第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更があった事項は、次のとおりです。

 当第3四半期連結累計期間である昨年11月に、わが国では2年10か月ぶりとなる養鶏場における鳥インフルエンザの感染が確認され、その後12月末までに感染は関東地区まで拡大、これまでに800万羽を超える採卵鶏が淘汰されております。当社グループはこれまでも鳥インフルエンザを大きな事業リスクと認識し、防疫体制を強化しておりますが、今後の経緯によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 当第3四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染拡大の影響は、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりですが、今後の経過によっては当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の第3波襲来により大幅な景気後退局面が継続、首都圏など大都市圏での患者の急増によりこれらの地域では医療崩壊の危機に直面するなど深刻度を増しております。このため輸送業、観光業、飲食業を中心とした厳しい経済環境は継続し、OECDは日本の2020年度経済成長率をマイナス5.3%と予想しております。

 鶏卵業界におきましては、コロナウイルス感染症の影響を受け、鶏卵需要全体の半分を占める業務用、加工用需要が大幅に減少した結果、第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)における鶏卵相場の北海道Mサイズ平均は1キロ165円20銭(前年同四半期比13円84銭安)、東京Mサイズ平均は1キロ165円70銭(同15円21銭安)となりました。

 一方、鶏卵コストの半分を占める配合飼料価格は主に主原料たるトウモロコシ、大豆粕相場の高騰により昨年10月以降トン1,000円を超える値上げとなりました。

 上記のような向かい風の事業環境において当社は家庭用鶏卵、付加価値卵の販売に注力した結果、当該累計期間による鶏卵販売数量は前年同四半期比0.6%と増加、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は9,753,069千円(前年同四半期比3.5%減)、営業利益は71,906千円(同7.9%減)、経常利益は129,765千円(同3.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11,902千円(同90.8%減)となりました。

①資産

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は前連結会計年度末に比べて314,403千円減少し14,361,706千円となりました。

 流動資産は前連結会計年度末に比べて359,711千円減少し3,331,975千円となりました。これは、主として受取手形及び売掛金が377,751千円、前払費用及び未収消費税を含むその他が225,457千円増加した一方で、現金及び預金が988,787千円減少したこと等によるものです。

 固定資産は前連結会計年度末に比べて45,308千円増加し11,029,730千円となりました。これは、主として機械装置及び運搬具が86,132千円、建設仮勘定を含むその他が198,554千円減少した一方で、建物及び構築物が138,774千円、土地が121,129千円、投資有価証券が57,239千円増加したこと等によるものです。

②負債

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は前連結会計年度末に比べて286,566千円減少し5,460,931千円となりました。

 流動負債は前連結会計年度末に比べて210,309千円増加し3,293,167千円となりました。これは、主として未払法人税等34,042千円、設備未払金を含むその他が32,057千円減少した一方で、短期借入金が300,000千円増加したこと等によるものです。

 固定負債は前連結会計年度末に比べて496,875千円減少し2,167,763千円となりました。これは、主として借入返済により長期借入金が508,118千円減少したこと等によるものです。

③純資産

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は前連結会計年度末に比べて27,837千円減少し8,900,775千円となりました。

 これは、主として親会社株主に帰属する四半期純利益11,902千円を計上した一方で、配当金84,589千円を支払いしたこと等によるものです。

 

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前年事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表(追加情報)」に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響に関する仮定の一部を変更しております。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。