【注記事項】
(継続企業の前提に関する事項)

 当社は、当事業年度において営業損失1,281,053千円、経常損失1,197,304千円及び当期純損失1,348,137千円を計上しました。営業損失・経常損失は5期連続、当期純損失は2期連続計上しております。これらの状況により、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。

当社は当該状況を解消すべく、新型コロナウイルス感染の影響が不透明な状況下ではありますが、以下のとおり対応を進めてまいります。

1)置床用PBの販売をさらに推進させるとともに、構造用PB「壁武者」及びフロアー用PB等、他の市場へ参入し売上増をめざすべく営業と開発を増員し活動を強化しております。

2)更なる製造技術開発により、製造経費の削減を行ってまいります。

 

これらの当社独自の対応策を実施することに加えて、各種取引先との緊密な連携関係を高め、必要に応じた協力体制を築くことによりキャッシュフローの改善と財務体質の強化を図り当該状況の解消、改善に努めます。また、一部借入金につきましては財務制限条項がございますが、すべての関係金融機関と財務状態及び資金計画等の協議を行った結果、期限の利益喪失の権利行使をしない旨の同意を得ており、引き続き当該金融機関と緊密な関係を維持し、継続的な支援をいただけるよう定期的に協議を行ってまいります。

今後も上記施策を推進し、収益力の向上と財務体質の強化に取り組みますが、これらの改善策ならびに対応策は実施中であり、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

 

なお、当社の財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を財務諸表に反映していません。

 

(重要な会計方針)

1  有価証券の評価基準及び評価方法

(1) 子会社株式及び関連会社株式

移動平均法による原価法

(2) その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は、移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

 

2  棚卸資産の評価基準及び評価方法

(1) 商品及び製品

商品は先入先出法による原価法、製品は総平均法による原価法

(貸借対照表価額は、収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)

(2) 仕掛品

総平均法による原価法

(貸借対照表価額は、収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)

(3) 原材料、貯蔵品

先入先出法による原価法

(貸借対照表価額は、収益性の低下による簿価切下げの方法により算定)

 

 

3  固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産

定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

建物

3~39年

構築物

7~60年

機械及び装置

2~8年

 

(2) 無形固定資産

自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。

 

 

4  引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

(2) 賞与引当金

従業員に対する賞与の支給に備えるため、支給見込額のうち当事業年度の負担額を計上しております。

(3) 退職給付引当金

従業員に対する退職金の支給に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見積額に基づき計上しております。なお、期末要支給額を退職給付債務とする簡便法を適用しております。

(4) 役員報酬BIP信託引当金

役員に対する将来の当社株式の給付に備えるため、内規に基づき、役員に割り当てられるポイント見込み数に応じた当事業年度末における給付見込額を計上しております。

 

5 重要な収益及び費用の計上基準

顧客との契約から生じる収益に関する主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

主としてパーティクルボード等の住宅関連資材の製造及び販売を行っております。当該販売については、顧客に引き渡された時点で収益を認識しております。ただし、国内の販売については出荷時点で収益を認識しております。

 

(重要な会計上の見積り)

   (佐倉工場の固定資産)

  (1)当事業年度の財務諸表に計上した金額 

                                              (単位:千円)

 

前事業年度

当事業年度

佐倉工場に属する有形固定資産及び無形固定資産

6,557,716

5,757,244

 

 

   (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

 当社は、固定資産の減損会計において、管理会計上の区分を基礎とし、将来の使用が見込まれていない遊休資産については個々の物件単位でグルーピングを行っております。

 佐倉工場においては営業損益が継続的にマイナスとなっていることから、佐倉工場の資産は当事業年度末において減損の兆候があります。減損損失計上の要否の検討にあたり、将来の佐倉工場における収益及び費用の予測等を主要な仮定として同工場の割引前将来キャッシュ・フローを見積った結果、割引前将来キャッシュ・フローの総額が固定資産の帳簿価額を上回ったため、減損損失は認識しておりません。

 実際の業績が当該見積りと異なった場合、翌事業年度の貸借対照表において、佐倉工場の固定資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(会計方針の変更)

(収益認識に関する会計基準の適用)

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を当会計年度の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。これにより、顧客に支払われる対価の一部について、従来は、販売費及び一般管理費として処理する方法によっておりましたが、取引価格から減額する方法に変更しております。

