当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、一部では持ち直しの動きがみられておりますが、依然として新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況で推移しました。
海外経済は、ワクチン接種が進捗している欧米諸国、回復基調が続いている中国等の一部の国や地域では、経済活動が持ち直しつつありますが、変異株による感染再拡大リスクなど将来見通しの不確実性は高く、引続き予断を許さない状況が続いております。
国内経済においても、緊急事態宣言が最大21都道府県にまで拡大し、新規感染者数が過去最多を記録する等、社会・経済活動は引続き停滞しております。一方で、ワクチン接種率は急速に進捗しており、感染者数も夏場をピークに減少を続け、2021年9月30日をもってすべての都道府県で緊急事態宣言措置及びまん延防止等重点措置が終了したことで、日常生活や経済活動の正常化への期待感も出始めております。
綿半グループが関係する事業環境のうち、小売事業では、前期に発生した巣ごもり需要が一巡したことによる反動減や、活動自粛の長期化・雇用情勢不安による個人消費の停滞が続いております。また、消費者の生活様式が大きく変化するなかで、インターネット通販の生鮮食品分野への参入など、業種・業態を超えた競争が激しさを増しており、厳しい事業環境となっております。
建設事業では、世界的な需給バランスの変化に伴う材料価格の上昇や納期遅延の影響も受けて、厳しい事業状況となっております。一方で、公共投資が底堅く推移し、製造業の設備投資にも持ち直しの動きがみられ、足元の受注環境は確実に改善されてきております。
貿易事業では、医薬品市場において、2021年度からの薬価毎年改定が始まったことや、化粧品市場では新型コロナウイルス感染症拡大による生活様式の変化の影響を受け需要が縮小傾向にあるなど、引続き厳しい事業環境が続いております。
このような状況下におきまして、力を合わせ、分かち合い、響き合う「合才の精神」を経営理念に掲げ、持株会社である当社を中核として、ICT化の推進や働き方改革等による収益力の向上に努め、各事業会社が顧客・マーケットに適合した事業展開を積極的に推進してまいりました。
当第2四半期連結累計期間における業績は、前期における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり需要等の発生による影響を受け、売上高は538億34百万円(前年同四半期比8.6%減)、営業利益は7億52百万円(同67.3%減)、経常利益は9億57百万円(同60.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億7百万円(同47.7%減)となり、前年同四半期比では減収減益となりました。
なお、通期の連結業績見通しについては、生鮮食品や医薬品等を導入した改装店舗が好調に推移していることに加え、木造住宅分野が大幅に伸長していることから、変更はございません。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、小売事業セグメントに含まれていた木造住宅分野を、建設事業セグメントに変更しております。以下の前年同四半期との比較数値については、当該セグメント変更後の区分方法に基づいて記載しております。
(小売事業)
小売事業では、前期から引続き、新型コロナウイルス感染予防を徹底し、お客さま・従業員の安心・安全を確保することを最優先に営業活動を継続しております。
「店舗改装と新規出店を継続して推進」「物流の効率化」を当期の重点施策とし、積極的な事業展開を推進してまいりました。
店舗改装では、9月には八田店のリニューアルオープンを実施いたしました。青果・鮮魚・精肉・惣菜・グローサラントを導入したフーズエリアと、ペットショップ・ガーデニング・カフェを併設したライフエリアからなる大型店舗となり、リニューアルオープン後、売上・客数ともに好調に推移しております。
加えて、大型スーパーセンターでは、昨年11月にグループ入りした株式会社ほしまんのノウハウを活用した新たな取組みとして、医薬品コーナーを新設し、さらなる店舗の機能強化を図っております。
物流の効率化として、内製化にも力を入れており、太平洋の沼津市場や日本海の黒部漁港からの直接仕入や、首都圏エリアでの大型家電や家具の配送から取付までを一貫して行うサービスを開始いたしました。また、青果センターでのパッキングや検品機能の集約により、店舗業務の効率化、鮮度の向上及び廃棄ロスの減少を図っております。
当第2四半期連結累計期間における業績は、利益率の高いDIY商品等の巣ごもり需要の反動減の影響、お盆時期の豪雨の影響、店舗改装費用の発生等により、売上高は381億17百万円(同3.7%減)、セグメント利益は8億49百万円(同47.5%減)となりました。
(建設事業)
建設事業では、新型コロナウイルス感染症拡大による建設計画の中止や変更による影響を受け、当四半期累計期間は厳しい事業環境で推移いたしましたが、足元の受注環境は改善傾向にあり、受注残高は前年同四半期末比47%増加しているなど、受注はさらなる回復が見込まれております。
建設事業では、このような情勢も踏まえ、独自の技術力を活かした製品開発を推進するとともに、迅速で柔軟性の高い経営判断を目的として、事業体制の見直しを実施しております。「ソリューションズ」、「鐵構」及び「コンストラクション」の3カンパニーと、木造住宅分野それぞれで、次の成長に向けた重点施策を策定し、営業展開、設備投資、商品開発等を推進しております。
