第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善により緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米中貿易摩擦の激化による輸出や生産の弱さが顕在化し始めており、今後の消費税率引き上げによる影響など、景気の先行きは不透明な状況となっております。

物流業界におきましては、深刻化する少子高齢化に伴う労働人口の減少やそれに起因する稼働車両の不足など、依然として厳しい経営環境で推移しております。

このような環境のもと当社グループは、顧客へのサービスレベルを向上させ、クオリティの高い物流システムの構築を目指すと共に、更なる事業領域拡大のため「3PL&プラットフォームカンパニー」をコンセプトとした新たな中期経営計画をスタートさせました。

成長著しいEC市場において、独自のラストワンマイル配送網を構築し、個人事業主「MQA(Momotaro・Quick Ace)」を開業支援する仕組みを発展させると共に、低温食品物流事業のサービスメニュー「AZ-COM7PL」において、物流品質の均質化と機能拡張を図り、海外市場の開拓及び海外からの人材確保にも挑戦してまいります。更に「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」をより発展させ、パートナー企業との相互扶助に基づく連携により人材と車両を確保・共有し、平常時のみならず非常時においても安全・安心・安定した物流を提供すべく、BCPネットワークをはじめとする社会インフラとしての物流基盤の構築に努めてまいります。

また、機能戦略の強化として「人材の確保及び育成」「先端技術の研究・活用」「新たな市場開発」に傾注し、労働人口の減少と技術革新が進む環境下において、持続的成長を実現する経営基盤の強化に努めてまいりました。

 以上の結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高23,489百万円(前年同四半期比16.3%増)、営業利益1,638百万円(同26.8%増)、経常利益1,702百万円(同22.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,169百万円(同12.1%増)の増収増益となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりです。

① 物流事業

EC・常温物流

 日用雑貨中心とするEC・常温物流においては、「ECラストワンマイル当日お届けサービス」の受託エリア及び車両稼働台数が順次拡大したことに加え、既存取引先の深耕による取引拡大が寄与した結果、売上高は8,619百万円(前年同四半期比34.5%増)となりました。

食品物流

 温食品を中心とした食品物流においては、「AZ-COM7PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)戦略に基づく物流改革提案により獲得した新規物流センターの通期稼働が順次業績に寄与した結果、売上高は9,634百万円(前年同四半期比11.6%増)となりました。

医薬・医療物流

 医薬・医療物流においては、主要取引先であるドラッグストアをはじめとする既存取引先にて、新規出店や新たな物流拠点の稼働が寄与した結果、売上高は5,030百万円(前年同四半期比1.5%増)となりました。

 

利益面では、物流センターの新たな設備投資に加え、労働力確保に向けた積極採用に伴うコストの増加はあるものの、日次決算マネジメントの強化による生産性向上をはじめ、積極的な事業拡大による効果が表れた結果、物流事業における売上高は23,283百万円(前年同四半期比16.4%増)、セグメント利益(営業利益)は1,572百万円(同24.4%増)の増収増益となりました。

 

② その他

文書保管事業においては、既存取引先との取引拡大や新規取引先からのBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)に係る新規案件の受託に努めた結果、売上高は206百万円(前年同四半期比5.2%増)、セグメント利益(営業利益)は65百万円(同130.1%増)の増収増益となりました。

(2) 財政状態の分析

 当第1四半期連結会計期間末の総資産は46,620百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,075百万円増加いたしました。流動資産は19,264百万円となり、286百万円減少いたしました。この主な要因は、現金及び預金が277百万円減少したことであります。また、固定資産は27,356百万円となり、1,361百万円増加いたしました。この主な要因は、建設仮勘定が421百万円減少した一方で、建物及び構築物が883百万円、投資有価証券が704百万円増加したことであります。

 負債につきましては、23,202百万円となり、前連結会計年度末に比べ690百万円増加いたしました。流動負債は15,973百万円となり、367百万円増加いたしました。この主な要因は、未払法人税等が746百万円、賞与引当金が329百万円減少した一方で、短期借入金が1,500百万円増加したことであります。また、固定負債は7,229百万円となり、322百万円増加いたしました。この主な要因は、長期借入金が269百万円増加したことであります。

 純資産につきましては、23,418百万円となり、前連結会計年度末に比べ384百万円増加いたしました。この主な要因は、その他有価証券評価差額金が209百万円減少した一方で、利益剰余金が584百万円増加したことであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(5) 研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第1四半期連結累計期間において完了したものは、次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの
名称

設備の内容

投資総額
(千円)

資金調達
方法

完了年月

提出会社

本社

(埼玉県吉川市)

物流事業

経営基幹システム

588,905

借入金及び自己資金

2019年6月

㈱アズコムデータセキュリティ

秩父BPOセンター

(埼玉県秩父市)

その他

文書保管設備

919,487

借入金及び自己資金

2019年6月

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。