」は、ミック経済研究所調査により「システム証跡監査ツール」市場において、9年連続シェア1位(注1)を確保し、当該製品を含めた当社製品の累計導入企業は600社を超えた他、特権ID管理ソフトウェアの累計導入社数についても100社に到達しました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,735,137千円(前年同期比26.7%増)、営業利益は

500,702千円(前年同期比118.8%増)、経常利益は501,616千円(前年同期比112.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は344,625千円(前年同期比111.3%増)となりました。

(注1)出典:情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2010、同2011、2012、2013、2014、2015、

      2016、2017、2018[内部漏洩防止ソリューション編] 株式会社ミック経済研究所

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

①パッケージソフトウエア事業

 当第3四半期連結累計期間におけるライセンス売上は、公共分野における重要インフラ事業者に対する「ESS REC」、「ESS AdminControl」などの主力製品と新製品「ESS AdminControl for Client」を加えた大型案件や金融を中心としたその他重要インフラ事業者や大規模システムを有する事業者への納品等により伸長し、593,804千円(前年同期比73.7%増)となりました。また、その他の売上も引き続き順調であったことなどにより、セグメント売上高は1,626,750千円(前年同期比30.0%増)となり、セグメント利益は863,072千円(前年同期比67.6%増)となりました。

 

②システム開発サービス事業

 当第3四半期連結累計期間におけるシステム開発サービス事業は、ほぼ計画どおりに進捗いたしました。セグメント売上高は、108,386千円(前年同期比8.0%減)となり、セグメント利益は11,600千円(前年同期比29.0%減)となりました。

 

  第3四半期連結累計期間における報告セグメント販売実績

                                            (単位:千円)

報告セグメントの名称

前第3四半期連結累計期間

(自 2017年4月1日

  至 2017年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

  至 2018年12月31日)

 

 

 

  うちESS REC(REC)

231,152

288,194

 

 

  うちその他ライセンス

110,712

305,610

 

ライセンス

 

341,864

593,804

 

保守サポートサービス

 

687,405

763,659

 

クラウドサービス

 

37,753

50,351

 

コンサルティングサービス

 

118,697

161,155

 

SIO常駐サービス

 

27,735

22,212

 

その他

 

37,656

35,567

 

パッケージソフトウエア事業 計

 

1,251,114

1,626,750

 

     システム開発サービス事業

 

117,837

108,386

合  計

1,368,952

1,735,137

 

(2)財政状態に関する説明

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ464,804千円増加し、4,164,375千円(前

連結会計年度末比12.6%増)となりました。主として現金及び預金の増加489,024千円、売掛金の減少58,571千円によ

るものであります。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ221,560千円増加し、881,555千円(前連

結会計年度末比33.6%増)となりました。主として前受金の増加165,776千円によるものであります。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ243,243千円増加し、3,282,820千円

(前連結会計年度末比8.0%増)となりました。主な減少要因は、利益剰余金の配当86,548千円の支払、増加要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上344,625千円によるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はあり

ません。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動は、引き続き既存製品の機能統合・共通化による開発効率化と、

他社製品等との連携を容易にする統合基盤の開発、産学連携研究の一環として「ESS REC」にAI機能を搭載するため

の研究開発を行っております。研究開発費は、前年同期より32,304千円増加し、84,374千円(前年同期比62.0%増)

となりました。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。