当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和されつつあるものの、引き続き持ち直しの動きに弱さがみられます。先行きの景気動向についても、経済社会活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって持ち直しの動きが続くことが期待される一方、供給面での制約や原材料価格の動向による下振れリスクの高まりに注意する必要があります。
当社を取り巻く環境については、テレワークの拡大による住宅ニーズの高まりや個人のインターネットバンキングの利用促進など、新しい生活様式に対応した需要が拡大しております。不動産市場においても、成約価格の上昇傾向が続くなど、首都圏中古マンション及び中古戸建住宅ともに活況が続いております。また、キャッシュレス化の急速な進展、ビッグデータ活用によるデジタル革新など社会環境が大きく変化し、金融機関をはじめとする様々な業界で、人を介さない非対面チャネルでの対応が多くの取引で技術的に可能となっております。
こうしたなか、当第3四半期連結累計期間においては、不動産オークション事業が堅調だったほか、不動産事業者向け非対面決済サービス「H'OURS(アワーズ)」や建設事業者向けサービスも好調に推移いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高は2,705,225千円(前年同期比16.2%増)、営業利益は566,803千円(前年同期比38.2%増)、経常利益は572,487千円(前年同期比23.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は380,409千円(前年同期比25.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(エスクローサービス事業)
エスクローサービス事業においては、士業専門家、金融機関、不動産事業者に対し、不動産取引の効率性、利便性、安全性の向上に寄与する各種支援業務を行っております。また連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託における信託サービス、相続手続き代行サービスでは決済の安全確保、財産保全等のニーズに対応しております。
当第3四半期連結累計期間においては、不動産事業者向けの非対面決済サービス「H'OURS(アワーズ)」が、前年と比較して利用件数が増加いたしました。一方、金融機関向けにおいては、ネット系銀行からの受注は堅調に推移したものの、全体の受注件数は伸び悩みました。
以上の結果、セグメント売上高は724,717千円(前年同期比2.1%減)、セグメント利益は530,601千円(前年同期比8.0%減)となりました。
(BPO事業)
BPO事業においては、金融機関における住宅ローン融資に係る業務受託をはじめ、事務合理化等、コスト節減ニーズに応じたサービスを提供しております。また、連結子会社の株式会社中央グループでは、建築・開発設計サービスや不動産鑑定サービス、人材派遣等による士業専門家への業務支援や建設事業者向け各種コンサルティングサービスを提供しております。
当第3四半期連結累計期間においては、金融機関向けの業務受託サービス等が増加したほか、連結子会社の株式会社中央グループにおける建設事業者向けサービスが堅調に推移いたしました。
以上の結果、セグメント売上高は1,502,035千円(前年同期比5.5%増)、セグメント利益は356,080千円(前年同期比17.7%増)となりました。
(不動産オークション事業)
不動産オークション事業においては、連結子会社の株式会社エスクロー・エージェント・ジャパン信託にて、主に税理士等の士業専門家からの相談に応じ、不動産の調査から取引決済まで安全性の高い不動産取引の機会の場を提供しております。これにより売買後のトラブルや紛争を未然に回避することができるほか、取引価格については入札方式を採用することによって透明性の高い価格形成が可能となり、不動産取引の効率性、利便性、安全性の向上に寄与しております。
当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症による営業活動の制限が緩和されたことにより、大型案件も含めたオークションによる決済件数が増加いたしました。
以上の結果、セグメント売上高は478,472千円(前年同期比192.7%増)、セグメント利益は174,494千円(前年同期比1,259.5%増)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は3,397,782千円となり、前連結会計年度末と比較して93,083千円の増加となりました。これは主に、売掛金が99,211千円増加したことによるものであります。固定資産は726,869千円となり、前連結会計年度末と比較して210,930千円の増加となりました。これは主に、ソフトウエア開発等により無形固定資産が115,196千円増加したことによるものであります。
以上の結果、総資産は4,124,652千円となり、前連結会計年度末と比較して304,013千円の増加となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は624,922千円となり、前連結会計年度末と比較して89,683千円の増加となりました。これは主に、買掛金が203,562千円増加したこと等によるものであります。固定負債は137,704千円となり、前連結会計年度末と比較して7,316千円の増加となりました。
以上の結果、負債合計は762,627千円となり、前連結会計年度末と比較して96,999千円の増加となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は3,362,025千円となり、前連結会計年度末と比較して207,014千円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が207,060千円増加したこと等によるものであります。
以上の結果、自己資本比率は81.5%(前連結会計年度末は82.6%)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。