文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府による経済政策や金融政策を背景に緩やかな回復基調が見られましたが、米国や欧州の政治情勢の不安定さや地政学的な不安の高まりなど、不確実性が増し、先行きについては不透明な状況が続いております。一方、雇用環境は引き続き改善傾向にあるものの、個人消費は低迷が続いており、経営を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。
ホームセンター業界におきましても、業種、業態の垣根を越えた激しい販売競争にさらされ、苦戦が続いております。
このような状況のもと、当社グループは、今後の経営環境として少子高齢化社会における顧客のライフスタイルの変化や、小売業界で進む事業再編の時流を再認識し、当連結会計年度からムリ・ムダ・ムラを排除し生産性やコスト競争力を向上させ、更なる顧客価値創出に向けたリソースを確保するため、「変革元年」を基本テーマに「事業構造」・「マーチャンダイジング構造」・「組織構造」・「経費構造」の4つの分野の構造改革に取り組んでおります。
当第2四半期連結累計期間の主な取組内容と成果としましては、
①「事業構造改革」では、成長分野であるリフォーム事業について、当社ホームセンター事業のエクステリア部門と連結子会社である株式会社スマイル本田を統合し、2017年6月21日より新たに株式会社ジョイフル本田リフォームとしてリフォーム事業を一体化した事業運営を開始しました。また、出店について、ホームセンター千葉店を当社の中型店プロトタイプとしてリニューアルオープンするための建て替え工事を2017年5月より開始しました。2017年11月にはアンティークと服飾雑貨の専門業態である「THE GLOBE」を、当社としては初めて大型商業施設(イオンモールつくば)内に出店しました。また、設備の安全性、快適性の改善に加え、地域住民の健康維持やコミュニティーの更なる醸成に寄与し、災害時の緊急避難拠点としても機能拡大を図るべく、当社のスポーツ事業であるジョイフルアスレティッククラブ土浦の建て替えを決定しました。新規出店や改築を進める一方、財務戦略の一環として、茨城県内を始め各所に所有している遊休資産(不動産、社員寮、設備等)について、その整理、処分を進めております。
②「マーチャンダイジング構造改革」では、取引先の見直し、品揃えや価格政策、販売構成の見直し等、売場改革を推進しております。
③「組織構造改革」では、「エリア価値最大化」を図るため、事業部制を廃止し、エリアを統括する責任者を配置する等、本社と店舗が一体となった新しいエリアマネジメントを推進しております。また、本社組織においては、商品部を3つに分け、各商品分野別の管理レベルの向上と専門性の追求を図っております。
④「経費構造改革」として、グループ共通機能の集中化・標準化の検討を開始しました。
また、当社グループを支える人財の活躍促進と企業風土改革を図るため、2017年8月より社内人材教育大学「ジョイフル本田カレッジ」を開始しており、2018年1月からは第2期が開講されました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期に比べ24億48百万円減少し、746億95百万円(同比3.2%減)となりました。また、営業利益は前年同四半期に比べ6億29百万円増加し、41億63百万円(同比17.8%増)、経常利益は前年同四半期に比べ2億52百万円増加し、44億56百万円(同比6.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期に比べ25百万円増加し、27億88百万円(同比0.9%増)となりました。
なお、当社グループの当第2四半期連結累計期間のセグメント別業績は、以下のとおりとなっております。
ホームセンター事業
ホームセンター事業は、全体としては長雨や台風等の天候不順の影響、また、2017年5月16日から行っている千葉店の仮設営業による大幅な売場縮小や千代田店におけるJOYFUL-2閉鎖とテナントゾーン再編の影響等から、前年同四半期に比べ売上高が減少しました。部門別では、前述のとおり異業種との激しい競争にさらされ一部のインバウンド需要も落ち着いた生活雑貨部門や、当四半期後半の台風の影響で客数が減少したガーデン部門、アグリライフ部門、住宅インテリア部門等、季節性の高い商品群を抱える部門が苦戦しました。また、住宅資材・DIY部門では、台風後の補修需要により当四半期後半からは回復傾向に転じたものの、天候不順等の影響を補うまでには至らず前年同四半期に比べ売上高が減少しました。このほか、ハイブリッド車などの低燃費車の普及や価格競争が激化したガソリン・灯油部門、前述のとおり1店舗を閉鎖したアート・クラフト部門も売上高が減少しました。一方で、差別性の高いペット部門は、猫用品を中心に好調を維持し、売上高を伸ばしました。
結果として、ホームセンター事業全体の売上高は、前年同四半期に比べ24億45百万円減少し、738億11百万円(同比3.2%減)となりました。
なお、仮設店舗にて営業中の千葉店と閉鎖したJOYFUL-2千代田店の影響を除くと、売上高は前年同四半期に比べ12億9百万円減少し、732億64百万円(同比1.6%減)となっております。
セグメント別の業績を部門別に示すと、次のとおりであります。
(主要商品部門別の状況)
①「住まい」に関する分野
(a)住宅資材・DIY
販売促進効果もあり、作業服や防寒着、内外装建材が好調に推移しましたが、台風の影響から屋根材以外の材木や塗料関係の資材は伸び悩みました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億30百万円減少し、99億70百万円(同比1.3%減)となりました。
(b)住宅インテリア
神棚や仏壇などの収納カテゴリーの販売は好調だったものの、カーテン、敷物や照明器具等の落ち込みの影響が大きく、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億28百万円減少し、42億99百万円(同比2.9%減)となりました。
(c)ガーデンライフ
2017年10月28日に、ガーデンセンター新田店内に4店舗目を開設した農産物直売事業は、全体として好調に推移しましたが、野菜苗やハーブ等の屋外向け植物を中心に肥料用土類、ガーデニング用資材等の販売が、台風等の天候の影響により伸び悩みました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ2億74百万円減少し、33億62百万円(同比7.5%減)となりました。
(d)アグリライフ
前年同期比で客数が増加した散水用品や薬品類、除草剤等が好調に推移しましたが、台風等の天候の影響で家庭菜園用品や土農工具、機械類の販売が落ち込みました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ78百万円減少し、40億61百万円(同比1.9%減)となりました。
