文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。KeePerブランドの確立と普及を目指し、さらに積極的な営業展開を進めていきます。
新商品 「フレッシュキーパー」を9月より発売開始。
約2年前の2020年2月に販売を開始した「EXキーパー」は、今まで見たこともない透明感を持った極上の「ツヤ」の最高級コーティングとして市場に広がりました。そして、副産物として「雨が降ったら、汚れが雨と一緒に流れてしまう」そんな特性が強くあり、それがEXキーパーの表面の分子構造に起因していることが判り、それを従来からのダイヤモンドキーパーの表面に付加した『ECOプラスダイヤモンドキーパー(以下、ECOダイヤ)』として2022年2月にデビューさせました。そして、「洗車の回数が激減して楽になる」の特性が、男性だけではなく、女性ドライバーにも受け入れられて、ECOダイヤにおいては、女性の購買比率が15%→35%まで向上しました。しかし、ECOダイヤは価格が7~9万円であり、コーティングの類としても高い価格設定になっていたので、女性ドライバーに拡がるというまでは行きませんでした。そこで、色々とアンケートを取って見たりして、多くの女性に聞くと、いくら「キレイになって楽になる」というメリットを得られたとしても、「車」というものに費用をかけられるとしたら、2万円台という意識でした。なので、KeePerのベストセラーである1年耐久クリスタルキーパーに、「雨が降れば、まるで洗車をしたようにキレイになって、楽になる」をメリットとして付加して、何とか2万円台に費用を抑えることができれば、多くの普通の女性が受け入れられるサービスになると考えられたのが「フレッシュキーパー」です。クリスタルキーパーの「メンテナンス無しの1年耐久」という気軽さと、「年に一度の愛車へのプレゼント」というコンセプトでベストセラーの実績、そして、5月26日に放映された『カンブリア宮殿』でも、クリスタルキーパーが大きく取り上げられており、これに「雨が降れば、まるで洗車をしたようにキレイになって、お手入れが、すごく楽になる」が加わり、フレッシュキーパーの「キレイと楽するは両立できる」のコンセプトが実現できれば今度こそ、女性客や軽自動車ユーザーなどに、魅力を感じていただける商品になるかもしれません。
フレッシュキーパーは、9月1日より、キーパーLABOで全国一斉に発売を開始し、キーパープロショップやキーパー施工店においても、順次発売を開始いたします。また、新たに加わる新しいコンセプトと共に、新たなマーケットを切り開いていきます。
各セグメントの見通しは次のとおりです。
(1)キーパー製品等関連事業
従来からのガソリンスタンド業界など車のアフターマーケットでの売上に加えて、カーメーカーやカーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界拡大、そして、中古車販売店、カーショップ、自動車整備業、板金業などあらゆる自動車関連企業へのコーティングビジネスの拡大をはかっていきます。
そのためにも、体制の見直しをおこない、新規営業のみをおこなう部隊を「営業部」とし、営業体制を人員数も含め強化しました。さらに既にKeePerを導入している店舗サポート部隊を「サポート部」として、KeePer導入店舗の技術力の維持、向上と共に、導入店舗の成功をサポートする部隊を構築しました。
さらに、車以外へのコーティングビジネスの拡大をはかるためにも「特販部」の人員体制の見直しをかけ、自動車コーティングの技術を応用し、非自動車産業へ展開を強化していきます。
この事業において一番の大きな取引先である、ガソリンスタンドを主業とした、キーパープロショップにおいては、9月から新発売をする「フレッシュキーパー」の展開を強烈に推し進めてまいります。特にこの業界においての軸となっているコーティングサービスは、1年耐久のクリスタルキーパーであり、既に持っている技術力で十分に施工できることもあり、素早く展開が進むものと考えております。また、女性ドライバーが給油に来る機会も多く、「洗車回数が減る」という機能や2万円台の価格にも大きな興味を示されるはずです。
9月からは、キーパー技術コンテストの県チャンピオン決定戦、10月には全日本チャンピオン決定戦の開催や、キーパープロショップ用の「Web予約システム」の他3社予約サイトとの連携、12月にはキーパー選手権の開催など、企画が目白押しで予定されております。
そして、新車マーケットにおいての一番の重点活動は、昨年の2021年9月からトヨタ販売社向けの発売を開始した、KeePerボディーコートの拡大です。2022年6月末までの導入状況は、トヨタ関連の販売会社253社中、69社が、販売が開始、もしくは実際の導入が確定しております。なので2023年度中には、導入シェアを約50%にあたる120社まで持っていくと共に、KeePerの一番の得意分野でもある、導入店舗の成功に導くためにも、現場と一体となった技術営業の徹底をおこなっていきます。さらに、先行して導入が進んでいる、スバルディーラーへも新車コーティング付帯率の向上と共に、サービス収益のプラスとなる、樹脂フェンダーキーパーやアラカルト商品などの展開も店舗ごとに進めてまいります。トヨタ・スバル以外の新車自動車メーカーへの営業も引き続き活動しており、KeePerの新車マーケット拡大に向け強力に進めてまいります。
さらに、車以外のサービスでは、スマートフォン用のコーティングやモーターサイクル業界に続いて、自転車業界にも進出しました。今後はさらに陶器メーカー、家電販売業界、船舶、看板業界にも進出し始めており、KeePer製品の販路の拡大への路線を着実に進めております。
