【注記事項】
(重要な会計方針)

1.有価証券の評価基準及び評価方法

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法

(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

 

2.棚卸資産の評価基準及び評価方法

(1) 販売用不動産、仕掛販売用不動産等及び商品

個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

(2) 貯蔵品

最終仕入原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

 

3.固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

定率法(ただし、1998年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに2016年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)を採用しております。

なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

建物                          14  ~  50年

構築物                                10  ~  20

車両運搬具                       4  ~  6

工具、器具及び備品                   4  ~  10

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法を採用しております。

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。

(3) リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 (4) 長期前払費用

均等償却を採用しております。

なお、主な償却期間は5年であります。

 

 

4.引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

売上債権等の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

(2) 完成工事補償引当金

完成工事に係る契約不適合の費用に備えるため、完成工事高に対する将来の補償見込額を過去の補償割合に基づいて計上しております。

(3) 退職給付引当金

従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。 

退職給付引当金及び退職給付費用の計算については、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

5.収益及び費用の計上基準

当社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

(1) 自社不動産売買事業

自社不動産売買事業は不動産を購入し建物や土地の改修を行い、顧客に販売する事業であり、顧客との不動産売買契約に基づき当該物件の引渡を行う義務を負っております。当該履行義務は物件が引渡される一時点で充足されるものであり、当該物件の引渡時点において収益を計上しております。なお、取引対価は、契約条件に従い、短期間で受領しており、重要な金融要素は含まれておりません。

(2) 不動産売買仲介事業

不動産売買仲介事業は不動産の売買の際に買主と売主の間に立ち、売買契約の仲介を行う事業であり、顧客との媒介契約書を締結しております。当該履行義務は媒介契約により成立した不動産売買契約に関する物件が引渡される一時点で充足されるものであり、当該引渡時点において収益を計上しております。なお、取引対価は、契約条件に従い、短期間で受領しており、重要な金融要素は含まれておりません。

 

6.キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

販売用不動産及び仕掛販売用不動産等の評価

(1)当事業年度の財務諸表に計上した金額

   (単位:千円)

 

前事業年度

当事業年度

販売用不動産

3,193,618

3,009,467

仕掛販売用不動産等

1,203,820

941,242

売上原価(収益性の低下による簿価切下額)

20,527

39,097

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

販売用不動産及び仕掛販売用不動産等(以下、「販売用不動産等」)の評価においては、棚卸資産の評価に関する会計基準に従い、取得原価をもって貸借対照表価額とし、収益性の低下により期末における正味売却価額が取得原価よりも下落している場合には、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。

正味売却価額の見積りにおいては、不動産市況や個別物件ごとの近隣地域における販売状況等を勘案して売価を見積り、個々の物件の状況に応じて見積った追加販売コストを考慮して算定を行っております。

なお、これらの見積りにおいて用いた仮定について見直しが必要になった場合、翌事業年度において、棚卸資産評価損を計上する可能性があります。

 

 

(未適用の会計基準等)

(リースに関する会計基準等)

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日)等

 

(1) 概要

 企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されました。

 借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用されます。

 

(2) 適用予定日

 2028年5月期の期首より適用予定です。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

 「リースに関する会計基準」等の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中です。

 

 

(表示方法の変更)

(キャッシュ・フロー計算書関係)

前事業年度において、独立掲記しておりました「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「敷金及び保証金の差入による支出」及び「敷金及び保証金の返還による収入」は、重要性が乏しくなったため、当事業年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前事業年度の財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前事業年度のキャッシュ・フロー計算書において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」に表示していた「敷金及び保証金の差入による支出」△447千円、「敷金及び保証金の返還による収入」243千円、「その他」△30千円は、「その他」△233千円として組み替えております。

 

 

(貸借対照表関係)

※1  担保資産及び担保付債務

担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。

 

 

 前事業年度
(2024年5月31日)

当事業年度
(2025年5月31日)

