第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間(以下、「当累計期間」という。)の中小型ディスプレイ市場では、中国における経済の変調やスマートフォン普及の進展に伴う市場の成熟化傾向などを背景に、市場の伸びは当初の見通しに比べ減速感が見られました。また、一部のスマートフォン用ディスプレイの市場価格については需給が緩み、第1四半期連結会計期間(以下、「前会計期間」という。)に引き続き下落しました。一方、スマートフォンディスプレイの高精細化が進み、当社が得意とするLTPS(低温ポリシリコン)ディスプレイのニーズが高まりました。

当社グループにおいては、前年第2四半期連結累計期間において低調であった欧米地域の顧客向けのスマートフォン用ディスプレイ販売が好調に推移したことに加え、中国・アジア顧客向けの販売も拡大したことから、当累計期間の売上高は前年第2四半期累計期間を大きく上回りました。

 

以下はアプリケーション分野別の状況です。

(モバイル分野)

当分野には、スマートフォン、タブレット、携帯電話端末用のディスプレイが含まれます。当累計期間のモバイル分野の売上高は、売上高の84.1%を占める427,302百万円(前年第2四半期累計期間比103.0%増)となりました。

当累計期間は、欧米地域の大口顧客向けの出荷が好調であり、前年第2四半期累計期間には出荷の遅れが生じ低調であった当該顧客向けの売上高を大きく上回りました。また、スマートフォンメーカーの集中する中国向けでは、Full-HD(1080×1920画素)以上の精細度の高いスマートフォン用ディスプレイの出荷数量が増加いたしました。

その結果、当分野の売上高は前年第2四半期累計期間と比べ約2倍に拡大しました。

 

(車載・C&I・その他分野)

当分野には車載用、デジタルカメラやゲーム機等の民生機器用、医療用モニター等の産業用のディスプレイの他、特許収入等が含まれます。当累計期間の車載・C&I・その他分野の売上高は、売上高の15.9%を占める80,562百万円(前年第2四半期累計期間比7.4%増)となりました。

当累計期間は、米国における自動車販売の好調を背景に、車載用ディスプレイの販売が安定的に推移したほか、民生機器用ディスプレイの販売も好調でした。

 

 

当社グループの当累計期間の実績は、欧米地域の大口顧客および中国向けの出荷が前年第2四半期累計期間比で大幅に増加し、売上高は507,865百万円(前年第2四半期累計期間比77.8%増)となりました。営業利益は、売上高の増加による売上総利益の改善により10,625百万円(前年第2四半期累計期間は営業損失17,010百万円)となりました。経常利益については、営業外で6,826百万円の為替差損が生じたことなどにより2,153百万円(前年第2四半期累計期間は経常損失18,270百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益107百万円(前年第2四半期累計期間は親会社株主に帰属する四半期純損失23,093百万円)となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は51,783百万円となり、前連結会計年度末に比べ42,859百万円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況は次の通りであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動により増加した資金は12,960百万円(前年同四半期は14,622百万円の減少)となりました。これは減価償却費39,120百万円、仕入債務の増加45,851百万円、未払金の増加7,830百万円、前受金の増加17,829百万円等の増加要因及び売上債権の増加41,083百万円、未収入金の増加54,528百万円等の減少要因があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動により減少した資金は57,263百万円(前年同四半期は47,534百万円の減少)となりました。これは、生産設備増強に伴う固定資産の取得による支出59,243百万円等があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動により増加した資金は1,257百万円(前年同四半期は9,560百万円の減少)となりました。これは、長期借入金の返済による支出4,313百万円、リース債務の返済による支出14,840百万円があった一方で、セール・アンド・リースバックによる収入20,340百万円等があったことによるものです。

 

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は12,653百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。