第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における世界経済は、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大と抑制施策が繰り返され、抜本的な医療対応体制の確立が期待されるなか、依然として経済活動への影響は大きく、先行き不透明な状況が継続しております。

 このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間において当社グループはコーポレートビジョンである「人に人らしい仕事を」の実現を目指し、以下のような内容となりました。

 まず、国内広告事業においては、中核子会社である株式会社フリークアウトにおいて、新型コロナウイルス感染症による影響で落ち込んでいた、物理的な人の移動を前提とするサービスに関連する売上が大幅に回復したほか、中期経営計画のフォーカス領域である「プレミアム媒体支援」事業の一部である、動画・Connected TV領域の事業が順調に収益貢献いたしました。

 次に、海外においては、新型コロナウイルス感染症の影響が一部残りましたが、年末の広告需要の反動や旧正月の影響もある中で、米国法人Playwire,LLCが対前年比で大きく成長し、業績を強く牽引したほか、中国、台湾を中心とするフリークアウトの各海外拠点につきましても広告閑散期であるにも関わらず、順調に収益貢献しております。

 一方で、投資事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響を比較的受けやすい投資先の有価証券について、一部減損を実施しております。

 また、持分法適用会社では、タクシー内のデジタルサイネージを提供するIRIS社が黒字回復し、再び収益貢献しております

 

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高14,500百万円(前年同四半期比6.7%増)、営業利益653百万円(前年同四半期比142.8%増)、経常利益847百万円(前年同四半期比218.0%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額+持分法による投資利益)856百万円(前年同四半期比75.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益821百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失86百万円)となりました。

 

 

 

 セグメント別の業績は次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間において、「DMP事業」を構成していた株式会社インティメート・マージャーは連結の範囲から持分法適用の範囲に変更したことにより、「DMP事業」を報告セグメントから除外しております。同社に対する当第2四半期連結累計期間の持分法による投資損益については「その他事業」に含めて記載しております。

(広告・マーケティング事業)

 広告・マーケティング事業では、モバイルマーケティングプラットフォーム「Red」、プレミアム媒体を対象としたアドプラットフォーム開発・運用支援「Red for Publishers」、ネイティブアドプラットフォーム及びトレーディングデスクの提供を行い、広告主の広告効果最大化及び媒体社の収益最大化に取り組みました。

 当第2四半期連結累計期間においては、物理的な人の移動を前提とするサービスに関連する売上が大幅に回復・成長したほか、中期経営計画のフォーカス領域である「プレミアム媒体支援」事業の一部である、動画・Connected TV領域の事業が順調に成長し、それに伴い株式会社フリークアウトの主力プロダクトであるモバイルマーケティングプラットフォーム「Red」についても順調に推移しております。

 また、海外子会社の事業はPlaywire,LLCが強力に業績を牽引したほか、中国、台湾などの各拠点も収益貢献いたしました。

 この結果、広告・マーケティング事業の売上高は14,469百万円(前年同四半期比19.1%増)、セグメント利益は974百万円(前年同四半期比119.9%増)、EBITDAは1,147百万円(前年同四半期比78.4%増)となりました。

 

(投資事業)

 投資事業では、Global展開のポテンシャルを有する製品/ソリューションを開発するITベンチャー企業を主たる投資対象として、投資リターンによる企業価値の向上を図るための事業を行っております。

 当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響を比較的受けやすい投資先の有価証券について、減損を実施しております。

 この結果、投資事業の売上高はなく(前年同四半期は347百万円)、セグメント損失は68百万円(前年同四半期はセグメント利益172百万円)、EBITDAは△68百万円(前年同四半期は172百万円)となりました。

 

(その他事業)

 その他事業では、国内外のグループにおける経営管理機能等の提供をしております。

 当第2四半期連結累計期間においては、M&Aによる投資先を中心とする海外拠点の拡大に伴う管理体制の強化、海外子会社からの配当金受領等を実施いたしました。

 この結果、その他事業の売上高は30百万円(前年同四半期比58.4%増)、セグメント利益は223百万円(前年同四半期比5.3%減)、EBITDAは254百万円(前年同四半期比3.6%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は22,018百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,297百万円減少しました。これは主に、受取手形及び売掛金が916百万円、連結子会社の持分法適用会社への異動等に伴い投資有価証券が846百万円増加した一方で、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債の償還等により現金及び預金が3,319百万円減少したことによるものであります。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における負債は15,285百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,674百万円減少しました。これは主に、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債4,500百万円を償還した一方で、買掛金が716百万円、長期借入金が880百万円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は6,733百万円となり、前連結会計年度末と比べ376百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加829百万円の一方で、連結子会社の持分法適用会社への異動等に伴い非支配株主持分が557百万円減少したものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より3,319百万円減少し、6,597百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動においては、871百万円の資金流入(前年同四半期は844百万円の資金流入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,295百万円及び仕入債務の増加821百万円が発生した一方で、売上債権の増加1,115百万円が発生したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動においては、499百万円の資金流出(前年同四半期は1,356百万円の資金流出)となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出517百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動においては、3,817百万円の資金流出(前年同四半期は338百万円の資金流入)となりました。これは主に、長期借入による収入1,378百万円が発生した一方で、社債の償還による支出4,500百万円が発生したものであります。

 

(4)優先的に対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。