収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、当会計年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当会計年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。この結果、当連結会計年度の売上高は105,508千円減少し、販売費及び一般管理費は105,508千円減少しております。また、営業損失、経常損失及び税金等調整前当期純損失、及び、利益剰余金の当期首残高に与える影響はありません。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な扱いに従って、前会計年度について新たな表示方法により組替を行っておりません。さらに、収益認識会計基準第89-3項に定める経過的な取扱いに従って、前会計年度に係る「収益認識関係」注記については記載していません。

 

(時価の算定に関する会計基準の適用)

「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を当会計年度の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、財務諸表に与える影響はありません。

 

(追加情報)

   (役員に信託を通じて自社の株式を交付する取引)
  当社は、取締役の中長期に継続した業績の向上と企業価値の増大への貢献意識を高めることを目的に、業績連動型株式報酬制度として「役員報酬BIP信託」を導入しております。
 当該信託契約に係る会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第30号 平成27年3月26日)に準じております。
 当該信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前事業年度121,762千円及び81,968株、当事業年度121,762千円及び81,968株であります。

 

(財務制限条項)

(1)1年内返済予定の長期借入金のうち381,700千円及び長期借入金のうち418,300千円には、下記の財務制限条項が付されております。

①2020年3月期以降に終了する当社の各年度の決算期に係る当社の連結損益計算書上の経常損益に関して、2期連続して経常損失を計上しないこと。

(2)1年内返済予定の長期借入金のうち546,333千円及び長期借入金のうち1,392,243千円には、下記の財務制限条項が付されております。

①2020年3月期以降に終了する各年度の決算期の末日における連結貸借対照表における純資産の部の金額を、当該決算期の直前の決算期の末日における連結貸借対照表における純資産の部の金額の75%の金額以上に維持すること。

②2020年3月期以降に終了する当社の各年度の決算期に係る当社の連結損益計算書上の経常損益に関して、2期連続して経常損失を計上しないこと。

(3)1年内返済予定の長期借入金のうち150,000千円及び長期借入金のうち797,126千円には、下記の財務制限条項が付されております。

①2020年3月期以降に終了する各年度の決算期の末日における連結貸借対照表における純資産の部の金額を、当該決算期の直前の決算期の末日における連結貸借対照表における純資産の部の金額の75%の金額以上に維持すること。

②2020年3月に終了する決算期の末日における連結貸借対照表における純資産の部の金額が2019年3月に終了する決算期の末日における連結貸借対照表における純資産の部の金額の75%の金額未満とならないこと。

③2021年3月に終了する決算期またはそれ以降に終了する各年度の決算期に係る連結損益計算書上の経常損益に関して、それぞれ2期連続して経常損失を計上しないこと。

④2020年3月に終了する決算期に係る連結損益計算書上の経常損益及び2021年3月に終了する決算期に係る連結損益計算書上の経常損益がいずれも損失にならないこと。

⑤2017年3月に終了する決算期またはそれ以降に終了する各年度の決算期において、連結貸借対照表、連結損益計算書及び連結キャッシュフロー計算書に記載され、以下の計算式で算出される値を0以下としないこと。
(計算式)
営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー+財務活動に関するキャッシュ・フロー+(期首現預金残高―(売上高÷12))

 

なお、当連結会計期間末において上記の財務制限条項に抵触しておりますが、すべての関係金融機関と財務状態及び資金計画等の協議を行った結果、期限の利益喪失の権利行使をしない旨の同意を得ております。

引き続き当該金融機関と緊密な関係を維持し、継続的な支援をしていただけるよう定期的に協議を行ってまいります。

 

(貸借対照表関係)

※1  関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示したものを除く)

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

短期金銭債権

2,536

千円

3,291

千円

短期金銭債務

1,014,665

 

1,055,169

 

長期金銭債務

111,300

 

111,300

 

 

 

※2  担保資産及び担保付債務

担保に供している資産並びに担保付債務は次のとおりであります。

担保資産

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

土地

2,493,005

千円

2,493,005

千円

建物

1,937,891

 

1,870,378

 

構築物

306,289

 

273,021

 

機械及び装置

2,904,456

 

2,195,737

 

