第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期累計期間(平成28年7月1日から平成29年3月31日)におけるわが国の経済は、経済政策を背景に株式相場が堅調に推移し、企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、海外経済のリスク(イギリスのEU脱退など)や個人消費の停滞感などがあるなか、先行き不透明な状況で推移しました。

当社ではこのような環境の中、ユーザーに提供されるキーパーコーティングの品質の維持・向上を従来以上に実現していくことが、当面の業績を向上させるだけでなく、将来に向けての発展を目指したKeePerブランドのブランディングを確実にしていくために最も重要であると考えております。

当社の主たるビジネスであるカーコーティングに関わる事業においては、当社の第3四半期会計期間である1月~3月はその需要が最も低くなる時期であります。これは、日本人特有の「お正月前に身の回りをきれいにする習慣」で年末の12月に需要が極端に集中するので、その反動と冬の寒さも手伝って第3四半期会計期間は年間で一番低い販売実績となり、年間売上に対して20%前後の販売売上にとどまります。

とはいえ、当第3四半期会計期間の売上高は前年度の第3四半期会計期間に対して、105百万円増加(8.2%増)の1,399百万円となり、キーパー製品等関連事業が4.4%増で、キーパーラボ運営事業が新店効果もあって14.4%増であり、会社全体の売上に対する粗利益率も上がっていて前年同期比で売上総利益が105百万円増加(11.6%増)の1,012百万円となっております。

更に、昨年の同時期の平成28年3月18日に当社は東証マザーズから東証一部に市場変更を行っており、これを全国の皆さんにお伝えするために朝日新聞、中日新聞などで全面広告を実施したために広告宣伝費がかさみましたが、今年はこれをしていないので前年同期比で広告宣伝費が30百万円減少(62.8%減)しております。これらの要素が足し引きされて販管費は前年同期比で33百万円増加(3.9%増)の901百万円にとどまり、その結果、営業利益は前年同期比71百万円増加(179.5%増)の111百万円となっております。

更に、昨年同時期には営業外費用として株式公開費用27百万円が計上されており、今年は、それがないので営業外費用が28百万円減少して、経常利益が前年同期比で97百万円増加(616.8%増)して113百万円となっております。特別損失においては、第3四半期会計期間において7百万円の固定資産除却損があり、四半期純利益においては前年同期比62百万円の増加(3,758.8%増)で、63百万円となっております。

当社の第3四半期累計期間は、売上総利益の前年比では10.1%増加しております。しかし前年の同時期に東証一部に市場変更をしたので広告宣伝費と株式公開費用が計上されており、今年はそれが無くなっているので、販管費は前年同期比8.5%増にとどまり、営業利益、経常利益、純利益とも大きな増加率となっております。

しかし、第3四半期会計期間が終わった直後の4月1日には63名の新入社員が入社し、従業員が400名を越し(403名)、更に5月以降、昭島店(東京都)、手稲店(北海道)、大宮店(埼玉県)、郡山店(福島県)が続けてオープンします。来期も春日井店(愛知県)、久留米店(福岡県)のオープンが決定しており、1か月に2店舗のペースで新店オープンの計画が進んでおりますので、更なる大きな費用の発生が予想されます。慎重かつ大胆で自らに厳しい経営が求められるものと考えております。

以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は5,197百万円(前年同期比6.7%増加)、売上総利益は3,695百万円(同10.1%増加)、営業利益は801百万円(同16.1%増加)、経常利益は801百万円(同20.2%増加)、四半期純利益は485百万円(同15.7%増加)となりました。

 

報告セグメントごとの業績は次のとおりであります。

①キーパー製品等関連事業

当事業における最も大きなシェアを占めている石油販売業界は、地球温暖化問題に因を発した化石燃料の消費削減の大きな動きによって石油製品の販売量低下は着実に進んでおります。そのあおりを受けて、ガソリンスタンドの経営は石油製品以外の収益(俗に油外収益)を強化する必要が、ますます増大しております。その油外収益の最も現実的で効果的な商品としてKeePer商品がますます注目され、期待されております。

そのような環境の中、第4回目の開催となる技術力の向上を目的とした『キーパー技術コンテスト』を開催し、日本全国から延べ3,000名を超えるキーパー技術者が出場して、昨年の「予選⇒地域チャンピオン戦」合計で約60開催が、今年は「予選⇒県チャンピオン戦」が合計115開催になり、ほぼ倍増して、今年は北海道の若き女性選手が全国チャンピオンに輝き、全国レベルでの注目を浴びております。その結果、主要製品の一つであるダイヤモンドキーパーケミカルとレジン2の出荷本数が、前年同期間比20.0%増の伸びとなりました。そして、この事業の拡大の一つの指標である技術認定店「キーパープロショップ」は、当第3四半期会計期間末で5,336店舗(前年同期比+448店)に増加しております。

これらの結果、当セグメントの当第3四半期累計期間における売上高は33億12百万円(前年同期比3.2%増加)、セグメント利益は6億62百万円(同8.4%増加)となりました。ただし、内部取引による利益が1億12百万円含まれており、内部取引控除後の利益は5億49百万円(同7.1%増加)となります。

 

②キーパーLABO運営事業

キーパーラボは今年度、平成28年7月から平成29年4月までに13店舗の新規オープン及び全面改装をしております。

1.東京都・三鷹店、2.熊本県・西熊本店、3.三重県・鈴鹿玉垣店、4.茨城県・水戸内原店、5.福井県・福井大和田店、6.大阪府・交野店、7.兵庫県・尼崎店、8.広島県・福山店(リプレース)、9.愛知県・刈谷店(全面改装)、10.愛知県・師勝店、11.三重県・四日市店、12.愛知県・長久手店、13.栃木県・小山店

これによって要した第3四半期会計期間までの9か月間の新店を含む投資額は677百万円でありますが、この間の営業キャッシュフローが669百万円であり、この程度の新店ペースならば営業キャッシュフローの範囲内で十分に賄えることをいみじくも立証したことになりました。

キーパーラボの社員スタッフは当第3四半期会計期間末時点において39人増加し、会社全体の人件費では前年同期比で25百万円増加(8.9%増)しております。また、キーパーラボ店舗が建っている土地はすべて賃借物件であるので地代家賃は前年同期比で20百万円増加(23.8%増)しました。しかし減価償却費・リース料の前年同期比で2百万円の増加(5.6%増)にとどまっています。

これらの結果当セグメントの当第3四半期累計期間における売上高は18億85百万円(前年同期比13.5%増加)、セグメント利益は2億51百万円(同42.1%増加)となりました。ただし内部取引による費用が1億12百万円含まれており、これを控除する前のセグメント利益は3億63百万円(同32.5%増加)となります。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ2億49百万円増加し、54億71百万円となりました。これは主として、新規出店等により有形固定資産が3億65百万円増加、投資その他の資産が1億30百万円増加、現金及び預金が3億18百万円減少したこと等によるものです。

 

(負債)

当第3四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ2億6百万円増加し、17億16百万円となりました。これは主として、自己株式取得のための借入3億78百万円を含む1年内返済予定の長期借入金が1億77百万円増加したこと等によるものです。

 

(純資産)

当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ43百万円増加し、37億55百万円となりました。これは主として利益剰余金が4億85百万円増加した一方で、退任した取締役が保有していた当社株式の大部分を買い取りし、消却したことにより3億78百万円、配当により65百万円減少したこと等によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当社の研究開発活動は、当社技術開発部及びドイツSONAX社が、協力・連携して行っております。当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は20百万円であります。

これらの活動費用の一部を研究開発費として計上しております。