最後に、海外事業については、新型コロナウイルス感染拡大もあり、活動がストップしておりましたが、今期より活動を再開いたします。しかし、あくまでも日本市場が優先事項であり、積極的に海外に行って活動する訳ではなく、日本のキーパープロショップと同じように、日本国内での研修をおこない、KeePerの技術を自国に持ち帰って、キーパープロショップとして展開をしていきます。
(2)キーパーLABO運営事業
キーパーLABO運営事業においては、新規出店を年間12店舗の出店を計画していることに加え、KeePerの需要拡大と共に全国各地に広がっている、キーパープロショップ、カーディーラーへのサポート強化も考え、全国47都道府県に出店をし、全国くまなくキーパーLABOを広げて行きます。
今後の新規出店予定
2022年9月移転・拡充オープン予定 東京都八王子市 八王子店(移転)
2022年10月オープン予定 福岡県北九州市 小倉南店(仮称)
2022年11月オープン予定 埼玉県新座市 新座店(仮称)
2022年11月オープン予定 三重県四日市市 四日市南店(仮称)
2022年11月オープン予定 東京都世田谷区 用賀店(仮称)
そして、既存店舗の拡大やリプレイス、ブースの増設など設備の充実を継続しておこなっていきます。新ブランディングデザインへの変更を今期中には全て終わる予定です。
更に、今後の店舗展開の拡大に向け、店舗部の再構築をいたします。現在では3名の店舗部で、リーシング活動から、店舗プラン・デザイン、オープン準備までおこなってきましたが、リーシング部隊と建築部隊の専門部隊を強化し、より良い店舗作りと共に、スムーズな展開ができるよう構築していきます。
店舗運営では、既に定着しつつある予約システムは利便性の向上をはかると共に、開発中である『新POSシステム』の導入、新たな企画として『Webお見積もりシステム』の開発もおこなわれております。お客様にとって使い易く、スタッフにとっても効率のよい店を作り続けていきます。
店舗が拡大していくうえで、組織体制も重要であり、複数の店舗を担当するマネージャー・課長職を中心とした体制作りを構築しております。これが上手く機能するようになれば、更なる店舗拡大ができるようになります。店舗スタッフとのコミュニケーションを密にとり、お客様ニーズの発掘と人材育成にも力を入れ、技術・知識を軸としたサービスの向上をはかっていきます。
加えて、新卒・中途採用で、181名を計画しています。これまでの採用手法を進化させ、採用活動に関わる人員を増やし、媒体の取捨選択を行い、増強させ、女性の積極雇用、そして、関東においては、企業文化を崩さないことを前提に、社員主体の体制にアルバイトの積極活用を加えていきます。
以上を踏まえ、今期の見通しを、売上高172億37百万円(前事業年度比20.1%増加)、営業利益54億63百万円(前事業年度比26.3%増加)、経常利益54億63百万円(前事業年度比26.3%増加)、当期純利益は38億5百万円(前事業年度比23.0%増加)の過去最高の増収増益を見込んでおります。
KeePerのブランディングについて
KeePerのブランディングとして、そして採用活動にも大きな効果を発揮している、「スーパーGT」へは、2022年もスポンサーを継続していきます。それ以外のモータースポーツにもスポンサー活動を積極的に広げ、宣伝効果を得ることと車業界との関係強化を考え、おこなっていきます。そして、9月から発売開始しました「フレッシュキーパー」の新CMを制作中です。まだ発表できる段階ではありませんが、新たな切り口で、新たなマーケットを切り開いていきます。
SDGsの取組について
当社は、持続可能な世界実現に向け国連が定めた、2030年までの国際的な目標であるSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の理念に共感し、事業活動と社会貢献活動を通じて目標達成に貢献します。
SDGsの取組として、当社事業を広げること、そのものが、目標達成に貢献できると考えております。それは、EXキーパー、ダイヤモンドキーパー、クリスタルキーパーなどのキーパーコーティングは、強い撥水力(水はじき力)によって、普通の雨が降ると、雨がその撥水力によって弾かれるだけでなく、KeePerコーティングによって砂などの汚れが、塗装にくっついていないので、雨の中に拡散して、雨と一緒にはじかれて落ちてしまうのです。だから、KeePerコーティングをされたユーザーは、みなさん「洗車をする回数がものすごく減った」と、口を揃えておっしゃいます。
なので、雨が降ると車がキレイになってしまう訳で、普通、雨が降ると車が汚れるという常識と正反対の現象がおこります。KeePerコーティングをすると「洗車の回数が減る」のは、手間と時間の節減になるのと同時に、真水の節約にもつながりますし、洗剤使用の節減にもつながります。
さらに、車がキレイな状態が続くことで、車の価値を守ることもでき、年々長くなっている、車齢と相まって、車を大切にし、車を長く乗るようになって、車の製造によって発生するCO2の節減になり、持続可能なカーライフプランの提供にもつながります。
事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)人材教育について
当社のビジネスモデルは、キーパーLABO運営事業で人材を確保し、実際の店舗運営の中で施工技術と接客術、マネージメントを習得します。そこで得られた技術とノウハウを、キーパーLABO店舗の責任者への配置又は、キーパー製品等関連事業に配置した社員が研修活動をしていく形を、人材教育のステップとしております。そのため、キーパーLABO運営事業の新規出店のスピードが上がってきた場合、技術及びノウハウを習熟した社員に育成するためには、時間を必要とするため、当社の成長スピードの足かせになる可能性があります。
(2)店舗の賃貸物件への依存について
