【注記事項】

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1 連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社の数及び連結子会社の名称

連結子会社の数

13

主要な連結子会社名

メタウォーターサービス株式会社、ウォーターネクスト横浜株式会社、テクノクリーン北総株式会社、株式会社アクアサービスあいち、株式会社みずむすびマネジメントみやぎ、ウォーターネクサスOSAKA株式会社、METAWATER USA, INC.、Aqua-Aerobic Systems, Inc.、Wigen Companies, Inc.、Rood Wit Blauw Water B.V.

 

(2) 主要な非連結子会社名

株式会社エス・アイ・シー

連結の範囲から除いた理由

非連結子会社は、いずれも小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためです。

 

2 持分法の適用に関する事項

(1) 持分法を適用した非連結子会社及び関連会社の数及び名称

持分法を適用した関連会社の数

       2

   主要な会社等の名称

       株式会社みずむすびサービスみやぎ、DSRefining B.V.

 

(2) 持分法を適用しない非連結子会社又は関連会社のうち主要な会社等の名称

株式会社アクアサービスみかわ

持分法を適用していない理由

持分法を適用していない会社は、それぞれ当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除外しております。

 

3 連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社のうち、METAWATER USA,INC.ほか7社の決算日は、12月31日であります。

連結財務諸表の作成にあたっては、同日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

 

4 会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

①有価証券

a その他有価証券

 市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

②棚卸資産

a 貯蔵品

総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

b 仕掛品

個別法による原価法

③デリバティブ

時価法

 

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

①有形固定資産

主として定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

 建物及び構築物   2~50年

 機械及び装置    2~17年

②無形固定資産

定額法を採用しております。

なお、主な償却年数は次のとおりであります。

 ソフトウエア(自社利用分) 5年(社内における利用可能期間)

 顧客関連資産        17~19年

 公共施設等運営権      20年(運営権設定期間)

 

(3) 重要な引当金の計上基準

①貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権について貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。なお、当連結会計年度末における計上はありません。

②完成工事補償引当金

請負工事の瑕疵担保責任に基づく無償修理費用に充てるため、工事収益額に対する将来の見積り補償額に基づいて計上しております。

③受注工事損失引当金

受注工事の損失に備えるため、当連結会計年度末の未引渡工事のうち、損失の発生が見込まれ、かつ、その損失見込額を合理的に見積ることができる工事について、当該損失見込額を計上しております。

 

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

①退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年~14年)による定額法により費用処理しております。

数理計算上の差異は、当連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年~14年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。

 

(5) 重要な収益及び費用の計上基準

プラントエンジニアリング事業に係る主な履行義務は、国内外の浄水場・下水処理場等向け設備の設計・建設及びこれらの設備にて使用される各種機器類の設計・製造・販売であります。サービスソリューション事業に係る主な履行義務は、国内の浄水場・下水処理場・ごみ処理施設向け設備の補修工事及び運転管理等の各種サービスの提供であります。これらの履行義務については、一定の期間にわたり履行義務は充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識する方法(履行義務の充足に係る進捗度の見積りはコストに基づくインプット法)を適用しております。履行義務の充足に係る進捗度は案件の原価総額の見積りに対する連結会計年度末までの発生原価の割合に基づき算定しております。進捗度を合理的に見積ることができない場合、発生した原価のうち回収することが見込まれる部分についてのみ、原価回収基準により収益を認識しております。なお、サービスソリューション事業において、請求金額(請求する権利)が、履行が完了した部分に対する対価の額に直接対応する場合、請求する権利を有している金額で収益を認識しております。また、履行義務の充足に係る進捗度は連結会計年度末に適切な見直しを行っております。

 

 

(6) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

 外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産及び負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含めております。

 

(7) 重要なヘッジ会計の方法

①ヘッジ会計の方法

繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、金利スワップについて特例処理の要件を満たしている場合には、特例処理を採用しております。

②ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段…金利スワップ

ヘッジ対象…借入金の利息

③ヘッジ方針

金融機関からの借入金の一部について、金利変動によるリスクを回避するため、金利スワップ取引を採用しております。

④ヘッジの有効性の評価の方法

ヘッジ対象の相場変動又はキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段の相場変動又はキャッシュ・フロー変動の累計を比較し、その変動額の比率によって有効性を評価しております。

