当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って緊急事態宣言の対象地域が拡大し、外出自粛や店舗の営業時間短縮などの影響により、経済活動が抑制されました。先行きの景気動向についても、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって持ち直しの動きが続くことが期待されるものの、依然として感染拡大による下振れリスクの高まりに注意する必要があります。
一方、当社を取り巻く環境は、テレワークの拡大による住宅ニーズの高まりや個人のインターネットバンキングの利用促進など、新しい生活様式に対応した需要が拡大しております。不動産市場においても、首都圏の中古マンション成約単価は上昇傾向が続くほか、中古戸建住宅の成約件数も増加傾向にあり活況が続いています。また、キャッシュレス化の急速な進展、ビッグデータ活用によるデジタル革新など社会環境が大きく変化し、金融機関をはじめとする様々な業界で、人を介さない非対面チャネルでの対応が多くの取引で技術的に可能となっております。
こうしたなか、当第2四半期連結累計期間においては、不動産事業者向け非対面決済サービス「H'OURS(アワーズ)」の受注件数が増加いたしました。一方、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う消費マインドの落ち込みや営業活動の制約による影響等があったことで、不動産オークション事業が引き続き低調に推移いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は1,496,109千円(前年同期比5.3%減)、営業利益は228,402千円(前年同期比20.4%減)、経常利益は232,837千円(前年同期比30.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は152,648千円(前年同期比31.2%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(エスクローサービス事業)
エスクローサービス事業においては、士業専門家、金融機関、不動産事業者に対し、不動産取引の効率性、利便性、安全性の向上に寄与する各種支援システム等により、業務の効率化を支援しております。また連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託における信託サービス、相続手続き代行サービスでは決済の安全確保、財産保全等のニーズに対応しております。
当第2四半期連結累計期間においては、不動産事業者向けの非対面決済サービス「H'OURS(アワーズ)」が、前年と比較して利用件数が増加いたしました。一方、金融機関向けにおいては、ネット系銀行からの受注は堅調に推移したものの、全体の受注件数は伸び悩みました。
以上の結果、セグメント売上高は461,273千円(前年同期比6.8%減)、セグメント利益は343,150千円(前年同期比11.8%減)となりました。
(BPO事業)
BPO事業においては、金融機関における住宅ローン融資に係る業務受託をはじめ、事務合理化等、コスト節減ニーズに応じたサービスを提供しております。また、連結子会社の株式会社中央グループでは、建築・開発設計サービスや不動産鑑定サービス、専門家への業務支援や建設事業者向け各種コンサルティングサービスを提供しております。
当第2四半期連結累計期間においては、金融機関向けの業務受託サービス等が増加したほか、連結子会社の株式会社中央グループにおける建設事業者向けサービスが堅調に推移いたしました。
以上の結果、セグメント売上高は959,301千円(前年同期比1.9%増)、セグメント利益は222,696千円(前年同期比16.6%増)となりました。
(不動産オークション事業)
不動産オークション事業においては、連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託にて、主に税理士等の専門家からの相談に応じ、不動産の調査から取引決済まで安全性の高い不動産取引の機会の場を提供しております。これにより売買後のトラブルや紛争を未然に回避することができるほか、取引価格については入札方式を採用することによって透明性の高い価格形成が可能となり、不動産取引の効率性、利便性、安全性の向上に寄与しております。
当第2四半期連結累計期間においても、引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響により、営業活動が制限されたことで案件進捗に遅れが生じ、オークションによる決済は低調な推移となりました。
以上の結果、セグメント売上高は75,534千円(前年同期比47.2%減)、セグメント損失は2,414千円(前年同期は23,830千円のセグメント利益)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は3,040,173千円となり、前連結会計年度末と比較して264,526千円の減少となりました。これは主に、現金及び預金が235,728千円減少したことによるものであります。固定資産は619,898千円となり、前連結会計年度末と比較して103,959千円の増加となりました。これは主に、ソフトウエア開発等により無形固定資産が118,879千円増加したことによるものであります。
以上の結果、総資産は3,660,072千円となり、前連結会計年度末と比較して160,566千円の減少となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は396,881千円となり、前連結会計年度末と比較して138,358千円の減少となりました。これは主に、未払法人税等が56,798千円減少したこと等によるものであります。固定負債は133,357千円となり、前連結会計年度末と比較して2,969千円の増加となりました。
以上の結果、負債合計は530,238千円となり、前連結会計年度末と比較して135,388千円の減少となりました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は3,129,833千円となり、前連結会計年度末と比較して25,177千円の減少となりました。これは主に、剰余金の配当が173,348千円あったことによるものです。
以上の結果、自己資本比率は85.5%(前連結会計年度末は82.6%)となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は2,390,853千円となり、前第2四半期連結会計期間末残高と比較して47,256千円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローの収入は85,312千円(前年同期は267,136千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益232,837千円があった一方で、法人税等の支払額125,849千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローの支出は142,623千円(前年同期は67,470千円の収入)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出143,148千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローの支出は178,416千円(前年同期は71,244千円の収入)となりました。これは主に、配当金の支払額173,039千円があったことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。