第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1) キーパー製品関連事業

従来からのガソリンスタント業界など車のアフターマーケットでの売上に加えて、カーメーカーやカーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界において2年後に現在のアフターマッケットと同じ規模の売上を目指して営業活動を強化しております。
 その具体的な方策としてKeePer初の"新車用"コーティングとして発売した、「EXキーパー」を中心に会社の総力を上げ、導入を推し進めております。
 その為、体制の大幅な見直しをおこない、専門の営業部隊を「新車営業部」として精鋭の30名体制へ増強し活動を行っております。

その活動は、各メーカーへの純正採用活動として、昨年10月に採用されたSUBARUの『SUBARU WダイヤモンドKeePer』を始め、2021年9月1日より、愛知県名古屋市熱田区に本社を置くトヨタグループの自動車部品専門の卸売会社である、トヨタモビリティパーツ株式会社より、KeePerボディーコートが発売される事となりました。

発売される商品は、高級タイプの「EXキーパー」と標準タイプの「ダイヤモンドキーパー」をラインナップいたします。今後、トヨタモビリティパーツ株式会社と協力し、トヨタボディコート市場の拡大を図る営業活動を行っていきます。
 既に、営業活動はスタートし、各地区で順次商品紹介が始まり、製品の出荷は、第2四半期より出始める予定です。その為、このキーパー製品等関連事業のセグメントでの売上予測も、前年比約40%増と大幅増を見込んでおります。

 

そして、アフターマーケットにおいても、KeePerのブランド力アップと共に、愛車を「清潔に・キレイに・長く」乗ろうと、新車・既販車ともにコーティングの需要が高まりをみせており、EXキーパーやダイヤモンドキーパーの施工台数が増加しております。

車以外のサービスでは、スマートフォン用のコーティングが、全国のドコモ店舗で施工件数が着実に増加しております。
 そして、看板へのコーティング事業については、看板事業をされている方がよく読まれる雑誌に、KeePerの広告を載せた事で、KeePerの代理店をしたいという企業が出てきており、既に看板事業のノウハウをお持ちの企業の方と力を合わせ、看板へのコーティング事業を広められるようにしていきます。
  最後に、海外事業については、新型コロナウイルス感染拡大もあり、引続き先行き不透明な状況が続いており、再開の目途が立っておりません。

 

(2)キーパーLABO運営事業

キーパーLABO運営事業においては、新規出店を年間10店舗前後を計画している事に加え、KeePerの需要拡大と共に全国各地に広がっている、キーパープロショップ、カーディーラーへのサポート強化も考え、全国47都道府県に出店し、全国くまなくキーパーLABOを広げて行きます。
 
今後の新規出店予定
2021年10月オープン予定 富山県富山市 富山店(仮称)*富山県初
2021年11月オープン予定 神奈川県厚木市 厚木店(仮称)
2021年11月オープン予定 北海道札幌市白石区 白石店(仮称)
2021年11月オープン予定 群馬県前橋市 前橋店(仮称)*群馬県初
2022年1月オープン予定 福岡県福岡市博多区 博多店(仮称)
2022年3月オープン予定 埼玉県新座市 新座店(仮称)

 


  そして、既存店舗の拡大やブースの増設など設備の充実を継続しておこなっていきます。新ブランディングデザインへの変更を今期中には全て終わる予定です。
 昨年の6月より新しい予約システムを導入し、大きく運営効率が上がっている物をさらにブラッシュアップすると共に、POSシステムを改良し、お客様にとって使い易く、スタッフにとっても効率のよい店作りをしていきます。
 店舗が拡大していくうえで、組織体制も重要であり、複数の店舗を担当するマネージャー・課長職を中心とした体制作りを構築していきます。そして、店舗スタッフとのコミュニケーションを密にとり、お客様ニーズの発掘と人材育成にも力を入れ、技術・知識を軸としたサービスの向上を図っていきます。
 
KeePerのブランディングについて
 KeePerのブランディングとして、そして採用活動にも大きな効果を発揮している、「スーパーGT」へは、2021年もスポンサーを継続していきます。それ以外のモータースポーツにもスポンサー活動を積極的に広げ、宣伝効果を得る事と車業界との関係強化を考え、行っていきます。
 2020年より強化をしたEXキーパーをユーチューバーの方に取り上げてもらう事や、自動車専門雑誌の記者や自動車評論家にEXキーパーを取材してもらう活動は継続的に行っていきます。
 早速、この7月には、幅広い世代から愛され、誰もが知っている有名芸能人のYouTubeチャンネルで伝えてくれました。沢山のチャンネル登録を持たれている、有名人なので公開開始から多くの方が動画を見られ、早速、動画を見られた方からの多くの施工依頼が入っており、今後に大きく期待が出来そうです。
 なので、今後もこの活動を継続すると共に、インフルエンサーなどの影響力がある方にKeePerを取り上げてもらったり、車好きだけではなく、一般の方が読まれているような自動車雑誌や一般雑誌などにも取り上げてもらうなどの活動を進め、将来に向け積極的な広告宣伝を効果的に展開し、ブランド周知を図っていきます。
 

広告宣伝費は、5億57百万円(前事業年度比42.5%増)を見込んでおります。


SDGsの取組について
 当社は、持続可能な世界実現に向け国連が定めた、2030年までの国際的な目標であるSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の理念に共感し、事業活動と社会貢献活動を通じて目標達成に貢献します。
  SDGsの取組として、当社事業を広げる事、そのものが、目標達成に貢献できると考えております。それは、EXキーパー、ダイヤモンドキーパー、クリスタルキーパーなどのキーパーコーティングは、強い撥水力(水はじき力)によって、普通の雨が降ると、雨がその撥水力によって弾かれるだけでなく、KeePerコーティングによって砂などの汚れが、塗装にくっついていないので、雨の中に拡散して、雨と一緒にはじかれて落ちてしまうのです。だから、KeePerコーティングをされたユーザーは、みなさん「洗車をする回数がものすごく減った。」と、口を揃えておっしゃいます。
 なので、雨が降ると車がキレイになってしまう訳で、普通、雨が降ると車が汚れるという常識と正反対の現象がおこります。KeePerコーティングをすると「洗車の回数が減る。」のは、手間と時間の節減になるのと同時に、真水の節約にもつながりますし、洗剤使用の節減にも繋がります。
 さらに、車がキレイな状態が続く事で、車の価値を守る事も出来、年々長くなっている、車齢と相まって、車を大切にし、車を長く乗るようになって、車の製造によって発生するCO2の節減になり、持続可能なカーライフプランの提供にも繋がります。


