第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による当社グループの業績への影響は、現時点においては軽微ではありますが、今後、新型コロナウイルス感染症の収束時期やその他の状況の変化により、当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が世界的なパンデミックとなったことで、わが国経済だけでなく世界経済にも大きく影響を及ぼし、極めて厳しい状況にあります。また、雇用情勢も厳しさを増すなど、景気の先行きについては今後も厳しく、不透明な状況が続くものと見込まれております。一方、携帯電話市場においては、2019年の総出荷台数に占めるスマートフォンの割合が88.8%と継続的に上昇しております(注)。スマートフォン端末の普及に伴い、スマートフォン広告市場についても継続的に拡大しております。

 このような環境の中、当社グループは「インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現する」という企業理念のもと、「自社の運営するメディアの利用価値を最大化する」というミッションを実現することを目指しております。

 当第2四半期連結累計期間においては、巣ごもりやポイ活トレンドの好影響により当社グループが運営するポイントサイト「モッピー」でトラフィックや会員数が増加したこと、及びアフィリエイトプログラムにおけるD2C(Direct-to-Consumer)クライアントとの取引拡大が継続していること等により、新型コロナウイルス感染症の影響は軽微に留まり、売上高が引き続き伸長しました。利益面では、売上高の増加に加えて、連結子会社である株式会社ゆめみにおける人材への先行投資一巡に伴う利益貢献や、関連会社であるビットバンク株式会社の業績が堅調であった一方、非連結子会社の株式評価損や株式会社ゆめみのリモートワーク推奨による一部のオフィス解約に伴う損失を計上しました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は9,598,335千円(前年同期比23.8%増)、営業利益は809,088千円(同111.4%増)、経常利益は814,668千円(同50.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は385,102千円(同10.4%減)となりました。

(注)株式会社MM総研の発表資料によっております。

 

 セグメントの業績は、以下のとおりであります。

 

モバイルサービス事業

 モバイルサービス事業は、日本最大級のポイントサイトである「モッピー」に加え、自社アフィリエイトプログラム「AD.TRACK」やポイントサイト以外の各種コンテンツメディアの運営、及び連結子会社である株式会社ゆめみで構成されております。「モッピー」においては、QUOカードPayとのポイント交換開始等の取り組みにより、継続的にポイントの利用価値向上に取り組んでまいりました。また、多様な集客方法により会員数が増加したことに加え、会員の利便性向上を目的としたポイントの獲得手段の増加、各種キャンペーンの実施等、継続的なサイトの改良に取り組んでまいりました。加えて、アフィリエイトプログラムについても自社メディアの媒体力の活用やクライアントの新規開拓等の取り組みにより取扱高の拡大に取り組んでまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間におけるモバイルサービス事業の売上高は9,602,074千円(前年同期比26.0%増)、セグメント利益は1,320,377千円(44.2%増)となりました。

 

フィナンシャルサービス事業

 フィナンシャルサービス事業は、暗号資産(仮想通貨)関連事業、スマートフォン決済事業、投資リターンを得ることを目的とした投資育成事業を行っております。ポイントサイトで当社の発行するポイントは現金や電子マネーに交換可能との観点からは一種の暗号資産(仮想通貨)であると認識しており、現在流通する各種暗号資産やその要素技術であるブロックチェーン技術をいち早く活用することで、新たな事業を生み出すことが可能であると考えております。

 このような考えのもと、100%子会社である株式会社マーキュリーへの投資を継続し、暗号資産(仮想通貨)交換業の登録に向け、着実に準備を進めてまいりました。また、投資育成事業においては、社内の経営資源を活用し投資先支援を積極的に行っております。

 この結果、当第2四半期連結累計期間におけるフィナンシャルサービス事業の売上高は3,631千円(前年同期比98.0%減)、セグメント損失は126,126千円(前年同期はセグメント損失181,450千円)となりました。

 

② 財政状態の分析

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における総資産の額は、前連結会計年度末に比べ1,541,960千円増加し、14,444,155千円となりました。これは主に売上の増加や借入れなどにより現金及び預金が1,301,893千円増加したこと等によるものであります。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における総負債の額は、前連結会計年度末に比べ1,138,276千円増加し、7,459,177千円となりました。これは主にポイントサイトの事業規模拡大に伴いポイント引当金が233,081千円増加したこと、短期借入金が400,000千円増加したこと、及び長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む。)が464,984千円増加したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産の額は、前連結会計年度末に比べ403,683千円増加し、6,984,977千円となりました。これは主に利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い385,102千円増加した一方、配当金の支払いにより154,940千円減少したこと、その他有価証券評価差額金が200,065千円増加したこと等によるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末より1,304,576千円増加し、5,250,996千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動により獲得した資金は、918,539千円(前年同期比74.6%増)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益718,925千円の計上、ポイント引当金の増加額233,081千円があったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、201,840千円(前年同期比75.0%減)となりました。主な要因は、無形固定資産の取得による支出87,527千円、投資有価証券の取得による支出47,733千円があったこと等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果獲得した資金は、576,319千円(前年同期は232,587千円の使用)となりました。主な要因は、短期借入金の純増加額400,000千円、長期借入れによる収入920,000千円があった一方、長期借入金の返済による支出461,837千円、配当金の支払額154,834千円があったこと等によるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。