文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、政府・日銀による経済政策等の効果により、企業収益や雇用・所得環境が改善傾向にあり、景気は緩やな回復基調で推移しました。一方で、海外経済については、アメリカの金融政策の動向や中国を始めとしたアジア新興国の景気の下振れリスク等により、依然として、先行き不透明な状況が続いております。
食品業界におきましては、円安水準が高止まりするなか、原材料価格高騰による商品の値上げや消費者の節約志向による慎重な購買姿勢が継続し、引き続き厳しい状況が続きました。
このような環境の下、当社は、『自然と共に生きる』という企業理念のもと、『アサイーカンパニーからスーパーフードカンパニーへ』を掲げ、商品の企画開発に積極的に取組み、9月下旬よりスーパーフードやアマゾンフルーツを使用したリニューアル製品を含めた新製品18アイテムを順次発売いたしました。また、アグロフォレストリー・マーケティングの強化にも努め、百貨店の催事や夏季フェスティバルイベントに積極的に出店する等、国内での販路拡大とアサイー及びアマゾンフルーツの認知度向上に取組んでまいりました。
当第2四半期累計期間においては、流通在庫の調整期間と位置づけ、例年投入していた春夏新製品の発売を行いませんでした。前期はアサイーがメディアに頻繁に取上げられアサイー市場が盛り上がり、またブラジル・ワールドカップサッカー開催の影響もあり、売上は好調に推移いたしましたが、当期は、過熱したアサイーブームの調整や、夏季での売上が想定を下回る結果となり、当第2四半期累計期間の売上高は1,449,144千円(前年同期比24.8%減)と減少いたしました。
利益面につきましては、前期より当社製品の主原料となるアサイーの価格が需給バランスにより急激に上昇したことや為替円安の影響を受け高騰したことで、当社収益を圧迫しました。更に、売上が低調に推移するなか期末製品在庫が増加したことで、製品の評価性引当額が増加した事も影響し、結果として、売上総利益は371,763千円(前年同期比53.0%減)と大幅に減少いたしました。
販売費及び一般管理費においては、昨年12月、東証マザーズに上場したことに伴い、前期に比べ上場管理コストや人件費等が増加しておりますが、想定以上に売上と売上総利益率が低下したことで、対販管費率が上昇することとなりました。その対策として当社は、経費削減プロジェクトを立上げ、経費削減に取組み、主に販売促進費や広告宣伝費等の支出を抑え費用の低減に努めたものの、その効果が現れるのは下期以降と見込んでおり、結果として、営業損失195,461千円(前年同期は営業利益164,607千円)、経常損失191,068千円(前年同期は経常利益172,728千円)となりました。
今回このように、前期の過熱したアサイーブームからの反動による売上減少や急激な原料価格上昇による影響で、多大な営業損失を計上いたしました。当社は業績改善に向け、アサイー製品の販路拡大に加え、アサイー以外のスーパーフード関連の高付加価値製品の開発や加工食品等への新たな販売チャネルの開拓を推し進めてまいりますが、現業績を真摯に受け止め保守的観点より、繰延税金資産の全部を取崩すこととしました。結果として、当期純損失は228,195千円(前年同期は当期純利益110,839千円)となりました。
当社は輸入食品製造販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。事業部門別の業績は次のとおりであります。
ナショナル・ブランド事業部門(NB事業部門)に関しては、春夏新製品の発売はなかったものの、主力製品「フルッタアサイーシリーズ」のリニューアルの実施や、新規開拓により中堅CVSにおいて商品導入を獲得いたしました。しかしながら、行き過ぎたアサイーブームの反動もあり、夏場の全国的な天候不順の影響も受け、厳しい状況となりました。この結果、NB事業部門全体の売上高は757,107千円(前年同期比35.6%減)となりました。
アグロフォレストリー・マーケティング事業部門(AFM事業部門)に関しては、大手菓子メーカーへのアグロフォレストリー産カカオ豆の販売は大幅に増加いたしました。一方、夏場の天候不順による影響で、大手スペシャリティーコーヒーチェーンをはじめとした外食店向けの売上が低調に推移し、また、食品メーカーにおいては、アサイー原料採用が一巡したことで、アサイー原料売上が減少いたしました。この結果、AFM事業部門全体の売上高は555,025千円(前年同期比1.1%減)となりました。
ダイレクト・マーケティング事業部門(DM事業部門)の、直営店舗に関しては、グラノーラのギフト販売やアマゾンフルーツのメニュー拡大、店舗での試飲会を実施する等活性化を図りましたが、アサイーブームが落ち着いたこともあり低調に推移しました。また、アサイーの知名度向上を図るべく情報発信地として役割を果たしてきた幕張新都心店につきましては、その役目を終えたことと採算性も鑑み2015年9月末をもって閉店いたしました。WEB通販に関しては定期顧客は堅調に推移しておりますが、通販独自の販促実施が少ないこともあり低調に推移しました。この結果、DM事業部門全体の売上高は137,010千円(前年同期比27.7%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動において508,422千円、投資活動において3,261千円、それぞれ資金を使用したましたが、財務活動において1,226,840千円資金を調達したことで、前事業年度末に比べ740,745千円増加し、当第2四半期会計期間末は1,247,387千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動に使用した資金は、508,422千円(前年同期は585,334千円の使用)となりました。これは主に、税引前四半期純損失192,413千円の計上、たな卸資産の増加146,191千円、法人税等の支払額95,902千円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、3,261千円(前年同期は210,781千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,226千円、無形固定資産の取得による支出1,034千円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動で調達した資金は1,226,840千円(前年同期は693,706千円の調達)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出625,400千円や長期借入金の返済による支出132,760千円があった一方で、短期借入金の借入による収入1,600,000千円、長期借入金の借入による収入400,000千円があったこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、23,693千円であります。
なお、当第2四半期累計期間における当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。