  以上を踏まえ、今期の見通しを、売上高166億8百万円(前事業年度比40.7%増加)、営業利益43億29百万円(前事業年度比43.3%増加)、経常利益43億35百万円(前事業年度比43.4%増加)、当期純利益は28億64百万円(前事業年度比34.3%増加)の過去最高の増収増益を見込んでおります。
 
 

 

2 【事業等のリスク】

 事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)人材教育について

 当社のビジネスモデルは、キーパーLABO運営事業で人材を確保し、実際の店舗運営の中で施工技術と接客術、マネージメントを習得します。そこで得られた技術とノウハウを、キーパーLABO店舗の責任者への配置又は、キーパー製品等関連事業に配置した社員が研修活動をしていく形を、人材教育のステップとしております。そのため、キーパーLABO運営事業の新規出店のスピードが上がってきた場合、技術及びノウハウを習熟した社員に育成するためには、時間を必要とするため、当社の成長スピードの足かせになる可能性があります。

 

(2)店舗の賃貸物件への依存について

 当社の直営店は原則として土地を購入せず、土地の有効活用を考える地主等から賃借しています。契約に際しては相手先の信用状態を判断したうえで出店を行いますが、賃借期間が長期にわたる場合が多く、当該長期の契約期間中に倒産その他賃貸人の信用状態の予期せぬ悪化等の事由により、契約解除せざるを得ない事態になった場合には、直営店の営業継続が困難になることが想定され、当社の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。

 

(3)個人情報管理及びシステム管理のリスクについて

 当社では、さまざまな情報システムを使用して業務を遂行しており、適切なシステム管理体制の構築やセキュリティ対策を行っていますが、停電、災害、不正アクセス等の要因により、情報システムの障害や個人情報の漏えい、改ざん等の事態が起こる可能性があります。

 また、当社が保有・管理する情報は、販売業、サービス業として多数のお客様の個人情報をはじめとする重要なものが多く存在します。これらの情報の保護・管理につきましては、「個人情報保護規程」「情報セキュリティ管理規程」を定め、従業員への教育、セキュリティ対策などの社内管理体制を整備し、情報保護の徹底を図っています。しかし、万一不測の事態が発生し、重要な情報が外部に流出・漏えいした場合は、損害賠償によるコストの発生、社会的信用の低下による営業活動への悪影響など、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)特定の業界への依存について

 当社のキーパー製品等関連事業における販売先の多くは、ガソリンスタンド向けとなっております。そのため、同業界の再編成、事業戦略の転換並びに動向等によっては、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)季節変動について

 当社の第2四半期(10月~12月)は、お正月前に車をきれいにしたいという日本人特有の需要が集中するため、他の四半期と比較して売上高が偏って高くなっております。一方、その反動で第3四半期(1月~3月)にはその分だけ需要が落ち込みます。その結果、第2四半期と第3四半期の売上高を合計して2で割り平均を出すと、他の四半期と同じレベルになり、第2四半期の偏りが解消される傾向となっております。

2021年6月期

第1四半期
(7~9月期)

第2四半期
(10~12月期)

第3四半期
(1~3月期)

第4四半期
(4~6月期)

年度計

売上高 (百万円)

2,719

3,505

2,441

3,134

11,801

構成比 (%)

23.0

29.7

20.7

26.6

100

 

 

(6)自然災害による影響について

 当社が店舗を展開する、または、事業関連施設を所有する地域において、地震、洪水、台風その他の大規模な自然災害が発生し、店舗等が被災した場合には、営業継続が困難になることが想定され、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 固定資産の減損会計について

 当社は、「固定資産の減損会計に関する基準」及び「固定資産の減損会計に関する手続」を定め、それを厳格に適用することとしております。そのため、当社の店舗において営業活動から生ずる損益またはキャッシュ・フロー等を算定し、減損の測定等を実施しております。今後、同店舗から得られる損益またはキャッシュ・フローの状況等によっては、減損処理に伴い、当社の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。

 

(8)知的財産権について

 当社は、特許権をはじめとする知的財産権の重要性を認識しております。しかし、出願する特許権・商標権等の知的財産権の登録査定を得られない場合、または当社の認識していない知的財産権が成立し、第三者からの侵害を主張され裁判などの紛争に至った場合には、当社の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。

 

(9)為替相場変動による影響について

 当社は、海外から製品の輸入が、2021年6月期全体の仕入高の約38%となっております。急激な為替の変動に対処できない場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)事実と異なる風説が流布することについて

当社のホームページ、keepercoating.jp及びkeeperlabo.jpは、当社のサービス・店舗を利用しようとするお客様にとって重要な判断材料となります。実際に来店動機の最上位にインターネットでの情報が上げられており、インターネットなくして効果的な集客は考えられない状況です。他方、インターネット等を通じて当社の製品・店舗・役職員に対する事実と異なる悪評・誹謗・中傷等の風説が流布される可能性もあり、この場合、当社への信頼及び企業イメージが低下し、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)同業他社との競合のリスクについて

 当社はケミカル・機器などの「開発」「製造・卸・販売」「直営店運営」「技術・ノウハウの研修」と、それぞれが相関性を持ったすべてを網羅しているところに強みを持ったビジネスモデルです。現在のところこのようなビジネスモデルを持った競合は存在しません。しかし、その一部の部門において当社の製品あるいはサービスを上回る付加価値を生み出す競合先が出現する可能性がない訳ではありません。あるいはそのような競合状態を経験していないこと自体が、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)内部管理体制について

 当社は、企業価値の持続的な増大を図るため、内部管理体制の充実に努めております。しかしながら、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の事業や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)特定取引先への依存について

 当社の主要な取引先であるSONAX社は、ドイツに本社を置くホフマン企業グループの中核をなす同国内で約50%のシェアを持つドイツ最大の自動車ケミカルメーカーであります。当社とは2001年からボディガラスコーティング製品において共同開発を行っております。

