第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米国の平均賃金上昇による利上げ加速への懸念により、国内外の金融資本市場が影響を受けたものの、きわめて緩和的な金融政策継続と政府の大型経済対策の効果による企業収益や雇用・所得環境の改善などを背景に、個人消費も緩やかに回復基調を維持しております。しかしながら、米国の経済政策や欧州の政治動向、東アジア情勢など、先行き景気の下振れリスクには留意する必要があります。

 当社グループの属する不動産業界におきましては、地価の上昇基調が継続する中で、販売価格の高騰が懸念されたものの、日銀の金融緩和政策を背景に実需は堅調に推移しており、事業環境は概ね良好であります。

当社グループでは、平成31年6月期を最終年度とする中期経営計画において、事業ポートフォリオのストック事

業の比率向上による持続的な成長を掲げ、フランチャイズ事業におけるフランチャイズ加盟店舗数の拡大、ハウ

ス・リースバック事業における収益不動産購入、不動産金融事業による不動産担保融資及び金融機関との提携によるリバースモーゲージ保証事業を強化してまいりました。

 また、ハウス・リースバック事業においては、新たに不動産特定共同事業法スキームによる不動産ファンド「HLBファンド1号」への売却を行い、収益の拡大を図るとともに、従来の不動産売買事業における直営店エリアを中心とした販売用不動産の仕入強化、不動産売買仲介事業を基盤に、仲介・買取・リフォームの三位一体のスキームで事業シナジーを効かせた「住まいのワンストップサービス」は継続し、顧客ニーズに応えることに努めてまいりました。

 

その結果、当第3四半期連結累計期間におきましては、売上高は14,910百万円(前年同期比15.9%増)、営業利益は1,329百万円(同42.6%増)、経常利益は1,192百万円(同47.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は742百万円(同43.9%増)となりました。

 

 主なセグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

(平成30年3月31日現在)

セグメント名称

売上高(百万円)

内 容

フランチャイズ事業

1,810

新規加盟契約数95件、累計加盟店舗数512件

新規開店店舗数88店舗、累計開店店舗数418店舗

ハウス・リースバック事業

2,883

新規取得保有物件数209件、累計保有物件数595件

売却件数40件

不動産金融事業

359

不動産担保融資・リバースモーゲージ保証件数183件

不動産売買事業

6,280

取引件数257件

不動産流通事業

1,354

仲介件数2,272件

リフォーム事業

2,221

契約件数1,619件

完工件数1,597件

合 計

14,910

 

①フランチャイズ事業

フランチャイズ事業では、都市部の不動産業者への加盟促進とテレビ・ラジオCM等による広告宣伝効果に加え、店舗数拡大による信用力やコーポレートブランド価値の向上効果が、地元有力企業の加盟や検討企業の増加にあらわれております。オープン店舗の増加および営業活動の増加による知名度向上や仲介+買取による収益向上を目指した「サテライト店+家・不動産買取専門店」併設店舗のニーズもあり、当第3四半期連結累計期間における新規加盟契約数は95件、累計加盟契約数は512件となりました。

また、スーパーバイザーの加盟店フォロー体制の構築や各種サービスコンテンツの充実の効果もあり、当第3四半期連結累計期間における新規開店店舗数は88店舗、累計開店店舗数は418店舗となりました。

  その結果、セグメント売上高は1,810百万円(前年同期比14.8%増)、セグメント利益が1,117百万円(同18.5%増)となりました。

 

②ハウス・リースバック事業

 ハウス・リースバック事業では、テレビ・ラジオCM等の広告宣伝効果と東京証券取引所市場第一部上場企業としての信用力の向上効果、地方都市への取扱いエリア拡大により問い合わせ及び取扱件数も増加しております。また、新築リースバックなどの状況に応じた新サービスの提供により、不動産の有効活用や資産を資金化するニーズに応えたことで、当第3四半期連結累計期間におきましては209戸取得し、40戸を売却しました。また、不動産特定共同事業法スキームによる不動産ファンド「HLBファンド1号」への売却でキャピタルゲインによる収益拡大を図り、保有する不動産は累計595戸となり、賃貸用不動産として運用しました。

