第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。

 

(1)財政状況及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済及び日本経済は、新型コロナウイルス感染症拡大とその抑制に向けた経済活動規制などにより景気は大幅に減速していましたが、その影響は徐々に緩和されつつあります。しかしながら、全体として依然として厳しい状況にあり、今後の先行きも極めて不透明な状況となっております。

当社グループが属するエレクトロニクス市場におきましては、自動車関連市場の好転が始まり、また、新しいライフスタイルへの変化に対する需要増により、回復が見られました。

このような環境のなかで、当社グループは、経営理念にある「市場に適応した価値ある製品を創出し、豊かな社会の実現と地球環境の保全に貢献する」ため、電気機器の小型化・省電力化に「電源」の観点から取組み、収益力の強化と持続的な成長の実現に向けて、従業員の感染症対策としてテレワークや時差出勤などを徹底して講じつつ、以下の諸施策を継続的に推進してまいりました。

・市場や顧客のニーズを製品開発に的確に反映し、より多くの製品を短期間で開発させるため、従来開発部門の中に設置していた企画部門を独立させ、製品企画の強化を推進してまいりました。

・当社東京技術センター、関西技術センター及び米国R&Dセンターにおいて、差別化のできる高付加価値な汎用製品及びターゲット市場として注力する車載機器・産業機器に向け、より特化した特長ある製品を迅速に市場へ投入していくため開発活動を進めてまいりました。

・生産部門では、生産技術と品質保証を1つの本部へと集約することで、コスト意識を高めながら品質保証体制を強化し、生産計画の効率化を進めるとともに、製造子会社との協力体制を深め、競争力のある製造コスト、品質力の向上、納期対応の実現を進めました。

・各地域に密着した営業活動を推進するため、営業本部を国内営業と海外営業に分けて、迅速かつ柔軟な顧客対応や営業基盤の強化に努めるとともに、製品企画への顧客ニーズの反映に取り組みました。

・近年、様々な視点から注目される省エネ型社会を実現する有効な手段の一つであるパワーエレクトロニクスにおけるビジネスの拡大を目的とし、超低損失と低価格の両立が期待されるβ型酸化ガリウムを使用したパワーデバイスの開発を行う、株式会社ノベルクリスタルテクノロジー(本社:埼玉県狭山市)と資本提携を行いました。

・製品ポートフォリオを強化するため、相互ビジネスの拡大を視野に資本提携しているCirel Systems Pvt Ltd.と、同社の製品をワールドワイドで販売することを合意しました。

・当社において、将来的な更なる事業発展を目指し、効率的なビジネスを支える基幹システムの入れ替えを実施しました。

・グループ収益の最大化につなげるため、フェニテックセミコンダクター株式会社とのシナジー効果を高め、共同プロジェクトを推進しました。

・製品の長期・安定供給体制と競争力のある製品づくり及び生産性向上のため、フェニテックセミコンダクター本社工場の第一工場への統合を進めてまいりました。

 

その結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高171億70百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益6億93百万円(前年同期比29.7%増)、経常利益5億26百万円(前年同期比1.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3億88百万円(前年同期比33.5%増)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

①日本

当第3四半期連結累計期間における日本事業は、主に家電分野向けの売上が増加したことにより、売上高は124億72百万円(前年同期比16.6%増)、セグメント利益は5億31百万円(前年同期比23.1%増)となりました。

②アジア

当第3四半期連結累計期間におけるアジア事業は、主に医療機器分野向けの売上が増加しましたが、車載機器分野向けの売上が減少したことにより、売上高は38億43百万円(前年同期比10.9%減)、セグメント利益は1億34百万円(前年同期比38.0%増)となりました。

 

③欧州

当第3四半期連結累計期間における欧州事業は、主に医療機器分野向けの売上が増加しましたが、産業機器分野向けの売上が減少したことにより、売上高は4億80百万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は24百万円(前年同期はセグメント利益1百万)となりました。

④北米

当第3四半期連結累計期間における北米事業は、主に産業機器等の分野向けの売上が減少したことにより、売上高は3億73百万円(前年同期比9.3%減)、セグメント利益は2百万円(前年同期はセグメント損失0百万)となりました。

 

財政状態の状況は、次のとおりであります。

 

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は212億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億91百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が18億86百万円、たな卸資産が4億8百万円増加したことによるものであります。固定資産は88億97百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億4百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が2億3百万円減少したことによるものであります。

この結果、総資産が301億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億87百万円増加いたしました。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は69億15百万円となり、前連結会計年度末に比べ27百万円減少いたしました。これは1年内返済予定の長期借入金が5億14百万円の増加に対し、その他のうち未払金が5億、賞与引当金が2億42百万円減少したことによるものであります。固定負債は46億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億72百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が24億95百万円増加したことによるものであります。

この結果、負債合計が115億20百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億45百万円増加いたしました。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は186億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ57百万円減少いたしました。

この結果、自己資本比率は61.8%(前連結会計年度末は67.1%)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3億6百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。