 当社は設立後、間もなく独自でケミカル製品の開発を行っておりましたが、すべての製品を自主開発するには膨大な開発費が必要であったため、SONAX社と共同で開発を行ってきた経緯があります。

 当社の主力商品の一つであるキーパーコーティングのうち、ボディガラスコーティングの材料であるKeePerブランドのケミカル製品(DKC、レジン2)をSONAX社と共同開発し、その製造をSONAX社に製造委託しております。

 当社のボディガラスコーティングのほとんどに、SONAX社に製造委託しているケミカル製品が使用されており、当該製品の仕入高は2021年6月期の当社全体の年間仕入高の約32%であります。

現在、SONAX社との取引関係は良好かつ安定的に推移しておりますが、同社の事業政策や事業再編等により取引関係の継続が困難となった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(業績等の概要)

 

(1) 当期の経営成績

当事業年度(2020年7月1日から2021年6月30日)における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による下振れリスクはあったものの、自動車や半導体関係を始めとする製造業の回復や設備投資需要の持ち直しに牽引され、同感染症の影響による景気の落ち込みからは緩やかな回復基調で推移しておりますが、引続き先行き不透明な状況が続いております。
  このような環境の中、当社では、ユーザーに提供されるKeePerコーティングの品質の維持・向上を従来以上に実現していくことが、当面の業績を向上させるだけでなく、将来に向けての発展を目指したKeePerのブランディングを確実にしていくために最も重要であると考えています。

 

[第1四半期]
 2021年6月期のスタートである、第1四半期会計期間(2020年7月から2020年9月)におきましては、売上高は27億19百万円(前年同期比20.6%増加)、営業利益は7億11百万円(同144.0%増加)と大幅な増収増益となり、順調なスタートとなりました。

[第2四半期]
 第2四半期会計期間(2020年10月から2020年12月)におきましては、KeePerコーティングがYouTubeなどSNSでの高い評価を見て、施工台数が増加しました。特に最需要期である12月においては、「EXキーパー」や「ダイヤモンドキーパーシリーズ」の高単価・高付加価値のメニューを選ばれる方が急増しました。
 その結果、売上高35億5百万円(前年同期比36.1%増加)、営業利益11億5百万円(同98.3%増加)と四半期の過去最高益を出すことができました。
[第3四半期]
 続く、第3四半期会計期間(2021年1月から2021年3月)におきましては、カーコーティングや洗車に関わる事業において、例年1月~3月は需要が低くなる時期ですが、KeePerの認知度と信頼が格段に上がったことによって新車へのコーティング施工が大幅に増加した事もあり、創業以来初めて非需要期の1月と2月にそれぞれ単月で営業利益が黒字になりました。また、車が一番販売される3月には、むしろ需要期のような大きな実績となりました。
 その結果、売上高24億41百万円(前年同期比39.0%増加)、営業利益4億93百万円(同245.0%増加)となり、大幅な増収増益を果たすことが出来ました。
[第4四半期]

直近の、第4四半期会計期間(2021年4月から2021年6月)におきましては、昨年は、新型コロナ禍で4月はキーパー製品等関連事業においてはスクールの中止や営業活動の自粛をし、キーパーラボ運営事業については、時短営業や休業などの影響を受けている月でしたので、一概には比べられませんが、売上高31億34百万円(前年同期比48.4%増加)、営業利益7億10百万円(同89.6%増加)となり、新しい次元に入った実績が続きながら、更にKeePerコーティングの需要は上昇し続けております。
 この好調の主な要因は、昨年2月に発売を開始した、新車用の高付加価値のコーティング「EXキーパー」を、沢山のユーチューバーに取り上げてもらったり、自動車専門誌の記者や自動車評論家に取材してもらい、その高い評価が紙面に掲載されたりして、良い評判が出来上がり、それがSNSで高い評価を伴って拡散した事で、KeePerが信頼できる本物のコーティングとして定着し、新車を買われたお客様が、最上級メニューである、「EXキーパー」や「ダイヤモンドキーパーシリーズ」などのKeePerコーティングを指名して選ばれるお客様が大幅に増加しております。
 また、ユーチューバーやモータージャーナリストなどは、一度KeePerを施工された方であれば、必ずKeePerのファンになり、そのままKeePerのサービスを利用し続けてくれる方が沢山いらっしゃいます。
 それに加え、「人々の清潔意識」が上がっている事と、今乗っている愛車を「長く」乗ろうと、愛車をリフレッシュする為や、新たに中古車を買われた方の、「ダイヤモンドキーパーシリーズ」や「クリスタルキーパー」の施工も非常に多くなり、2万円~20万円までの幅広い価格帯のコーティングを持っている、KeePerの強みが増してきております。

 

このようなKeePerにとってのポジティブな要素によって、大きな流れの変化を感じ取り、期中の8月時点で、大幅な人員増を急ぐ決断をして、4か月で100名の中途入社を得、4月の新卒入社70名を得たことが、中盤から終盤にかけての絶好調を支える大きな力になっております。
 また、期中にLABO店舗全店の断熱天井の設置や照明のLED化によって作業環境が大幅に改善されたことが、結果的に収益向上にも大きく役立っています。
 
 モータースポーツ・スーパーGT500クラスへのスポンサー活動も今年で8年間継続し、毎年のようにシリーズチャンピオン争いをしている「KeePer TOM'S GR Supra」の活躍もあり、車好きの方にもコーティングはKeePerを選ばれる方が増えており、全国的にKeePerの輪が広がってきているのを感じます。
 キーパーLABOについては、今期は合計5店舗の新規出店にとどまりました。そして、今あるニーズにしっかり応えるべく、今後の更なる需要拡大に備えて、既存店舗の拡大やブースの増設、新ブランディングデザインへの変更を積極的におこないました。
[通期]
 その結果、当事業年度における売上高は118億1百万円(前年同期比35.7%増加)、営業利益は30億21百万円(同121.0%増加)、経常利益は30億22百万円(同120.0%増加)、当期純利益は21億33百万円(同133.6%増加)と大幅な増収増益となり、過去最高益を更新する事が出来ました。
 
