当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるサイバー・セキュリティ業界は、多発するサイバーインシデントや2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックを控えてサイバー攻撃の増加が予想されることから政府・官公庁やメディアによりサイバー・セキュリティの啓発活動が活発に行われています。しかしながらユーザーがどうすればよいのかといった有効な具体策が語られることは少なく、サイバー脅威の情報に触れる機会が増えた現時点においても実際にこれらの対策に動き出すことができているのは組織内にIT部門を抱えているような大企業が中心であり、これ以外の層ではサイバー・セキュリティの必要性は理解しているものの、セキュリティ対策導入の動きは鈍い状況となっております。
このような環境の中、当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
セキュリティ・プロダクトにおきましては、法人向けでは最近の次世代セキュリティ分野における市場動向として、他社においてAIやふるまい検知機能などを全面にだした製品・サービスがリリースされてきております。それらの製品・サービスは玉石混交であり、どの製品・サービスが自社に適切かといった正しい製品選定能力がユーザーに求められてきております。このような状況でユーザーが当社製品を認知する前に他社製品を導入されてしまうこともあり、当社グループでは営業活動や、イベント・セミナー等にて当社製品の訴求活動を強化しております。また、当社グループはこれまで首都圏を中心に営業活動を行ってきましたが、営業活動強化の一環として首都圏以外の地域においてもユーザーへの提案及び販売パートナーへの支援、営業担当の配置等を実施しております。これらの活動の結果、法人向けの売上は全体として概ね計画通りに推移しました。
海外展開につきましては、FFRI North America, Inc. において北米地域における営業活動の中、いくつかのセキュリティ・ベンダーとの間で販売店契約を締結するなど製品拡販に向けて取り組んでおります。また、セキュリティイベントでのブース出展など、FFRI yaraiのPR及び拡販を実施しました。
個人向けにつきましては、FFRI安心アプリチェッカーの継続利用ユーザーが引き続き想定より上振れて推移しております。また、新たな販路としてイクス株式会社を通じた展開も進めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間におけるセキュリティ・プロダクトの売上高は738,074千円となりました。
セキュリティ・サービスにおきましては、車載セキュリティに関する顧客からの依頼や当社グループによる提案が活発化しており、これらの売上が増加した他、教育・研修サービスの提供により順調に推移しました。この結果、当第2四半期連結累計期間におけるセキュリティ・サービスの売上高は42,029千円となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高780,104千円、営業利益100,452千円、経常利益100,581千円、親会社株主に帰属する四半期純利益87,221千円となりました。
なお、当社グループは平成30年3月期第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期との比較分析は行っておりません。(以下「(2)財政状態の分析及び(3)キャッシュ・フローの状況」においても同じ。)
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、2,106,487千円となり、流動資産合計1,996,781千円、固定資産合計109,706千円となりました。
流動資産の主な内訳は、現金及び預金1,836,350千円、売掛金74,229千円であります。
固定資産の内訳は、有形固定資産18,036千円、無形固定資産53,800千円、投資その他の資産37,869千円であります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、1,129,128千円となり、流動負債合計660,680千円、固定負債合計468,448千円となりました。
流動負債の主な内訳は、前受収益548,603千円、未払金62,899千円であります。
固定負債の主な内訳は、長期前受収益457,185千円であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、977,359千円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,836,350千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果取得した資金は102,683千円となりました。この主な要因は、売上債権の回収による増加56,886千円、売上増加に伴う長期前受収益の増加44,847千円、税金等調整前四半期純利益の計上100,581千円、法人税等及び未払消費税等の支払69,334千円、未払金の減少33,134千円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は29,795千円となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出1,978千円、無形固定資産の取得による支出27,782千円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果取得した資金は7,968千円となりました。この要因は、ストック・オプションの行使による株式の発行による収入7,968千円によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、51,964千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
当社グループは日々拡大するサイバー脅威に対抗するため、当社製品の強化及び車載セキュリティを始めとするIoTなど新たな分野の研究開発及びこれらの製品・サービスを広くユーザーの皆様にお届けするための営業活動の強化を目的に当社及び子会社のFFRI North America, Inc. において採用を行った結果、非連結であった当社の前事業年度末に比べて13名増加し、92名となりました。