ただし、ヘッジ手段とヘッジ対象に関する重要な条件が同一でありヘッジに高い有効性があると認められる場合や特例処理によっている金利スワップについては、有効性の判定を省略しております。

 

(8) のれんの償却方法及び償却期間

のれんの償却については、10年間又は15年間の均等償却を行っております。

 

(9) 繰延資産の償却方法及び償却期間

社債発行費は、社債の償還までの期間にわたり定額法により償却しております。

 

(10) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期的な投資からなっております。

 

(11) その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項

  株式需給緩衝信託の会計処理

株式需給緩衝信託のスキームを利用して取得した当社株式については、取得価額(付随費用の金額を含む。)により「投資有価証券」として計上しております。決算日時点で本信託が保有する当社株式については決算日の市場に基づく時価により連結貸借対照表に「投資有価証券」として計上した上で、当社株式の取得価額(付随費用の金額を含む。)と時価との差額を連結貸借対照表に「その他有価証券評価差額金」として計上しております。

なお、本信託が保有する当社株式については、1株当たり当期純利益金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めておりません。

また、当連結会計年度に本信託が市場に対して売却した当社株式の取得価額(付随費用の金額を含む。)と市場への売却価額との差額については、連結損益計算書に「投資有価証券売却益」として計上しております。

 

(重要な会計上の見積り)

履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり認識する収益

 (1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

前連結会計年度(百万円)

当連結会計年度(百万円)

 

売上高

49,680

52,847

 

契約資産残高

33,859

42,525

 

   (注)上記の金額は、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識した工事契約による請負、役務の提供(以下、工事契約等)のうち、当連結会計年度末時点で未完成・未引渡し・未完了の工事契約等を対象として記載しております。(履行義務の全てを充足した案件は含めておりません。また、進捗度を合理的に見積ることができない場合に、発生した原価のうち回収することが見込まれる部分についてのみ、原価回収基準により収益を認識した案件は含めておりません。)

 

(2) 連結財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

①算出方法

当社グループは、工事契約等については、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識する方法(履行義務の充足に係る進捗度の見積りはコストに基づくインプット法)を適用しております。履行義務の充足に係る進捗度は案件の原価総額の見積りに対する連結会計年度末までの発生原価の割合に基づき算定しております。

②主要な仮定

原価総額の見積りは、外部から入手した見積書や社内で承認された標準単価など客観的な価格により詳細に積上げて算出しておりますが、工事契約等に対する専門的な知識と経験に基づく一定の仮定を伴うため、原価総額の見積りが主要な仮定であります。

③翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

原価総額の見積りは、工事は一般に工事契約等が長期にわたることから、工事契約等の進行途上における契約の変更、材料費の高騰等により材料費や労務費の変動が生じる場合があり、その場合には、原価総額の見積りが変動することに伴い、進捗度が変動することにより、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する収益の金額に影響を与える可能性があります。

 

(未適用の会計基準等)

 ・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日)

 ・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日)

 ・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日)

 

 (1) 概要

 その他の包括利益に対して課税される場合の法人税等の計上区分及びグループ法人税制が適用される場合の子会社株式等の売却に係る税効果の取扱いを定めるものです。

 

 (2) 適用予定日

 2025年3月期の期首から適用予定であります。

 

 (3) 当該会計基準等の適用による影響

 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

(追加情報)

(株式需給緩衝信託の会計処理について)

 当連結会計年度において、当社の流通株式数の増加を目的とし、前連結会計年度に当社の大株主である日本碍子株式会社及び富士電機株式会社並びにその他の株主より取得した当社株式を、市場へ売却しております。当該取引は株式需給緩衝信託のスキームを利用して行われております。本スキームを利用した当社の取引は、関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に該当するものとして、以下のとおり会計処理しております。

 

1 取引の概要

 本信託は、当社が拠出する資金を原資として東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-2)により当社株式を株主から取得し、その後、一定期間をかけて当社株式を市場に対して売却する自益信託であります。売却代金はあらかじめ定めるタイミングで定期的に当社へ分配されます。

 

2 会計処理の原則及び手続

 「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4 会計方針に関する事項(11)その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 株式需給緩衝信託の会計処理」に記載の会計方針に基づき、当連結会計年度においては、連結損益計算書に「投資有価証券売却益」97百万円を計上しております。なお、当連結会計年度末において本信託による当社株式の売却は完了しております。

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 受取手形、売掛金及び契約資産のうち、顧客との契約から生じた債権の金額及び契約資産は、それぞれ以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