① (キーパー製品等関連事業)
 当事業における最も大きなシェアを占めている石油販売業界は、新型コロナウイルス感染症の拡散により、外出制限などがあり、本業である燃料油販売数量の低下が続いておりましたが、ここへきてマイカーに乗る機会が大幅に増えた事もあり、活気を取り戻し、お客様のご来店が完全に元通りに戻りました。それに加え「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろう」の需要は引続き高く、コーティング、洗車共に賑わいをみせております。

そして、YouTubeなどのSNSなどで情報や評判をしっかり見られて、KeePerを指名買いされるお客様が、キーパープロショップへも大きな効果としてみられ始めました。その為、EXキーパーへのニーズも高まり、EXキーパー1級資格を取得し、『EXキーパー施行取扱店』となった店舗が、1,587店(2021年6月末現在)となりました。その事で、もちろんEXキーパーの施工が増加するのですが、EXキーパーがメニューに加わった事で、ダイヤモンドキーパーシリーズが価格的にも”真ん中”の商品になり、お客様が選びやすくなり、ダイヤモンドキーパーシリーズが「新車・既販車」ともに増加しております。
 そして、ガソリンスタンド業界では、1年に1回のリピートでの施工が多くあり一番人気でもある、クリスタルキーパーも増加しており、その結果、ダイヤモンドキーパー・クリスタルキーパーの施工で使用するダイヤモンドキーパーケミカルの出荷数量が約20%増加となりました。
 カーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界においては、引続き、KeePer初の"新車用"コーティングとして発売した、「EXキーパー」を中心に導入を推し進めております。同時にカーメーカーへも、KeePerコーティングの純正採用の獲得に向け、積極的に活動をしております。
 昨年10月に、KeePerとして初の新車用純正コーティングとして、採用された、高級ボディーコーティング『SUBARU WダイヤモンドKeePer』が採用され、全国各地にあるスバルディーラーにて、順調に導入が進み、施工台数が着実に増加しております。今後は、さらなる拡販に向け、サービス商品の追加やWeb関連の販促物の強化を行っています。加えて、日本国内におけるモータースポーツSUPER GT 300クラスに参戦する新型「SUBARU BRZ R&D SPORT」へスポンサードし、KeePerのブランドアピールをしております。
 また、ユーザーに人気があり、かつリピート率の高い、KeePerコーティングをSUBARUディーラー店舗内でも導入する企業が多くなってきており、一番の得意分野でもある技術研修の依頼が多くなってきました。今後も他社との差別化をするためにも、車をキレイにするビジネスを積極的に導入される企業が多くなることが予想されます。
 新商品として、「樹脂フェンダーキーパー」を4月より発売開始しました。最近のSUV系の車には、無塗装の樹脂でできたフェンダーを装着した新車が多く出ています。その樹脂部を従来の無塗装樹脂コーティングのように一時しのぎの黒色復活ではなく、紫外線をシャットアウトして、再白濁を防いで、しっとりとした樹脂そのものの発色とツヤを1年間確実に守りきります。

 

ユーザーから「この商品を待っていたよ」と反響も高く、すでに多くの施工に繋がり、発売早々にアラカルトメニューの定番の人気メニューとなりました。

車以外のサービスでは、スマートフォン用のコーティングが好評です。スマホにも「清潔に・キレイに」のニーズは高く、大切なスマホをKeePerで生活傷からしっかりと守る為、ドコモのキャリアショップで好評です。そして、この製品は、「KeePerコーティング for docomo select」として昨年の12月に純正採用がされ、着実に導入店舗が増加しております。
 それ以外にも、看板やお風呂などへのコーティングもテスト施工が始まり、今後のサービス拡大に向け活動をおこなっております。
 これらの活動の結果、キーパー製品等関連事業の売上は58億22百万円(前年同期比25.3%増加)となりました。当セグメントにおける営業利益は、内部取引控除後17億38百万円(同75.0%増加)となりました。
 
② (キーパーLABO運営事業)
 キーパーLABO運営事業については、「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろう」というマインドが高い状態が続き、新しい次元に入った実績が続きながら、KeePerコーティングがYouTubeなどのSNS上での高い評価を見て、高額商品の需要が高くなって、更にKeePerコーティングの人気は上昇し続けております。
 2021年6月期のコーティングの施工台数は大幅に伸びており、最新のEXキーパーは、施工がぐんぐん増え、施工台数が5,859台、 売上で約8億96百万円と大幅な実績の上乗せとなりました。
 ダイヤモンドキーパーシリーズも、"真ん中効果"で新車・既販車とも施工が大幅に増加し、施工台数は前年比44.2%増加の30,301台、売上で約18億86百万円と大きく伸びております。
 また、愛車をリフレッシュするのに最適なクリスタルキーパーは、1年に1回のリピートでの施工が増加し、23.9%増加、ピュア・ミネラルオフも27.0%増加となり、全てのKeePerコーティングにおいて非常に大きな伸びを示しております。
 加えて、洗車需要も大きく向上し、総来店台数も29.1%増加と大幅に増加しました。そして、平均単価も前期11,732円から今期13,492円と15.0%大幅に押し上げており、キーパーLABOの運営効率が大幅に向上しております。
 キーパーLABOの運営効率を上げるもう一つの要因として、昨年の6月より導入した、「新Web予約システム」も大きく貢献しております。
 この予約システムは、お客様が店舗の予約(混雑)状況をリアルタイムで見る事が出来、24時間いつでも希望の日時・コースの予約が完結出来る仕組みとなっており、ユーザーにとって大変便利なものとなっております。その為、Webでの予約率も従来に比べ倍増しております。
 Webでの予約が増えたことで、「予約なしでのご来店」や「電話での予約」が激減し、店舗は作業や接客にも集中出来るようになり、来店客数が増加している中でも煩雑さが軽減されて、運営効率が大幅に改善されております。
 店舗側もこのシステムを試行錯誤しながら、全店で使い方が統一され、大きな効果を発揮し、「来店台数」「新規顧客」「高付加価値コーティング」の増加と、驚くほどの効果がいくつも出てきています。
 その結果、2021年6月期の1店舗当たりの月間平均売上は、前期418万円から今期594万円となり、前期比42.3%増加と大幅に上がっております。