7,641,642

 

6,832,143

 

 

 

担保付債務

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

短期借入金

300,000

千円

257,039

千円

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)

7,368,835

 

6,985,759

 

7,668,835

 

7,242,798

 

 

 

※3  圧縮記帳額

国庫補助金等により有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額及びその内容は、次のとおりであります。

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

機械及び装置

19,000

千円

19,000

千円

 

 

※4 受取手形裏書譲渡高

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

受取手形裏書譲渡高

198,713

千円

228,352

千円

 

 

(損益計算書関係)

※1  関係会社との取引高

 

前事業年度

(自  2020年4月1日

至  2021年3月31日)

当事業年度

(自  2021年4月1日

至  2022年3月31日)

営業取引

 

 

 

 

 売上高

184,285

千円

197,791

千円

 仕入高

307,713

 

387,724

 

 販売費及び一般管理費

842,586

 

808,716

 

営業取引以外の取引

71,637

 

71,663

 

 

 

※2  固定資産売却益の内容は、次のとおりであります。

 

前事業年度

(自  2020年4月1日

至  2021年3月31日)

当事業年度

(自  2021年4月1日

至  2022年3月31日)

土地

千円

38,831

千円

車両運搬具

489

 

 

その他

232

 

 

721

 

38,831

 

 

 

※3 固定資産除却損の内容は、次のとおりであります。

 

前事業年度

(自  2020年4月1日

至  2021年3月31日)

当事業年度

(自  2021年4月1日

至  2022年3月31日)

建物

千円

880

千円

機械及び装置

7,911

 

 

車両運搬具

 

0

 

工具、器具及び備品

0

 

 

撤去費用

16,488

 

28,239

 

その他

 

700

 

24,399

 

29,820

 

 

 

(有価証券関係)

子会社株式は、市場価格のない株式等のため、子会社株式の時価を記載しておりません。また、関連会社株式につきましては該当事項はありません。

なお、市場価格のない株式等の子会社株式の貸借対照表計上額は次のとおりであります。

 

 

 

(単位:千円)

区分

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

子会社株式

69,056

69,056

 

 

 

(税効果会計関係)

1. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 税務上の繰越欠損金

266,530

千円

890,877

千円

 退職給付引当金

81,489

 

79,207

 

 賞与引当金

17,305

 

14,305

 

 役員報酬BIP信託引当金

19,018

 

19,018

 

 未払事業税

178

 

190

 

 貸倒引当金繰入超過額

2,734

 

2,734

 

 減損損失

66,164

 

9,219

 

 棚卸資産評価損

156,232

 

48,814

 

  資産除去債務

137,407

 

90,398

 

 その他

3,001

 

1,424

 

繰延税金資産小計

750,061

 

1,156,191

 

 税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 

△266,530

 

△890,877

 

 将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△483,531

 

△265,313

 

評価性引当額小計

△750,061

 

△1,156,191

 

繰延税金資産合計

 

 

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 圧縮記帳積立金

△122,721

 

△122,721

 

 特別償却準備金

△15,531

 

△7,813

 

 土地評価益

△86,321

 

△86,321

 

  その他有価証券評価差額金

△10,250

 

△21,351

 

 資産除去債務に対応する除去費用

△48,800

 

△44,976

 

繰延税金負債合計

△283,625

 

△283,185

 

繰延税金資産純額又は繰延税金負債(△)の純額

△283,625

 

△283,185

 

 

(注) 1.評価性引当額が406,129千円増加しております。この増加の主な内容は、棚卸資産評価損に係る評価性引当額が107,418千円、減損損失に係る評価性引当額が56,944千円、資産除去債務に係る評価性引当額が47,009千円減少した一方で、税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額が624,347千円増加したことに伴うものであります。

2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前会計年度(2021年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金(※)

266,530

266,530

評価性引当額

△266,530

△266,530

繰延税金資産

 

※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

当会計年度(2022年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金(※)

890,877

890,877

評価性引当額

△890,877

△890,877

繰延税金資産

 

※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 前事業年度及び当事業年度は税引前当期純損失を計上しているため、注記を省略しております。

(収益認識関係)

 収益を理解するための基礎となる情報については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 収益認識関係」に同一の内容を記載していますので注記を省略しています。

 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。