第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用環境などで改善傾向が見られる反面、輸出の伸び悩みや個人消費の低迷を背景として内外需ともに力強さを欠く状況が継続しております。一方、海外においては英国EU離脱や米国大統領選などを受けて先行きの不透明感が増し、今後の動向が注目されております。
 当社の事業領域であるインターネット分野におきましては、平成28年3月末における一般世帯のスマートフォン保有率が6割を超え(※1)、普及の段階から本格的な活用の段階へと移行しつつあります。また Facebook や Twitter・LINE・Instagram などソーシャルメディアにおけるビジネス利用の拡大、AR(拡張現実)・位置情報サービスの多様化など、インターネットビジネス環境は変化し続けております。さらに 020(※2)やオムニチャネル(※3)といった動きに加え、ウェアラブルデバイス(※4)などのデバイスの進化やIoT(※5)などの潮流により、今後もインターネットにおける集客の重要性は益々高まるものと考えております。

※1 内閣府経済社会総合研究所「消費動向調査(平成28年3月実施調査結果)」

※2 020とは、Online to Offline(オンライン・トゥー・オフライン)の略で、オンライン(インターネット)とオフライン(実店舗)の購買活動が連携し合う、またはオンラインの活動を実店舗などでの購買を促進する効果に結び付ける施策を指します。

※3 オムニチャネルとは実店舗やオンラインストアをはじめとするあらゆる販売チャネルを統合する施策を指します。

※4 ウェアラブルデバイスとは、腕や頭部など、身体に装着して利用することが想定された端末(デバイス)を指します。

※5 IoTとは、Internet of Things(インターネット・オブ・シングス)の略で、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信する技術や仕組みを指します。

 

 このような環境の下、当社は創業事業であるPC・モバイル集客支援事業をベースとし、他の2事業へ積極的に経営資源を集中することにより収益機会を拡大してまいりました。しかしながら直近ではスマートフォンアフィリエイトASP事業の環境変化による売上低下を受け、再成長へ向けた事業構造の見直しを図る局面となっております。

 以上により、当第2四半期累計期間における売上高は1,495,962千円(前年同期比19.6%減)、営業損失38,186千円(前年同期は238,391千円の営業利益)、経常損失41,080千円(前年同期は237,807千円の経常利益)、四半期純損失は47,534千円(前年同期145,038千円の四半期純利益)となりました。
 

セグメント別の営業概況は次のとおりです。

 

①スマートフォンアフィリエイトASP事業

  当事業は、スマートフォンアプリのプラットフォームであるAppleが提供するAppStore及び、Googleが提供するGoogle Playにおける「アプリインストール型広告(GMO SmaAD)」を展開しております。CPI(コスト・パー・インストール)あるいはCPA(コスト・パー・アクイジション)といった成果報酬型の商品体系とすることにより、お客様にとって費用対効果が明確となり、良質なユーザー獲得が可能となります。
 当事業は2011年の導入以来堅調に推移してきたものの、近年のスマートフォンユーザーの行動変化や顧客ニーズの多様化を受け、売上低下傾向が継続しております。このような事業環境において、当社は単価の見直しや商品構成の抜本的な見直しを行い、収益基盤の再強化を図っております。
 以上の結果、当第2四半期累計期間において、当事業の売上高は、624,449千円(前年同期比53.4%減)、セグメント損失は113,757千円(前年同期176,691千円のセグメント利益)となりました。

 

②PC・モバイル集客支援事業

 当事業は、SEO対策及びリスティング広告・SNS広告の運用代行を軸としたPC・モバイル集客事業を展開しております。当社は、創業事業であり豊富なノウハウを有するSEOコンサルティングに加え、ソーシャル広告及び集客メディアなど成長分野への注力により、売上・利益ともに堅調に推移しました。
 以上の結果、当第2四半期累計期間において、当事業の売上高は、802,607千円(前年同期比61.2%増)、セグメント利益は131,923千円(前年同期比1.6%減)となりました。
 

③スマートフォンアプリCMS ASP事業
  当事業は、スマートフォンアプリ導入ツールを簡単かつ安価で提供する「GMO集客アップカプセル」を展開しております。オンラインからオフラインへ顧客を送客できる機能(O2O:オンライン・トゥー・オフライン)を備えております。具体的には、特定のアプリユーザーに対してのみ情報配信を行うプッシュ通知機能や店舗を中心とした一定エリアに入ったユーザーのみを指定して自動的にクーポンや情報の配信を行う機能を実装することで、数多くのリアル店舗が課題として抱える店舗集客に関し、新しい集客の形態を提案しております。 
 今期は販路の拡大に積極的に取り組むとともに、複数店舗を展開されている大規模チェーン店様向けの機能強化を行い、顧客基盤は順調に拡大いたしました。
 以上の結果、当第2四半期累計期間において、当事業の売上高は、68,905千円(前年同期比201.0%増)、セグメント損失は56,352千円(前年同期は72,378千円のセグメント損失)となりました。
 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間による営業活動の結果使用した資金は、56,667千円(前年同期は165,067千円の収入)となりました。これは主に、仕入債務の減少125,217千円、法人税等の支払額82,871千円、税引前四半期純損失41,080千円によるものであります。

 当第2四半期累計期間による投資活動の結果得られた資金は214,136千円(前年同期は39,429千円の支出)となりました。これは主に、関係会社預け金の払戻による収入300,000千円、投資有価証券の取得による支出65,000千円によるものであります。 

 当第2四半期累計期間による財務活動の結果使用した資金は176,831千円(前年同期比182.0%増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出99,995千円、配当金の支払額76,835千円によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。