受取手形

218

百万円

945

百万円

売掛金

53,113

 

59,588

 

契約資産

33,859

 

42,525

 

 

 

※2 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

投資有価証券

1,323

百万円

1,342

百万円

 

 

※3 有形固定資産の減価償却累計額

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

有形固定資産の減価償却累計額

5,891

百万円

6,679

百万円

 

 

※4 「1年内返済予定のPFI等プロジェクトファイナンス・ローン」及び「PFI等プロジェクトファイナンス・ローン」は、連結子会社でPFI事業のために設立した特別目的会社であるウォーターネクスト横浜株式会社等が、当該PFI事業を担保として金融機関等から調達した借入金であります。

上記PFI等プロジェクトファイナンス・ローンに対応する当該特別目的会社の売掛債権等の資産の金額は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

現金及び預金

6,176

百万円

7,890

百万円

受取手形及び売掛金

11,142

 

9,942

 

公共施設等運営権

950

 

900

 

関係会社株式

30

 

30

 

18,299

 

18,763

 

 

また、連結処理により相殺消去されている以下の資産を担保に供しております。

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

子会社株式

859

百万円

1,269

百万円

長期貸付金

1,803

 

1,672

 

2,662

 

2,941

 

 

 

 

※5 下記の資産は、PFI事業を営む子会社及び関連会社(非連結)のPFI等プロジェクトファイナンス・ローンの担保に供しております。

 

前連結会計年度

2023年3月31日

 

当連結会計年度

2024年3月31日

 

投資有価証券

405

百万円

405

百万円

長期貸付金

115

 

100

 

520

 

505

 

 

 

  ※6 コミットメント期間付タームローン契約

当社の連結子会社である株式会社みずむすびマネジメントみやぎは、2022年2月16日付「宮城県上工下水一体官民連携運営事業優先貸付契約」で、三井住友信託銀行株式会社をアレンジャーとするコミットメント期間付タームローン契約を締結しております。

この契約に基づく当連結会計年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。

  (1) コミットメント期間付タームローン契約

 

前連結会計年度

2023年3月31日

 

当連結会計年度

2024年3月31日

 

コミットメント期間付タームローン契約の総額

8,900

百万円

8,900

百万円

借入実行残高

3,900

 

6,200

 

差引額

5,000

 

2,700

 

 

   (2) 財務制限条項

2022年2月16日付「宮城県上工下水一体官民連携運営事業優先貸付契約」に下記財務制限条項が付されております。

①2028年4月1日から2029年3月31日の事業年度を初回の計算期間として、以降、各事業年度の「DSCR(元利金支払前キャッシュフロー/貸付にかかる元利金支払額)」について1.1以上を維持すること。

②デット・エクイティ・レシオが4.0を超えないこと。

 

7 保証債務

次の会社について、金融機関からの借入金等に対して保証を行っております。

(1) 借入保証

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

大阪バイオエナジー株式会社

73

百万円

56

百万円

 

 

(2) 履行保証等

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

有明ウォーターマネジメント株式会社

38

百万円

33

百万円

会津若松アクアパートナー株式会社

417

 

452

 

佐世保アクアソリューション株式会社

180

 

160

 

空見バイオパートナーズ株式会社

64

 

81

 

秋北エコリソースマネジメント株式会社

18

 

19

 

大船渡下水道マネジメント株式会社

14

 

17

 

御殿場小山エコパートナーズ株式会社

14

 

14

 

ウォーターサークルくまもと株式会社

270

 

270

 

1,019

 

1,049

 

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 売上原価に含まれる受注工事損失引当金繰入額は、次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

667

百万円

245

百万円

 

 

 

※2 販売費及び一般管理費のうち主な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

給与手当

5,582

百万円

6,164

百万円

賞与

1,912

 

2,154

 

退職給付費用

269

 

726

 

完成工事補償引当金繰入額

260

 

512

 

研究開発費

2,070

 

2,129

 

 

 

※3 固定資産処分損の内容は次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

機械及び装置等の売廃却損であります。

機械及び装置等の売廃却損であります。

 

 

※4 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は、次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日

2,070

百万円

2,129

百万円

 

 

(連結包括利益計算書関係)

※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

 

 

 当期発生額

△247

百万円

410

百万円

 組替調整額

 

△97

 

  税効果調整前

△247

 

313

 

  税効果額

△1

 