 
 新店開発においては、5店舗の新規出店にとどまりました。今期中にもう数店舗のオープン予定でしたが、気象状況の悪化や工事価格の上昇に伴い再設計するなど工事スケジュールの遅れがでて、店舗オープンが来期にずれ込んでおります。

 
新店の開発状況
2020年10月7日 鹿児島県鹿児島市 鹿児島県庁前店 オープン 
2020年12月19日 大阪府堺市北区 堺 中百舌鳥店 オープン
2021年4月16日 千葉県佐倉市 佐倉店 オープン
2021年4月29日 兵庫県姫路市 姫路店 オープン
2021年6月26日 大阪府高槻市 高槻店 オープン

 

そして、今あるニーズにしっかりと応えるべく、今後の更なる需要拡大に備えて、既存店舗の拡大やブースの増設など設備の充実、新ブランディングデザインへの変更を積極的に行いました。
 
既存店の改装と新ブランディングデザインへの変更
2020年7月 大阪府 交野店 外装変更
2020年8月 千葉県 ちば古市場店 ブース増設、新ブランディングへ変更
2020年9月 愛知県 一宮店 全面改装
2020年11月 東京都 世田谷店 店舗拡大
2020年11月 愛知県 東海店 洗車スペース3台増設
2021年4月 愛知県 知立店洗車・仕上げ場スペース4台・ブース4台増設 新ブランディングへ変更
2021年4月 広島県 広島長楽寺店 洗車・仕上げ場スペース4台増設
2021年5月 愛知県 岡崎店 ブース4台増設
2021年6月 愛知県 大須店 洗車・仕上げ場スペース3台・ブース3台増設 新ブランディングへ変更
2021年6月 千葉県 船橋店 洗車・仕上げ場スペース4台・ブース2台増設 新ブランディングへ変更
2021年6月 東京都 三鷹店 洗車・仕上げ場スペース2台・ブース4台増設
 
既存店舗の空調、断熱対策
 昨年の夏の猛暑から学び、今後も猛暑が続く事を想定し、既存店舗の空調、断熱対策の実施を早急に進め、全店終了し今年の夏は、適切な環境で高品質なコーティングが施工出来るようになっております。
 

最後に、人員体制については、新たな次元に入ったKeePerコーティングの需要の高さに合わせ、100名の中途採用の施策も昨年12月までには達成し、更にこの4月1日には70名の新卒生が入社し、LABO店舗で働くスタッフは122名強化の544名となり、営業部スタッフは22名強化の72名となり、会社全体では160名増の694名となりました。
 この人員増によって例えばキーパーLABO運営事業の人件費で29.5%増加となっており、キーパーLABO運営事業の売上が47.5%増加になっており営業利益においては243.3%増加とセグメント利益が大幅に増収となっております。この事からキーパーLABO運営事業の運営効率が大幅に向上している事がわかります。
 
 これらの活動の結果、当セグメントの当年度の売上高は59億78百万円(前年同期比47.5%増加)で、営業利益は12億82百万円(同243.3%増加)となりました。ただし、内部取引による費用が3億86百万円含まれており、換算すると16億69百万円となっております。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金および現金同等物(以下「資金」という)は前事業年度末に比べ3億76百万円減少し15億17百万円(前事業年度末比19.9%減少)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は30億93百万円(前事業年度比20億21百万円増加)となりました。収入の主な内訳は税引前当期純利益29億93百万円、減価償却費2億80百万円であり、支出の主な内訳は法人税等の支払額4億16百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は7億39百万円(前事業年度比5億80百万円減少)となりました。収入の主な内訳は有形固定資産の売却による収入1百万円であり、支出の主な内訳は有形固定資産の取得による支出6億24百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は27億31百万円(前事業年度比25億18百万円増加)となりました。支出の主な内訳は自己株式の取得による支出21億88百万円、長期借入金の返済による支出3億31百万円、配当金の支払額2億12百万円であります。

 

 

(生産、受注及び販売の状況)

(1) 生産実績

 該当事項はありません。

 

(2) 仕入実績

当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

仕入高(千円)

前年同期比(%)

キーパー製品等関連事業

2,671,806

131.4

キーパーLABO運営事業

9,364

40.2

合計

2,681,170

130.3

 

(注) 1.金額は、仕入価格によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(3) 販売実績

当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

キーパー製品等関連事業

5,822,743

125.3

キーパーLABO運営事業

5,978,492

147.5

合計

11,801,236

135.7

 

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前事業年度

当事業年度

販売高
(千円)

割合(%)

販売高
(千円)

割合(%)

ENEOSトレーディング株式会社

1,555,403

17.9

1,879,238

15.9

 

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)

 

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。これらの財務諸表の作成にあたって、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行わねばなりません。経営者は、債権、たな卸資産、投資、繰延税金資産等に関する見積り及び判断について、継続して評価を行っており、過去の実績や状況に応じて合理的と思われるさまざまな要因に基づき、見積り及び判断を行っております。また、その結果は資産・負債の簿価及び収益・費用の報告数値についての判断の基礎となります。実際の結果は、見積り特有の不確実性のため、これら見積りと異なる場合があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。

 

(2)財政状態の分析

(流動資産)

当事業年度末における流動資産の残高は35億42百万円(前事業年度末比0.8%増加)となり、27百万円増加しました。これは主に現金及び預金が3億76百万円減少、売掛金が2億12百万円増加、商品が1億69百万円増加したこと等によるものです。

(固定資産)

当事業年度末における固定資産の残高は56億44百万円(前事業年度末比12.0%増加)となり、6億5百万円増加しました。これは主に有形固定資産が4億33百万円増加、建設協力金が34百万円増加、繰延税金資産が62百万円増加したこと等によるものです。

(流動負債)

当事業年度末における流動負債の残高は24億87百万円(前事業年度末比73.2%増加)となり、10億51百万円増加しました。これは主に未払金が2億54百万円増加、未払法人税等が5億24百万円増加したこと等によるものです。

(固定負債)

