第2 【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、各国の金融政策にも特段のサプライズはなく、落ち着いた動きを維持しております。当社グループが展開しているアジア諸国においては一人当たりGDPは、依然として高めの伸びを続け、マクロの所得水準はプラスの成長が続いております。
 当社グループの主要な事業領域であるインターネット広告市場においては、平成29年のインターネット広告費(注)が1兆5,094億円(前年比15.2%増)と広告費全体の23.6%を占めるまでに拡大しております。そのうち、運用型広告費においては、9,400億円(前年比27.3%増)と高い成長をしております。

このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間において当社はコーポレートビジョンである「人に人らしい仕事を」の実現を目指し、以下のような取り組みを進めてまいりました。

まず、国内インターネット広告市場においては、モバイルマーケティングプラットフォーム「Red」及びアドプラットフォーム開発・運用支援「Red for Publishers」が引続き順調に推移し業績を牽引するとともに、第2四半期連結会計期間よりリリースいたしましたネイティブSSPである「Poets」も順調に売上を伸ばしております。

つぎに、海外においては、既存拠点、M&A先含めて堅調に推移しておりまして、当第3四半期連結会計期間よりフィリピン、ベトナム、インドを新たに連結範囲に含めて、東南アジア全域及び台湾・南アジアにて、デジタルマーケティングに関する様々なソリューションの提供を行っております。

また、新規事業においてはGardia社のFinTech等による売上貢献が始まっており、業績推移が順調で重要性が増したIRIS社については当第3四半期連結累計期間より持分法の適用を開始しております。

一方で、新規事業及び海外事業では事業拡充のためのコストが先行しております。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高10,570百万円(前年同期比16.3%増)、営業損失308百万円(前年同期は営業利益625百万円)、経常利益286百万円(前年同期比73.1%減)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額+持分法による投資利益)723百万円(前年同期比39.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益60百万円(前年同期比91.8%減)となりました。

 

(注)出典:株式会社電通「2017年日本の広告費」平成30年2月22日

 

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

 (DSP事業)

DSP事業では、モバイルマーケティングプラットフォーム「Red」、アドプラットフォーム開発・運用支援「Red for Publishers」、ネイティブアドプラットフォーム及びトレーディングデスクの提供を行い、広告主の広告効果最大化及び媒体社の収益最大化に取り組みました。

当第3四半期連結累計期間においては、モバイルマーケティングプラットフォーム「Red」が引続き業績を牽引し、アドプラットフォーム開発・運用支援「Red for Publishers」も堅調に推移いたしました。また海外子会社の事業も堅調に推移いたしました。

この結果、DSP事業の売上高は9,375百万円(前年同期比15.9%増)、セグメント利益は191百万円(前年同期比70.7%減)となりました。

 

 (DMP事業)

DMP事業では、データ活用によりクライアント企業のマーケティング課題を解決する事業を行っております。

当第3四半期連結累計期間においては、データを活用したデータマーケティングにおける認知度向上及び導入社数の増加を背景に、DMP事業の業績が拡大いたしました。

この結果、DMP事業の売上高は1,156百万円(前年同期比11.1%増)、セグメント利益は45百万円(前年同期比60.2%減)となりました。

 

 (その他事業)

その他事業では、国内外のグループにおける新規事業及び経営管理機能の提供をしております。
 その他事業の売上高は、413百万円(前年同期比34.7%増)、セグメント損失は545百万円(前年同期はセグメント損失140百万円)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

 資産、負債及び純資産の状況

 (資産)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は13,568百万円となり、前連結会計年度末と比べ3,575百万円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金の増加573百万円、その他流動資産の増加1,040百万円、投資有価証券の取得等による増加1,540百万円によるものであります。

 

 (負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債は9,084百万円となり、前連結会計年度末と比べ3,406百万円増加しました。これは主に、転換社債型新株予約権付社債の発行4,500百万円と、短期借入金の返済等1,103百万円によるものであります。

 

 (純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は4,483百万円となり、前連結会計年度末と比べ169百万円増加しました。これは主に、増資等による資本金及び資本剰余金の増加510百万円と、自己株式の取得による自己株式の増加305百万円によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。