当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは当第2四半期連結累計期間(2022年1月1日から2022年6月30日まで)において成長戦略に挙げたテーマに取り組んでまいりました。
「情報プラットフォーム」事業については、ロシアのウクライナ侵攻による欧州地域での自動車生産減少に加え、3月末から始まった上海のロックダウンにより、サプライチェーン(物流網)や生産活動の一部に混乱を招き、多くの自動車メーカーが部品調達難を理由に、中国国内外工場の停止や減産などをしたため、弊社の事業活動にも影響が出ました。弊社上海事務所も2ヶ月間の閉鎖を余儀なくされ新規契約決裁プロセスの遅延等が発生するなど、著しく営業に支障をきたしました。このような環境下、1月のオートモーティブワールド、5月の人とくるまのテクノロジー展に出展し、お客様に対面でアピールする機会を得て、新規顧客の拡大継続に努めました。コンテンツ面においても、欧州各国で開催される技術展示会の取材を拡充し、EV搭載部品の開発動向やスタートアップ企業の紹介など、自動車業界の変革期を捉える情報をいち早くコンテンツに掲載しました。4月にはEV化の動きが活発な2輪車の販売台数情報を増強し、7ヶ国を追加掲載するなどユーザー要望を反映したコンテンツの充実に努めました。平行して、DXを活用した無料登録者の増加策も進めました。5月には無料会員登録画面を全面的に変更したほか、6月には新たなランディングページを作成し、インターネットで弊社を検索された方々が、より早く、より簡単に会員登録できるようにしました。これらの結果、契約社数は前連結会計年度末から216社増加(前年同期337社増加)の4,424社となりました。
ベンチマーキング関連事業については、車両・部品調達代行サービスにおいて、EV車両本体や電動車両関連部品の売上が伸長、顧客リピート率も堅調に推移し、売上高、セグメント利益ともに前年同期を上回る結果となりました。また分解データ販売においては、モーター、インバーター関連レポートに加え、HMI(Human Machine Interface)技術などの当社内製レポートも売上を牽引しました。コンサルティング事業については、EVの技術動向調査やコスト分析調査が堅調に推移しましたが、売上高は前年同期比微増となり、一時的な外注費の負担の増加から、セグメント利益は前年同期比で微減しました。プロモーション広告事業(LINES)については、昨年から引き続いて、広告代理店などが、オンラインセミナーの集客ツールで利用するケースが増え、売上高、セグメント利益ともに前年同期を大幅に上回りました。LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業については、EV車の予測データへの引き合いが旺盛で既存顧客の約9割が契約を更新したことや、円安効果もあり前年同期を大きく上回る結果となりました。人材紹介事業については、成約件数も増え、売上高は前年同期を上回りましたが、人員増加などのコスト負担から、セグメント利益は前年同期比微増となりました。自動車ファンド事業については、2月に第1号投資案件を実行したほか、次に続く投資案件の検討・発掘を進めました。この結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間における業績は売上高2,066百万円(前年同期比21.8%増加)、営業利益は、777百万円(前年同期比35.1%増加)、経常利益は、為替差益11百万円、持分法による投資損失10百万円を計上したことなどから785百万円(前年同期比34.8%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、547百万円(前年同期比39.3%増加)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
○ 「情報プラットフォーム」事業:売上高1,261百万円(前年同期比19.1%増加)、セグメント利益(営業利益)743百万円(前年同期比25.4%増加)
当第2四半期連結累計期間における契約社数は前連結会計年度末から216社増加し、4,424社となりました。中国を中心に新規顧客が伸長しておりましたが、第2四半期に入り、上海ロックダウン、ウクライナ情勢、半導体不足などの要因が複合的に作用し、一時的に中国の新規顧客獲得が鈍化しました。3月初めから、円安が急激に進んだ効果もあり、売上高、セグメント利益ともに、前年同期を上回る伸び率となりました。
○「情報プラットフォーム」事業地域別売上高
○ ベンチマーキング関連事業:売上高367百万円(前年同期比26.5%増加)、セグメント利益(営業利益)104百万円(前年同期比47.3%増加)
当第2四半期連結累計期間のベンチマーキング関連事業は、部品調達代行事業において、大手自動車メーカーからの比較的高額な電動ドライブユニットやEV車本体(上汽GM五菱社製宏光MINI)などの調達案件が堅調でした。引き合い社数は累積で500社を超え、リピート率も6割を超えました。またTesla Model Yのティアダウン部品販売に続く第2弾として、6月にHyundai NEXO(FCV車)の部品販売予約を開始しました。一方で、一時的な円安のため部品調達価格の上昇を招いたことが影響し、営業利益率が例年よりも低下しました。
分解調査データ販売においては、EV化関連の上汽GM五菱社製宏光MINIのコスト分析レポートや、当社内製の広州汽車 Aion S用e-Axleコスト分析レポート、HMI最新技術モデル比較調査レポートが売上を牽引しました。
