第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または「有価証券報告書」に記載した事業等のリスクとの重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営成績に関する説明

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府による経済政策や金融政策を背景に緩やかな回復基調が見られましたが、米国や欧州の政治情勢の不安定さや地政学的な不安の高まりなど、不確実性が増し、先行きについては不透明な状況が続いております。 

 ホームセンター業界におきましても、個人消費の低迷が続いており、また、業種、業態の垣根を越えた激しい販売競争にもさらされ、苦戦が続いております。

 このような状況のもと、当社グループは、今後の経営環境として少子高齢化社会における顧客のライフスタイルの変化や、小売業界で進む事業再編の時流を再認識し、当連結会計年度からムリ・ムダ・ムラを排除し生産性やコスト競争力を向上させ、更なる顧客価値創出に向けたリソースを確保するため、「変革元年」を基本テーマに「事業構造」・「マーチャンダイジング構造」・「組織構造」・「経費構造」の4つの分野の構造改革に取り組んでおります。

 当第3四半期連結累計期間の主な取組内容と成果としましては、

①「事業構造改革」では、事業ポートフォリオの再編と新たなマーケットの開拓に取り組んでおり、成長分野であるリフォーム事業について、当社ホームセンター事業のエクステリア部門と連結子会社である株式会社スマイル本田を統合し、2017年6月21日より新たに株式会社ジョイフル本田リフォームとしてリフォーム事業を一体化しました。新規出店においては、2017年11月にアンティークと服飾雑貨の専門業態である「THE GLOBE」を、当社としては初めて大型商業施設(イオンモールつくば)内に出店したほか、2018年3月には、埼玉県さいたま市にペット事業の専門業態である「Pet's CLOVER東大宮店」を開設しました。既存店については、当社の中型店プロトタイプとしてリニューアルオープンするため、ホームセンター千葉店の建て替え工事を2017年5月より開始し、2018年2月より一時休業しております。また、設備の安全性、快適性の改善に加え、地域住民の健康維持やコミュニティーの更なる醸成に寄与し、災害時の緊急避難拠点としても機能拡大を図るべく、当社のスポーツ事業であるジョイフルアスレティッククラブ土浦の建て替えを決定し、営業を継続しながら2018年2月より一部機能の休止と建物の取り壊しを行っております。新規出店や改築を進める一方、財務戦略の一環として、茨城県内を始め各所に所有している遊休資産(不動産、社員寮、設備等)について、その整理、処分を進めております。

②「マーチャンダイジング構造改革」では、取引先の見直し、品揃えや価格政策、販売構成の見直し等、売場改革を推進しております。

③「組織構造改革」では、「エリア価値最大化」を図るため、事業部制を廃止し、エリアを統括する責任者を配置する等、本社と店舗が一体となった新しいエリアマネジメントを推進しております。また、本社組織においては、商品部を3つに分け、各商品分野別の管理レベルの向上と専門性の追求を図っております。

④「経費構造改革」として、グループ共通機能の集中化・標準化の検討を開始しております。

 

 また、当社グループを支える人財の活躍促進と企業風土改革を図るため、2017年8月より社内人材教育大学「ジョイフル本田カレッジ」を開始しており、2018年1月からは第2期が開講されました。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期に比べ44億76百万円減少し、1,101億3百万円(同比3.9%減)となりました。また、営業利益は前年同四半期に比べ6億58百万円増加し、57億49百万円(同比12.9%増)、経常利益は前年同四半期に比べ3億1百万円増加し、62億38百万円(同比5.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期に比べ10億49百万円減少し、39億44百万円(同比21.0%減)となりました。

なお、前第3四半期連結累計期間においては、資産除去債務戻入益16億8百万円を特別利益に計上しております。

また、当社グループの当第3四半期連結累計期間のセグメント別業績は、以下のとおりとなっております。

  

ホームセンター事業 

 ホームセンター事業は、全体としては2017年5月から行っている千葉店の仮設営業による大幅な売場縮小や2018年2月からの一時休業、千代田店におけるJOYFUL-2閉鎖とテナントゾーン再編および台風や降雪等の天候不順要因による客数減少から、対前期で売上高が減少しました。マーチャンダイジング構造改革に基づき実施している取扱品目の見直しは一定の効果が出ている一方、前述のとおり異業種との激しい競争下にある生活雑貨部門や、天候の影響を受けやすいガーデンライフ部門等は苦戦しました。ペット部門では、新店舗である「Pet's CLOVER東大宮店」を2018年3月に開設したほか、既存店においても猫用品中心に好調を維持しております。

 結果として、ホームセンター事業全体の売上高は、前年同四半期に比べ44億58百万円減少し、1,087億87百万円(同比3.9%減)となりました。

 なお、仮設店舗にて営業中の千葉店と閉鎖したJOYFUL-2千代田店の影響を除くと、売上高は前年同四半期に比べ26億76百万円減少し、1,080億66百万円(同比2.4%減)となっております。

 セグメント別の業績を部門別に示すと、次のとおりであります。

 

(主要商品部門別の状況) 

①「住まい」に関する分野

 (a)住宅資材・DIY

 降雪や低温に関係する融雪剤や凍結防止関連用品、作業用品等の販売が伸びたほか、取扱品目の見直しを行った電動工具類が好調に推移しましたが、屋外向けの材木や塗料関係の資材が伸び悩みました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ2億64百万円減少し、146億71百万円(同比1.8%減)となりました。

