第一部 【企業情報】

第1 【企業の概況】

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

回次

第1期

第2期

第3期

第4期

第5期

第6期

決算年月

平成23年11月

平成23年12月

平成24年12月

平成25年12月

平成26年12月

平成27年12月

売上高

(千円)

4,566,080

5,285,136

経常利益

(千円)

1,247,946

770,213

当期純利益

(千円)

664,261

143,278

包括利益

(千円)

694,437

123,877

純資産額

(千円)

1,596,094

2,483,150

総資産額

(千円)

6,823,640

9,576,766

1株当たり純資産額

(円)

300.54

455.92

1株当たり当期純利益金額

(円)

131.90

26.71

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額

(円)

25.92

自己資本比率

(%)

22.5

25.9

自己資本利益率

(%)

43.3

7.1

株価収益率

(倍)

80.1

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

643,351

470,273

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

3,215,793

2,127,740

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

3,066,993

2,327,368

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

951,027

1,603,704

従業員数

(名)

191

265

〔ほか、平均臨時
雇用人員〕

(-)

(-)

(-)

(-)

(100)

(130)

 

(注) 1.第5期より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。

2.売上高には、消費税等は含まれておりません。

3.第5期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

4.第5期の自己資本利益率は連結初年度のため、期末自己資本に基づいて計算しております。

5.第1期から第5期までの株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。

6.従業員数は就業人員(当グループからグループ外への出向者を除く。)であり、臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員)は、年間平均人員を( )に外数で記載しております。

7.当社は、平成26年9月9日付で普通株式1株につき500株の株式分割を行っておりますが、第5期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。

8.当社株式は、平成27年3月24日をもって、東京証券取引所マザーズ市場に上場しているため、第6期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額は、新規上場日から第6期までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。

 

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第1期

第2期

第3期

第4期

第5期

第6期

決算年月

平成23年11月

平成23年12月

平成24年12月

平成25年12月

平成26年12月

平成27年12月

売上高

(千円)

264,694

61,561

1,432,978

3,475,246

4,566,080

5,492,400

経常利益又は
経常損失(△)

(千円)

302,502

32,115

43,966

818,713

1,293,746

1,196,435

当期純利益又は
当期純損失(△)

(千円)

92,990

31,685

49,626

524,796

710,074

640,180

持分法を適用した場合
の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

100,000

100,000

100,000

100,000

199,000

616,450

発行済株式総数

(株)

10,000

10,000

10,000

10,000

5,110,000

5,440,000

純資産額

(千円)

106,999

75,314

124,940

649,737

1,557,811

3,021,810

総資産額

(千円)

814,057

783,737

994,611

2,320,331

6,046,620

7,735,739

1株当たり純資産額

(円)

21.40

15.06

24.99

129.95

304.86

555.06

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

-)

-)

-)

-)

-)

-)

1株当たり
当期純利益金額又は
当期純損失金額(△)

(円)

20.89

6.34

9.93

104.96

141.00

119.34

潜在株式調整後
1株当たり
当期純利益金額

(円)

115.80

自己資本比率

(%)

13.1

9.6

12.6

28.0

25.8

39.0

自己資本利益率

(%)

49.6

135.5

64.3

28.0

株価収益率

(倍)

17.9

配当性向

(%)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

57,174

403,756

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

21,816

394,905

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

64,120

308,252

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

56,117

377,995

従業員数
〔ほか、平均臨時
雇用人員〕

(名)

91

(9)
 

94

(9)
 

126

(48)
 

152

(99)
 

181

(100)
 

192

(130)
 

 

 

(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.第1期及び第2期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第1期及び第2期は当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第3期及び第4期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4. 持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。

5.第5期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。

6.第1期から第5期までの株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

7.配当性向については、無配のため記載しておりません。

8. 当社は平成22年12月10日設立のため、第1期は平成22年12月10日から平成23年11月30日までとなっております。

9.第2期は、決算期変更により平成23年12月1日から平成23年12月31日までの1ヶ月間となっております。

10. 自己資本利益率については、第1期及び第2期は当期純損失が計上されているため、記載しておりません。

11. 当社は第3期より、キャッシュ・フロー計算書を作成しておりますので、第1期及び第2期のキャッシュ・フロー計算書に係る各項目については記載しておりません。

12. 従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除く。)であり、臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員)は、年間平均人員を( )に外数で記載しております。