建物(純額)

196,485千円

192,248千円

土地

46,606

46,606

243,092

238,854

 

 

 

 

 前事業年度
(2024年5月31日)

当事業年度
(2025年5月31日)

1年内返済予定の長期借入金

27,000千円

27,000千円

長期借入金

153,000

128,250

180,000

155,250

 

 

※2  当座貸越契約

当社は、運転資金の効率的な調達を行うため、事業年度末において、取引銀行4行(前事業年度4行)と当座貸越契約を締結しております。これらの契約に基づく事業年度末の借入未実行残高は、次のとおりであります。

 

 

 前事業年度
(2024年5月31日)

当事業年度
(2025年5月31日)

当座貸越極度額の総額

2,050,000千円

2,050,000千円

借入実行残高

446,800

25,100

差引額

1,603,200

2,024,900

 

 

 

(損益計算書関係)

 

※1  顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は次のとおりであります。

 

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日)

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日)

売上原価

20,527

千円

39,097

千円

 

 

※3 有形固定資産売却益の内容は次のとおりであります。

 

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日)

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日)

車輛運搬具

187

千円

千円

土地

999

 

 

1,187

 

 

 

 

 

(株主資本等変動計算書関係)

前事業年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当事業年度期首

増加

減少

当事業年度末

普通株式(株)

2,712,400

2,712,400

 

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当事業年度期首

増加

減少

当事業年度末

普通株式(株)

1,414

500

1,914

 

(変動事由の概要)

従業員への譲渡制限株式の無償取得による増加 500株

 

3.新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年8月29日

定時株主総会

普通株式

100,306

37

2023年5月31日

2023年8月30日

 

 

(2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年8月29日

定時株主総会

普通株式

105,708

利益剰余金

39

2024年5月31日

2024年8月30日

 

 

当事業年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当事業年度期首

増加

減少

当事業年度末

普通株式(株)

2,712,400

2,712,400

 

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当事業年度期首

増加

減少

当事業年度末

普通株式(株)

1,914

1,914

 

 

3.新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2024年8月29日

定時株主総会

普通株式

105,708

39

2024年5月31日

2024年8月30日

 

 

(2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの

  2025年8月28日開催の定時株主総会において、次のとおり決議する予定であります。

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

配当の原資

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2025年8月28日

定時株主総会

普通株式

108,419

利益剰余金

40

2025年5月31日

2025年8月29日

 

 

(キャッシュ・フロー計算書関係)

※  現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

 

前事業年度

(自  2023年6月1日

至  2024年5月31日)

当事業年度

(自  2024年6月1日

至  2025年5月31日)

現金及び預金

891,578千円

1,155,243千円

預入期間が3か月を超える定期預金

△124,079

△129,080

現金及び現金同等物

767,498

1,026,162

 

 

 

(リース取引関係)

1.ファイナンス・リース取引

所有権移転外ファイナンス・リース取引

①  リース資産の内容

(ア)有形固定資産

主として、不動産売買事業におけるサーバー(工具、器具及び備品)であります。

(イ)無形固定資産

ソフトウエアであります。

②  リース資産の減価償却の方法

重要な会計方針「3.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社は、資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入により資金を調達しております。

借入金の使途は販売用不動産の取得資金、運転資金及び設備投資資金であります。

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されています。

投資有価証券は、取引先企業との業務に関連する株式等であり、上場株式等については市場価格の変動リスク、非上場株式については発行体(取引先企業)の信用リスクに晒されております。

営業債務である買掛金及び未払金は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。

借入金は、主に棚卸資産の購入に係る資金の調達を目的としたものであり、返済完了日は決算日後、最長で10年以内であります。このうち一部は、変動金利であるため金利の変動リスクに晒されております。

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

①  信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

当社は、営業債権等について、各部署が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

②  市場リスクの管理

当社は、投資有価証券について、定期的に時価や取引先企業の財務状況等を把握し、市況や取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