当事業年度末における固定負債の残高は11億32百万円(前事業年度末比11.9%減少)となり、1億52百万円減少しました。これは主に長期借入金が3億31百万円減少、退職給付引当金が45百万円増加、資産除去債務が1億21百万円増加したこと等によるものです。

(純資産)

当事業年度末における純資産の残高は55億66百万円(前事業年度末比4.6%減少)となり、2億66百万円減少しました。これは主に利益剰余金が当期純利益により21億33百万円増加した一方で、配当により2億12百万円減少、自己株式が21億88百万円増加したこと等によるものです。

 

(3)経営成績の分析

(売上高)

 当事業年度の売上高は118億1百万円(前事業年度比35.7%増加)となりました。事業セグメントごとの内訳は、キーパー製品等関連事業が58億22百万円(前事業年度比25.3%増加)、キーパーLABO運営事業が59億78百万円(前事業年度比47.5%増加)となりました。
 キーパー製品等関連事業における最も大きなシェアを占めている石油販売業界は、新型コロナウイルス感染症の拡散により、外出制限などがあり、本業である燃料油販売数量の低下が続いておりましたが、ここへきてマイカーに乗る機会が大幅に増えた事もあり、活気を取り戻し、お客様のご来店が完全に元通りに戻りました。それに加え「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろう」の需要は引続き高く、コーティング、洗車共に賑わいをみせております。カーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界においては、引続き、KeePer初の”新車用”コーティングとして発売した、「EXキーパー」を中心に導入を推し進めております。同時にカーメーカーへも、KeePerコーティングの純正採用の獲得に向け、積極的に活動をしております。
 キーパーLABO運営事業については、「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろうと」というマインドが高い状態が続き、新しい次元に入った実績が続きながら、KeePerコーティングがYouTubeなどのSNS上での高い評価を見て、高額商品の需要が高くなって、更にKeePerコーティングの人気は上昇し続けております。
 また、新店開発においては、5店舗の新規出店にとどまりました。今期中にもう数店舗のオープン予定でしたが、気象状況の悪化や工事価格の上昇に伴い再設計するなど工事スケジュールの遅れがでて、店舗オープンが来期にずれ込でおります。そして、今あるニーズをしっかりと応えるべく、今後の更なる需要拡大に備えて、既存店舗の拡大やブースの増設など設備の充実、空調、断熱対策の実施、新ブランディングデザインへの変更を積極的におこないました。
 

(売上総利益)

当事業年度の売上総利益は、92億89百万円(前事業年度比39.9%増加)となりました。

(営業利益)

当事業年度の営業利益は30億21百万円(前事業年度比121.0%増加)となりました。

(経常利益)

当事業年度の経常利益は、営業外収益8百万円と営業外費用6百万円を計上した結果、30億22百万円(前事業年度比120.0%増加)となりました。

(税引前当期純利益)

当事業年度の税引前当期純利益は、29億93百万円(前事業年度比122.6%増加)となりました。

(当期純利益)

当事業年度の当期純利益は、法人税等8億60百万円を計上したことにより、21億33百万円(前事業年度比133.6%増加)となりました。

 

(4)経営成績に重要な影響を与える要因について

経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。

 

(5)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 ① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容  

キャッシュ・フローの分析は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 

 ② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 

当社は、運転資金及び設備資金につきましては、自己資金または金融機関からの借入により資金調達することとしております。

なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は15億17百万円、1年内返済予定の長期借入金の残高は3億31百万円、長期借入金の残高は3億31百万円となっております。

 

(6)経営者の問題意識と今後の方針について 

  KeePerブランドの確立と普及を目指し、さらに積極的な営業展開を進めていきます。各セグメントの見通しの通りです。
 
キーパー製品等関連事業
 従来からのガソリンスタント業界など車のアフターマーケットでの売上に加えて、カーメーカーやカーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界において2年後に現在のアフターマッケットと同じ規模の売上を目指して営業活動を強化しております。
 その具体的な方策としてKeePer初の"新車用"コーティングとして発売した、「EXキーパー」を中心に会社の総力を上げ、導入を推し進めております。 その為、体制の大幅な見直しをおこない、専門の営業部隊を「新車営業部」として精鋭の30名体制へ増強し活動を行っております。

 その活動は、各メーカーへの純正採用活動として、昨年10月に採用されたSUBARUの『SUBARU WダイヤモンドKeePer』を始め、2021年9月1日より、愛知県名古屋市熱田区に本社を置くトヨタグループの自動車部品専門の卸売会社である、トヨタモビリティパーツ株式会社より、KeePerボディーコートが発売される事となりました。      発売される商品は、高級タイプの「EXキーパー」と標準タイプの「ダイヤモンドキーパー」をラインナップいたします。

 今後、トヨタモビリティパーツ株式会社と協力し、トヨタボディコート市場の拡大を図る営業活動を行っていきます。 既に、営業活動はスタートし、各地区で順次商品紹介が始まり、製品の出荷は、第2四半期より出始める予定です。その為、このキーパー製品等関連事業のセグメントでの売上予測も、前年比約40%増と大幅増を見込んでおります。
 そして、アフターマーケットにおいても、KeePerのブランド力アップと共に、愛車を「清潔に・キレイに・長く」乗ろうと、新車・既販車ともにコーティングの需要が高まりをみせており、EXキーパーやダイヤモンドキーパーの施工台数が増加しております。
 車以外のサービスでは、スマートフォン用のコーティングが、全国のドコモ店舗で施工件数が着実に増加しております。 そして、看板へのコーティング事業については、看板事業をされている方がよく読まれる雑誌に、KeePerの広告を載せた事で、KeePerの代理店をしたいという企業が出てきており、既に看板事業のノウハウをお持ちの企業の方と力を合わせ、看板へのコーティング事業を広められるようにしていきます。
 最後に、海外事業については、新型コロナウイルス感染拡大もあり、引続き先行き不透明な状況が続いており、再開の目途が立っておりません。


キーパーLABO運営事業
 キーパーLABO運営事業においては、新規出店を年間10店舗前後を計画している事に加え、KeePerの需要拡大と共に全国各地に広がっている、キーパープロショップ、カーディーラーへのサポート強化も考え、全国47都道府県に出店し全国くまなくキーパーLABOを広げて行きます。


