第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大は、今後の経過によっては当社グループの事業活動への影響を及ぼす可能性があります。文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間において、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内外で経済活動が停滞する一方、各国が感染拡大防止策そして各種の経済施策を講じる中で、回復の動きが期待されております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大状況の変化による世界的な景気下振れリスクに対する十分な注意は引き続き必要であり、依然として先行きは不透明であります。

デジタルマーケティング市場においては、従来からの市場成長の流れに加え、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため外出を控える状況となり、世界中の人々がインターネットに費やす時間が増えたため、その成長速度は増しております。また、人々の情報の収集・発信・交換手段としてのソーシャルメディアの重要性は、これまで以上に高まっております。

このような中、当社グループは、データと分析のテクノロジーを強みとし、顧客のソーシャルメディアマーケティングを支援するビジネスを、拡大する事業と位置づけ注力しております。

この結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高2,635百万円(前年同期比38.9%増)、営業利益77百万円(前年同期は営業損失121百万円)、四半期利益160百万円(前年同期は四半期損失144百万円)となりました。EBITDAは274百万円(前年同期比182%増)となりました。

 

なお、当社グループは、ソーシャルメディアマーケティング支援事業の単一セグメントであり、当該事業は、SNSマーケティング支援事業、クロスバウンド事業及びDaaS事業の各サービスにより構成されております。

 

 事業毎の経営成績は、次のとおりであります。

a.SNSマーケティング支援事業

当事業は、主に日本国内向けのSNSマーケティング支援から成り立っており、その主なサービスは、SNS広告・SNS運用コンサルティングと、SNSの分析ツールである「クチコミ@係長」などであります。これらのサービスは、当社が保有する膨大なデータと、長年に亘り蓄積してきたSNS分析・運用ノウハウで、分析から施策立案、効果測定までを一気通貫でサポートするものです。

当事業の売上高は898百万円(前年同期比54.0%増)となりました。これは主に、拡大する事業と位置づけているビジネスである、SNS広告・SNS運用コンサルティングが引き続き好調だったことによるものであります。新型コロナウイルスの影響による新しい生活様式の中でSNSマーケティングの重要性が高まり需要が増加したことと同時に、順調に実績を積み上げている当社サービスへの顧客からの評価が高まっていることによるものと考えております。SNS分析ツールについては、営業人員をSNS広告・SNS運用コンサルティングに集中しておりますが、こちらも堅調に推移し、前年同期と比較し増加となりました。

 

b.クロスバウンド事業

当事業は、拡大する事業と位置づけているビジネスの1つであり、主にソーシャル・ビッグデータを活用した日本と中国をつなぐクロスバウンドの消費行動の分析と、これを強みとするプロモーション支援、越境ECサービスから成り立っております。

当第2四半期連結累計期間においては、引き続き訪日中国人向けプロモーション(インバウンド)需要は停止しているものの、安定して経済回復を続ける中国市場向けプロモーション(アウトバウンド)において、高まる顧客企業の需要を積極的に獲得して参りました。また、越境ECの新開発サービスが当第2四半期連結累計期間より売上に寄与いたしました。これらの結果、当事業の売上高は850百万円(前年同期比96.2%増)となりました

 

c.DaaS事業

当事業は、当社の米国子会社であるEffyis,Inc.の主にSNSデータアクセス権の販売から成り立っております。

当事業の売上高は887百万円(前年同期比0.7%増)となりました。当第2四半期連結会計期間において、SNSデータアクセス権の1つが契約更新をしなかったことにより、前年同期比微増に留まりました。この影響により、当期のDaaS事業の収益の減少が見込まれますが、現時点では、期初の年間予算から売上高約300百万円、営業利益約10百万円のそれぞれ減少見込となっております。営業利益については、即時に関連コストを削減することで、減益幅を小さく抑制しております。本件は地政学的な問題によるものと捉えており、当社の米国子会社であるEffyis,Inc.は引き続き、世界中のソーシャル・ビッグデータを保有するメディアとの間で良好な関係を維持し、安定したデータ提供や新規メディアからのデータアクセス権の契約を順調に獲得してまいります。

