当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、本年1月下旬に発令された新型コロナウイルス感染症対策の「まん延防止等重点措置」が3月下旬に全面解除され、各種政策の効果等により景気の持ち直しが期待されていましたが、世界的な原油価格の高騰、ロシア・ウクライナ情勢、サプライチェーンの停滞等による資源価格の上昇、世界経済の停滞も関係し、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
一方で当社グループが手掛けるデジタルマーケティングソリューション事業領域は、国内のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進によるデジタル化の加速や、巣ごもり・在宅需要を背景に通販系消費が拡大し、2021年のインターネット広告費は前年と比べ21.4%増の2兆7,052億円とマスコミ四媒体広告費(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)の総広告費を初めて上回り(出典:株式会社電通「2021年日本の広告費」2022年2月24日)高成長を維持しております。
このような環境のなか、当社グループの当第3四半期連結累計期間においては、「ネット広告サービス」は新型コロナウイルス感染症に対応する消費財等の広告需要及び首都圏不動産需要の高まりを受けて広告配信案件が順調に推移したことで、業績が前年同期を大きく上回りました。「CX改善サービス」は、ZETA株式会社(以下「ZETA」という。)の業績が好調に推移したことで、前年同期と比べ大きく伸長しました。「OMO推進サービス」は、当第3四半期より大手小売店舗の新規取引が開始したことや既存大手顧客先からの取引継続もあり、業績が前年同期を上回りました。
当社とデクワス株式会社(以下「デクワス」という。)はフロー型ビジネスのため、広告需要に左右される傾向がありますが、両社ともに個別の四半期会計期間の営業利益は前2021年6月期第3四半期より継続して黒字かつ拡大基調にあり、利益を生み出せる体質となりました。これにストック型ビジネスであるZETAの安定的収益が加わり、連結損益計算書の営業利益は前年同期と比べ好調に推移しました。
また会計基準に従い、企業結合日時点にて発生したのれんから独自に価値が算出可能な資産(以下「識別可能資産」という。)の算定を進めた結果、当第3四半期連結会計期間において顧客関連資産800,000千円を識別可能資産として計上し、企業結合日に暫定的に計上したのれん1,972,065千円から同額を振替えました。この顧客関連資産は当社グループに収益をもたらす資産であり、償却期間内で回収可能と見込んでおります。当該顧客関連資産の計上に伴い、276,000千円の繰延税金負債を計上した結果同額ののれんが増加したため、増加した金額について当第3四半期連結決算において減損損失の追加計上をしております。
なお計上された繰延税金負債276,000千円については、顧客関連資産の償却に対応して取り崩されることになります。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は1,790,630千円(前年同期比79.7%増)、営業利益は126,788千円(前年同期は62,181千円の損失)、経常利益は121,915千円(前年同期は60,778千円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,317,760千円(前年同期は69,711千円の損失)となりました。
なお当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末より1,605,079千円増加し、2,092,234千円となりました。その主な内訳は、主にZETAの連結子会社化により現金及び預金が1,386,091千円、売掛金が159,602千円、前払費用30,590千円が増加したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末より822,715千円増加し、850,999千円となりました。その主な内訳は、主にZETAの連結子会社化により顧客関連資産が746,500千円、のれんが5,075千円発生したことによるものであります。
(繰延資産)
当第3四半期連結会計期間末における繰延資産は、ZETAの連結子会社化により第1四半期連結会計期間より発生し、8,942千円となりました。その内訳は、ZETAの社債発行費によるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末より412,580千円増加し、619,070千円となりました。その主な内訳は、OMO推進サービスの伸長などによる契約負債(前連結会計年度は前受収益及び前受金の一部)が54,934千円増加したことや、主にZETAの連結子会社化により1年内返済予定の長期借入金及び1年内償還予定の社債が234,306千円、買掛金が39,123千円、未払金が39,424千円、未払費用が31,331千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は前連結会計年度末より967,530千円増加し、996,290千円となりました。その主な内訳は、主にZETAの連結子会社化により長期借入金及び社債が704,623千円、繰延税金負債が260,784千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末より1,056,625千円増加し、1,336,815千円となりました。その主な内訳は、主にZETAの連結子会社化により資本剰余金が2,364,452千円増加したことや、のれんの減損損失により利益剰余金が1,317,760千円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は343千円であります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。