(1)経営成績の状況の分析
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、世界的な景気回復の継続や、国内の雇用・所得環境の改善等により、緩やかな回復基調が続いております。
ただし海外では、米国の通商政策と各国の対応、同じく米国の政策金利引き上げと各国経済への影響、英国のEU離脱交渉の動向、更には米国のイランに対する経済制裁と原油価格への影響など、先行き様々な不安定要素を抱えている状況にあります。
一方、国内の消費動向といえば、一部において好調さが見られるものの、全体としては、雇用・所得環境の改善傾向に比べ、個人消費の伸びは力強さに欠けるものとなっております。
当ホームセンター業界におきましても、消費者の根強い節約志向や、日用雑貨・消耗品で顕著な、業種・業態を超えた激しい販売競争、さらには採用難による人手不足と人件費や物流コストの上昇により、厳しい経営環境が続いております。
このような社会経済の状況下、当社グループは、更なる企業の成長と発展を目指すべく、今期を構造改革「仕上げの年」として、昨年度より取り組んでいる4つの分野での構造改革を推進しております。当第2四半期連結累計期間の主な取組内容および成果といたしましては、以下のとおりです。
①「事業構造改革」では、戦略分野であるリフォーム事業で昨年度実施した子会社との統合効果の拡大を図るとともに統合後の課題について引続き検討しております。
また、昨年度リニューアルオープンしたホームセンター千葉店の課題分析を行い、今後の店舗運営策の再構築を進めております。同様に昨年度出店した新規業態店舗(工具・金物・作業服の専門店「本田屋 千葉都町店」、ペット専門店「Pet's CLOVER 東大宮店」)の業績と運営状況を検証し、次なる展開に取り組んでおります。
②「マーチャンダイジング構造改革」では、取引形態・ルートや個別商品の見直しといったMDプロセス改革を継続的に実施し、お客様起点の商品力の強化を推進しております。
また、商品分類を見直し、データに基づき売場展開方法、品揃え方法を改めると共に、売場改革を計画的に実施し、魅力ある店舗づくりを進めており、8月には瑞穂店で、5店舗のテナント導入に合わせて、当社売場(照明・メガネ・ウォッチ)のゾーニングを変更いたしました。
さらに、Tポイント等を活用したチラシ販促の効率化、WEBチラシ等提供方法の見直しを実施し、効果的なマーケティング施策も推進しております。
③「組織構造改革」では、営業力強化のため、営業本部の機能から仕入機能を分離し、商品本部を新設し、また経営企画本部の機能を社長直轄とし、経営企画本部を解消し、営業本部、商品本部、開発本部、管理本部の4本部制としました。これらの組織機能・責任範囲の明確化により、進行中の構造改革のスピードアップと予算執行管理力の強化を図っております。
店舗では、ガーデン館の商品をホームセンター生活館や資材館でも販売するなど、エリア内の各館で横断的な売場づくりを行っております。
④「経費構造改革」ではグループ全体の最適化を図るため、店舗管理業務の簡素化、効率化、集中化を推進し、一部子会社の管理部門を本社に統合・集約しました。
また、店舗運営におけるムリ・ムダ・ムラの排除を推進するために、業務プロセスを見直すとともに、管理会計制度の再整備により予算管理の精緻化を図っております。
さらに、セミセルフレジを9店舗に導入し、前期末までに導入した3店舗と併せて計12店舗での導入を完了しました。
また、当社グループでは、来るべき未来において、私たちはどうあるべきか議論を重ねた結果、改めて創業の理念に立ち返り、企業理念を再構築する事としました。
私達の企業グループの社名は、「JOY=喜び」×「FULL=溢れる」から来ております。私達が何のために事業をしているのか、何を成したいのかを表せば、『ご利用されるお客様と従業員のそれぞれにJOYが満ち溢れる企業でありたい。それにより、地域の方々、取引先様、株主様等のステークホルダーとともに成長を持続したい。』ということに尽きます。
この度、「人々の幸せに貢献したい」、「商品や店舗を通じて、笑顔や生活の潤いを提供したい」という共通の価値観を再確認し、創業の思いに立ち返ることができました。
私達ジョイフル本田グループは「お客様の喜びが私達(企業)の喜びである」という経営理念を胸に、いかに社会に貢献できるかを常に考え、変化・進化し続けて参ります。
また、昨年度から開始した社内人材教育大学「ジョイフル本田カレッジ」も昨年の11月に第2期生が卒業いたしました。引き続き次代を担う人材の発掘と育成に努めてまいります。
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期に比べ1億97百万円増加し、748億92百万円(前年同四半期比0.3%増)となりました。また、営業利益は前年同四半期に比べ27百万円増加し、41億90百万円(同比0.7%増)、経常利益は前年同四半期に比べ4億6百万円増加し、48億63百万円(同比9.1%増)となりました。しかしながら、親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別損失として、ホームセンター千葉店に関連する減損損失24億72百万円を計上したことから、前年同四半期に比べ12億83百万円減少し、15億4百万円(同比46.0%減)となりました。
なお、当社グループの当第2四半期連結累計期間のセグメント別業績は、以下のとおりとなっております。
ホームセンター事業
ホームセンター事業は、リニューアルオープンしたホームセンター千葉店や、アンティークと服飾雑貨の専門店、工具・金物・作業服の専門店、ペット専門店の本格稼働が売上高に寄与したものの、異業種との厳しい競争にさらされている生活雑貨部門や、夏場の記録的な猛暑や台風の影響が大きかったガーデンライフ部門が苦戦しました。
一方、前年度に子会社との間で事業統合を行ったリフォーム部門や、ホームセンター千葉店での売場拡大や専門店のオープンが貢献した、住宅資材・DIY部門とペット部門は増収となりました。さらに原油価格の上昇により、ガソリン・灯油部門の売上高も増加しました。
以上の結果、ホームセンター事業全体の売上高は、前年同四半期に比べ2億73百万円増加し、740億84百万円(同比0.4%増)となりました。
セグメント別の業績を部門別に示すと、次のとおりであります。
(主要商品部門別の状況)
①「住まい」に関する分野
(a)住宅資材・DIY
夏場は記録的な猛暑の影響で、全般的に伸び悩んだものの、その後は台風被害の修繕需要により、建築資材(特に屋根材)を中心に堅調に推移しました。また、工具・金物・作業服の専門店「本田屋 千葉都町店」のオープンも売上に寄与し、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ4億63百万円増加し、104億34百万円(同比4.7%増)となりました。