13. 当社は、第3期から第6期までの財務諸表については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けておりますが、第1期及び第2期の財務諸表については監査を受けておりません。

14. 第3期より、「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2号 平成22年6月30日)、「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号 平成22年6月30日公表分)及び「1株当たり当期純利益に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第9号 平成22年6月30日)を適用しております。当社は、平成26年9月9日付で普通株式1株につき500株の株式分割を行いました。第1期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。

15. 第5期より連結財務諸表を作成しているため、第5期及び第6期のキャッシュ・フロー計算書に係る各項目については記載しておりません。

 

 

2 【沿革】

当社(株式会社RS Technologies)は、ラサ工業株式会社が昭和59年1月より25年間世界の半導体デバイスメーカーにサービスを提供してきたシリコンウェーハ再生事業を受け継いで、平成22年12月に発足いたしました。

年月

事項

平成22年12月

東京都品川区において、シリコンウェーハ再生事業を主たる事業として株式会社RS Technologiesを設立

ラサ工業株式会社からシリコンウェーハ再生事業に関する装置を購入し、三本木工場(宮城県大崎市)の工業棟に係る賃貸借契約を締結するとともに、ラサ工業株式会社を退職した従業員の一部を雇用

平成23年1月

三本木工場において操業開始

平成23年11月

三本木工場がUKAS(注)より「ISO9001:2008」(品質マネジメントシステム)認証取得

平成25年3月

東京都公安委員会より古物商許可証を取得

半導体生産設備の買取・販売を開始

平成25年10月

三本木工場においてソーラー事業を開始

平成26年2月

台湾に子会社として艾爾斯半導體股份有限公司(現・連結子会社)を設立

平成27年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

平成27年6月

三本木工場第8工場竣工

平成27年12月

艾爾斯半導體股份有限公司(現・連結子会社)の台南工場竣工

 

(注) UKASは英国認証機関認定審議会(United Kingdom Accreditation Service)の略称

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び艾爾斯半導體股份有限公司(連結子会社)の2社により構成されております。

当社グループは「地球環境を大切にし、世界の人々に信頼され、常に創造し挑戦する。」という経営理念に基づき事業活動を展開しております。

当社グループの主要な事業であるシリコンウェーハ再生事業は、ラサ工業株式会社が25年間世界の半導体製造会社にサービスを提供してきた事業を引き継いだものであり、半導体製造過程で発生するモニタウェーハ(※1)の再生を行う事業であります。シリコンウェーハの再生は、半導体製造工程の特徴及び製造コストの面から需要が発生するものであり、新興国の経済発展及び先進国の更なるデバイス用途(車・医療・環境・家・町)の広がり等を背景とした半導体需要の増加ととともに需要が拡大しております。当社グループは、国内外の半導体製造会社を取引先とし、大手ファウンドリを含めグローバルに販売活動を実施しており、艾爾斯半導體股份有限公司(連結子会社)と両社で行っております。また、シリコンウェーハ再生事業の他、ウェーハ事業としてシリコンウェーハ販売事業、酸化膜成膜加工サービス事業、その他の事業として太陽光発電事業、半導体生産設備の買取・販売等を実施しております。

 

※1 モニタウェーハ : 半導体製造過程のモニタリングを実施するために使用するウェーハ

 

当社グループの事業とセグメント情報の区分との関連は下表の通りです。

セグメントの名称

事業の内容

ウェーハ事業

シリコンウェーハ再生事業及び販売事業

酸化膜成膜加工サービス事業

その他

ソーラー事業、半導体生産設備の買取・販売及び技術コンサルティング等

 

 

 

それぞれの主要な事業の特徴は以下の通りであります。

 

(1)ウェーハ事業

① シリコンウェーハ再生事業

シリコンウェーハ再生事業は、半導体製造会社から使用済みのシリコンウェーハを預かって加工し、使用可能な状態にする事業です。加工は主に「ストリッピング・エッチング(ウェーハ表面膜の除去)」、「プレソート検査(中間検査)」、「ポリッシング(研磨)」、「1次洗浄」、「2次洗浄」、「最終検査」、という工程を経て実施されます。加工によりほぼ新品と同等の品質で再生できるため、いわばシリコンウェーハのクリーニング事業といえます。

