第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間(平成28年12月1日~平成29年8月31日)におけるわが国経済につきましては、海外政治情勢の不安定さ等により先行きに不透明感が残るものの、日本銀行による異次元金融緩和の継続や株高、雇用環境の改善が続いており、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。

そのような環境の下、当社グループは、主にコンピュータグラフィックス(コンピュータを使って制作された映像、以下「CG」)関連のエンターテインメント(娯楽)業界及び非エンターテインメント業界向けビジネスに取り組んで参りました。
  当第3四半期連結累計期間における、開発推進・支援事業においては、非エンターテインメント領域の新規顧客の獲得、領域拡大に向け、既存の案件及び新規案件の積極的な営業展開を進めてまいりました。

コンテンツ事業においては、平成29年5月31日に携帯端末向けの既存ゲーム2タイトルをマイネットグループの子会社である「株式会社S&Mゲームス」へ譲渡し、第3四半期以降にリリースを控えている新規の複数コンテンツ事業へ注力してまいりました。
 人材事業においては、WEBからの集客数が増加した事等により、人材派遣及び紹介件数が堅調に推移いたしました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高が4,573,626千円(前年同期比12.5%減)、営業損失は877,949千円(同543,120千円減)、経常損失は810,265千円(同436,957千円減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は443,789千円(同189,706千円減)となりました。

報告セグメントの状況は、以下のとおりであります。

 

① 開発推進・支援事業

当第3四半期連結累計期間においては、非エンターテインメント領域での継続案件(自動車業界・不動産業界・携帯端末)が引続き好調に推移しており、さらに領域拡大に向けて営業体制の強化を進めてまいりました。海外事業では、イギリスARM社の100%子会社であるGeomerics社より取得した『Enlighten』の、全世界においての開発、販売、サポートを開始しております。同ソフトウェアのリアルタイムのグローバルイルミネーション(大域照明、または間接光表現)技術は、世界的に高い評価を得ている業界最高水準の技術であり、全世界における売上ランキングの上位に位置する数多くのゲームに利用されております。さらに、建築・不動産業界、映像業界、自動車業界等幅広い利用が可能である為、自社のミドルウェアとのシナジーを高め、国内のみならず、海外マーケットへの販売拡大を目指しております。しかしながら、開発、販売、サポートが当社に切り替わったことについての全世界への浸透が遅れた影響で、売上に寄与するのは第4四半期以降となっております。また、次世代型ゲームエンジン『Xenko』については、無料期間を延長してユーザーの拡大を目指しております。大型の開発案件についても、鋭意営業活動を推進してまいりましたが、受注の期ずれなどが発生してしまいました。また、ソリューションサービスにおいて、クラウド化の流れによりサーバーやストレージ等のハードウェア関連の販売高が減少しており、計画を下回る結果となりました。

以上の結果、売上高は2,191,833千円(前年同期比7.7%増)、セグメント損失は253,545千円(同179,799千円減)となりました。

 

② コンテンツ事業

当第3四半期連結累計期間においては、既存ゲームの機動的な運用を進めた結果、スマートフォンネイティブアプリ「グランスフィア」についてはダウンロード数が約199万に達しました。しかしながら、「刻のイシュタリア」および「逆襲のファンタジカ」の2タイトルを「株式会社S&Mゲームス」へ譲渡したこと、第3四半期にリリース予定の複数のコンテンツが、品質向上のためリリースを第4四半期以降に延期したことにより、計画を下回る結果となりました。

以上の結果、売上高は1,310,204千円(前年同期比44.5%減)、セグメント損失は427,214千円(同460,431千円減)となりました。

 

③ 人材事業

当第3四半期連結累計期間においては、WEBからの集客数の増加や派遣就業者向け研修を開催する等の戦略が奏功し、派遣先企業で稼動中の一般派遣労働者数は延べ1,732名、当第3四半期連結累計期間における有料職業紹介の成約実績数は94名となりました。

以上の結果、売上高は1,071,588千円(前年同期比27.7%増)、セグメント利益は217,775千円(同48.2%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて149,933千円減少(前連結会計年度末比3.9%減)し、3,710,590千円となりました。

これは主に、仕掛品の増加159,131千円、繰延税金資産の増加181,840千円、ソフトウエアの増加475,869千円等があったものの、現金及び預金の減少372,253千円、売掛金の減少329,296千円等があったことによるものであります。

当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べて416,711千円増加(同35.9%増)し、1,578,032千円となりました。

これは主に、未払費用の減少123,507千円等があったものの、1年以内返済予定の長期借入金の増加107,855千円、未払金の増加110,341千円、長期借入金の増加188,743千円等があったことによるものであります。

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて566,645千円減少(同21.0%減)し、2,132,557千円となりました。

これは主に、利益剰余金の減少468,998千円、自己株式の増加114,300千円等があったことによるものであります。

この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末比12.5ポイント減少し、57.5%となりました。

 

(3)事業上及び財政上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は23,355千円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に、重要な変更はありません。