加えて木造住宅分野では、2021年8月に、天然無垢材にこだわった木造住宅の販売事業を展開し、全国に約400社の加盟店を有するハウスメーカーである、株式会社夢ハウスの全株式を取得し、連結子会社化いたしました。綿半グループと夢ハウスが有する、戸建木造住宅の加盟店運営の経営資源や天然無垢材の仕入調達力を相互活用することにより、木造住宅分野でのさらなる価値創出、収益性の拡大に努めてまいります。
当第2四半期連結累計期間における業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による前期の受注減少を受け、売上高は126億30百万円(同20.7%減)、セグメント損失は41百万円(前年同四半期は6億26百万円のセグメント利益)となりましたが、計画に対しては好調に推移しております。
(貿易事業)
貿易事業では、長期的に注力する分野を見極め「原薬製造の安定化・高品質化」「取扱原薬数の拡大」「自然派・オーガニック商品の拡販」を推進するとともに、製薬研究所製品の新製法開発に取組み、収益確保に努めてまいりました。
また、公式ホームページ(https://www.watahan-trading.co.jp/)のリニューアルを行い、医薬品原料コンテンツを追加して天然原料検索サイトの充実を図りました。
当第2四半期連結累計期間における業績は、コロナワクチン副反応対策による解熱鎮痛用途で需要が増加している一方、医薬品の在庫積み増し特需の反動減の影響を受け、売上高は29億45百万円(前年同四半期比9.2%減)、セグメント利益は4億52百万円(同23.6%減)となりましたが、計画に対し順調に推移しております。
(その他)
「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業等を含んでおります。売上高は1億41百万円(同1.2%減)、セグメント利益は72百万円(同4.1%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べ、45億21百万円増加し、634億27百万円(前期末比7.7%増)となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ5億91百万円増加し、311億36百万円(同1.9%増)となりました。主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産が16億73百万円減少した一方で、原材料及び貯蔵品が9億14百万円、仕掛品が8億25百万円、その他流動資産が8億45百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ39億29百万円増加し、322億90百万円(同13.9%増)となりました。主な要因は、投資その他の資産が11億48百万円、土地が15億18百万円、建物及び構築物が7億42百万円増加したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の負債の合計は、前連結会計年度末に比べ40億73百万円増加し、454億46百万円(同9.8%増)となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金が3億83百万円減少、未払法人税等が2億1百万円減少した一方で、短期借入金が50億19百万円増加したこと等によるものであります。
当第2四半期連結会計期間末の純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ4億48百万円増加し、179億81百万円(同2.6%増)となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益により8億7百万円増加した一方、剰余金の配当により3億96百万円減少したこと等によるものであります。
これらの結果、自己資本比率は28.3%(前連結会計年度末は29.8%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は46億47百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億93百万円減少いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動の結果使用した資金は、2億5百万円となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益10億38百万円、売上債権の減少24億40百万円及び減価償却費7億39百万円があった一方、未払消費税等の減少19億41百万円、仕入債務の減少16億7百万円及び法人税等の支払額7億36百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の投資活動の結果使用した資金は、25億53百万円となりました。これは主に固定資産の取得による支出16億94百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出9億98百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の財務活動の結果獲得した資金は、22億74百万円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出16億47百万円があった一方、短期借入金の純増額39億10百万円があったこと等によるものであります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(8)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、5,163千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。