第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首より適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較分析を行っております。

 

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

当社グループは、当第3四半期連結累計期間において、成長戦略に挙げたテーマに取り組んでまいりました。
 「情報プラットフォーム」事業については、CASE(Connected, Autonomous, Sharing、Electric)に関連するコンテンツ充実の一環として、1月に米国の調査・コンサルティング企業であるVision Systems Intelligence, LLC.と「自動運転」コンテンツに係る提携を、また、3月にトヨタテクニカルディベロップメント株式会社と情報連携契約を結びました。さらに、ユーザーが目的別にコンテンツを閲覧できるように「情報プラットフォーム」トップページにタイルレイアウトのメニューを取り入れ、ユーザー所在国に応じてコンテンツをエリア別に自動的に表示変更するリノベーションを実施したほか、PV(ページ閲覧数)の引き上げや、無料会員登録の誘導等を図るため、「1,000部品網羅! クルマの材料・加工法」(自動車部品・加工用語集)をリリースいたしました。

営業面では、グローバル営業に人材を重点的に配置したことにより、海外企業との新規契約が増加したほか、昨年11月に開設した名古屋支社は、新規顧客開拓等を通じて収益に貢献いたしました。このほか、9月は「フランクフルト・モーターショー」並びに「名古屋オートモーティブワールド」に出展し、取材活動、認知度向上・営業案件獲得に向けた活動を展開いたしました。これらの活動の結果、「情報プラットフォーム」契約企業数は前連結会計年度末から292社増加3,181社となりました。

コンサルティング事業については、前連結会計年度中に開始した「コスト比較分析サービス」の受注が好調に推移し、売上高を牽引いたしました。人材紹介事業については、乗用車・部品メーカー等からの設計・開発、技術職を中心とした人材需要が旺盛であったことや、人事異動が盛んとなる1月、4月に当該サービスの役務提供完了がまとまってあったこともあり、前年同期を大きく上回る実績となりました。LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業は、第2四半期連結会計期間以降、パワートレインや環境対応車関連の市場予測情報を中心に受注が順調に推移したこともあり前年同期を上回る販売実績となりました。その他については、ベンチマーキング関連事業の「分解調査データ販売」、「車両・部品調達代行サービス」の引合い・受注が順調に推移したこと等から、前年同期の売上高を大きく上回ることとなりました。

この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高は1,793百万円(前年同期比19.5%増加)、営業利益は、654百万円(前年同期比23.9%増加)となりました。経常利益は受取利息及び受取配当金等の計上もあり、655百万円(前年同期比22.1%増加)親会社株主に帰属する四半期純利益は、454百万円(前年同期比24.0%増加)となりました。 

   

セグメント業績の概況は次のとおりです。

前連結会計年度より、報告セグメントの区分を見直し、「その他の事業」に含めていたコンサルティング事業、人材紹介事業及びLMC Automotive Ltd. 製品(市場予測情報)販売事業を独立区分し、報告セグメントとしております。また、当第1四半期連結累計期間から、報告セグメントごとの業績をより適切に反映させるため、全社費用の配賦基準を見直し、事業セグメントの利益の算定方法の変更を行っております。

 

○ 「情報プラットフォーム」事業:売上高1,288百万円(前年同期比10.4%増加)、セグメント利益(営業利益)702百万円(前年同期比10.8%増加)

当第3四半期連結累計期間における国・地域別「情報プラットフォーム」契約社数の状況は、前連結会計年度末から292社増加3,181社となりました。当事業の当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、地域別に見ますと、日本においては、前期に開設した名古屋支社の寄与もあり当第3四半期連結累計期間の新規契約獲得は前年同期を上回ったものの、前連結会計年度における新規契約獲得が停滞したことの影響を受け、日本の売上高は1桁台の伸びにとどまりました。一方、契約獲得が好調に推移した海外は、特に欧州、北米及びアジアの売上高が2桁台の伸びとなりました。その結果、売上高は前年同期比10.4%増加1,288百万円、セグメント利益(営業利益)については、前年同期比で10.8%増加702百万円となりました。