今後の新規出店予定
2021年10月オープン予定 富山県富山市 富山店(仮称)*富山県初
2021年11月オープン予定 神奈川県厚木市 厚木店(仮称)
2021年11月オープン予定 北海道札幌市白石区 白石店(仮称)
2021年11月オープン予定 群馬県前橋市 前橋店(仮称)*群馬県初
2022年1月オープン予定 福岡県福岡市博多区 博多店(仮称)
2022年3月オープン予定 埼玉県新座市 新座店(仮称)

 

 そして、既存店舗の拡大やブースの増設など設備の充実を継続しておこなっていきます。新ブランディングデザインへの変更を今期中には全て終わる予定です。 昨年の6月より新しい予約システムを導入し、大きく運営効率が上がっている物をさらにブラッシュアップすると共に、POSシステムを改良し、お客様にとって使い易く、スタッフにとっても効率のよい店作りをしていきます。
 店舗が拡大していくうえで、組織体制も重要であり、複数の店舗を担当するマネージャー・課長職を中心とした体制作りを構築していきます。そして、店舗スタッフとのコミュニケーションを密にとり、お客様ニーズの発掘と人材育成にも力を入れ、技術・知識を軸としたサービスの向上を図っていきます。


KeePerのブランディングについて
 KeePerのブランディングとして、そして採用活動にも大きな効果を発揮している、「SUPER GT」へは、2021年もスポンサーを継続していきます。それ以外のモータースポーツにもスポンサー活動を積極的に広げ、宣伝効果を得る事と車業界との関係強化を考え、行っていきます。
 2020年より強化をしたEXキーパーをユーチューバーの方に取り上げてもらう事や、自動車専門雑誌の記者や自動車評論家にEXキーパーを取材してもらう活動は継続的に行っていきます。
 早速、この7月には、幅広い世代から愛され、誰もが知っている有名芸能人のYouTubeチャンネルで伝えてくれました。沢山のチャンネル登録者数を持たれている、有名人なので公開開始から多くの方が動画を見られ、早速、動画を見られた方からの多くの施工依頼が入っており、今後に大きく期待が出来そうです。なので、今後もこの活動を継続すると共に、インフルエンサーなどの影響力がある方にKeePerを取り上げてもらったり、車好きだけではなく、一般の方が読まれているような自動車雑誌や一般雑誌などにも取り上げてもらうなどの活動を進め、将来に向け積極的な広告宣伝を効果的に展開し、ブランド周知を図っていきます。


SDGsの取組について
 当社は、持続可能な世界実現に向け国連が定めた、2030年までの国際的な目標であるSDGs(Sustainable DevelopmentGoals(持続可能な開発目標)の理念に共感し、事業活動と社会貢献活動を通じて目標達成に貢献します。
 SDGsの取組として、当社事業を広げる事、そのものが、目標達成に貢献できると考えております。それは、EXキーパー、ダイヤモンドキーパー、クリスタルキーパーなどのキーパーコーティングは、強い撥水力(水はじき力)によって、普通の雨が降ると、雨がその撥水力によって弾かれるだけでなく、KeePerコーティングによって砂などの汚れが、塗装にくっついていないので、雨の中に拡散して、雨と一緒にはじかれて落ちてしまうのです。だから、KeePerコーティングをされたユーザーは、みなさん「洗車をする回数がものすごく減った。」と、口を揃えておっしゃいます。 なので、雨が降ると車がキレイになってしまう訳で、普通、雨が降ると車が汚れるという常識と正反対の現象がおこります。KeePerコーティングをすると「洗車の回数が減る。」のは、手間と時間の節減になるのと同時に、真水の節約にもつながりますし、洗剤使用の節減にも繋がります。
 さらに、車がキレイな状態が続く事で、車の価値を守る事も出来、年々長くなっている、車齢と相まって、車を大切にし、車を長く乗るようになって、車の製造によって発生するCO2の節減になり、持続可能なカーライフプランの提供にも繋がります。
 
① KeePerの品質維持とブランディングについて
 「サービス商品」であるKeePer商品は、工場やセントラルキッチンなどで画一的に造られる「製品」ではなく、キーパーLABO及びキーパープロショップなどの店頭で、一つ一つ造り上げられる「サービス商品」なので、その品質維持に難しいものがあります。
 しかし、それをKeePerは、材料ケミカルの高い性能と、それを店頭での施工技術力の維持のために、全国13か所のトレーニングセンターを設置し約70名のインストラクターが活動しております。それにも増して、全国のキーパープロショップの皆さんの高品質に対する意識の高さが、施工されたキーパーコーティングの、サービス商品としての高品質の向上と維持を実現しています。その品質の高さは定評があり、キーパーコーティングを施工されたお客様はリピート率約85%という高い率で支持され、その積み重ねと、認知度アップでの新規顧客の獲得と相まってKeePerのガラス系コーティングは市場を拡大しています。

 

 また、この高い品質が競合商品との決定的に差別化された競争力になっており、これをいかに維持していくかが今後の事業の拡大に大きな影響を与えます。その為に、「技術研修」、「キーパー技術コンテスト」や「上達会」が、キーパープロショップや施工店さんたちへの当社の主な活動となっており、キーパーLABO運営事業においては、より一層高い品質を維持することが専門店としての生命線として維持向上に努めています。
 キーパーLABOは2021年6月30日時点で98店舗(直営86店舗)、キーパープロショップが6,098店舗と非常に多くの店舗であり、それぞれの店舗の責任において施工がされていて、そのすべての商品品質を均一に高く維持することは極めて困難でありますが、逆に、これを実現することが競合商品との差別化、決定的な競争力であり、KeePerのブランディングそのものです。
 もちろん、KeePerのブランディングは、日本最高峰のレースであるSUPER GTに#37 KeePer TOM’Sへのスポンサーで、車好き層への深い浸透と、全国へのテレビCMやYouTube、Webサイトで広く一般に認知を広げるなどマーケティングを通じても作り上げられております。これは2021年度以降も継続して行きたいと思っています。