△18

 

  その他有価証券評価差額金

△248

 

294

 

繰延ヘッジ損益

 

 

 

 

 当期発生額

163

 

101

 

 組替調整額

 

 

  税効果調整前

163

 

101

 

  税効果額

△50

 

△31

 

  繰延ヘッジ損益

113

 

70

 

為替換算調整勘定

 

 

 

 

 当期発生額

1,858

 

1,058

 

退職給付に係る調整額

 

 

 

 

 当期発生額

△832

 

1,478

 

 組替調整額

447

 

382

 

  税効果調整前

△384

 

1,861

 

  税効果額

117

 

△569

 

  退職給付に係る調整額

△267

 

1,291

 

その他の包括利益合計

1,456

 

2,714

 

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

47,758,500

47,758,500

 

 

  2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

4,196,064

28,000

4,168,064

 

 (変動事由の概要)

  2022年7月20日付で自己株式の処分を行ったことによる減少 28,000株

 

3 配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年5月19日
取締役会

普通株式

871

20.00

2022年3月31日

2022年6月3日

2022年11月10日
取締役会

普通株式

871

20.00

2022年9月30日

2022年12月2日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年5月18日
取締役会

普通株式

利益剰余金

913

22.00

2023年3月31日

2023年6月2日

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

47,758,500

2,000,000

45,758,500

 

(変動事由の概要)

  2023年5月19日付で自己株式の消却を行ったことによる減少 2,000,000株

 

  2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

4,168,064

2,900

2,028,000

2,142,964

 

 (変動事由の概要)

  2023年5月19日付で自己株式の消却を行ったことによる減少 2,000,000株

  2023年5月30日付で自己株式の取得を行ったことによる増加 2,900株

  2023年7月19日付で自己株式の処分を行ったことによる減少 28,000株

 

3 配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年5月18日
取締役会

普通株式

913

22.00

2023年3月31日

2023年6月2日

2023年11月14日
取締役会

普通株式

941

22.00

2023年9月30日

2023年12月4日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年5月21日
取締役会

普通株式

利益剰余金

1,046

24.00

2024年3月31日

2024年6月6日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

現金及び預金

11,724

百万円

14,882

百万円

預入期間が3か月を超える定期預金

△638

 

△662

 

現金及び現金同等物

11,085

 

14,219

 

 

 

(金融商品関係)

1 金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、資金運用については、短期的な預金等に限定しており、必要な資金は銀行等金融機関からの借入や社債により調達しております。デリバティブは実需取引に基づいて発生する債権・債務を対象としており、投機的な取引は行わない方針であります。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されておりますが、与信管理規程に沿ってリスク軽減を図っております。また、海外で事業を行うにあたり生じる外貨建ての営業債権は、為替の変動リスクに晒されておりますが、必要に応じて先物為替予約等を利用してヘッジしております。

投資有価証券は、主に営業上の関係を有する企業の株式及び株式需給緩衝信託のスキームを利用して取得された当社株式であります。上場株式については市場価格の変動リスクに晒されておりますが、四半期ごとに時価の把握を行っております。

営業債務である買掛金及び電子記録債務は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。

一部外貨建てのものについては、為替の変動リスクに晒されておりますが、必要に応じて先物為替予約取引等を利用してヘッジしております。

借入金は事業運営等に係る資金調達を目的としております。PFI等プロジェクトファイナンス・ローンはPFI事業等の特定の事業資金の調達を目的としたものであり、償還日は最長で決算期後17年であります。このうち一部は、金利の変動リスクに晒されておりますが、デリバティブ取引(金利スワップ取引)を利用してヘッジしております。

デリバティブ取引は、営業債権債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジを目的とした先物為替予約取引、PFI等プロジェクトファイナンス・ローンに係る支払い金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした金利スワップ取引であります。なお、金利スワップ取引については、繰延ヘッジ処理を採用しております。ただし、特例処理の要件を満たしている場合には、特例処理を採用しております。ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジの方針、ヘッジの有効性の評価方法等については、前述の「会計方針に関する事項」の「重要なヘッジ会計の方法」をご参照ください。

 

 

2 金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

また、現金は注記を省略しており、預金、受取手形、買掛金、電子記録債務、短期借入金並びに1年内返済予定のPFI等プロジェクトファイナンス・ローンは短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

 

前連結会計年度(2023年3月31日

 

 

