第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当社グループが属する鍼灸接骨院業界におきましては、療養費が減少傾向にあり、自費施術及び物販の拡大が課題となっております。

このような状況の下、当社グループは、各種セミナーの開催、ほねつぎチェーンの加盟院の増加、自費施術に使用する機材の販売、アトラ請求サービスの会員の増加、HONEY-STYLEの利用院の増加に取り組みました。

また、株式会社ペリカンにおいて、玩具販売の拡大に取り組みました。

この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高が2,051,883千円(前年同期比2.7%減)、営業損失が52,902千円(前年同期は営業損失が65,417千円)、経常損失が55,166千円(前年同期は経常損失が57,618千円)、親会社株主に帰属する中間純損失が63,638千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失が71,675千円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

 

(鍼灸接骨院支援事業)

当セグメントの売上高は1,207,604千円(前年同期比9.0%減)、セグメント損失は25,015千円(前年同期はセグメント損失が27,107千円)となりました。

支援内容別の概要は以下のとおりであります。

 

・ほねつぎチェーン

既存の鍼灸接骨院の加盟促進及び直営店の売上拡大等に注力しました。

この結果、売上高は240,761千円(前年同期比3.5%減)となりました。

 

・機材、消耗品販売

療養費が減少傾向となる中、自費施術に使用する機材の需要は拡大しております。当社グループは、アトラアカデミーにおいて、会員の増加を図っており、セミナーの開催をとおし、自費施術に使用する機材の拡販に取り組んでおります。

この結果、売上高は323,173千円(前年同期比13.5%減)となりました。

 

・アトラ請求サービス

新規開設院の入会及びA-COMSファイナンスサービス利用院の拡大等に注力しました。

この結果、売上高は265,292千円(前年同期比0.6%増)となりました。

 

・HONEY-STYLE

鍼灸接骨院の口コミ/予約システムであるHONEY-STYLEの利用院増加に注力しました。

この結果、売上高は38,319千円(前年同期比38.8%減)となりました。

 

 

・介護支援

ほねつぎデイサービスの加盟店開発、既存加盟店のロイヤリティ収入の拡大及び直営店の売上拡大等に注力しました。

この結果、売上高は261,239千円(前年同期比2.5%減)となりました。

 

・その他

売上高は78,817千円(前年同期比27.8%減)となりました。

 

(玩具販売事業)

ペリカンにおいて、玩具・文具等の拡販に注力しました。

この結果、当セグメントの売上高は844,279千円(前年同期比8.0%増)、セグメント損失は29,686千円(前年同期はセグメント損失が32,228千円)となりました。

 

財政状態の概況は以下のとおりであります。

(資産)

当中間連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ511,446千円減少し、4,061,116千円となりました。これは主に、現金及び預金が225,922千円、売掛金が55,453千円、商品が48,886千円、無形固定資産が27,329千円及び投資有価証券が17,434千円減少したことによるものであります。

 

(負債)

当中間連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ460,588千円減少し、2,664,851千円となりました。これは主に、買掛金が189,897千円、1年内返済予定の長期借入金が55,878千円及び長期借入金が134,416千円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

当中間連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ50,857千円減少し、1,396,265千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純損失を63,638千円計上したことによるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、914,107千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な内訳は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、9,685千円の収入(前年同期は9,749千円の支出)となりました。主な内訳は、資金の増加要因として、減価償却費の計上75,064千円、売上債権の減少額55,453千円、棚卸資産の減少額44,213千円、資金の減少要因として、税金等調整前中間純損失の計上55,104千円、仕入債務の減少額189,897千円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、43,155千円の支出(前年同期は36,726千円の支出)となりました。主な内訳は、資金の減少要因として、有形固定資産の取得による支出20,268千円、無形固定資産の取得による支出22,574千円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、192,451千円の支出(前年同期は177,761千円の支出)となりました。主な内訳は、資金の減少要因として、長期借入金の返済による支出190,294千円であります。

 

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。