第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移いたしましたが、消費者物価は弱含みで推移しており、デフレからの脱却には時間がかかると予想され、また、米国の政策動向やアジアにおける地政学的リスクが及ぼす経済情勢への影響などにより、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

物流業界においては、深刻化する人材の不足を背景としたコストの上昇が業界全体を取り巻くなか、荷主との料金交渉が進む一方、同業者との価格競争激しさを増しており、依然として厳しい経営環境で推移しております。

この様な環境のもと当社グループは、「低温食品物流への経営資源の集中投資」「拡大し続けるEC市場への対応」「安全・安心・安定した物流基盤の構築」の3つを成長戦略とした中期経営計画を推進しております。中期経営計画2年目となる当事業年度は、更なる事業基盤の強化を目的とした日次決算マネジメントの徹底並びに食品スーパーマーケット向けの低温食品物流の深耕及び「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の物流ネットワーク構築の推進を図ってまいりました。

更に、高齢化及び労働人口減少の進行を見据えた人材確保及び人材不足に起因する稼働車両不足の解消のため、新卒の積極的な採用活動を推進すると共に、「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」のサービスメニュー拡充や会員拡大を図り輸配送パートナーとの安全・安心・安定した物流基盤の構築に取り組みました。

 以上の結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高358億44百万円(前年同四半期比9.9%増)、営業利益18億16百万円(同14.4%減)、経常利益19億37百万円(同14.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億36百万円(同10.5%減)の増収益となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりです。

① 物流事業

・食品物流

低温食品を中心とした食品物流におきましては、当社の最重要分野と位置付け、「AZ-COM7PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく物流改革提案により獲得した新規物流センターの本格稼働に加え、既存取引先における食品物流業務の拡大が寄与した結果、売上高は165億4百万円(前年同四半期比10.2%増)となりました。

・医薬・医療物流

医薬・医療物流におきましては、主要取引先であるドラッグストアをはじめとする既存取引先にて、新規出店への対応や訪日外国人観光客によるインバウンド消費増、EC対応による物量の増加が寄与した結果、売上高は96億22百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。

・常温その他物流

日用雑貨を中心とする常温その他物流におきましては、「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の拡大が寄与したことに加え、既存取引先の深耕や前連結会計年度に獲得した取引先との取引が拡大した結果、売上高は93億2百万円(前年同四半期比19.6%増)となりました。

 

利益面では、各荷主に対する料金交渉及び日次決算マネジメントの強化に努めましたが、稼働車両の不足に伴う輸送コストの増大が大きな負担となっております。また、天候不順による物量減や一部料金改定の遅れに加え、「ECラストワンマイル当日お届けサービス」における配送拠点及び車両・人員確保等の事業立ち上げに伴う一時費用並びに将来のEC事業の拡大に向けた先行投資が影響し、物流事業における売上高は354億28百万円(前年同四半期比10.0%増)、セグメント利益(営業利益)は16億90百万円(同14.9%減)の増収益となりました。

 

② その他

文書保管事業におきましては、既存取引先との取引拡大や新規取引先からのBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)に係る新規案件の受託に努めた結果、売上高は4億15百万円(前年同四半期比5.4%増)、セグメント利益(営業利益)は1億25百万円(同14.7%増)の増収増益となりました。

(2) 財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、388億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億30百万円増加いたしました。流動資産は154億53百万円となり、3億76百万円減少いたしました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が11億12百万円増加した一方で、現金及び預金が15億29百万円減少したことであります。また、固定資産は233億74百万円となり、25億7百万円増加いたしました。この主な要因は、機械装置及び運搬具が19億5百万円、投資有価証券が7億97百万円増加したことであります。

 負債につきましては、195億2百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億41百万円増加いたしました。流動負債は127億46百万円となり、2億54百万円増加いたしました。この主な要因は、未払金が8億44百万円減少した一方で、短期借入金が7億50百万円、支払手形及び買掛金が6億48百万円増加したことであります。また、固定負債は67億56百万円となり、4億86百万円増加いたしました。この主な要因は、長期借入金が4億74百万円増加したことであります。

 純資産につきましては、193億25百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億89百万円増加いたしました。この主な要因は、その他有価証券評価差額金が5億51百万円、利益剰余金が8億26百万円増加したことであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は61億67百万円と前連結会計年度末と比べ15億24百万円(19.8%)の減少となりました。各キャッシュ・フローの増減要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

主な内訳として売上債権の増減額11億12百万円、法人税等の支払額6億45百万円の資金が減少した一方で、税金等調整前四半期純利益19億37百万円、減価償却費6億59百万円、仕入債務の増減額6億48百万円の資金の増加により、営業活動によるキャッシュ・フローは12億80百万円の増加(前年同四半期は14億22百万円の増加)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

主な内訳として有形固定資産の取得による支出33億15百万円の資金の減少により、投資活動によるキャッシュ・フローは34億91百万円の減少(前年同四半期は2億61百万円の減少)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

主な内訳として長期借入金の返済による支出9億95百万円、短期借入金の返済による支出8億50百万円、配当金の支払額5億8百万円の資金が減少した一方で、長期借入れによる収入17億円、短期借入れによる収入16億円の資金の増加により、財務活動によるキャッシュ・フローは6億86百万円の増加(前年同四半期は14億14百万円の減少)となりました。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(6) 研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(7) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第2四半期連結累計期間において完了したものは、次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの
名称

設備の内容

投資総額
(千円)

資金調達
方法

完了年月

提出会社

アズコム仙台食品物流センター
(宮城県富谷市)

物流事業

物流センター設備

2,226,900

増資資金及び借入金

平成29年4月

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。