② 新車マーケットでのKeePerコーティングの拡大について
 カーメーカーやカーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界においてもKeePerの拡大をすべく積極的に営業活動がされております。方策としては、KeePer初の”新車用”コーティングとして発売した、「EXキーパー」を中心に会社の総力を上げ、導入を推し進めております。その為、体制の大幅な見直しをおこない、専門の営業部隊を「新車営業部」として精鋭の30名体制へ増強し活動を行っております。その活動は、各メーカーへの純正採用も『SUBARU WダイヤモンドKeePer』を始め着実に実りつつあり、2021年9月1日からは、愛知県名古屋市熱田区に本社を置くトヨタグループの自動車部品専門の卸売会社である、トヨタモビリティパーツ株式会社より、高級タイプの「EXキーパー」と標準タイプの「ダイヤモンドキーパー」のKeePerボディーコートが発売されます。新車から既販車まで一貫してKeePerのサービスを提供し、日本国中の車をより美しくし、お客様に喜びを提供していきます。
 
③ キーパープロショップ登録店舗数の増加と1店舗当たりの施工台数の増加について
 KeePer製品等関連事業の主力であるキーパープロショップは主にガソリンスタンドです。ガソリンスタンドは石油製品(燃料)が徐々に販売減少していく中でそのインフラを活かし、燃料以外で収益を上げる必要があり、どこの石油元売りもこぞってカーコーティングの施工販売に力を入れております。ガソリンスタンド自体の店舗数は減少の一途ではありますが、いまだに29,000店舗以上あり、その中でキーパープロショップは2021年6月30日時点で、約21%の6,098店舗であります。期首5,849店から期末6,098店と微増ですが、主要製品の一つであるダイヤモンドキーパーケミカルとレジン2の売上が、前年同期比約20%増の伸びとなっており、1店舗当たりのコーティング実績が向上している事がわかります。
 キーパープロショップは、入会金ゼロ、会費無料であり、獲得のための営業活動も全くしておりませんが、実際に売上実績が上がる功績で自然に増えてきたものなので、今後もこの傾向が続くものと予想しております。
 そして、もっと重要なのが、キーパープロショップ1店舗あたりのキーパーコーティング施工台数が毎年増加している事実です。キーパープロショップの制度が発足した数年前に比べ1店舗当たりの施工台数実績が2倍以上に増加していることです。これはキーパープロショップの収益が上がると同時にKeePerケミカルの販売が伸びていくKeePerビジネスの成功報酬の基本スタイルとなっております。
 
④ キーパーLABO既存店の売上向上と新規出店のペースアップについて

 キーパーLABO運営事業については、「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろうと」というマインドが高い状態が続き、新しい次元に入った実績が続きながら、KeePerコーティングがYouTubeなどのSNS上での高い評価を見て、高額商品の需要が高くなって、KeePerコーティングの人気は上昇し続けております。
 キーパーLABOの前年実績のある既存店舗は、TVコマーシャルなどでKeePerブランドが消費者の中に浸透してきていることと、SNSの中で良い評判が広がっていること、当社が上場したことなどによってKeePer全体の信頼が上がってきて、購買商品がより価格の高い上位商品であるダイヤモンドキーパーの施工が新車を中心に増加し、キーパーLABOの販売単価を押し上げで来ています。今後もしばらくはこの傾向が続くものと考えております。

 

 株式の上場と東証一部への指定替によって一番大きく変わったのが、キーパーLABO新店用の物件の出る数です。これが劇的に増加したのは、KeePerの認知度が上がったと同時に株式上場によって、社会的信用が上がったことが大きな要因と言えます。特に、コンビニエンスストア業界の再編が加速していることから、コンビニ店舗跡地へのリプレース出店が今後は増加するものと考えております。ベイシア、カインズなどの商業施設やドライブショップのジェームズとの連携も継続していきます。
 
⑤ キーパーLABOとキーパープロショップの共存共栄について
 初回施工はキーパーLABOで施行したお客様も、2回目以降の施工は近くて便利なキーパープロショップで施工される方がおよそ50%もいて、キーパーLABOが、周辺のキーパープロショップの活性化に役立っています。逆に、全国のキーパープロショップにKeePerの看板が上げられ、店頭ではパンフレットなどでの営業が行われることで、KeePerブランドの認知度がアップし、キーパーLABOの集客や運営に大きなプラスの力になっています。つまり、キーパーLABOとキーパープロショップの存在は相乗効果を持っており、このシナジー効果を持っていることもKeePerの大きな強みとなっております。
 
⑥ 新規出店に伴う人員の採用と、資金計画について
 キーパーLABOの新規出店に伴う人員は、大学卒、高校卒とも、来春の新卒採用が前年を上回るペースで順調に推移しているため、中途採用も含めて十分な採用人数を得られるものと考えております。
 元々、キーパーLABOの社員の定着率は非常に高いものでした。企業理念にあるように、お客様の満足(CS)を高い技術で実現すると同時に、お客様の「ありがとう」の言葉で、従業員のやりがいと満足(ES)を生み出していくことが、定着率の高さに結びついており、採用数の増加と相まって社員数全体の増強が実現しております。更に定着率の高さが、勤務経歴の長さを生み、勤務の長さが技術の熟練を生み出して商品の品質の維持向上にも貢献しています。
 新店の構築のためには更地からの建設物件で約4,500万円/1件、既設の建物がある居抜き物件では約3,500万円/1件の費用が掛かります。しかし新規開店から遅くとも1年以内に単月の採算ベースに乗ることが今までの実績で解かっておりますし、営業キャッシュ・フローでのプラス要因と、現在の現預金からして、現状の2021年6月30日時点で直営86舗から今後の100店舗余までの資金は安定的に調達をすることができると考えております。
 

4 【経営上の重要な契約等】

主要な仕入先であるSONAX社との間で、以下の契約を締結しております。

 

契約会社名

相手方の名称

国名

契約品名

契約内容

契約期間

KeePer技研株式会社

SONAX GmbH

ドイツ

洗車・コーティング用ケミカル他

取引基本契約

2015年1月21日以降期限の定め無し

 

 

5 【研究開発活動】

当社の研究開発活動は、当社技術開発及びドイツSONAX社が、協力・連携して行っております。当事業年度における研究開発費の総額は53百万円であり、特定のセグメントに関連付けられないため、セグメント別の記載は行っておりません。