(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界自動車市場は、中国の景気減速への懸念等の不確実性がある中、欧米市場が好調に推移したこともあり、販売台数が6,561万台(前年同期比1.1%増加)、年率換算値では8,758万台(前年同期比0.2%増加)となりました。
このような環境変化の中、当社グループは、グローバル展開の一環として、ドイツに海外4拠点目となる新しい子会社を設立し、営業活動を開始したほか、国内外における展示会での認知活動、当社サイトを検索上位にするための検索エンジン最適化(SEO)等を主軸に顧客獲得活動を積極的に展開いたしました。
また、顧客基盤の拡大にともなって増加する会員ユーザーの関心を惹きつけるため、第2四半期連結会計期間中から新しい取り組みとして、展示会における取材動画の配信を開始いたしました。また、当第3四半期会計期間においては、フランクフルトモーターショーにおける新型車・次世代車等の取材情報、China International Auto Products Expoにおける新技術・新製品及びサプライヤー取材情報の掲載等を行ったほか、排ガス問題により関心が集まるディーゼル市場の見通しをLMC Automotive Ltd.との提携により、タイムリーに掲載する等、各情報サービスを更に充実させる取組みに注力いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間末の「自動車情報プラットフォーム」契約企業数は、前連結会計年度末から175社増加し、1,887社となりました。
契約企業の増加に伴い、個別調査、技術・市場動向調査及び求人依頼等の引合いが増加いたしました。そのため、増加する引合いへの対応及び積極的な事業展開に向け、人材の再配置や採用を行いました。
以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、連結売上高909百万円(前年同期比17.4%増加)、連結営業利益301百万円(前年同期比22.2%増加)、連結経常利益305百万円(前年同期比22.3%増加)、四半期純利益201百万円(前年同期比24.7%増加)となりました。
① 自動車情報プラットフォーム事業:売上高 820百万円(前年同期比17.4%増加)
日本においては、新規契約が堅調に推移しましたが、北米については新規契約獲得と解約が概ね均衡する状態となりました。一方、アジアにおいては、タイでの新規契約獲得が好調に推移し、中国においても堅調に推移しました。欧州においては、子会社設立直後ながらも新規契約獲得が堅調に推移いたしました。
○「自動車情報プラットフォーム事業」地域別売上高
地域 | 前第3四半期連結累計期間 (自 平成26年1月1日 至 平成26年9月30日) (百万円) | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成27年1月1日 至 平成27年9月30日) (百万円) | 増減率(%) |
日本 | 444 | 493 | +10.9 |
アジア | 120 | 169 | +41.0 |
北米 | 79 | 89 | +12.0 |
欧州 | 51 | 64 | +25.5 |
その他 | 3 | 4 | +33.3 |
合計 | 699 | 820 | +17.4 |
○「自動車情報プラットフォーム」契約企業数地域別内訳 (単位:社)
地域 | 前第3四半期連結会計期間 | 当第3四半期連結会計期間(平成27年9月30日) | 増減数 |
日本 | 1,008 | 1,123 | +115 |
アジア | 331 | 422 | +91 |
北米 | 193 | 197 | +4 |
欧州 | 123 | 136 | +13 |
その他 | 7 | 9 | +2 |
合計 | 1,662 | 1,887 | +225 |
② その他の事業: 売上高 88百万円(前年同期比 16.9%増加)
コンサルティング事業については、国内外の企業動向及び市場・技術動向調査を主軸に売上を伸ばし、当第3四半期連結累計期間売上高は、前年同期比61.6%増加の46百万円となりました。人材紹介事業については、エグゼクティブクラスの成約を主軸に20百万円となり、ほぼ前期並みの売上高を確保しました。一方、LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業は、前年同期比18.8%減少の21百万円となりました。
事業名称 | 前第3四半期連結累計期間(自 平成26年1月1日 至 平成26年9月30日) (百万円) | 当第3四半期連結累計期間(自 平成27年1月1日 至 平成27年9月30日) (百万円) | 増減率(%) |
コンサルティング事業 | 28 | 46 | +61.6 |
人材紹介事業 | 20 | 20 | +1.3 |
LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業 | 26 | 21 | △18.8 |
合計 | 76 | 88 | +16.9 |
(2) 財政状態の分析
① 資 産
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し、156百万円増加の1,648百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が11百万円増加したことや、コンサルティング事業の売上に伴い売掛金が10百万円増加したことのほか、第1四半期連結会計期間に実施した投資有価証券の購入により、投資有価証券が126百万円増加したこと等によります。
② 負 債
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し、39百万円増加の561百万円となりました。この主な要因は法人税の支払いにより未払法人税等が30百万円、上場関連費用の支払い等により未払金が15百万円、設備関係未払金4百万円が減少した一方で、賞与引当金17百万円、前受金76百万円の増加があったこと等によります。
③ 純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較し、116百万円増加の1,087百万円となりました。この主な要因は、四半期純利益の201百万円、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ9百万円増加した一方で、その他有価証券評価差額金が四半期末評価により14百万円の減少及び配当金87百万円の支払があったこと等によります。