③  資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

当社は、各店舗からの報告に基づき経理部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。

 

 

2.金融商品の時価等に関する事項

貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

 

前事業年度(2024年5月31日

 

 

貸借対照表計上額
(千円)

時価
(千円)

差額
(千円)

  投資有価証券

 

 

 

その他有価証券

33,470

33,470

  長期借入金

1,037,422

1,024,664

△12,757

 

(*1)  「現金及び預金」「売掛金」「買掛金」「短期借入金」「未払金」「未払法人税等」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、注記を省略しております。

(*2)  市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含めておりません。当該金融商品の貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

前事業年度(千円)

 非上場株式

1,015

 

 

当事業年度(2025年5月31日

 

 

貸借対照表計上額
(千円)

時価
(千円)

差額
(千円)

  投資有価証券

 

 

 

その他有価証券

32,450

32,450

  長期借入金

810,284

795,796

△14,487

 

(*1)  「現金及び預金」「売掛金」「買掛金」「短期借入金」「未払金」「未払法人税等」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、注記を省略しております。

(*2)  市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含めておりません。当該金融商品の貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

当事業年度(千円)

 非上場株式

985

 

 

 

(注1)金銭債権の決算日後の償還予定額

前事業年度(2024年5月31日

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

891,578

売掛金

33,806

合計

925,385

 

 

当事業年度(2025年5月31日

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

1,155,243

売掛金

29,641

合計

1,184,885

 

 

(注2)長期借入金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額

前事業年度(2024年5月31日

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

496,760

長期借入金

240,733

242,400

216,647

166,971

99,971

70,700

合計

737,493

242,400

216,647

166,971

99,971

70,700

 

 

当事業年度(2025年5月31日

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

58,380

長期借入金

242,328

230,062

166,899

100,295

52,200

18,500

合計

300,708

230,062

166,899

100,295

52,200

18,500

 

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により算定した時価

レベル2の時価:レベル1のインプット以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:重要な観察できないインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価で貸借対照表に計上している金融商品

前事業年度(2024年5月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

9,600

23,870

33,470

 

 

当事業年度(2025年5月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

7,670

24,780

32,450

 

 

(2)時価で貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前事業年度(2024年5月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

1,024,664

1,024,664

 

 

当事業年度(2025年5月31日

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

795,796

795,796

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

   投資有価証券

 株式のうち上場株式は、相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。また、それ以外の市場価格のある株式の時価は、業者間市場における売買価格又は売買参考気配値を参考に、レベル2の時価に分類しております。

 

長期借入金

 元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。なお、長期借入金には1年以内に期限の到来する長期借入金が含まれております。

 

 

(有価証券関係)

 

1,その他有価証券

前事業年度(2024年5月31日

 

 

種類

貸借対照表計上額
(千円)

取得原価
(千円)

差額
(千円)

貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの

株式

33,470

17,089

16,381

合計

33,470

17,089

16,381

 

(注)  非上場株式のうち、市場価格がない株式等(貸借対照表計上額   1,015千円)については、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

 

当事業年度(2025年5月31日

 

 

種類

貸借対照表計上額
(千円)

取得原価
(千円)

差額
(千円)

貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの

株式

32,450

17,089

15,361

合計

32,450

17,089

15,361

 

(注)  非上場株式のうち、市場価格がない株式等(貸借対照表計上額   985千円)については、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

 

    2.売却したその他有価証券

   前事業年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日)

   該当事項はありません。

 

   当事業年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

区分

売却額
(千円) 

売却益の合計額
(千円) 

売却損の合計額
(千円) 

非上場株式

30

合計

30

 

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社は、従業員の退職給付に充てるため、退職金規程に基づき非積立型の確定給付による退職一時金制度を採用しております。

なお、当社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付引当金及び退職給付費用を計算しております。

 

2.簡便法を適用した確定給付制度

(1)簡便法を適用した制度の退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表

(千円)