○ コンサルティング事業:売上高176百万円(前年同期比4.7%増加)、セグメント利益(営業利益)32百万円(前年同期比7.1%減少)
コスト分析調査において、大手自動車メーカーや部品メーカーがリピーターとして定着し始めましたが、今期は大型案件が少なく売上高は微増となりました。一方で、一時的に外注依存度が増えたため、セグメント利益(営業利益)は前年同期を下回りました。
○ プロモーション広告事業:売上高39百万円(前年同期比49.9%増加)、セグメント利益(営業利益)35百万円(前年同期比81.6%増加)
LINESトップページの改善変更により、お問合せが増えたことや、リピーターによる受注件数が65件(前年同期44件)と引き続き堅調であったことから、売上が伸長しました。また限界利益率の高いビジネスのため、売上の伸びに伴いセグメント利益(営業利益)は前年同期を大きく上回る結果となりました。
○ LMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業:売上高118百万円(前年同期比47.7%増加)、セグメント利益(営業利益)31百万円(前年同期比74.7%増加)
当第2四半期連結累計期間のLMC Automotive Ltd.製品(市場予測情報)販売事業は、更新契約をする顧客が9割を超えるなかで、メディアでのデータ引用件数が増加したことや、円安による販売価格が上昇したことにより、売上高が大幅に伸張しました。また、販売量の増加が仕入コスト低下につながり、セグメント利益(営業利益)は前年同期比74.7%と大幅増となりました。
○ 人材紹介事業:売上高84百万円(前年同期比18.2%増加)、セグメント利益(営業利益)29百万円(前年同期比1.6%増加)
成約件数は40件(前年同期36件)となり、売上高は前年同期を上回りましたが、人員増加により経費が増加した影響などから、セグメント利益(営業利益)は前年同期微増となりました。
○ 自動車ファンド事業:売上高19百万円(前年同期は-百万円)、セグメント利益(営業利益)0百万円(前年同期は△20百万円)
自動車ファンド事業は、前第3四半期連結会計期間から「自動車産業支援ファンド2021投資事業有限責任組合」を持分法適用の関連会社として取り扱っているため当第2四半期連結累計期間において当該投資事業有限責任組合から受領した管理報酬を売上として計上しております。その結果、セグメント利益(営業利益)は0百万円となりました。
また、2月に第1号投資案件(投資額2億円)を実行し、その後の投資案件の発掘、将来性判断など投資検討を進めたほか、出資者の方々へは四半期毎にベンチャー・スタートアップ100社情報の提供を始めました。
○ セグメント別損益
(2) 財政状態の分析
(資 産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較し、426百万円増加の5,418百万円となりました。この増加の主な内訳は、現金及び預金の564百万円増加等であり、一方、減少の内訳は売掛金の68百万円減少、前渡金の35百万円減少及び前払費用の8百万円減少等であります。
(負 債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比較し、155百万円増加の1,554百万円となりました。この増加の主な内訳は、前受金の189百万円増加等であり、一方、減少の内訳は未払消費税等の17百万円減少、未払費用の9百万円減少及び役員賞与引当金の8百万円減少等であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末と比較し、270百万円増加の3,864百万円となりました。この増加の主な内訳は、親会社株主に帰属する四半期純利益547百万円の計上及び配当金303百万円の支払いによる利益剰余金の244百万円増加、及び為替換算調整勘定の33百万円増加等であり、減少の内訳はその他有価証券評価差額金の7百万円減少であります。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より564百万円増加し、4,515百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と主たる増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動により獲得した資金は、825百万円(前年同期は673百万円の収入)となりました。この主な増加要因は、税金等調整前四半期純利益785百万円、前受金の増加額167百万円、減価償却費13百万円、売上債権の減少額70百万円及び持分法による投資損失10百万円等であり、一方、主な減少要因は、法人税等の支払額227百万円及び未払消費税等の減少額17百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動により支出した資金は、7百万円(前年同期は33百万円の収入)となりました。この主な減少要因は、無形固定資産取得による支出4百万円及び有形固定資産取得による支出1百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動により支出した資金は、303百万円(前年同期は248百万円の支出)となりました。この主な要因は、配当金の支払額303百万円等があったことによります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。