第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

 当中間連結会計期間におけるわが国経済は、訪日外国人の増加や過去最大となる最低賃金引き上げ等を背景に改善傾向にある一方、米国の関税政策の動向による世界経済の減速懸念、継続的な物価上昇による個人消費への影響など、先行きは依然として不透明な状況となっております。

 物流業界におきましては、国内における消費関連貨物は回復傾向で推移したものの、労働時間規制やドライバー不足を背景とする人件費の上昇をはじめ、各種コストの高止まりが継続するなど、依然として厳しい経営環境が続いております。

 このような環境のもと当社グループは、環境変化に強い高収益企業づくりを目指した「中期経営計画2028」をスタートさせ、EC・常温物流、低温食品物流、医薬・医療物流の各ドメインを中心に業容拡大に努めております。また、グループネットワーク機能を最大化する輸配送プラットフォームの強化、オペレーション標準化とDX実装による3PL事業の省人化・省力化を実現し、お客様に選ばれる「3PL&プラットフォームカンパニー」を目指しております。

 以上の結果、当社グループの当中間連結会計期間における経営成績は、売上高113,054百万円(前年同期比11.4%増)となり、後述するセグメント別の業績情報に加え、前年同中間連結会計期間において発生した株式公開買付け関連費用の減少もあり、営業利益6,068百万円(同40.2%増)、経常利益6,269百万円(同36.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益3,991百万円(同40.2%増)の増収増益となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりです。

① 物流事業

<輸配送事業>

(ラストワンマイル事業)

 ラストワンマイル事業においては、ネットスーパー事業における一部取引先の業務縮小や既存取引先の稼働台数減少が影響した結果、売上高は19,036百万円(前年同期比4.6%減)となりました。

(EC常温輸配送事業)

 EC常温輸配送事業においては、新たな取引先の輸配送案件に加えて、センター間を繋ぐ幹線輸送数が堅調に拡大しております。また、既存取引先との新たな輸配送サービスの稼働開始が寄与した結果、売上高は29,557百万円(前年同期比10.8%増)となりました。

<3PL事業>

(EC常温3PL事業)

 EC常温3PL事業においては、前期に開設した大手ネット通販会社向け物流センターの通期稼働および取扱物量の増加に加え、新たな物流センターの開設が寄与した結果、売上高は36,729百万円(前年同期比22.5%増)となりました。

(低温食品3PL事業)

 低温食品3PL事業においては、前期開設したスーパーマーケット向け物流センターの通期稼働に加え、商品単価の上昇や取扱物量の増加が寄与した結果、売上高は12,964百万円(前年同期比9.6%増)となりました。

(医薬・医療3PL事業)

 医薬・医療3PL事業においては、主要取引先であるドラッグストアの業容拡大に対応する新たな物流センターの全面稼働に加え、季節商品をはじめとする好調な取扱物量が寄与した結果、売上高は13,226百万円(前年同期比14.1%増)となりました。

 

 以上の結果、物流事業における売上高は111,514百万円(前年同期比11.5%増)の増収となりました。

 

 利益面では、一部取引先における業務縮小や稼働台数減、新規物流センターの開設や業務安定化、稼働率向上を目的とした統廃合に伴う一時費用等の影響がございました。一方で、物流センターにおける取扱物量や稼働車輌台数の増加に加え、全社的に推進する料金改定および生産性向上等の取り組み成果が上回った結果、物流事業におけるセグメント利益(営業利益)は5,914百万円(前年同期比24.1%増)の増益となりました。

 

 

② その他

 ファイズホールディングス㈱における情報システム事業および㈱アズコムデータセキュリティのBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)に係る新規案件の受注が順調に推移した結果、売上高は1,540百万円(前年同期比10.5%増)、セグメント利益(営業利益)は213百万円(同10.6%増)の増収増益となりました。

 

(2) 財政状態の分析

 当中間連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、比較対象となる前連結会計年度末については暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の見直しを反映しております。

 