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日

退職給付引当金の期首残高

40,151

46,608

退職給付費用

11,949

10,740

退職給付の支払額

5,493

6,007

退職給付引当金の期末残高

46,608

51,341

 

 

(2)退職給付債務の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表

(千円)

 

前事業年度

2024年5月31日

当事業年度

2025年5月31日

非積立型制度の退職給付債務

46,608

51,341

貸借対照表に計上された負債と資産の純額

46,608

51,341

退職給付引当金

46,608

51,341

貸借対照表に計上された負債と資産の純額

46,608

51,341

 

 

(3)退職給付費用

(千円)

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日

簡便法で計算した退職給付費用

11,949

10,740

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前事業年度
(2024年5月31日)

 

当事業年度
(2025年5月31日)

繰延税金資産

 

 

 

資産除去債務

19,800千円

 

42,656千円

棚卸資産評価損

15,889

 

22,373

未払費用

11,404

 

13,921

減損損失

2,065

 

2,044

退職給付引当金

14,196

 

16,100

その他

25,763

 

30,702

繰延税金資産小計

89,119

 

127,799

評価性引当額

△2,415

 

△2,560

繰延税金資産合計

86,704

 

125,239

繰延税金負債

 

 

 

資産除去債務に対応する
除却費用の資産計上額

△4,377

 

△22,340

その他

△4,989

 

△4,817

繰延税金負債合計

△9,367

 

△27,158

繰延税金資産の純額

77,337

 

98,080

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 

前事業年度
(2024年5月31日)

 

当事業年度
(2025年5月31日)

法定実効税率

30.5%

 

30.5%

(調整)

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.1

 

0.7

住民税均等割額

1.4

 

0.9

評価性引当額

0.0

 

0.0

税率変更による影響

 

△0.3

その他

△0.5

 

0.6

税効果会計適用後の法人税等の負担率

31.5

 

32.4

 

 

3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立し、2026年4月1日以後開始する事業年度より「防衛特別法人税」の課税が行われることになりました。これに伴い、2026年6月1日以後開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時差異等に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を30.46%から31.36%に変更し計算しております。この変更により、当事業年度の繰延税金資産(繰延税金負債の金額を控除した金額)が1,504千円、法人税等調整額が△1,642千円それぞれ増加し、その他有価証券評価差額金が138千円減少しております。 

 

(資産除去債務関係)

資産除去債務のうち貸借対照表に計上しているもの

(1) 当該資産除去債務の概要

主に直営店舗等の定期建物賃貸借契約に伴う原状回復義務及び当社所有建物の解体・撤去時におけるアスベスト除去費用であります。

 

(2) 当該資産除去債務の金額の算定方法

使用見込期間については、原状回復義務は14年、アスベスト除去費用は耐用年数と見積り、割引率は当該使用見込期間に見合う国債の流通利回りを使用して資産除去債務の金額を計算しております。

 

(3) 当該資産除去債務の総額の増減

 

 

前事業年度

(自  2023年6月1日

至  2024年5月31日)

当事業年度

(自  2024年6月1日

至  2025年5月31日)

期首残高

64,749千円

65,004千円

資産除去債務の履行による減少額

△799

時の経過による調整額

1,053

1,157

見積りの変更による増加額

69,860

期末残高

65,004

136,021

 

 

 

(賃貸等不動産関係)

当社は、山口県下関市その他の地域において、賃貸用のオフィスビル(土地を含む。)等を有しております。前事業年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は14,555千円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)であります。当事業年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は5,397千円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)であります。

また、当該賃貸等不動産の貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次のとおりであります。

                                          (単位:千円)

 

前事業年度

(自  2023年6月1日

至  2024年5月31日)

当事業年度

(自  2024年6月1日

至  2025年5月31日)

 

期首残高

195,112

274,880

貸借対照表計上額

期中増減額

79,768

10,725

 