(e)リフォーム
当期より、株式会社ジョイフル本田で運営していたエクステリア事業と連結子会社である株式会社スマイル本田で運営していた内装リフォーム事業を統合し、新たに、株式会社ジョイフル本田リフォームとして事業運営を開始しております。事業統合後の大規模な販売促進効果と当四半期末頃の天候回復により、外構工事を中心に売上高が回復しましたが、それまでの落ち込みを埋めるまでには至らず、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ32百万円減少し、86億50百万円(同比0.4%減)となりました。
なお、前年同四半期との比較において、前年同四半期の(d)アグリライフ部門に含まれていた千葉店のガーデンにかかる売上高40百万円については、前年同四半期の(d)アグリライフ部門の売上高から除いております。この売上高40百万円と主要商品部門ではないため開示していなかった新田店のボタニックガーデンにかかる前年同四半期の売上高2百万円については、(c)ガーデンライフ部門の前年同四半期の売上高としております。また、前年同四半期の(e)エクステリア部門の売上高26億58百万円については、事業統合に伴い、(f)リフォーム部門の前年同四半期の売上高としております。
②「生活」に関する分野
(a)生活雑貨
2017年6月の酒税法改正の影響により、ビール類の販売は落ち込んだものの焼酎やウィスキー類を中心に売上高が拡大した酒類や、サプリメントの販売が伸びたドラッグなどが好調でしたが、前期に一部商品において発生したインバウンド特需の反動があった生活用品全般が伸び悩みました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ13億51百万円減少し269億45百万円(同比4.8%減)となりました。
(b)ガソリン・灯油
灯油の販売は大きく伸びましたが、ガソリンは低燃費車の普及や価格競争の厳しさから販売量が伸び悩み、売上高が落ち込みました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ2億10百万円減少し、60億29百万円(同比3.4%減)となりました。
(c)ペット
犬猫の生体販売は伸び悩みましたが、猫用のフードや小物用品、小動物用品等が好調に推移しました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億91百万円増加し、46億65百万円(同比4.3%増)となりました。
(d)アート・クラフト、ホームセンター周辺部門
2017年11月に、大型商業施設(イオンモールつくば)内にアンティークと服飾雑貨の専門店として、「THE GLOBE」を開業し好調に推移しています。既存店では、クリスマス用品の販売は伸びましたが、ステーショナリーやアート商品等が伸び悩みました。千代田店のテナントゾーン再編により、JOYFUL-2千代田店を2017年2月に閉店した影響もあり、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ4億61百万円減少し、47億31百万円(同比8.9%減)となりました。
(e)車検・整備、タイヤ部門
当四半期後半においては、季節商品である冬タイヤの販売や車検台数が好調に推移しました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ38百万円増加し、6億80百万円(同比5.9%増)となりました。
なお、前年同四半期との比較において、前年同四半期の(a)生活雑貨部門に含まれていた千葉店のペットにかかる売上高51百万円については、前年同四半期の(a)生活雑貨部門の売上高から除いております。この売上高51百万円は、(c)ペット部門の前年同四半期の売上高としております。
その他の事業
その他の事業では、スポーツクラブの運営等を行っております。健康志向の高まりから会員の施設利用は拡大しましたが、一部地域において競合の影響により会員数が減少し、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ3百万円減少し、8億84百万円(同比0.4%減)となりました。
資産、負債及び純資産の状況
資産は、前連結会計年度末に比べ427億13百万円減少し、1,567億00百万円となりました。これは主として、現金及び預金の減少454億17百万円、売掛金の増加6億87百万円、たな卸資産の増加22億25百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ130億83百万円増加し、549億61百万円となりました。これは主として、買掛金の増加43億46百万円、短期借入金の増加100億円、長期借入金の減少8億31百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ557億97百万円減少し、1,017億38百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益27億88百万円の計上および配当金の支払い16億32百万円、自己株式の取得570億1百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ366億7百万円減少し201億41百万円(同比64.5%減)となりました。各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、59億86百万円(前年同期比15.0%増)の収入となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益38億71百万円、減価償却費15億63百万円、たな卸資産の増加額22億25百万円、仕入債務の増加額43億46百万円、法人税等の支払額11億60百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、70億63百万円の収入(前年同期は23億96百万円の支出)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入110億円、定期預金の預入れによる支出30億円、投資有価証券の償還による収入35億円、投資有価証券の売却による収入12億92百万円、投資有価証券の取得による支出52億0百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、496億57百万円の支出(前年同期は37億64百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の借入れによる収入360億円、短期借入金の返済による支出260億円、自己株式の取得による支出570億1百万円、配当金の支払額16億32百万円によるものであります。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、「有価証券報告書」に記載した内容と重要な変更はありません。