 当中間連結会計期間末の資産合計は158,551百万円となり、前連結会計年度末に比べ20,000百万円増加いたしました。

 流動資産は63,165百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,408百万円減少いたしました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が1,157百万円増加した一方で、現金及び預金が4,886百万円減少したことであります。また、固定資産合計は95,386百万円となり、前連結会計年度末に比べ23,408百万円増加いたしました。この主な要因は、建物及び構築物(純額)が1,174百万円、機械装置及び運搬具(純額)が3,077百万円、新規物流センターの建設に係る建設仮勘定が13,920百万円、投資有価証券が3,592百万円、それぞれ増加したことであります。

 負債合計は94,255百万円となり、前連結会計年度末に比べ16,136百万円増加いたしました。流動負債は37,328百万円となり、前連結会計年度末に比べ13,353百万円減少いたしました。この主な要因は、支払手形及び買掛金が895百万円、未払法人税等が562百万円、設備等未払金が3,398百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,035百万円、それぞれ増加した一方で、1年内返済予定の転換社債が20,146百万円減少したことであります。また、固定負債は56,926百万円となり、前連結会計年度末に比べ29,490百万円増加いたしました。この主な要因は、長期借入金が6,172百万円、転換社債が22,000百万円、それぞれ増加したことであります。

 純資産合計は64,296百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,864百万円増加いたしました。この主な要因は、利益剰余金が1,827百万円、その他有価証券評価差額金が1,938百万円、それぞれ増加したことであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、36,278百万円と前連結会計年度末と比べ4,858百万円減少(前中間連結会計期間は3,061百万円減少)となりました。

 各キャッシュ・フローの増減要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは7,035百万円(前中間連結会計期間は3,458百万円)となりました。主な要因としては、税金等調整前中間純利益で6,346百万円、減価償却費で1,734百万円、仕入債務の増減額で895百万円、未払金の増減額で790百万円と、それぞれ資金増となった一方で、売上債権の増減額で△1,151百万円、法人税等の支払額で△1,781百万円と、それぞれ資金減となっております。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは△18,665百万円(前中間連結会計期間は△4,892百万円)となりました。主な要因としては、有形固定資産の取得による支出で△17,120百万円と、資金減となっております。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは6,771百万円(前中間連結会計期間は△1,627百万円)となりました。主な要因としては、転換社債の発行による収入で22,000百万円、長期借入れによる収入で10,100百万円と、それぞれ資金増となった一方で、長期借入金の返済で△2,892百万円、転換社債の償還による支出で△20,000百万円、配当金の支払で△2,163百万円と、それぞれ資金減となっております。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(6) 研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(7) 主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当中間連結会計期間において完了したものは、次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資総額

(百万円)

資金調達方法

完了年月

㈱丸和運輸機関

アズコムMC福岡センター

(福岡県糟屋郡久山町)

物流事業

物流センター設備

3,482

増資資金

2025年9月

㈱丸和通運

本社

(東京都荒川区)

物流事業

クールコンテナ

411

自己資金

2025年9月

ファイズオペレーションズ㈱

青梅事業所

(東京都青梅市)

物流事業

物流センター

設備

1,029

借入金

2025年7月

 

 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当中間連結会計期間において著しい変更があったものは、次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資予定額

資金調達方法

着手

年月

完了予定年月

完成後の増加能力

総額

(百万円)

既支払額(百万円)

提出会社

AZ-COM Matsubushi EAST

(埼玉県北葛飾郡松伏町)

物流事業

物流センター設備

31,717

27,557

増資資金、転換社債、借入金及び自己資金

2020年

10月

2025年

10月

物流能力の向上

(注)AZ-COM Matsubushi EASTの物流センター設備につきましては、計画の見直しに伴い、完了予定年月を2025年9

   月から2025年10月に変更しております。

 

当中間連結会計期間において、取得した重要な設備は次の通りであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

投資総額

(百万円)

資金調達方法

完了年月

ファイズオペレーションズ㈱

横浜杉田事業所

(神奈川県横浜市金沢区)

物流事業

物流センター設備

811

借入金

2025年9月

 

 

3【重要な契約等】

 該当事項はありません。