当社グループのシリコンウェーハ再生事業のビジネスモデルを示すと下図のとおりであります。

 


 

 

シリコンウェーハの再生は、半導体製造過程の以下のような特徴から需要が発生します。
すなわち、半導体製造会社において、半導体は数百もの工程を経て製造されていますが、数百ある工程のある一箇所で不良が生じ、そのまま最終工程まで加工した場合、不良品が発生することにより、多大な損害が生じる可能性があります。これを防止するため、各工程で加工状態をモニタリングする必要があります。そこで半導体製造会社は、製品用シリコンウェーハ(プライムウェーハ(※2))と同時にモニタ用シリコンウェーハ(モニタウェーハ)を工程に投入し加工しています。プライムウェーハは最終工程でチップとしてカッティングされますが、モニタウェーハは各工程で抜き取りがされる為、円盤のまま形状が残ります。円盤形状を維持しているものの、加工済みのモニタウェーハには様々な情報が組み込まれているため、 そのままの状態では工程へ再投入することはできず、破棄されることになります。一方、1枚のモニタウェーハは10回から20回程度再生が可能であり、半導体製造会社にとっては、加工済みのモニタウェーハを再生加工することにより、新品のウェーハと同等品質のモニタウェーハを低コストで利用することができます。

 

※2 プライムウェーハ: カッティングされICチップとして製品化されるウェーハ

 

② シリコンウェーハ販売事業

シリコンウェーハ販売事業は、当社が仕入れたモニタウェーハ及びダミーウェーハ(※3)(8インチ(200mm)、12インチ(300mm)) を再生し、ニ-ズに合わせて販売する事業であります。

 

※3 ダミーウェーハ: 製造装置の立ち上げで装置の安定性を上げたり、確認するために投入され、通常は搬送チェックや加工形状の評価において使用される。ウェーハの電気特性や極度の精度(たとえば平坦度)が必要とされず、ウェーハのサイズや厚みが合っていれば良いのでダミー(替え玉、身代わり)と呼ばれる。

 

③ 酸化膜成膜加工サービス事業

絶縁膜として使用される酸化膜の生成を行うもので、主に製品用シリコンウェーハ(プライムウェーハ)の表面を加工するものであります。半導体製造における標準的な最初の工程を請け負うサービスであります。

 

 

(2) その他

ソーラー事業は、平成24年から開始した再生エネルギー推進政策を基に、同年、本事業への参入を決定し、当社の経営理念の一つ“地球環境を大切に”を実践すべく平成25年10月より約1MWの発電を開始し、平成27年12月の増設により約1.59MWの発電事業を行っております。

半導体生産設備の買取・販売は主に中古の半導体関連機械装置(新品及び半導体以外も可)、消耗材を対象とするもので、解体・搬出・陸送・海運・搬入・組立を一括してプロデュースし、主に中国市場へ販売する事業であります。

技術コンサルティングは、半導体ウェーハ製造工程の技術コンサルティング事業として技術指導、教育サービスを提供しています。

 

[事業系統図]

 


 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の
内容(注)1

議決権の所有(又は被所有)割合(%)

関係内容

(連結子会社)
艾爾斯半導體股份有限公司
 

中華民国

(台湾)台南市
 

200百万
新台湾ドル
 

ウェーハ事業

100.0

役員の兼任3名
資金の貸付
債務保証

債務被保証

割賦契約の保証

 

 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.特定子会社であります。

 

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

平成27年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

  ウェーハ事業

250

(130)

その他

15

(-)

合計

265

(130)

 

(注)1.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除く。)であり、臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員)は、当連結会計年度の平均人員を(  )外数で記載しております。

2.前連結会計年度末に比べ従業員数が74名増加しております。主な理由は、台南工場の竣工に伴う期中採用によるものであります。 

3.前連結会計年度に比べ臨時雇用者数の平均人員が30名増加しております。主な理由は、三本木工場第8工場竣工に伴う期中採用によるものであります。

 

(2) 提出会社の状況

平成27年12月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

192(130)

35.1

3.1

3,824,309

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

  ウェーハ事業

177

(130)

その他

15

(-)

合計

192

(130)

 

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除く。)であり、臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員)は、当事業年度の平均人員を(  )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3)労働組合の状況

当社グループの労働組合は、結成されておりませんが、労使関係は安定しております。