第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日から2020年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルスによる継続的な世界経済への影響が続く中、段階的な経済活動の再開による景気の持ち直しの動きもみられ、第3四半期後半から企業活動の緩やかな改善基調が続きました。

 

「情報プラットフォーム」事業については、各コンテンツ強化の一環として、技術レポートをドイツSpringer社との提携により増強し、同時にドイツ大手自動車メーカー3社のモデルチェンジ情報の掲載を開始しました。さらにOEM情報において、駆動モーター工場の検索機能追加などにも継続して取り組んで参りました。第2四半期以降もコロナの影響が続く中、予算削減のため退会を希望する企業が増加したため、退会阻止に向け「継続特典制度」の利用促進などのサポートを進めました(当第3四半期末時点:全顧客利用率72.1%達成)。また、情報へのニーズの高まりが続いている中、コロナを転機に対面営業からオンライン営業にシフトし、日本から海外顧客への営業活動も柔軟に対応したため、海外の売上高は前年同期比2桁の伸びとなりました。以上の結果、当第3四半期連結累計期間における契約社数は、前連結会計年度末から253社増加(前年同期292社増加)の3,519社となりました。

コンサルティング事業については、1月から「コスト比較分析サービス」が比較的堅調に推移し、9月には自動車メーカーから大型案件の売上があったものの、第2四半期のコロナの影響のすべてを吸収できず売上高は前年同期を下回る結果となりました。人材紹介事業については、引合いはあるものの、4月以降の予算削減の影響が長引き、売上高は低調に推移しました。LMC Automotive Ltd. 製品(市場予測情報)販売事業については、売上高は前年同期比微増の結果となりました。ベンチマーキング関連事業については、車両・部品調達代行サービスにおいて産業用エンジンなどの受注が引き続き好調で前年同期比倍増の売上高となりました。分解調査データ販売においては、電動車用駆動モーター、インバーター、Tesla ModelY分解調査レポートの売上で前年同期を大きく上回る結果となりました。プロモーション広告事業(LINES)については、コロナの影響で実際の展示会が中止となる中で、オンライン展示会に注目が集ったこと、またリピーターによる受注から売上が伸張しました。

 

この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高1,964百万円(前年同期比9.5%増加)、営業利益は、698百万円(前年同期比6.7%増加)、経常利益は、696百万円(前年同期比6.1%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、保有有価証券の株価下落による有価証券評価損87百万円を洗替法に基づき特別損失に計上したことにより426百万円となりました。(前年同期比6.1%減少)。

 

セグメントごとの経営成績は次の通りであります。

 

なお、これまで「その他」に含まれていた「ベンチマーキング関連事業」は量的な重要性が高まったことから独立したセグメントとして取り扱うこととしました。

 

〇「情報プラットフォーム」事業:売上高1,428百万円(前年同期比10.8%増加)、セグメント利益(営業利益)802百万円(前年同期比14.3%増加)

当第3四半期連結累計期間における契約社数は前連結会計年度末から253社増加し、3,519社となりました。自動車関連企業の業績悪化の影響が続く中、4月から5月にかけて次契約を解約したい顧客が相次ぎ、8月の退会社数が増加しました。一方で、日本から海外企業へのオンラインによるコンタクトを実施しコロナの影響の少ない地域へ継続して営業活動を進めました。また欧州において営業スタッフを採用する等、人員増強を進めた結果、海外売上は全地域において前年同期比2桁増の伸びとなりました。

 

○「情報プラットフォーム事業」地域別売上高

地域

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

  至 2019年9月30日)

(百万円)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年1月1日

 至 2020年9月30日)

(百万円)

増減率(%)

日本

716

758

+5.9

中国

152

181

+19.0

アジア

182

213

+16.9

北米

113

131

+15.9

欧州

120

138

+15.1

その他

3

3

+18.3

合計

1,288

1,428

+10.8

 

 