(b)住宅インテリア
猛暑の影響により、エアコン・扇風機などの生活家電が堅調でしたが、い草商品、収納用品が伸び悩み、また、冬物商品も出足が悪く、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ0百万円減少で、42億98百万円(同比0.0%減)となりました。
(c)ガーデンライフ
猛暑と台風の影響で、花・苗・球根類の売上が落ち込み、また屋外園芸用品も猛暑の影響で殺虫剤の売上が低調でした。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億30百万円減少し、32億31百万円(同比3.9%減)となりました。
(d)アグリライフ
猛暑の影響を受け、園芸用機械が低調に推移しましたが、大型機械において発電機の特需があり、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ97百万円増加し、41億59百万円(同比2.4%増)となりました。
(e)リフォーム
外構工事が寄与し、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億39百万円増加し、87億89百万円(同比1.6%増)となりました。
②「生活」に関する分野
(a)生活雑貨
日用雑貨は、マグボトルで、日用消耗品は、洗剤、紙オムツで、それぞれ前年特需の反動減があり、売上を落としました。またビール類も、安売り規制の強化により売上が減少したことから、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ6億35百万円減少し、263億10百万円(同比2.4%減)となりました。
(b)ガソリン・灯油
ガソリンは、原油価格の上昇により、売上は大幅増となりました。結果として、売上高は、前年同四半期に比べ4億76百万円増加し、65億6百万円(同比7.9%増)となりました。
(c)ペット
ペット専門店「Pet's CLOVER東大宮店」の出店が寄与し、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ86百万円増加し、47億51百万円(同比1.9%増)となりました。
(d)アート・クラフト、ホームセンター周辺部門
新規に企画した催事や、ハーバリウム関連商材等で、売上の増加が見られましたが、夏休みの工作需要の減少や、季節商品、ステーショナリー等が苦戦したため、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ1億88百万円減少し、45億43百万円(同比4.0%減)となりました。
(e)車検・整備、タイヤ部門
車検・整備、タイヤ販売は堅調に推移し、結果として、売上高は、前年同四半期に比べ12百万円増加し、6億92百万円(同比1.8%増)となりました。
その他
その他の事業では、スポーツクラブの運営を行っております。業績につきましては、ジョイフルアスレティッククラブ土浦店での、プールの一時閉鎖を伴う修理の影響や、その他競合他社の出店による会員数減少があり、売上高は、前年同四半期に比べ76百万円減少し、8億7百万円(同比8.7%減)となりました。
なお、従来型の店舗(ジョイフルアスレティッククラブ 土浦店・守谷店・千葉ニュータウン店)3ヶ所に加え、昨年11月に新型店舗(オレンジセオリーフィットネス 本八幡店)を開設しております。
資産、負債及び純資産の状況
資産は、前連結会計年度末に比べ131億47百万円増加し、1,653億34百万円となりました。これは主として、現金及び預金の増加121億57百万円、たな卸資産の増加23億63百万円、有形固定資産の減少18億79百万円、投資その他の資産の増加6億55百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ134億10百万円増加し、618億56百万円となりました。これは主として、長期借入金の増加64億85百万円、買掛金の増加39億69百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加17億79百万円、未払法人税等の増加3億61百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ2億62百万円減少し、1,034億78百万円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益15億4百万円の計上および配当金の支払い8億35百万円、その他有価証券評価差額金の減少9億41百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ111億58百万円増加し275億64百万円(同比68.0%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、75億17百万円(前年同期比25.6%増)の収入となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益22億60百万円、減価償却費16億39百万円、減損損失24億72百万円、たな卸資産の増加額23億63百万円、仕入債務の増加額39億69百万円、法人税等の支払額11億75百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、36億38百万円の支出(前年同期は70億63百万円の収入)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入30億円、定期預金の預入れによる支出40億円、有形固定資産の取得による支出9億92百万円、投資有価証券の取得による支出22億11百万円、投資有価証券の償還による収入8億円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、72億79百万円の収入(前年同期は496億57百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の借入れによる収入207億80百万円、短期借入金の返済による支出207億50百万円、長期借入金の借入れによる収入100億円、長期借入金の返済による支出17億34百万円、配当金の支払額8億35百万円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。