当社の直営店は原則として土地を購入せず、土地の有効活用を考える地主等から賃借しています。契約に際しては相手先の信用状態を判断したうえで出店を行いますが、賃借期間が長期にわたる場合が多く、当該長期の契約期間中に倒産その他賃貸人の信用状態の予期せぬ悪化等の事由により、契約解除せざるを得ない事態になった場合には、直営店の営業継続が困難になることが想定され、当社の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。
(3)個人情報管理及びシステム管理のリスクについて
当社では、さまざまな情報システムを使用して業務を遂行しており、適切なシステム管理体制の構築やセキュリティ対策を行っていますが、停電、災害、不正アクセス等の要因により、情報システムの障害や個人情報の漏えい、改ざん等の事態が起こる可能性があります。
また、当社が保有・管理する情報は、販売業、サービス業として多数のお客様の個人情報をはじめとする重要なものが多く存在します。これらの情報の保護・管理につきましては、「個人情報保護規程」「情報セキュリティ管理規程」を定め、従業員への教育、セキュリティ対策などの社内管理体制を整備し、情報保護の徹底を図っています。しかし、万一不測の事態が発生し、重要な情報が外部に流出・漏えいした場合は、損害賠償によるコストの発生、社会的信用の低下による営業活動への悪影響など、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)特定の業界への依存について
当社のキーパー製品等関連事業における販売先の多くは、ガソリンスタンド向けとなっております。そのため、同業界の再編成、事業戦略の転換並びに動向等によっては、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(5)自然災害による影響について
当社が店舗を展開する、または、事業関連施設を所有する地域において、地震、洪水、台風その他の大規模な自然災害が発生し、店舗等が被災した場合には、営業継続が困難になることが想定され、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(6) 固定資産の減損会計について
当社は、「固定資産の減損会計に関する基準」及び「固定資産の減損会計に関する手続」を定め、それを厳格に適用することとしております。そのため、当社の店舗において営業活動から生ずる損益またはキャッシュ・フロー等を算定し、減損の測定等を実施しております。今後、同店舗から得られる損益またはキャッシュ・フローの状況等によっては、減損処理に伴い、当社の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。
(7)知的財産権について
当社は、特許権をはじめとする知的財産権の重要性を認識しております。しかし、出願する特許権・商標権等の知的財産権の登録査定を得られない場合、または当社の認識していない知的財産権が成立し、第三者からの侵害を主張され裁判などの紛争に至った場合には、当社の業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。
(8)為替相場変動による影響について
当社は、海外から製品の輸入が、2022年6月期全体の仕入高の約43%となっております。急激な為替の変動に対処できない場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(9)事実と異なる風説が流布することについて
当社のホームページ、keepercoating.jp及びkeeperlabo.jpは、当社のサービス・店舗を利用しようとするお客様にとって重要な判断材料となります。実際に来店動機の最上位にインターネットでの情報が上げられており、インターネットなくして効果的な集客は考えられない状況です。他方、インターネット等を通じて当社の製品・店舗・役職員に対する事実と異なる悪評・誹謗・中傷等の風説が流布される可能性もあり、この場合、当社への信頼及び企業イメージが低下し、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(10)同業他社との競合のリスクについて
当社はケミカル・機器などの「開発」「製造・卸・販売」「直営店運営」「技術・ノウハウの研修」と、それぞれが相関性を持ったすべてを網羅しているところに強みを持ったビジネスモデルです。現在のところ、このようなビジネスモデルを持った競合は存在しません。しかし、その一部の部門において当社の製品あるいはサービスを上回る付加価値を生み出す競合先が出現する可能性がない訳ではありません。あるいはそのような競合状態を経験していないこと自体が、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(11)内部管理体制について
当社は、企業価値の持続的な増大を図るため、内部管理体制の充実に努めております。しかしながら、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の事業や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(12)特定取引先への依存について
当社の主要な取引先であるSONAX社は、ドイツに本社を置くホフマン企業グループの中核をなす同国内で約50%のシェアを持つドイツ最大の自動車ケミカルメーカーであります。当社とは2001年からボディガラスコーティング製品において共同開発を行っております。
当社は設立後、間もなく独自でケミカル製品の開発を行っておりましたが、すべての製品を自主開発するには膨大な開発費が必要であったため、SONAX社と共同で開発を行ってきた経緯があります。