 

 (b)住宅インテリア

 冬物家電品の販売が好調に推移しましたが、春需要商品の動きが鈍く、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ2億54百万円減少し、61億74百万円(同比4.0%減)となりました。

 

 (c)ガーデンライフ

 2017年10月に、ガーデンセンター新田店内に4店舗目を開設した農産物直売事業は、全体として好調に推移し、また、春植えの野菜苗を中心に販売が回復しつつあるものの、秋以降の悪天候による減少分を補うまでには至らず、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ4億70百万円減少し、47億36百万円(同比9.0%減)となりました。

 

 (d)アグリライフ

 前期から好調だった除草剤、取扱品目の見直しを行った電動の園芸機器や、除雪関係商品の販売が好調に推移しましたが、悪天候による減少分を補うまでには至らず、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億21百万円減少し、58億18百万円(同比2.0%減)となりました。

 

 (e)リフォーム

 当期より、株式会社ジョイフル本田で運営していたエクステリア事業と連結子会社である株式会社スマイル本田で運営していた内装リフォーム事業を統合し、新たに、株式会社ジョイフル本田リフォームとして事業運営を開始しております。事業統合後の販売促進策が集客に繋がっておりますが、降雪等による工事の遅れが響き、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ78百万円減少し、126億24百万円(同比0.6%減)となりました。

 

 

 なお、前年同四半期との比較において、前年同四半期の(d)アグリライフ部門に含まれていた千葉店のガーデンにかかる売上高55百万円については、前年同四半期の(d)アグリライフ部門の売上高から除いております。この売上高55百万円と主要商品部門ではないため開示していなかった新田店のボタニックガーデンにかかる前年同四半期の売上高2百万円については、(c)ガーデンライフ部門の前年同四半期の売上高としております。また、前年同四半期の(e)エクステリア部門の売上高39億0百万円については、事業統合に伴い、(f)リフォーム部門の前年同四半期の売上高としております。

 

②「生活」に関する分野

 (a)生活雑貨

 前期のインバウンド需要や販売促進効果の反動に加え、業種を越えた販売競争が激化している生活用品全般が伸び悩みました。また、2017年6月の酒税法改正以降、酒類ではウィスキー等で売上高の拡大傾向があるものの、ビール類の売上高減少を補うまでには至りませんでした。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ24億53百万円減少し、390億57百万円(同比5.9%減)となりました。

 

 (b)ガソリン・灯油

 寒さの影響で灯油の販売が好調でしたが、寒さが緩んだ後半で吐出量が伸び悩みました。ガソリンは低燃費車の普及や価格競争の厳しさから販売量が伸び悩みました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ2億97百万円減少し、103億24百万円(同比2.8%減)となりました。

 

 (c)ペット

 2018年3月に単独業態である「Pet's CLOVER東大宮店」を新たに開設しました。全体として犬猫の生体販売は伸び悩みましたが、フードや小物中心に猫用品が好調に推移しました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億79百万円増加し、68億61百万円(同比2.7%増)となりました。

 

 (d)アート・クラフト、ホームセンター周辺部門

 2017年11月に、大型商業施設(イオンモールつくば)内にアンティークと服飾雑貨の専門店として「THE GLOBE」を開業し好調に推移しております。しかし、既存店では、文具や額装といったJOYFUL-2事業および宝くじ事業が伸び悩みました。また、テナントゾーン再編によりJOYFUL-2千代田店を2017年2月に閉店した影響もあり、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ7億22百万円減少し、68億96百万円(同比9.5%減)となりました。なお、閉店したJOYFUL-2千代田店を除くと、売上高は前年同四半期に比べ3億1百万円の減少(同比4.2%減)でありました。

 

 (e)車検・整備、タイヤ部門

季節商品である冬タイヤやホイールの販売が好調に推移しました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億11百万円増加し、10億51百万円(同比11.8%増)となりました。

 

 なお、前年同四半期との比較において、前年同四半期の(a)生活雑貨部門に含まれていた千葉店のペットにかかる売上高74百万円については、前年同四半期の(a)生活雑貨部門の売上高から除いております。この売上高74百万円は、(c)ペット部門の前年同四半期の売上高としております。

 

その他の事業 

 その他の事業では、スポーツクラブの運営等を行っております。前述のとおり、ジョイフルアスレティッククラブ土浦の建て替え工事の影響や、一部地域における競合店の出店による会員数減少が影響し、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ17百万円減少し、13億16百万円(同比1.3%減)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

 資産は、前連結会計年度末に比べ463億27百万円減少し、1,530億86百万円となりました。これは主として、現金及び預金の減少482億44百万円、たな卸資産の増加15億79百万円によるものであります。

 負債は、前連結会計年度末に比べ93億25百万円増加し、512億3百万円となりました。これは主として、長期借入金の増加76億8百万円、買掛金の増加11億82百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加10億13百万円によるものであります。

 純資産は、前連結会計年度末に比べ556億52百万円減少し、1,018億83百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益39億44百万円の計上および配当金の支払い24億65百万円、自己株式の取得574億23百万円によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、「有価証券報告書」に記載した内容と重要な変更はありません。