第2 【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

(株式追加取得による完全子会社化)

当社は平成27年10月29日開催の取締役会において、株式会社Preferred Infrastructureより、持分法適用関連会社である株式会社インティメート・マージャーの株式(当該会社発行済株式総数の50%)を追加取得することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結いたしました。

なお、詳細につきましては、 「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」をご参照ください。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善がみられ、消費の回復を後押しするなど回復基調で推移したものの、中国経済を始めとした新興国経済の減速懸念から依然不透明な状況が続いております。
 当社グループが関連するインターネット広告市場においては、平成26年の広告費(注1)が1兆519億円(前年比12.1%増)と広告費全体の17.1%を占めるまでに拡大しております。そのうち、運用型広告費(注1、2)においては、5,106億円(前年比23.9%増)と高い成長をしております。

(注) 1. 株式会社電通「2014年日本の広告費」平成27年2月24日

2. 運用型広告とは、膨大なデータを処理するプラットフォームにより、広告の最適化を自動的もしくは即時的に支援する広告手法のこと。検索連動型広告や一部のアドネットワークが含まれるほか、新しく登場してきたDSP/アドエクスチェンジ/SSPなどが典型例。なお、枠売り広告、タイアップ広告、アフィリエイト広告などは、運用型広告には含まれない。

 

このような状況のもと、当社グループは、マーケティング・テクノロジー・カンパニーとして主力事業であるDSP(注3)事業を展開し、RTB(注4)広告及びソーシャル関連広告市場の拡大を背景に、幅広い業種における広告主の広告効果の最大化及び媒体社に対する収益最大化に取り組みました。また、当第1四半期連結会計期間より、株式会社インティメート・マージャーを連結子会社化したことにより、新たにDMP事業領域へ拡大し、大規模ポータルサイトのDMP構築、クライアント企業及び代理店のデータマーケティングの支援を行ってまいりました。

以上の取り組みの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高1,252,520千円(前年同四半期比24.4%増)、営業利益117,979千円(前年同四半期比55.3%増)、経常利益116,384千円(前年同四半期比52.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益109,773千円(前年同四半期比124.6%増)となっております。

(注) 3. DSP(デマンドサイド・プラットフォーム)
広告主側から見た広告効率の最大化を支援するシステム。RTBの技術を活用し、広告主や広告代理店がSSP等を対象に、ユーザーの1視聴毎に、広告枠に対してリアルタイムに最適な自動入札取引・広告配信を行うシステムを提供するプラットフォーム

4. RTB(リアルタイムビッティング)
ウェブサイトに来訪したユーザーの1視聴毎にリアルタイムにインターネット広告の入札が行われる仕組み

 

セグメントの業績につきまして、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを追加しております。前年同四半期において単一セグメントとしていたため、当第1四半期連結累計期間の比較・分析については行っておりません。
 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。なお、各セグメント別の売上高は、セグメント間の内部売上高及び振替高を含む数値を記載しております。

 (DSP事業)

DSP事業では、DSP「FreakOut」やネイティブアドプラットフォーム「Hike」の提供を行い、幅広い業種における広告主の広告効果の最大化及び媒体社に対する収益最大化に取り組みました。
 この結果、DSP事業の売上高は、1,156,623千円、セグメント利益は103,001千円となっております。

 (DMP事業)

当第1四半期連結会計期間より、株式会社インティメート・マージャーを連結子会社化したことにより、新たにDMP事業領域へ拡大し、大規模ポータルサイトのDMP構築、クライアント企業及び代理店のデータマーケティングの支援を行ってまいりました。
 この結果、DMP事業の売上高は、109,729千円、セグメント利益は14,861千円となっております。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は3,263,616千円(前連結会計年度末は3,178,481千円)となり、85,135千円増加しました。

流動資産は、2,600,270千円(前連結会計年度末は2,624,825千円)となり、24,555千円減少しました。これは主に、売上高の増加及び連結子会社の増加に伴う受取手形及び売掛金の増加57,070千円があったものの、株式会社インティメート・マージャーの株式を追加取得したことに伴う現金及び預金の減少79,465千円によるものであります。

固定資産は663,346千円(前連結会計年度末は553,655千円)であり、109,690千円増加しました。

有形固定資産は239,219千円(前連結会計年度末は254,642千円)、無形固定資産は97,759千円(前連結会計年度末は12,244千円)、投資その他の資産は326,367千円(前連結会計年度末は286,768千円)となりました。

無形固定資産の増加の主な要因は、株式会社インティメート・マージャーの株式を追加取得し、持分法適用関連会社から連結子会社化したことに伴うのれんの発生83,440千円によるものであります。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債は、801,080千円(前連結会計年度末は847,238千円)となり、46,157千円減少しました。

流動負債は、657,144千円(前連結会計年度末は703,181千円)となり、46,036千円減少しました。これは主に、法人税等の確定納付に伴う未払法人税等の減少49,552千円によるものであります。

固定負債は、143,935千円(前連結会計年度末は144,056千円)となり、120千円減少しました。

 

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産は2,462,536千円(前連結会計年度末は2,331,242千円)となり、131,293千円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加109,773千円によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。