当社の主力商品の一つであるキーパーコーティングのうち、ボディガラスコーティングの材料であるKeePerブランドのケミカル製品(DKC、レジン2)をSONAX社と共同開発し、その製造をSONAX社に製造委託しております。
当社のボディガラスコーティングのほとんどに、SONAX社に製造委託しているケミカル製品が使用されており、当該製品の仕入高は2022年6月期の当社全体の年間仕入高の約36%であります。
現在、SONAX社との取引関係は良好かつ安定的に推移しておりますが、同社の事業政策や事業再編等により取引関係の継続が困難となった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
当事業年度(2021年7月1日から2022年6月30日)における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症対策として実施された、まん延防止等重点措置が、2022年3月には解除され、景気の好転が見込める状況になったものの、ウクライナ情勢等の影響による原材料価格や金融市場の変動により、引き続き先行きは不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社では、ユーザーに提供されるKeePerコーティングの品質の維持・向上を従来以上に実現していくことが、当面の業績を向上させるだけでなく、将来に向けての発展を目指したKeePerのブランディングを確実にしていくために最も重要であると考えています。
第1四半期
第1四半期会計期間(2021年7月から2021年9月)におきましては、7月上旬より、芸能人やモータージャーナリストなどの有名人がYouTube動画を公開された反響が大きく、スタートダッシュに成功し、売上高32億61百万円(前年同期比19.9%増加)、営業利益7億98百万円(同12.2%増加)の増収増益となりました。
第2四半期
第2四半期会計期間(2021年10月から2021年12月)におきましては、引続きYouTubeなど、SNSでの高い評価を見て、施工台数が増加しました。特に最需要期である12月においては、「EXキーパー」や「ダイヤモンドキーパーシリーズ」の高単価・高付加価値のメニューを選ばれる方が、新車・既販車共に大きく増加しました。売上高40億40百万円(前年同期比15.3%増加)、営業利益15億18百万円(同37.3%増加)と大幅な増収増益となりました。
第3四半期
続く、第3四半期会計期間(2022年1月から2022年3月)におきましては、カーコーティングや洗車に関わる事業において、例年1月~2月は需要が低くなる時期ですが、KeePerの認知度と信頼が格段に上がったことによって、新車へのコーティング施工が大幅に増加したこともあり、十分な営業利益が出せるようになりました。また、車が一番販売される3月においては、むしろ需要期のような実績となりました。売上高31億17百万円(前年同期比27.7%増加)、営業利益7億77百万円(同57.4%増加)の増収増益となりました。
第4四半期
直近の、第4四半期会計期間(2022年4月から2022年6月)におきましては、約3年ぶりに、コロナ規制のない春ということもあり、車でお出かけをする方も多く、ゴールデンウィーク前後、期間中も含め大きな賑わいをみせました。さらに、5月下旬からは『カンブリア宮殿』に取り上げられた反響がすごく、施工台数がさらに積み上がりました。売上高39億38百万円(前年同期比25.6%増加)、営業利益12億32百万円(同73.4%増加)の大幅な増収増益となりました。
この1年間での四半期ごとの営業利益の前年同期比進捗を見てみても、
第1四半期(前年同期比12.2%増加)
第2四半期(前年同期比37.3%増加)
第3四半期(前年同期比57.4%増加)
第4四半期(前年同期比73.4%増加)
と、右肩上がりに加速がかかり、大幅に上昇していることがわかります。
このように、 KeePerの需要増はとどまることはなく、KeePerの高評価を「YouTubeで見て」や「SNSでの評価を見て」そして、「家族や友人に聞いて」の口コミでの施工が、各店舗で新車及び既販車ともに施工台数が上昇し続けております。
さらに、5月26日に放映された『カンブリア宮殿』の反響がとても大きく、全国のキーパープロショップやキーパーLABO、KeePer取扱いの新車販売会社にも、お問い合わせや施工が多い状態が今もなお続いています。
特に、番組内で取り上げられていた『クリスタルキーパー』を希望されるお客様が多い傾向にありますが、「他にどんなコーティングがあるのか?」や「初めて、コーティングをかけるので、色々と話を聞きたい」など、新規ご来店の大きなきっかけとなっております。そして、この効果は2週間ぐらいで薄れるという話を聞いていたのですが、欲求商品でもあるコーティングにおいてだからなのか、未だに効果があることから、今後も高需要が続いていくと予想しております。
【通期】
その結果、当事業年度(2021年7月から2022年6月)における売上高は143億58百万円(前年同期比21.7%増加)、営業利益は43億26百万円(同43.2%増加)、経常利益は43億25百万円(同43.1%増加)、当期純利益は30億93百万円(同45.0%増加)と大幅な増収増益となり、過去最高益を更新することができました。
【キーパー製品等関連事業】
当事業における最も大きなシェアを占めている石油販売業界は、新型コロナウイルス感染症の拡散の外出制限が解除されたものの、原油価格高騰による店頭小売価格が高騰し、全国的に来店頻度が減っております。しかし、この業界においてもKeePerの需要は非常に高く、特にダイヤモンドキーパー以上の高付加価値のコーティングの施工台数が伸びております。