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

 売掛金

53,113

52,983

△129

投資有価証券 (*1)

3,655

3,655

資産計

56,987

56,857

△129

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

11,123

11,158

35

負債計

11,123

11,158

35

デリバティブ取引 (*2)

15

15

 

 

 (*1)市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

前連結会計年度(百万円)

非上場株式

1,880

 

 (*2)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

 

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

 売掛金

59,588

59,312

△276

投資有価証券 (*1)

195

195

資産計

59,784

59,507

△276

社債

10,000

9,992

△7

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

12,726

12,716

△9

負債計

22,726

22,708

△17

デリバティブ取引 (*2)

117

117

 

 

 (*1)市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

当連結会計年度(百万円)

非上場株式

2,187

 

 (*2)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

 

 

(注1)金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年3月31日

 

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
(百万円)

現金及び預金

11,724

受取手形

218

売掛金

43,814

3,811

3,970

1,517

合計

55,757

3,811

3,970

1,517

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
(百万円)

現金及び預金

14,882

受取手形

945

売掛金

52,437

3,224

3,926

合計

68,266

3,224

3,926

 

 

(注2)社債、借入金及びPFI等プロジェクトファイナンス・ローンの連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2023年3月31日

 

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
15年以内
(百万円)

15年超
(百万円)

借入金

2,387

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

887

2,968

4,718

2,233

1,203

合計

3,274

2,968

4,718

2,233

1,203

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

 

1年以内
(百万円)

1年超
5年以内
(百万円)

5年超
10年以内
(百万円)

10年超
15年以内
(百万円)

15年超
(百万円)

社債

10,000

借入金

3,591

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

697

3,047

5,917

2,579

1,182

合計

4,289

13,047

5,917

2,579

1,182

 

 

3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

 

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

 

 (1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

   前連結会計年度(2023年3月31日

 

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

3,655

3,655

デリバティブ取引

15

15

資産計

3,655

15

3,670

 

 

   当連結会計年度(2024年3月31日

 

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

195

195

デリバティブ取引

117

117

資産計

195

117

312

 

 

 (2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

   前連結会計年度(2023年3月31日

 

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

売掛金

52,983

52,983

資産計

52,983

52,983

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

11,158

11,158

負債計

11,158

11,158

 

 

   当連結会計年度(2024年3月31日

 

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

売掛金

59,312

59,312

資産計

59,312

59,312

社債

9,992

9,992

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

12,716

12,716

負債計

22,708

22,708

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

 資 産

  売掛金

これらの時価は、一定の期間ごとに区分した債権ごとに債権額を満期までの期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

  投資有価証券

上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

 

デリバティブ取引

金利スワップの時価は、取引先金融機関から提示された価格によっており、レベル2の時価に分類しております。

金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされているPFI等プロジェクトファイナンス・ローン等と一体として処理されているため、その時価は、当該対象の時価に含めて記載しております。

 

 

 負 債

社債

当社の発行する社債の時価は、元利金の合計額と、当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

これらの時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

(有価証券関係)

 1.その他有価証券

  前連結会計年度(2023年3月31日)

 

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

 

 

 

 株式

133

33

100

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

 

 

 

 株式

3,521

3,773

△252

合計

3,655

3,807

△152

 

 

  当連結会計年度(2024年3月31日)

 

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

 

 

 

 株式

195

33

161

合計

195

33

161

 

 

 2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

  前連結会計年度(2023年3月31日)

 

区分

売却額

(百万円)

売却益の合計
(百万円)

売却損の合計
(百万円)

 株式

1,782

193

合計

1,782

193

 

 

   当連結会計年度(2024年3月31日)

 

区分

売却額

(百万円)

売却益の合計
(百万円)

売却損の合計
(百万円)

 株式

3,909

100

合計

3,909

100

 

 

 

(デリバティブ取引関係)

1 ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

該当事項はありません。

 

2 ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

 金利関連

前連結会計年度(2023年3月31日

 

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等
(百万円)

契約額等のうち
1年超
(百万円)

時価
(百万円)

原則的処理方法

金利スワップ取引

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

 

 

 

支払固定・受取変動

2,792

2,792

15

金利スワップの特例処理

金利スワップ取引

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

 

 

 

支払固定・受取変動

7,447

6,639

(注2)

合計

10,240

9,432

 

 