 

○「情報プラットフォーム事業」地域別売上高

地域

前第3四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

  至 2018年9月30日)

(百万円)

当第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

 至 2019年9月30日)

(百万円)

増減率(%)

日本

669

716

+6.9

中国

140

152

+8.7

アジア

154

182

+18.2

北米

101

113

+12.3

欧州

98

120

+22.6

その他

3

3

+1.1

合計

1,167

1,288

+10.4

 

 

○ コンサルティング事業:売上高165百万円(前年同期比58.1%増加)、セグメント利益(営業利益)51百万円(前年同期比67.2%増加)

当第3四半期連結累計期間のコンサルティング事業は、「コスト比較分析サービス」を中心に顧客企業から案件の引合いが増加し、技術動向調査等の個別調査の受注と相俟って、売上高は、前年同期比58.1%増加、セグメント利益は、前年同期比67.2%増加となりました。

 

○ 人材紹介事業:売上高105百万円(前年同期比46.6%増加)、セグメント利益(営業利益)39百万円(前年同期比97.9%増加)

当第3四半期連結累計期間の人材紹介事業は、乗用車・部品メーカー等からの設計・開発、技術職を中心とした旺盛な人材需要に対し、強みである技術・開発経験者の転職・再就職支援に注力し、紹介件数は前年同期を大きく上回りました。売上高は前年同期比46.6%増加、セグメント利益は前年同期比97.9%増加となりました。

 

○ LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業:売上高94百万円(前年同期比21.6%増加)、セグメント利益(営業利益)19百万円(前年同期比24.6%増加)

当第3四半期連結累計期間のLMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業は、第2四半期連結会計期間以降の受注が大きく伸張したことで、売上高は前年同期比21.6%増加、セグメント利益は前年同期比24.6%の増加となりました。

 

○ その他(プロモーション広告事業及びベンチマーキング関連事業): 売上高138百万円(前年同期比78.0%増加)、セグメント利益(営業利益)42百万円(前年同期比22.0%増加)

 当第3四半期連結累計期間のベンチマーキング関連事業は、「車両・部品調達代行サービス」が電動車関連部品等に対する高い需要を背景に販売が好調に推移し、また「分解調査データ販売」は、BMWi3及びTesla model3の分解調査データが売上高に大きく寄与いたしました。この結果、「車両・部品調達代行サービス」及び「分解調査データ販売」を合わせたベンチマーキング関連事業の売上高は、前年同期比103.6%増加となりました。プロモーション広告事業は、当第3四半期連結会計期間中にPRメール・バナー広告配信等の役務提供の完了が進み、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比とほぼ同水準となりました。全体では、売上高は前年同期比78.0%増加、セグメント利益は、前年同期比22.0%増加となりました。

 

事業名称

前第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日

 至 2018年9月30日)

(百万円)

当第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日

 至 2019年9月30日)

(百万円)

増減率(%)

コンサルティング事業

104

165

+58.1

人材紹介事業

72

105

+46.6

LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業

78

94

+21.6

プロモーション広告事業

18

18

△2.9

ベンチマーキング関連事業

59

120

+103.6

合計

332

505

+51.7

 

 

 

 (2) 財政状態の分析

(資  産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し、306百万円増加3,248百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が251百万円増加、敷金が43百万円増加、売掛金が3百万円増加及び前払費用が4百万円増加したこと等によります。       

 

(負 債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し、53百万円増加902百万円となりました。この主な要因は前受金が72百万円増加、賞与引当金が32百万円増加したほか、未払消費税等が7百万円増加した一方で、未払法人税等が20百万円減少、預り金が19百万円減少、未払費用が6百万円減少、買掛金が7百万円減少したこと等によります。    

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較し、253百万円増加2,345百万円となりました。この主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益454百万円があった一方で、為替換算調整勘定4百万円の減少及び配当金197百万円の支払いがあったこと等によります。     

 

3 【経営上の重要な契約等】

   当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。