文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、当社は前第3四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
なお、「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」(実務対応報告第38号 2018年3月14日)及び「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年3月31日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善に伴い緩やかな景気回復基調が続く一方、不安定な国際情勢を原因とする景気下振れリスクにより依然として先行きが不透明な状況にあります。携帯電話市場においては、2018年の総出荷台数に占めるスマートフォンの割合が89.1%(前年度同期比3.4ポイント増)と継続的に上昇しております(注1)。スマートフォン端末の普及に伴い、スマートフォン広告市場についても継続的に拡大しております。
このような環境の中、当社グループは「インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現する」という企業理念のもと、「自社の運営するメディアの利用価値を最大化する」というミッションを実現することを目指しております。
当社グループでは、モバイルサービス事業において、スマートフォン端末をメインデバイスとしたポイントサイトを複数運営しております。当該サイトにおいては、会員数や掲載広告数の増加に向け各種施策の実行や積極的な営業活動を行ったことから、業績は堅調に推移しました。また、コンテンツメディアにおいても、これまでに培ったサイト運営ノウハウの活用によりD2C(Direct-to-Consumer)メディアを中心に急速に事業規模が拡大しております。
一方で、ポイントサイトで当社の発行するポイントは現金や電子マネーに交換可能との観点からは一種の仮想通貨であると認識しており、現在流通する各種仮想通貨やその要素技術であるブロックチェーン技術をいち早く活用することで、新たな事業を生み出すことが可能であると考えております。このような考えのもと、当四半期連結会計期間においても仮想通貨関連事業に積極的に投資する一方、100%子会社である株式会社マーキュリーにおいては、仮想通貨取引所の開設に向け、着実に準備を進めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,060,605千円、営業利益は220,564千円、経常利益は188,991千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は138,170千円となりました。
(注1)株式会社MM総研の発表資料によっております。
セグメントの業績は、以下のとおりであります。
モバイルサービス事業
モバイルサービス事業は、複数のポイントサイト、採用課金型アルバイト求人サイト、不動産情報サイト等の運営をしております。運営するポイントサイトにおいては、会員のECサイトでの利用金額の一定割合をポイントで還元するEC連携型のアフィリエイト広告を強化するほか、ポイントサイト「モバトク」の「モッピー」への統合に伴って運営リソースの配分を効率化の観点から見直す等、収益性向上に向けた取り組みを継続して行いました。また、多様な集客方法により会員数が増加したことに加え、会員の利便性向上を目的としたポイントの獲得手段の増加、各種キャンペーンの実施等、継続的なサイトの改良に取り組んでまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間におけるモバイルサービス事業の売上高は4,053,525千円、セグメント利益は607,882千円となりました。
フィナンシャルサービス事業
フィナンシャルサービス事業は、仮想通貨関連事業、スマートフォン決済事業、投資リターンを得ることを目的とした投資育成事業を行っております。なかでも、仮想通貨関連事業においては、100%子会社である株式会社マーキュリーが2019年2月1日付で、一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に加入しており、仮想通貨取引所の開設に向け着実に準備を進めております。また、投資育成事業においては、保有する営業投資有価証券の一部株式を売却する一方で、他の保有株式についても精査のうえ減損処理を実施いたしました。
この結果、当第1四半期連結累計期間におけるフィナンシャルサービス事業の売上高は50,362千円、セグメント損失は218,105千円となりました。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産の額は、前連結会計年度末に比べ428,551千円増加し、12,345,951千円となりました。これは主に売上高の増加により受取手形及び売掛金が358,804千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における総負債の額は、前連結会計年度末に比べ386,696千円増加し、5,866,324千円となりました。これは主にポイントサイトの事業規模拡大に伴いポイント引当金が150,514千円増加したと共に買掛金が72,277千円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の額は、前連結会計年度末に比べ41,854千円増加し、6,479,627千円となりました。これは主に利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い138,170千円増加した一方、配当金の支払いにより154,334千円減少したこと、その他有価証券評価差額金が46,929千円増加したこと等によるものであります。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。