(注) 1.時価の算出方法

     取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。

   2.金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされているPFI等プロジェクトファイナンス・ローンと一体として処理している為、その時価は、当該PFI等プロジェクトファイナンス・ローンの時価に含まれております。

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等
(百万円)

契約額等のうち
1年超
(百万円)

時価
(百万円)

原則的処理方法

金利スワップ取引

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

 

 

 

支払固定・受取変動

3,100

3,100

117

金利スワップの特例処理

金利スワップ取引

PFI等プロジェクトファイナンス・ローン

 

 

 

支払固定・受取変動

6,641

6,022

(注2)

合計

9,741

9,122

 

 

(注) 1.時価の算出方法

     取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。

   2.金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされているPFI等プロジェクトファイナンス・ローンと一体として処理している為、その時価は、当該PFI等プロジェクトファイナンス・ローンの時価に含まれております。

 

(退職給付関係)

1 採用している退職給付制度の概要

当社は、確定給付型の制度として退職一時金制度及び規約型企業年金制度を設けております。また、当社は、確定拠出型の制度として確定拠出年金制度を設けております。なお、当社において退職給付信託を設定しております。

 一部の海外連結子会社は、確定給付型又は確定拠出型の制度を設けております。

また、一部国内連結子会社は、中小企業退職金共済制度を採用しております。また、当該制度に加え、一定要件を満たした従業員の退職等に際して割増退職金を支払う制度を設けております。

従業員の退職等に際しては、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。

 

 

2 確定給付制度

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

 

 

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

 退職給付債務の期首残高

18,395

18,835

  勤務費用

710

604

  利息費用

169

143

  数理計算上の差異の発生額

△42

202

  退職給付の支払額

△572

△386

  過去勤務費用の発生額

△300

  その他

176

73

 退職給付債務の期末残高

18,835

19,173

 

 

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表

 

 

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

 年金資産の期首残高

17,233

16,866

  期待運用収益

209

174

  数理計算上の差異の発生額

△686

917

  事業主からの拠出額

428

593

  退職給付の支払額

△476

△354

  その他

157

80

 年金資産の期末残高

16,866

18,278

 

 

(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

  積立型制度の退職給付債務

16,295

16,524

  年金資産

△16,866

△18,278

 

△571

△1,753

 非積立型制度の退職給付債務

2,540

2,648

  連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

1,968

895

 

 

 

  退職給付に係る負債

4,386

4,836

  退職給付に係る資産

2,417

3,941

  連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

1,968

895

 

 

(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

  勤務費用

710

604

  利息費用

169

143

  期待運用収益

△209

△174

  数理計算上の差異の費用処理額

258

877

  過去勤務費用の費用処理額

△31

  確定給付制度に係る退職給付費用

928

1,419

 

 

 (5) 退職給付に係る調整額
   退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

  過去勤務費用

△268

  数理計算上の差異

△384

△1,592

  合計

△384

△1,861

 

 

(6) 退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

  

 

(百万円)

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

  未認識過去勤務費用

△268

  未認識数理計算上の差異

2,129

537

  合計

2,129

268

 

 

(7) 年金資産に関する事項

①年金資産の主な内訳

年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

  株式

3

20

  債券

12

 

37

 

  一般勘定

23

 

22

 

  現金及び預金

50

 

12

 

    短期資産

7

 

4

 

  その他

1

 

5

 

  合計

100

 

100

 

 

(注) 年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度に0.1%含まれております。

 

②長期期待運用収益率の設定方法

年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。

 

(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

 

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

 割引率

0.2~1.5 %

0.7~1.6 %

 長期期待運用収益率

主に1.5

主に1.5

 予想昇給率

1.5~6.4

2.0~6.4

 

 

3 確定拠出制度

当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度315百万円、当連結会計年度405百万円であります。

 

 

(税効果会計関係)

1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

 

当連結会計年度
(2024年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

未払事業税

170

百万円

 

217

百万円

未払賞与

1,020

 

 

1,082

 

受注工事損失引当金

380

 

 

382

 

完成工事補償引当金

282

 

 

212

 

減価償却の償却超過額

149

 

 

155

 

退職給付に係る負債

647

 

 

299

 

税務上の繰越欠損金(注)

78

 

 

10

 

その他

675

 

 

653

 

繰延税金資産小計

3,403

 

 

3,013

 

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)

△10

 

 

△10

 

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△215

 

 

△217

 

評価性引当額小計

△225

 

 

△228

 

繰延税金資産合計

3,177

 