〇コンサルティング事業:売上高150百万円(前年同期比8.9%減少)、セグメント利益(営業利益)27百万円(前年同期比46.2%減少)

当第3四半期連結累計期間のコンサルティング事業は、「コスト比較分析サービス」が比較的好調でしたが、コロナの影響から自動車関連企業の業況悪化により引き合いが減少し、第2四半期の売上高が伸び悩みました。第3四半期に入りディーゼルエンジンのコスト分析調査案件等が寄与し売上は回復傾向にありましたが、前年同期を下回る結果となりました。

 

〇人材紹介事業:売上高65百万円(前年同期比38.0%減少)、セグメント利益(営業利益)12百万円(前年同期比69.1%減少)

当第3四半期連結累計期間の人材紹介事業は、第3四半期には乗用車メーカーからの引合い案件は比較的回復してきましたが、第2四半期から続く人材採用凍結の影響が残り、成約件数は33件(前年同期45件)と低調に推移しました。

 

〇LMC Automotive Ltd. 製品(市場予測情報)販売事業:売上高97百万円(前年同期比3.1%増加)、セグメント利益(営業利益)22百万円(前年同期比13.7%増加)

当第3四半期連結累計期間のLMC Automotive Ltd. 製品(市場予測情報)販売事業は、予算削減が続く中、価格面での優位性から一部の顧客が競合他社から乗換えたこと、また既存顧客からの追加データ購入があったことにより売上高は前年同期比微増となりました。

 

〇ベンチマーキング関連事業:売上高199百万円(前年同期比65.2%増加)、セグメント利益(営業利益)50百万円(前年同期比60.5%増加)

当第3四半期連結累計期間のベンチマーキング関連事業は、神奈川県厚木市にベンチマーキング関連事業の事業所を開設し、迅速かつ効率的に業務を進めました。車両・部品調達代行サービスにおいては電動車関連部品や車両本体の受注、9月に入り産業用エンジン3基を受注する等、旺盛な引合いが続き売上高は前年同期比約2倍となりました。分解調査データ販売においては電動車用駆動モーター、インバーター比較データの販売が好調に推移しました。第3四半期に入り、大手部品メーカーへのTesla ModelY分解調査レポート販売が売上高の伸張に大きく寄与しました。

 

〇その他(プロモーション広告事業):売上高23百万円(前年同期比29.3%増加)、セグメント利益(営業利益)15百万円(前年同期比30.9%増加)

その他(プロモーション広告事業)は実際の展示会の開催が中止となる中、プロモーション広告事業への注目が高まりました。また、オンライン展示会で出典した52社の企業の中からも受注するなど売上に貢献しました。既存顧客のリピート利用も増えたため、売上高は前年同期比大幅に増加しました。

 

○「情報プラットフォーム」以外の各事業別売上高

事業名称

前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日

 至 2019年9月30日)

(百万円)

当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日

 至 2020年9月30日)

(百万円)

増減率(%)

コンサルティング事業

165

150

△8.9

人材紹介事業

105

65

△38.0

LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業

94

97

+3.1

ベンチマーキング関連事業

120

199

+65.2

プロモーション広告事業

18

23

+29.3

合計

505

536

+6.3

 

 

 (2) 財政状態の分析

(資 産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し、253百万円増加3,738百万円となりました。この増加の主な内訳は、現金及び預金の150百万円増加、売掛金の55百万円及び繰延税金資産の26百万円増加等であり、一方、減少の内訳は投資有価証券の59百万円減少等であります。

(負 債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し、44百万円増加1,019百万円となりました。この増加の主な内訳は、前受金の78百万円及び賞与引当金32百万円の増加等であり、一方、減少の内訳は未払法人税等の50百万円及び預り金11百万円の減少等であります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較し、209百万円増加2,718百万円となりました。この増加の主な内訳は、親会社株主に帰属する四半期純利益426百万円の計上及び配当金237百万円の支払いによる利益剰余金の189百万円増加、新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金のそれぞれ1百万円の増加等であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

   当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。