第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による当社グループの業績への影響は、現時点においては軽微ではありますが、今後、新型コロナウイルス感染症の収束時期やその他の状況の変化により、当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)におけるわが国経済は、経済活動の回復に向けた動きはあるものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による国内外の経済活動の停滞や縮小などが引き続き見られ、今後も厳しい状況が続くことが予想されます。一方、携帯電話市場においては、2019年の総出荷台数に占めるスマートフォンの割合が88.8%と継続的に上昇しております(注)。スマートフォン端末の普及に伴い、スマートフォン広告市場についても継続的に拡大しております。

 このような環境の中、当社グループは「インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現する」という企業理念のもと、「自社の運営するメディアの利用価値を最大化する」というミッションを実現することを目指しております。

 当第3四半期連結累計期間においては、ポイ活トレンドの好影響により当社グループが運営するポイントサイト「モッピー」でトラフィックや会員数が増加したこと、及び新型コロナウィルス感染症拡大に伴う「巣ごもり消費」の増加により、当社の運営するアフィリエイトプログラム「AD.TRACK」において、美容・アパレル分野のEC、デジタルコンテンツ等に関する広告の取扱いが好調に推移したこと等により売上高が引き続き伸長しました。利益面では、売上高の増加に伴う増収効果に加えて、「モッピー」においてコストの見直しを行ったことから利益率が改善いたしました。関係会社においては、連結子会社である株式会社ゆめみにおける人材への先行投資一巡に伴う利益貢献や、関連会社であるビットバンク株式会社の業績が堅調であった一方、非連結子会社の株式評価損や株式会社ゆめみのリモートワーク推奨による一部のオフィス解約に伴う損失を計上しました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は14,581,857千円(前年同期比21.2%増)、営業利益は1,248,800千円(同99.0%増)、経常利益は1,307,470千円(同101.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は647,014千円(同201.0%増)となりました。

(注)株式会社MM総研の発表資料によっております。

 

 セグメントの業績は、以下のとおりであります。

 

モバイルサービス事業

 モバイルサービス事業は、日本最大級のポイントサイトである「モッピー」に加え、自社アフィリエイトプログラム「AD.TRACK」やポイントサイト以外の各種コンテンツメディアの運営、及び連結子会社である株式会社ゆめみで構成されております。「モッピー」においては、新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、大手クライアントの一部に広告出稿抑制や単価下落の動きがありましたが、「モッピー」スマートフォン版アプリのリリース等多様な集客方法により会員数が増加したことに加え、会員の利便性向上を目的としたポイントの獲得手段の増加、各種キャンペーンの実施等、継続的なサイトの改良に取り組んでまいりました。加えて、アフィリエイトプログラムについても自社メディアの媒体力の活用やクライアントの新規開拓等の取り組みにより取扱高の拡大に取り組んでまいりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間におけるモバイルサービス事業の売上高は14,583,662千円(前年同四半期比22.6%増)、セグメント利益は2,052,448千円(同46.5%増)となりました。

 

フィナンシャルサービス事業

 フィナンシャルサービス事業は、暗号資産関連事業、ファクタリングサービス事業、投資リターンを得ることを目的とした投資育成事業を行っております。ポイントサイトで当社の発行するポイントは現金や電子マネーに交換可能との観点からは一種の暗号資産であると認識しており、現在流通する各種暗号資産やその要素技術であるブロックチェーン技術をいち早く活用することで、新たな事業を生み出すことが可能であると考えております。

 このような考えのもと、100%子会社である株式会社マーキュリーへの投資を継続し、暗号資産交換業の登録に向け、着実に準備を進めてまいりました。また、ファクタリングサービス事業としてフリーランス向け資金調達支援フィンテックサービス「nugget(ナゲット)」のサービスを開始しました。さらに投資育成事業においては、社内の経営資源を活用し投資先支援を積極的に行っております。

 この結果、当第3四半期連結累計期間におけるフィナンシャルサービス事業の売上高は5,804千円(前年同四半期比96.8%減)、セグメント損失は191,070千円(前年同四半期はセグメント損失234,816千円)となりました。

 

② 財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における総資産の額は、前連結会計年度末に比べ1,923,369千円増加し、14,825,564千円となりました。これは主に売上の増加や借入れなどにより現金及び預金が1,661,961千円増加したこと等によるものであります。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における総負債の額は、前連結会計年度末に比べ1,308,525千円増加し、7,629,425千円となりました。これは主にポイントサイトの事業規模拡大に伴いポイント引当金が270,448千円増加したこと、短期借入金が500,000千円増加したこと、及び長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む。)が448,119千円増加したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産の額は、前連結会計年度末に比べ614,844千円増加し、7,196,138千円となりました。これは主に利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い647,014千円増加した一方、配当金の支払いにより154,940千円減少したこと、その他有価証券評価差額金が143,553千円増加したこと等によるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。