 

2,785

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

顧客関連資産

△454

 

 

△376

 

その他

△238

 

 

△252

 

繰延税金負債合計

△693

 

 

△628

 

繰延税金資産(負債)の純額

2,484

 

 

2,156

 

 

 

(注) 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

 前連結会計年度(2023年3月31日

 

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

0

0

4

73

78

百万円

評価性引当額

△0

△0

△4

△5

△10

繰延税金資産

67

67

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

 当連結会計年度(2024年3月31日

 

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

0

4

5

10

百万円

評価性引当額

△0

△4

△5

△10

繰延税金資産

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

 

2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

 

当連結会計年度
(2024年3月31日)

法定実効税率

30.6

 

30.6

(調整)

 

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

1.4

 

 

1.3

 

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△0.2

 

 

△0.1

 

住民税均等割等

0.8

 

 

0.6

 

試験研究費の特別控除額等

△1.3

 

 

△3.6

 

評価性引当額の増減

△1.8

 

 

0.0

 

国内連結子会社の税率差異

0.6

 

 

0.7

 

在外連結子会社の税率差異

△0.5

 

 

△0.6

 

その他

△1.2

 

 

0.7

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

28.3

 

 

29.7

 

 

 

(資産除去債務関係)

当社グループは、本社事務所等の不動産賃貸借契約に基づく退去時における原状回復義務を資産除去債務として認識しておりますが、当該債務の総額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。

なお、当連結会計年度末における資産除去債務は、負債計上に代えて、不動産賃貸借契約に関連する敷金の回収が最終的に見込めないと認められる金額を合理的に見積り、当連結会計年度の負担に属する金額を費用に計上する方法によっております。

 

(公共施設等運営事業関係)

(1) 公共施設等運営権の概要

連結子会社である株式会社みずむすびマネジメントみやぎが運営権者となり、実施する公共施設等運営事業は以下のとおりです。

 

対象となる公共施設等の内容

宮城県における

①大崎広域水道用水供給事業用資産(取水施設、導水施設、浄水施設及び送水施設)

②仙南・仙塩広域水道用水供給事業用資産(取水施設、導水施設、浄水施設及び送水施設)

③仙塩工業用水道事業用資産(取水施設、導水施設、浄水施設及び配水施設)

④仙台圏工業用水道事業用資産(取水施設及び配水施設)

⑤仙台北部工業用水道事業用資産(取水施設、導水施設、浄水施設及び配水施設)

⑥仙塩流域下水道事業用資産(排水施設及び処理施設)

⑦阿武隈川下流流域下水道事業用資産(排水施設及び処理施設)

⑧鳴瀬川流域下水道事業用資産(排水施設及び処理施設)

⑨吉田川流域下水道事業用資産(排水施設及び処理施設)

実施契約に定められた

運営権対価の支出方法

運営権取得時に運営権対価を一括で支払

運営権設定期間

2022年4月1日から2042年3月31日までの20年間

残存する運営権設定期間

2024年4月1日から2042年3月31日までの18年間

 

 

(2) 公共施設等運営権の減価償却の方法

公共施設等運営権については、運営権設定期間(20年)に基づく定額法により償却しております。

(3) 更新投資に係る事項

  ① 主な更新投資の内容及び当該更新投資を予定している時期

 主な更新投資の内容は、監視制御設備等であり、2022年4月1日から運営権設定期間まで、順次更新の見込みです。

  ② 更新投資に係る資産の計上方法

 更新投資を実施した際に、資本的支出に該当する部分に関する支出額を無形固定資産として計上しております。

 

  ③ 更新投資に係る資産の減価償却の方法

更新投資の経済的耐用年数(当該更新投資の経済的耐用年数が公共施設等運営権の残存する運営権設定期間を上回る場合は、当該残存する運営権設定期間)に基づく定額法により償却しております。

④ 翌連結会計年度以降に実施すると見込まれる更新投資のうち資本的支出に該当する部分の内容及びその金額

翌連結会計年度以降、運営権設定期間においては、順次、必要となる更新投資を行う予定です。具体的な内容については以下のとおりです。

   ・上工水施設の設備の更新を目的とした投資等

  なお、翌連結会計年度においては、4,518百万円を見込んでおります。

 

(収益認識関係)

(1) 収益の分解情報

 当社グループの売上高は、主に顧客との契約から認識された収益であり、当社グループの報告セグメントを財又はサービスの地域市場別に分解した場合の内訳は以下のとおりです。