そして、2021年11月より、キーパープロショップ用にカスタマイズした「Web予約システム」が、稼働開始となりました。現在ではキーパープロショップの約3,000店舗が利用しており、予約数は着実に上向きとなってきております。しかし、キーパープロショップ店舗では、既に導入済みの予約サイトを稼働させている店舗も多くあり、2つの予約サイトを同時に運用するには、予約管理が煩雑になるということで、導入を見合わせている店舗も多くあるため、キーパープロショップでの利用が多い他の予約サイト(3社)とのシステムの連携を進め、店舗の利便性を向上させていきます。
また、2022年1月より、新サービス『ECOプラスダイヤモンドキーパー(以下、ECOダイヤ)』の発売開始をしました。『雨が降ったら、まるで洗車をしたようにキレイになるのでお手入れがすごくラクになりました』の商品のキャッチコピーでも書かれているとおり、自然の雨が洗車になる効果が、環境問題が大きくクローズアップされる現代において、洗車も手間を省くと共に、大きな節水効果と洗剤の使用を減らしSDGsにも貢献できることが、お客様からも大きな支持をいただいております。そして、ダイヤモンドキーパーの施工技術と施工環境があれば施工が可能なため、全国のキーパープロショップからも好評であり、今後の『エコ効果のある』コーティングが、KeePerの新たな軸になる、コーティングサービスとなっていきそうです。
さらに、5月31日から進行中の「第7回 2022年キーパー技術コンテスト」が3年ぶりの開催ということもあり、全国で3,300名以上の技術者からのエントリーがあるなど、コンテストが大きな盛り上がりをみせております。今後は、9月中に県別チャンピオン決定戦を行い、各県チャンピオンが誕生し、10月13、14日に全日本チャンピオン決定戦を行い、日本一KeePerが上手い技術者が誕生します。また、その模様は、テレビ取材(3局予定)が入る予定となっています。この盛り上がりは、間違いなく全国のKeePer施工者の技術力向上につながり、ユーザーに提供されるKeePerコーティングの品質の維持向上につながるものと確信しております。
新車マーケットにおいては、新型コロナウイルスによる世界的な半導体不足の影響に加え、ウクライナ情勢も加わり、新車製造が大幅に遅れ、納車も遅れており、コーティング施工が先延ばしとなっております。しかし、そんな中でも、スバル純正の『SUBARU WダイヤモンドKeePer』は、お客様からの指名買いも増えており、ディーラー営業マンにとってもクレームがない品質が高いKeePerは、自信をもってオススメすることができるために、コーティング付帯率が1年を通して約20%まで上昇してきました。
そして、2021年9月より、トヨタ販売社向けの発売を開始した、KeePerボディーコートの、現在の全国のトヨタ関連の販売会社253社への導入の進捗状況は、
・7月31日現在、コンタクトが取れた販社が247社。
・内、導入に向けて、「性能テスト」など実車を使っての導入の検討に入った販社が169社。
・内、導入を決定いただき、実際の導入スケジュールが立った販社が74社。
・内、すでに販売が始まっていて、製品の納入が始まっている販社が51社。
この新車マーケットにおいても『カンブリア宮殿』効果は出ており、番組をご覧になられた、新車販売会社より、KeePerコーティング導入のお問い合わせが多くなっております。番組でも取り上げられた、磨かないコーティングに興味を持たれており、新車・経年車向けのコーティングとして、KeePerコーティングをラインナップに加えられる店舗が多くなっております。
これらの活動の結果、キーパー製品等関連事業の売上高は64億36百万円(前年同期比10.5%増加)となり、当セグメントにおける営業利益は、内部取引控除後21億18百万円(同20.5%増加)となりました。
【キーパーLABO運営事業】
キーパーLABO運営事業においては、半導体不足で新車の製造が遅れ、納車が遅れている中にも関わらず、「YouTubeを見て」や「SNSでの評価を見て」などで、KeePerの信用度が格段に向上したこともあり、新車へのコーティング施工依頼が多くなっております。また、納車時期が不確定なこともあり、車の買い控えもおきており、それであれば、今乗っている車をキレイにしようと既販車のコーティングも注目を集めております。特にKeePerは、車を磨かなくてもキレイになるので、コストもお客様が納得する価格帯で施工が可能なため、既販車での施工台数も増加しております。コーティングの施工台数を見てみると、EXキーパーは、施工台数が9,375台で前年比60.0%増、売上で約14億46百万円と大幅な実績の上乗せとなりました。ECOダイヤが加わったダイヤモンドキーパーシリーズは、施工台数が38,102台の前年比25.7%増加、売上25億85百万円と大きく伸びております。また、クリスタルキーパーは25.5%増加となり、各キーパーコーティングのメンテナンス需要も高まりをみせ30.3%増となり、全てにおいて高い伸び率となりました。加えて、清潔意欲も引き続き高く、洗車需要も大きく向上し、総来店台数も23.7%増加と大幅に増加しました。そして、平均単価も前期13,492円から今期14,597円と8.0%上昇しています。
人員については、170名の純増を果たせた結果、人時生産性は7,229円/時と前年比:0.3%増に止めることができました。これまで実施した増員やコーティングブースの増設、洗車・仕上げ場の車両の移動に関わる労力を最小限に減らすための工夫、断熱対策などの効果で、高付加価値コーティングが大きく増え、作業効率も上がっているため、人時生産性の高さに比して、スタッフの疲労度は低くなっていますが、今後も、新規出店と既存店の伸びが高い次元で続くことを予測に入れた、更なる人材の採用活動を、良い人材を、需要増に遅れることなく、精力的に行い、高過ぎる人時生産性に達することを極力防ぎ、お客様の満足に集中できる職場環境の整備に注力をしていきます。