期末残高

274,880

285,605

期末時価

489,643

443,021

 

(注) 1.貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。

2.期中増減額のうち、前事業年度の主な増加額は不動産取得(86,379千円)、主な減少額は減価償却(4,311千円)及び賃貸用不動産の自社使用不動産等への転用(2,300千円)であります。当事業年度の主な増加額は不動産取得(29,804千円)、主な減少額は減価償却(14,189千円)及び賃貸用不動産の販売用不動産への転用(4,889千円)であります。

3.期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を行ったものを含む。)であります。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

前事業年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

不動産
売買事業

不動産
賃貸事業

不動産
関連事業

自社不動産売上高

6,578,020

6,578,020

6,578,020

不動産売買仲介売上高

342,981

342,981

342,981

その他

24,838

154,125

33,343

212,307

31,909

244,216

顧客との契約から生じる

収益

6,945,840

154,125

33,343

7,133,309

31,909

7,165,218

その他の収益 (注)2

48,039

48,039

50,715

98,754

外部顧客への売上高

6,945,840

202,164

33,343

7,181,348

82,624

7,263,972

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、介護福祉事業であります。

2.「その他の収益」は、「リース取引に関する会計基準」に基づく賃貸収入等であります。

 

 

当事業年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

不動産
売買事業

不動産
賃貸事業

不動産
関連事業

自社不動産売上高

7,443,870

7,443,870

7,443,870

不動産売買仲介売上高

408,374

408,374

408,374

その他

21,995

148,147

35,689

205,832

29,029

234,862

顧客との契約から生じる

収益

7,874,240

148,147

35,689

8,058,076

29,029

8,087,106

その他の収益 (注)2

47,531

47,531

51,051

98,583

外部顧客への売上高

7,874,240

195,679

35,689

8,105,608

80,081

8,185,690

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、介護福祉事業であります。

2.「その他の収益」は、「リース取引に関する会計基準」に基づく賃貸収入等であります。

 

2.収益を理解するための基礎となる情報

収益を理解するための基礎となる情報は、「(重要な会計方針) 5.収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当事業年度末において存在する顧客との契約から翌事業年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1)契約負債の残高等

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

当事業年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

24,814

23,856

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

23,856

19,942

契約負債(期首残高) 

12,536

18,787

契約負債(期末残高) 

18,787

13,250

 

貸借対照表上、「前受金」に計上しております契約負債は、販売用不動産の引渡前に顧客から受け取った対価によるもので、収益の認識に伴い取り崩されます。

前事業年度に認識された収益の額のうち期首の契約負債残高に含まれていた額は12,536千円であります。

当事業年度に認識された収益の額のうち期首の契約負債残高に含まれていた額は18,787千円であります。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

当初に予定される顧客との契約期間が1年以内であるため、残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間の記載を省略しております。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、営業所を拠点として事業活動を行っており、事業の内容、役務の提供方法及び類似性に基づき事業を集約し「不動産売買事業」「不動産賃貸事業」「不動産関連事業」の3つを報告セグメントとしております。

「不動産売買事業」は、当社所有の不動産の販売、他者所有の不動産の売買仲介及び他者所有の不動産の各種リフォーム工事を行います。

「不動産賃貸事業」は、他者所有の不動産の賃貸の仲介、他者所有の不動産の賃貸管理業務及び自社所有の不動産の賃貸を行います。

「不動産関連事業」は、住宅等の火災保険等の代理店販売及び不動産関連商品の販売を行います。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と同一であります。また、報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

前事業年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

財務諸表
計上額
(注)3

不動産
売買事業

不動産
賃貸事業

不動産
関連事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

6,945,840

202,164

33,343

7,181,348

82,624

7,263,972

7,263,972

セグメント利益又は損失(△)

