また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用環境の改善や11月以降には円安・株高が進むなど、国内景気は緩やかな回復基調で推移したものの、実質所得の伸び悩みや将来不安を背景とした個人消費の足踏みが続くなど先行きは依然として不透明な状況が続いております。
物流業界においては、燃料調達価格が緩やかな上昇傾向に転じたことに加え、車両及び人材の不足を背景とした物流コストの上昇が業界全体を取り巻く課題となっており、依然として厳しい経営環境で推移しております。
この様な環境のもと当社グループは、平成28年5月12日に公表した中期経営計画に掲げた方針に基づき、小売業に特化した物流事業の営業を強化し、食品スーパーマーケットにおける3PL事業獲得を企図した物流改革提案と戦略的投資を一層推進し、新規取引先の開発に努めてまいりました。また、既存事業におきましては、従業員の原価意識の向上を目的とした日次決算マネジメントへの取り組みや、現場改善・提案活動及びQC活動の強化を継続し、センター運営並びに輸配送の効率化を図ってまいりました。
更に、高齢化及び労働人口減少の進行を見据えた人材確保及び深刻化する車両不足の解消のため、新卒の積極的な採用活動を推進すると共に、「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」をより発展させ、輸配送パートナー企業との安全・安心・安定した物流基盤の構築に取り組みました。
以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は507億68百万円(前年同四半期比12.1%増)、営業利益は35億16百万円(同5.2%増)、経常利益は36億89百万円(同9.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億61百万円(同5.0%増)の増収増益となりました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
① 物流事業
・食品物流
低温食品を中心とした食品物流におきましては、当社の最重要分野と位置付け、「AZ-COM7PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく物流改革提案により獲得した新規物流センターの本格稼働及び食品スーパーマーケットの新規業務に加え、既存取引先の業務範囲拡大が寄与した結果、売上高は238億21百万円(前年同四半期比26.3%増)となりました。
・医薬・医療物流
医薬・医療物流におきましては、インバウンド需要の減速及び天候不順に伴う物量の減少があったものの、主要取引先であるドラッグストアの新店・改装店の対応等により、売上高は142億49百万円(前年同四半期比0.3%増)となりました。なお、当第3四半期より、関西圏における戦略的な物流ネットワークの構築と拡大するオムニチャネルに対応した高度一貫物流を実現する新規物流センターが一部稼働しております。
・常温その他物流
日用雑貨を中心とする常温その他物流におきましては、既存取引先の深耕や前連結会計年度に獲得した取引先との取引拡大が寄与した結果、売上高は120億83百万円(前年同四半期比4.3%増)となりました。
利益面では、天候不順による小売業界の不冴えに伴う物量の減少や、夜間人員の不足による外注費の増加に加え、新規物流センターの安定稼働に向けた一時費用等が増加したものの、その対策として、全社的な費用削減プロジェクトを展開するとともに引き続き従業員の原価意識を高める日次決算マネジメントを推進し、センター運営並びに輸配送の効率化を強化してまいりました。
以上の結果、物流事業における売上高は501億53百万円(前年同四半期比12.3%増)、セグメント利益(営業利益)は33億1百万円(同3.7%増)の増収増益となりました。
② その他
文書保管事業におきましては、BPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)をはじめとする新規案件の受託が振るわず、売上高は6億14百万円(前年同四半期比3.9%減)となりました。しかし、業務体制の効率化等の費用削減に努めた結果、セグメント利益(営業利益)は1億82百万円(同46.3%増)の減収増益となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、360億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億60百万円増加いたしました。流動資産は169億94百万円となり、19億23百万円増加いたしました。この主な要因は、現金及び預金が2億58百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が21億65百万円増加したことであります。また、固定資産は190億59百万円となり、3億36百万円増加いたしました。この主な要因は、リース資産が3億96百万円減少した一方で、建物及び構築物が2億94百万円、敷金及び保証金が1億71百万円、投資有価証券が1億27百万円、関係会社出資金が1億円増加したことであります。
負債につきましては、187億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ8億5百万円増加いたしました。流動負債は120億11百万円となり、10億9百万円増加いたしました。この主な要因は、支払手形及び買掛金が12億49百万円増加したことであります。また、固定負債は67億24百万円となり、2億3百万円減少いたしました。この主な要因は、資産除去債務が1億41百万円増加した一方で、リース債務が3億14百万円減少したことであります。
純資産につきましては、173億17百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億55百万円増加いたしました。この主な要因は、利益剰余金が14億43百万円増加したことであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間において著しい変更があったものは、次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 |
セグメント |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金調達 |
着手年月 |
完了予定 |
完成後の |
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総額 |
既支払額 |
||||||||
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提出会社 |
アズコム仙台食品物流センター (注)2 |
物流事業 |
物流センター設備 |
2,226,900 |
955,714 |
増資資金及び借入金 |
平成27年 |
平成29年 |
物流能力の向上 |
(注) 1.上記の金額に消費税等は含まれておりません。
2.アズコム仙台食品物流センターの物流センター設備につきましては、計画の見直しに伴い、完了予定年月を平成28年6月から平成29年4月に変更しております。