その結果、2022年6月期の1店舗当たりの月間平均売上は、前期597万円から今期746万円となり、前期比25.5%増加と大幅に上がっており、キーパーLABOの運営効率がさらに向上しております。
新店開発においては、9店舗の新規出店となりました。
新店の開発状況
2021年9月18日オープン 愛知県蒲郡市 蒲郡店
2021年9月29日オープン 神奈川県茅ケ崎市 茅ヶ崎店
2022年1月26日オープン 北海道札幌市白石区 白石店
2022年2月11日オープン 神奈川県厚木市 厚木店
2022年4月22日オープン 福岡県福岡市博多区 博多店
2022年5月26日オープン 富山県富山市 富山店
2022年6月24日オープン 群馬県前橋市 前橋店
2022年6月25日オープン 京都府京都市伏見区 京都店
2022年6月29日オープン 山形県山形市 山形店
どの店舗もオープン後から沢山のご来店があり、新店の立ち上がりスピードが驚異的に早まっております。特に2022年4月22日にオープンした「博多店」においては、オープン翌月である5月には、8,806千円となるなど、キーパーLABOが、オープン直後から採算が取れる、ビジネスモデルに育ってきました。
そして、今あるニーズにしっかりと応えるべく、今後の更なる需要拡大に備えて、既存店舗の拡大やブースの増設など設備の充実、新ブランディングデザインへの変更を積極的におこないました。
既存店の改装と新ブランディングデザインへの変更
愛知県 大府店 リプレイスオープン
埼玉県 浦和美園店 ブース8台増設、新ブランディングへ変更
愛知県 小牧山店 洗車から仕上げまで動かさない3台分の作業場増設
愛知県 守山店 ブース3台増設
三重県 鈴鹿店 ブース4台増設、新ブランディングへ変更
埼玉県 草加店 ブース2台増設、新ブランディングへ変更
広島県 広島東雲店 ブース3台増設、洗い場1台増設
東京都 高島平店 ブース3台増設、洗車・仕上げ場2台増設
これらの活動の結果、キーパーLABO運営事業の売上高は79億21百万円(前年同期比32.5%増加)となり、当セグメントにおける営業利益は、22億7百万円(同74.7%増加)と大幅な増収増益となりました。このように、キーパーLABO運営事業が、売上高だけではなく、セグメント利益においてもキーパー製品等関連事業を上回る結果となりました。
当事業年度における現金および現金同等物(以下「資金」という)は前事業年度末に比べ12億4百万円増加し27億21百万円(前事業年度末比79.4%増加)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は32億21百万円(前事業年度比1億27百万円増加)となりました。収入の主な内訳は税引前当期純利益43億23百万円、減価償却費2億88百万円であり、支出の主な内訳は法人税等の支払額11億78百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は13億49百万円(前事業年度比6億9百万円増加)となりました。収入の主な内訳は有形固定資産の売却による収入57百万円であり、支出の主な内訳は有形固定資産の取得による支出13億47百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は6億69百万円(前事業年度比20億62百万円減少)となりました。収入の主な内訳は長期借入れによる収入3億40百万円であり、支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出4億63百万円、配当金の支払額5億45百万円であります。
該当事項はありません。
当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、仕入価格によっております。
当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては「第5経理の状況1財務諸表等(1)財務諸表注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当事業年度末における流動資産の残高は50億29百万円(前事業年度末比42.0%増加)となり、14億86百万円増加しました。これは主に現金及び預金が12億4百万円増加したこと等によるものです。
(固定資産)
当事業年度末における固定資産の残高は68億29百万円(前事業年度末比21.0%増加)となり、11億84百万円増加しました。これは主に建物が5億60百万円増加、土地が4億23百万円増加したこと等によるものです。
(流動負債)
当事業年度末における流動負債の残高は27億65百万円(前事業年度末比11.2%増加)となり、2億77百万円増加しました。これは主に未払法人税等が1億43百万円増加、契約負債が1億63百万円増加したこと等によるものです。
(固定負債)
当事業年度末における固定負債の残高は10億53百万円(前事業年度末比7.0%減少)となり、79百万円減少しました。これは主に長期借入金が1億71百万円減少、退職給付引当金が62百万円増加、資産除去債務が29百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当事業年度末における純資産の残高は80億39百万円(前事業年度末比44.4%増加)となり、24億73百万円増加しました。これは主に利益剰余金が当期純利益により30億93百万円増加した一方で、配当により5億45百万円減少したこと等によるものです。
(3)経営成績の分析
(売上高)
