第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用、所得環境の改善傾向がみられ、緩やかな回復基調で推移いたしました。また、海外経済につきましても、ヨーロッパ及び中国や資源国等の新興国経済を中心に弱さがみられるものの、全体として緩やかな回復基調で推移いたしました。

 このような経営環境下、当社のソフトウェア開発技術を活用し未来社会の構築に貢献すべく「Speed up your Business」をスローガンに掲げ、お客様の高速処理のパートナー企業として、従来からのマルチコア向けソフトウェア開発サービスに加えて、ストレージ関連ソフトウェア開発サービスの2つを当社の事業の柱として、併せて関連するミドルウェア及びハードウェアの販売を展開しております。

 主力のソフトウェア・サービス事業では、マルチコア向けソフトウェア開発サービスにおいて、自動車分野で注目されている車載向け先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driving Assistant System)関連の案件、医療機器やファクトリーオートメーション向けの組込みソフトウェア案件及び金融分野やビッグデータ分野を対象とした高速シミュレーションシステム案件等を中心に継続的に受注しております。また、ストレージ関連ソフトウェア開発サービスにおいては、半導体メーカー向けソフトウェア開発案件が継続しております。

 当社グループが開発したソフトウェア等が稼働するハードウェア基盤を開発、提供するハードウェア基盤事業では、画像処理プロセッサ搭載の演算ボード等の量産納入を中心に、引き続き受注しております。また、次期重点戦略事業と位置づけている大容量高速ストレージ・サーバ事業においては、超小型、超高密度、超低消費電力を特徴とするLinux コンピュータ「Fixstars Solid State Server"Olive"」を中心に新製品の開発に取り組んでおります。

 海外事業では、米国子会社のFixstars Solutions, Inc.が日本のお客様の米国業務の一翼を担う一方、北米地域における大容量高速ストレージ・サーバの販売拡大に取り組んでおります。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、3,090,115千円(前年同期比17.5%増)、営業利益608,940千円(前年同期比10.1%増)、経常利益608,949千円(前年同期比7.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益411,599千円(前年同期比11.4%増)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、以下の数値はセグメント間の取引消去後となっております。

①ソフトウェア・サービス

 ヘルスケア、産業機器及び車載分野では、医療機器、製品製造検査装置及び車載向け先進運転支援システムに対して、高精細・高解像度画像のリアルタイム処理を実現するソリューションを提供しております。モバイル分野においては、半導体メーカー向けのメモリコントロールのためのファームウェアやデバイスドライバの開発を中心に、サービスを提供しております。金融及びビッグデータ分野では、大手銀行や証券会社のリスク管理、スーパーコンピュータの性能評価等、シミュレーション高速処理のためのソリューションを中心にサービスを提供しております。

 この結果、売上高は、2,358,172千円(前年同期比15.9%増)、セグメント利益(営業利益)は、579,479千円(前年同期比13.9%増)となりました。

 

②ハードウェア基盤

 画像処理プロセッサ搭載の演算ボード等の量産納入が長期継続中であり、また、大容量高速ストレージ・サーバの新製品開発、カスタマイズ品の製品開発案件及びソフトウェア・サービスと組み合わせたトータルソリューション型案件に注力いたしました。

 この結果、売上高は、731,943千円(前年同期比22.8%増)、セグメント利益(営業利益)は、29,460千円(前年同期比33.8%減)となりました。

(2)財政状態の分析

(総資産)

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて64,109千円減少し、2,478,413千円となりました。これは、電子記録債権が72,673千円、商品及び製品が81,281千円、仕掛品が51,770千円増加した一方で、現金及び預金が107,496千円、売掛金が61,306千円、原材料が69,654千円減少したこと等が主な要因であります。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて270,979千円減少し、429,271千円となりました。これは、短期借入金が20,000千円増加した一方で、買掛金が110,661千円、未払法人税等が48,976千円、賞与引当金が32,398千円、社債が10,000千円減少したこと等が主な要因であります。

 

(純資産)

  当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて206,870千円増加し、2,049,141千円となりました。これは、資本金が17,250千円、資本剰余金が17,250千円、利益剰余金が181,919千円増加した一方で、為替換算調整勘定が20,594千円減少したこと等が主な要因であります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における、当社グループ全体の研究開発費の総額は、130,990千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。