 その結果、セグメント売上高は2,883百万円(前年同期比32.1%増)、セグメント利益が461百万円(同54.8%増)となりました。

 

③不動産金融事業

 不動産金融事業では、顧客のさまざまな資金ニーズに対応することで顧客開拓を行い、不動産担保融資を提供してまいりました。また、第2四半期よりグループの強みである不動産査定力を活かしたリバースモーゲージ保証事業を開始し、「不動産+金融」を活かした取り組みを強化し、当第3四半期連結累計期間におきましては183件の不動産担保融資の実行及びリバースモーゲージ保証を行ってまいりました。

 その結果、セグメント売上高は359百万円(前年同期比201.2%増)、セグメント利益が103百万円(同102.0%増)となりました。

 

④不動産売買事業

不動産売買事業では、住宅ローンの超低金利が続く中、低価格で良質な中古不動産の購入ニーズは強く、仲介顧客のニーズに合った物件を仕入れる方針を徹底し、前連結会計年度後半より仕入れを積極化した直営店エリアの販売用不動産在庫の販売が順調に進んだことで、取引件数は増加となりました。

その結果、セグメント売上高は6,280百万円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益が600百万円(同102.8%増)となりました。

 

⑤不動産流通事業

不動産流通事業は、不動産売買仲介事業で構成されております。不動産売買仲介事業では、住宅ローンの超低金利継続の効果もあり、実需の動きは引き続き堅調に推移しました。ホームページ等のWeb広告宣伝戦略、新聞折り込み広告、テレビ・ラジオCM等のメディアを利用した広告宣伝戦略、そして地域密着型のポスティング戦略を通じて直営店への集客に注力してまいりました。

 その結果、セグメント売上高は1,354百万円(前年同期比9.0%増)、セグメント利益が327百万円(同13.9%増)となりました。

 

⑥リフォーム事業

リフォーム事業では、不動産売買仲介事業との連携による中古住宅+リフォーム受注や、住宅設備メーカー等とコラボレーションしたリフォームイベントを積極的に開催することで集客に繋げ、当第3四半期連結累計期間における受注件数は1,619件(前年同期比1.3%増)、完工件数は1,597件(同5.0%増)となりました。

その結果、セグメント売上高は2,221百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益が190百万円(同57.7%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

 (資産)

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は28,886百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,613百万円の増加となりました。

 これは主として、不動産担保融資の増加に伴い営業貸付金が1,670百万円増加したこと、株式会社京葉ビルドの全株式取得による連結子会社化及びハウス・リースバック事業の案件の増加に伴い有形固定資産が6,285百万円増加したこと並びに純投資目的の株式取得等に伴い投資有価証券が244百万円増加したことによるものであります。

 

 (負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債は22,520百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,026百万円の増加となりました。

 これは主として、短期借入金が407百万円増加したこと及び株式会社京葉ビルドの全株式取得による連結子会社化等に伴い、1年内返済予定の長期借入金が333百万円、長期借入金が2,797百万円、繰延税金負債が525百万円それぞれ増加したこと、フランチャイズ事業の加盟店増加及びハウス・リースバック事業の案件増加に伴い長期預り保証金が618百万円増加したことによるものであります。

 

 (純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は6,366百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,587百万円の増加となりました。

 これは主として、第三者割当増資による優先株式発行により資本剰余金が3,000百万円増加したこと、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、利益剰余金が742百万円増加したこと及び配当金の支払いにより169百万円減少したことによるものであります。

 増資の詳細につきましては、平成29年10月17日公表の「第三者割当増資による優先株式の払込完了及び発行、並びに資本金の額及び資本準備金の額の減少に関するお知らせ」をご参照ください。

 

項目

前連結会計年度

(百万円)

当第3四半期連結会計期間(百万円)

増減

(百万円)

総 資 産

20,273

28,886

8,613

負   債

17,494

22,520

5,026

純 資 産

2,779

6,366

3,587

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

  該当事項はありません。