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

プラントエンジニアリング

事業

サービスソリューション

事業

 地域市場別内訳

 

 

 

  日本

61,369

63,744

125,114

  米国

18,612

18,612

  その他

6,989

6,989

外部顧客への売上高

86,971

63,744

150,716

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

プラントエンジニアリング

事業

サービスソリューション

事業

 地域市場別内訳

 

 

 

  日本

65,595

69,267

134,863

  米国

22,188

22,188

  その他

8,509

8,509

外部顧客への売上高

96,293

69,267

165,561

 

(2) 収益を理解するための基礎となる情報

 収益は注記「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項 (5) 重要な収益及び費用の計上基準」に従って会計処理し、各セグメントにおける製品又はサービスに関する主な収益認識方法は以下のとおりです。

 プラントエンジニアリング事業に係る主な履行義務は、国内外の浄水場・下水処理場等向け設備の設計・建設及びこれらの設備にて使用される各種機器類の設計・製造・販売です。

 サービスソリューション事業に係る主な履行義務は、国内の浄水場・下水処理場・ごみ処理施設向け設備の補修工事及び運転管理等の各種サービスの提供であります。

 契約に複数の財又はサービスが含まれる場合、履行義務が別個のものか否か判断して、会計処理の単位を決定しております

 契約の当事者が承認した契約の範囲又は価格(あるいはその両方)の変更があった場合、当該変更を「別個の契約」又は「当初契約の変更」のいずれとして会計処理すべきなのかを判断しております。

 取引価格は、財又はサービスと交換に権利を得ると見込む対価の額で算定しております。取引価格は、独立販売価格の比率に基づき、履行義務に配分しております。独立販売価格を直接観察できない場合、履行義務を充足するために発生するコストを見積り、当該財又はサービスの適切な利益相当額を加算する方法により独立販売価格の見積りを行っております。

 プラントエンジニアリング事業及びサービスソリューション事業に係る主な履行義務は、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたり収益を認識する方法(履行義務の充足に係る進捗度の見積りはコストに基づくインプット法)を適用し、収益を認識しております。また、サービスソリューション事業の履行義務について、請求金額(請求する権利)が、履行が完了した部分に対する対価の額に直接対応する場合、請求する権利を有している金額で収益を認識しております。

 

(3) 当連結会計年度及び翌連結会計年度以降の収益の金額を理解するための情報

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

① 契約資産及び契約負債の残高等

 契約資産は当社及び連結子会社が顧客に移転した財又はサービスと交換に受け取る対価に対する当社及び連結子会社の権利であります。契約資産は、対価に対する権利が無条件になった時点で売掛金に振り替えられます。

 契約負債は、財又はサービスを顧客に移転する当社及び連結子会社の義務に対して、支払条件に基づき顧客から受け取った前受金であります。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

契約資産の残高は、注記事項 (連結貸借対照表関係)に記載のとおりであります。

当連結会計年度に認識した収益のうち、当連結会計年度期首の契約負債残高に含まれていた金額は、6,438百万円であります。

なお、当連結会計年度において、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の額には重要性はありません。

② 残存履行義務に配分した取引価格

 当連結会計年度末(2023年3月31日)で未充足(又は部分的に未充足)の履行義務に配分した取引価格の総額は228,717百万円であり、このうち約7割は3年以内に収益として認識することを見込んでおります。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

① 契約資産及び契約負債の残高等

 契約資産は当社及び連結子会社が顧客に移転した財又はサービスと交換に受け取る対価に対する当社及び連結子会社の権利であります。契約資産は、対価に対する権利が無条件になった時点で売掛金に振り替えられます。

 契約負債は、財又はサービスを顧客に移転する当社及び連結子会社の義務に対して、支払条件に基づき顧客から受け取った前受金であります。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

契約資産の残高は、注記事項 (連結貸借対照表関係)に記載のとおりであります。

当連結会計年度に認識した収益のうち、当連結会計年度期首の契約負債残高に含まれていた金額は、5,961百万円であります。

なお、当連結会計年度において、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の額には重要性はありません。

② 残存履行義務に配分した取引価格

 当連結会計年度末(2024年3月31日)で未充足(又は部分的に未充足)の履行義務に配分した取引価格の総額は275,071百万円であり、このうち約7割は3年以内に収益として認識することを見込んでおります。