第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間及び本四半期報告書提出日(2020年5月14日)現在において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」につき、以下の追加すべき事項が生じております。
 なお、文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

・M&Aにおける固定資産の減損リスクの影響

当社グループでは、連結貸借対照表において企業結合により生じた固定資産を計上しております。この資産については、今後の事業計画との乖離等によって計画したキャッシュ・フローを達成できない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
 
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による経済的影響
 世界的に流行している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、国内においても急速にまん延し、2020年4月7日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出されました。また、当社の本社所在地である東京都は、緊急事態措置を実施すべき区域に含まれております。
 当社グループでは、全社員を対象とした在宅勤務の原則化など事業活動を継続しつつ感染拡大防止のための措置を講じておりますが、今後も感染拡大が終息せず外出自粛や営業自粛による国内経済の停滞が長期にわたる場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社は、当第3四半期連結会計期間において、DSP事業等を営むデクワス株式会社の株式を新たに取得し、連結の範囲に含めております。

前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度においては、四半期連結財務諸表及び連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間及び前連結会計年度との比較分析については記載しておりません。

なお、文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、急速に悪化しており極めて厳しい状況にあります。

先行きについても、感染症の影響により極めて厳しい状況が続くと見込まれており、感染症が内外経済をさらに下振れさせるリスクに十分注意する必要があります。

当社が深く関連する2019年のインターネット広告媒体費のうち、運用型広告費は1兆3,267億円(前年比125.2%)となり、前年に続き、大規模プラットフォーマーを中心に高成長となりました。大規模プラットフォーマーではない独立した専門型プラットフォーマー(ニュースキュレーションメディアなど)も、前年同様、運用型広告の機能拡充を継続して大規模プラットフォーマーとの連携を深めた結果、広告費が増加しております。(出典:株式会社電通「2019年日本の広告費」2020年3月11日)

このような環境のなか、当社は、パーソナライズ・エンジン「デクワス」をコアとする各サービスや、デジタルナレッジマネジメントサービス(以下、「DKMサービス」という。)を提供し、顧客企業のインターネットを介したマーケティング活動支援に積極的に取り組んでおります。

その中でも当社の強みである、簡単にターゲティング広告を配信できる「デクワス.AD スタートパック」、画像解析エンジンによるビジュアルコマースサービスの「デクワス.VISION」を中心に、業績向上に注力してまいりました。

当第3四半期連結累計期間の既存サービスに関しては、パーソナライズ・アドサービスの売上高が好調に推移し、当社グループの業績向上に大きく貢献いたしました。またパーソナライズ・レコメンドサービスにおいても堅調に推移しております。

前期より取り組みを始めたDKMサービスは、当第3四半期連結累計期間において、今まで取引実績のなかった美容業界から、新規受注に成功いたしました。また、当社独自のサービスである「デクワス・マイビジネス」についても営業範囲を拡大し、医療分野での受注に成功いたしました。DKMサービスは、順調に収益を拡大して業績向上に寄与しておりますので、引き続き注力してまいります。

このような情勢のなか当社では、2020年3月にデクワス株式会社の株式を90%取得し、同社を子会社といたしました。同社は、DSP事業等を展開しており、取引先に対して日本企業ならではのきめ細やかな対応により、安定的な収益を確保しました。なお、同社については、2020年3月31日をみなし取得日として、当第3四半期連結会計期間より貸借対照表のみ連結の範囲に含めております。

コスト面では、新規事業に関する投資や上記サービス分野へ計画通り投資しつつも、効率的な人員配置による労務費の削減等、全社的なコスト抑制の取り組みを継続いたしました。

その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は733,081千円、営業損失は35,929千円、経常損失は34,345千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は36,681千円となりました。

 

代表取締役をはじめとする取締役の役員報酬については、その経営責任を明確にするとともに、業績向上を期すべく減額を継続しております。

 

当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。

 

 

② 財政状態

(流動資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、613,656千円となりました。その主な内訳は、現金及び預金346,024千円であります。

 

(固定資産)

当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、70,781千円となりました。

 

(流動負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、237,508千円となりました。その主な内訳は、買掛金81,554千円前受収益82,641千円であります。

 

(固定負債)

当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、6,250千円となりました。その内訳は、資産除去債務であります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、440,678千円となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は7,814千円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2020年1月31日開催の取締役会決議に基づき、京セラコミュニケーションシステム株式会社との間で株式譲渡契約を締結し、2020年3月2日付で、同社がDSP事業等を新設分割することにより新たに設立したデクワス株式会社の議決権の90%を取得し、子会社化しております。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」(企業結合等関係)をご参照ください。