当事業年度の売上高は143億58百万円(前事業年度比21.7%増加)となりました。事業セグメントごとの内訳は、キーパー製品等関連事業が64億36百万円(前事業年度比10.5%増加)、キーパーLABO運営事業が79億21百万円(前事業年度比32.5%増加)となりました。
キーパー製品等関連事業における最も大きなシェアを占めている石油販売業界は、新型コロナウイルス感染症の拡散により、外出制限などがあり、本業である燃料油販売数量の低下が続いておりましたが、ここへきてマイカーに乗る機会が大幅に増えた事もあり、活気を取り戻し、お客様のご来店が完全に元通りに戻りました。それに加え「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろう」の需要は引続き高く、コーティング、洗車共に賑わいをみせております。カーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界においては、引続き、KeePer初の”新車用”コーティングとして発売した、「EXキーパー」を中心に導入を推し進めております。同時にカーメーカーへも、KeePerコーティングの純正採用の獲得に向け、積極的に活動をしております。
キーパーLABO運営事業については、「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろうと」というマインドが高い状態が続き、新しい次元に入った実績が続きながら、KeePerコーティングがYouTubeなどのSNS上での高い評価を見て、高額商品の需要が高くなって、更にKeePerコーティングの人気は上昇し続けております。
また、新店開発においては、9店舗の新規出店をいたしました。そして、今あるニーズをしっかりと応えるべく、今後の更なる需要拡大に備えて、既存店舗の拡大やブースの増設など設備の充実、空調、断熱対策の実施、新ブランディングデザインへの変更を積極的におこないました。
(売上総利益)
当事業年度の売上総利益は、116億36百万円(前事業年度比25.3%増加)となりました。
(営業利益)
当事業年度の営業利益は43億26百万円(前事業年度比43.2%増加)となりました。
(経常利益)
当事業年度の経常利益は、営業外収益11百万円と営業外費用12百万円を計上した結果、43億25百万円(前事業年度比43.1%増加)となりました。
(税引前当期純利益)
当事業年度の税引前当期純利益は、43億23百万円(前事業年度比44.4%増加)となりました。
(当期純利益)
当事業年度の当期純利益は、法人税等12億29百万円を計上したことにより、30億93百万円(前事業年度比45.0%増加)となりました。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。
(5)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
① キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの分析は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
② 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社は、運転資金及び設備資金につきましては、自己資金または金融機関からの借入により資金調達することとしております。
なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は27億21百万円、1年内返済予定の長期借入金の残高は3億79百万円、長期借入金の残高は1億60百万円となっております。
(6)経営者の問題意識と今後の方針について
① KeePerの品質維持とブランディングについて
「サービス商品」であるKeePer商品は、工場やセントラルキッチンなどで画一的に造られる「製品」ではなく、キーパーLABO及びキーパープロショップなどの店頭で、一つ一つ造り上げられる「サービス商品」なので、その品質維持に難しいものがあります。
しかし、それをKeePerは、材料ケミカルの高い性能と、それを店頭での施工技術力の維持のために、全国14か所のトレーニングセンターを設置し約70名のインストラクターが活動しております。それにも増して、全国のキーパープロショップの皆さんの高品質に対する意識の高さが、施工されたキーパーコーティングの、サービス商品としての高品質の向上と維持を実現しています。その品質の高さは定評があり、キーパーコーティングを施工されたお客様はリピート率約85%という高い率で支持され、その積み重ねと、認知度アップでの新規顧客の獲得と相まってKeePerのガラス系コーティングは市場を拡大しています。
また、この高い品質が競合商品との決定的に差別化された競争力になっており、これをいかに維持していくかが今後の事業の拡大に大きな影響を与えます。その為に、「技術研修」、「キーパー技術コンテスト」や「上達会」が、キーパープロショップや施工店さんたちへの当社の主な活動となっており、キーパーLABO運営事業においては、より一層高い品質を維持することが専門店としての生命線として維持向上に努めています。
キーパーLABOは2022年6月30日時点で107店舗(直営95店舗)、キーパープロショップが6,283店舗と非常に多くの店舗であり、それぞれの店舗の責任において施工がされていて、そのすべての商品品質を均一に高く維持することは極めて困難でありますが、逆に、これを実現することが競合商品との差別化、決定的な競争力であり、KeePerのブランディングそのものです。
もちろん、KeePerのブランディングは、日本最高峰のレースであるSUPER GTに#37 KeePer TOM’Sへのスポンサーで、車好き層への深い浸透と、全国へのテレビCMやYouTube、Webサイトで広く一般に認知を広げるなどマーケティングを通じても作り上げられております。これは2022年度以降も継続して行きたいと思っています。