790,327

34,204

16,641

841,173

1,072

840,101

528,212

311,889

セグメント資産

5,204,821

814,155

80,333

6,099,310

38,858

6,138,168

152,950

6,291,119

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

8,545

7,169

187

15,902

550

16,453

21,251

37,704

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

9,029

86,379

95,408

95,408

4,704

100,112

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、介護福祉事業であります。

2.調整額の内容は、以下のとおりであります。

(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△528,212千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。
なお、全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る一般管理費であります。

(2) セグメント資産の調整額152,950千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。
なお、全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る資産等であります。

(3) その他の項目の減価償却費の調整額21,251千円、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額  4,704千円は、各報告セグメントに配分しない全社資産に係るものであります。

3.セグメント利益又は損失(△)は、財務諸表の営業利益と調整を行っております。

 

 

当事業年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

財務諸表
計上額
(注)3

不動産
売買事業

不動産
賃貸事業

不動産
関連事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

7,874,240

195,679

35,689

8,105,608

80,081

8,185,690

8,185,690

セグメント利益

999,666

19,555

18,387

1,037,609

91

1,037,701

526,385

511,315

セグメント資産

5,171,619

701,107

27,134

5,899,861

36,393

5,936,254

204,221

6,140,476

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

8,495

18,416

187

27,099

550

27,649

14,011

41,660

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

6,065

68,173

74,239

74,239

12,607

86,846

 

(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、介護福祉事業であります。

2.調整額の内容は、以下のとおりであります。

(1) セグメント利益の調整額△526,385千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。
なお、全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る一般管理費であります。

(2) セグメント資産の調整額204,221千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。
なお、全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門に係る資産等であります。

(3) その他の項目の減価償却費の調整額14,011千円、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額  12,607千円は、各報告セグメントに配分しない全社資産に係るものであります。

3.セグメント利益は、財務諸表の営業利益と調整を行っております。

 

 

【関連情報】

前事業年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦以外の国又は地域の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外の国又は地域に所在する有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3.主要な顧客ごとの情報

主たる顧客は不特定多数の一般消費者であり、損益計算書の売上高の10%以上を占める特定の顧客への売上高がないため、記載を省略しております。

 

当事業年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦以外の国又は地域の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2) 有形固定資産

本邦以外の国又は地域に所在する有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3.主要な顧客ごとの情報

主たる顧客は不特定多数の一般消費者であり、損益計算書の売上高の10%以上を占める特定の顧客への売上高がないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。

 

 

【関連当事者情報】

1.関連当事者との取引

財務諸表提出会社と関連当事者との取引

財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

前事業年度(自  2023年6月1日  至  2024年5月31日)

種類

会社等の名称又は氏名

所在地

資本金又は出資金(千円)

事業内容又は職業

議決権等の所有

(被所有)

割合(%)

関連当事者との関係

取引の内容

取引金額(千円)

科目

期末残高(千円)

役員の近親者

神田 円

会社員

代表取締役社長の二親等以内の親族

不動産販売(注)

20,250

神田 容子

会社員

(被所有)

直接0.18

 

(注)取引条件及び取引条件の決定方針

  市場価格を勘案し価格を決定しております。

 

当事業年度(自  2024年6月1日  至  2025年5月31日)

該当事項はありません

 

(1株当たり情報)

 

 

前事業年度

(自  2023年6月1日

至  2024年5月31日)

当事業年度

(自  2024年6月1日

至  2025年5月31日)

1株当たり純資産額

1,546.38円

1,633.66円

1株当たり当期純利益金額

78.53円

126.60円

 

(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

前事業年度

(自  2023年6月1日

至  2024年5月31日)

当事業年度

(自  2024年6月1日

至  2025年5月31日)

1株当たり当期純利益金額

 

 

当期純利益金額(千円)

212,890

343,138

普通株主に帰属しない金額(千円)

普通株式に係る当期純利益金額(千円)

212,890

343,138

普通株式の期中平均株式数(株)

2,710,875

2,710,486

 

 

 

(重要な後発事象)

 該当事項はありません。