 

事業別売上高

サービスの名称

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年1月1日

至 2021年6月30日)

売上高(千円)

前年同期比(%)

ソーシャルメディアマーケティング支援事業

 

 

SNSマーケティング支援事業

898,236

154.0

SNS分析ツール

256,498

116.4

SNS広告・SNS運用コンサルティング

641,738

176.8

クロスバウンド事業

850,421

196.2

DaaS事業

887,072

100.7

合計

2,635,731

138.9

 

 

主な費用項目は、以下のとおりです。

販売費及び一般管理費は854百万円(前年同期比5.3%増)となりました。主な要因は、コスト削減に努め業務委託費が減少したこと、新型コロナウルス感染症の拡大防止に努め、従業員の在宅勤務とともに出張の自粛を続けているため、旅費交通費などが減少している一方で、業容拡大に伴う人件費が増加したことなどによるものであります。

金融費用は9百万円(前年同期比71.7%減)となりました。主な要因は、前年同期は為替差損を計上しておりましたが、当期は円安に振れたため為替差益となり、金融収益に計上していることによるものであります。

 

②財政状態の分析

(流動資産)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は2,925百万円となり、前連結会計年度末に比べて214百万円増加いたしました。この主な要因は、売上高の増加などにより現金及び現金同等物が231百万円増加し、営業債権及びその他の債権が41百万円減少したことなどによるものであります。

 

(非流動資産)

当第2四半期連結会計期間末における非流動資産の残高は、3,348百万円となり、前連結会計年度末に比べて290百万円増加いたしました。この主な要因は、有価証券の時価評価や従業員への長期貸付等によりその他の金融資産が197百万円増加したこと、為替換算調整によりのれんが97百万円増加したことなどによるものであります。

 

(流動負債)

当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、855百万円となり、前連結会計年度末に比べて76百万円減少いたしました。この主な要因は、営業債務及びその他の債務が25百万円増加し、未払法人所得税が29百万円増加した一方、未払消費税や仮受金の減少によりその他の流動負債が134百万円減少したことなどによるものであります。

 

(非流動負債)

当第2四半期連結会計期間末における非流動負債の残高は、2,007百万円となり、前連結会計年度末に比べて143百万円増加いたしました。この主な要因は、前年度にクロスバウンド事業において長年の協業先であった普千(上海)商務諮訊有限公司(以下、普千という)から全部の事業を譲り受けており、普千への事業譲受対価の支払によりその他の非流動負債が50百万円減少した一方、借入金が187百万円増加したことによるものであります。

 

(資本合計)

当第2四半期連結会計期間末における資本合計の残高は、3,411百万円となり、前連結会計年度末に比べて439百万円増加いたしました。この主な要因は、利益剰余金が178百万円増加したこと、またストックオプションの行使に伴う払込により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ67百万円ずつ増加したことなどによるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの分析

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて231百万円増加2,298百万円となりました。

営業活動の結果得られた資金は223百万円(前年同期は166百万円の増加)となり、この主な要因は、税引前四半期利益217百万円、また非資金項目の調整である減価償却費及び償却費197百万円により資金が増加した一方、未払消費税等のその他の流動負債の支払いにより68百万円、また非資金項目である金融収益125百万円を調整したことにより、資金が減少したことなどによるものであります。

投資活動の結果使用した資金は、309百万円(前年同期は152百万円の使用)となりました。この主な要因は、無形資産の取得による支出144百万円、事業譲受による支出65百万円、長期貸付による支出114百万円によるものであります。

財務活動の結果得られた資金は、275百万円(前年同期は0百万円の使用)となりました。この主な要因は、ストックオプションの行使による資本の増加による収入123百万円、長期借入金による収入310百万円、長期借入金の返済121百万円及びリース負債の返済36百万円を行ったことによるものであります。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 重要な会計方針並びに重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当第2四半期連結累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、5百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。