② 新車マーケットでのKeePerコーティングの拡大について
カーメーカーやカーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界においてもKeePerの拡大をすべく積極的に営業活動がされております。方策としては、KeePer初の”新車用”コーティングとして発売した、「EXキーパー」を中心に導入を推し進めております。その活動は、各メーカーへの純正採用も『SUBARU WダイヤモンドKeePer』を始め着実に実りつつあり、2021年9月1日からは、愛知県名古屋市熱田区に本社を置くトヨタグループの自動車部品専門の卸売会社である、トヨタモビリティパーツ株式会社より、高級タイプの「EXキーパー」と標準タイプの「ダイヤモンドキーパー」のKeePerボディーコートが発売されました。新車から既販車まで一貫してKeePerのサービスを提供し、日本国中の車をより美しくし、お客様に喜びを提供していきます。
③ キーパープロショップ登録店舗数の増加と1店舗当たりの施工台数の増加について
KeePer製品等関連事業の主力であるキーパープロショップは主にガソリンスタンドです。ガソリンスタンドは石油製品(燃料)が徐々に販売減少していく中でそのインフラを活かし、燃料以外で収益を上げる必要があり、どこの石油元売りもこぞってカーコーティングの施工販売に力を入れております。ガソリンスタンド自体の店舗数は減少の一途ではありますが、いまだに29,000店舗以上あり、その中でキーパープロショップは2022年6月30日時点で、約21%の6,283店舗であります。期首6,098店から期末6,283店と微増ですが、主要製品の一つであるダイヤモンドキーパーケミカルとレジン2の売上が、前年同期比約20%増の伸びとなっており、1店舗当たりのコーティング実績が向上している事がわかります。
キーパープロショップは、入会金ゼロ、会費無料であり、獲得のための営業活動も全くしておりませんが、実際に売上実績が上がる功績で自然に増えてきたものなので、ガソリン業界だけではなく、カーディーラーやカーショップなどへも拡大していくと予想しております。
④ キーパーLABO既存店の売上向上と新規出店のペースアップについて
キーパーLABO運営事業については、「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろうと」というマインドが高い状態が続き、新しい次元に入った実績が続きながら、KeePerコーティングがYouTubeなどのSNS上での高い評価を見て、高額商品の需要が高くなって、KeePerコーティングの人気は上昇し続けております。
キーパーLABOの前年実績のある既存店舗は、TVコマーシャルなどでKeePerブランドが消費者の中に浸透してきていることと、SNSの中で良い評判が広がっていること、当社が上場したことなどによってKeePer全体の信頼が上がってきて、購買商品がより価格の高い上位商品であるダイヤモンドキーパーの施工が新車を中心に増加し、キーパーLABOの販売単価を押し上げで来ています。今後もしばらくはこの傾向が続くものと考えております。
株式の上場と東証一部への指定替によって一番大きく変わったのが、キーパーLABO新店用の物件の出る数です。これが劇的に増加したのは、KeePerの認知度が上がったと同時に株式上場によって、社会的信用が上がったことが大きな要因と言えます。特に、コンビニエンスストア業界の再編が加速していることから、コンビニ店舗跡地へのリプレース出店が今後は増加するものと考えております。
⑤ キーパーLABOとキーパープロショップの共存共栄について
初回施工はキーパーLABOで施行したお客様も、2回目以降の施工は近くて便利なキーパープロショップで施工される方がおよそ50%もいて、キーパーLABOが、周辺のキーパープロショップの活性化に役立っています。逆に、全国のキーパープロショップにKeePerの看板が上げられ、店頭ではパンフレットなどでの営業が行われることで、KeePerブランドの認知度がアップし、キーパーLABOの集客や運営に大きなプラスの力になっています。つまり、キーパーLABOとキーパープロショップの存在は相乗効果を持っており、このシナジー効果を持っていることもKeePerの大きな強みとなっております。
⑥ 新規出店に伴う人員の採用と、資金計画について
キーパーLABOの新規出店に伴う人員は、大学卒、高校卒とも、来春の新卒採用が前年を上回るペースで順調に推移しているため、中途採用も含めて十分な採用人数を得られるものと考えております。
元々、キーパーLABOの社員の定着率は非常に高いものでした。企業理念にあるように、お客様の満足(CS)を高い技術で実現すると同時に、お客様の「ありがとう」の言葉で、従業員のやりがいと満足(ES)を生み出していくことが、定着率の高さに結びついており、採用数の増加と相まって社員数全体の増強が実現しております。更に定着率の高さが、勤務経歴の長さを生み、勤務の長さが技術の熟練を生み出して商品の品質の維持向上にも貢献しています。
新店の構築のためのコストは上昇しており、更地からの建設物件で約6,500万円/1件、既設の建物がある居抜き物件では約4,000万円/1件の費用が掛かります。しかし新規開店から採算ベースに乗るようになってきており、営業キャッシュ・フローでのプラス要因と、現在の現預金からして、現状の2022年6月30日時点で直営95舗から今後の150店舗余までの資金は安定的に調達をすることができると考えております。
当社の研究開発活動は、当社技術開発及びドイツSONAX社が、協力・連携して行っております。当事業年度における研究開発費の総額は