当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、アジア新興国や資源国等の景気下振れにより景気が下押しされるリスクがあるものの、雇用・所得環境の改善が進み、緩やかな回復基調で推移しました。
このような状況の中、国内のスマートフォン向けオンラインゲーム市場は、各社により新作タイトルが大量に投入され、よりクオリティの高いタイトルが求められることで、開発期間の長期化、開発人員の確保、プロモーション費用の増加などが迫られ、競争環境は激化しております。また、海外で主に当社がゲーム配信を展開する中国や東南アジア市場は、スマートフォンの急速な普及による利用者の増加と通信インフラの発達に伴って拡大を続けている一方で、タイトルのクオリティも急速に高くなっており、国内同様に競争環境は激しくなってきております。
当社グループにおきましては、オンラインゲーム事業のさらなる成長及びシェアの拡大を目指し、引き続き既存タイトルの拡充と新規タイトルの開発・獲得に注力してまいりました。
既存タイトルにつきましては、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』では、プレイヤー同士でチームを組むことができるクラン機能を実装するとともに、他社IPとのコラボレーションや新規アイテム施策を積極的に実施することでテコ入れを図りました。このほか、前四半期に配信を開始した『空と大地のクロスノア』等のタイトルも堅調な売上高で推移しました。
新規タイトルにつきましては、自社開発タイトル『トライリンク 光の女神と七魔獣』、共同開発タイトル『街コロマッチ!』『彗星のアルナディア』の3タイトルを国内で配信するとともに、中国本土に向けたライセンスアウトタイトル『◯(占に戈)斗吧 蘑菇君(簡体字版ログレス)』の配信を開始しました。
また、コスト面においては、市場競争の激化から新規・既存タイトルともに積極的なプロモーション活動を行ったことに加え、コンテンツ資産において、一部配信タイトルの売上高が低調であったことに伴い資産性を評価した結果、評価損失を計上したこと、および同様の評価から繰延税金資産の取り崩しを行ったことなどから、各種費用が増加しております。
今後は、激化する競争環境においてもお客様により楽しんで頂けるタイトルを提供すべく、自社のノウハウを最大限活かし、市場のニーズにあったタイトルの開発やパイプラインの確保に努めるとともに、配信中タイトルの運営の適正化にも注力し、収益基盤の拡充を図ってまいります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績における売上高は、6,954百万円(前年同四半期比25.9%減)、営業損失は436百万円(前年同四半期は2,837百万円の営業利益)、経常損失は458百万円(前年同四半期は2,805百万円の経常利益)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は699百万円(前年同四半期は1,800百万円の四半期純利益)となりました。
資産につきましては、前連結会計年度末に比べ657百万円減少し、9,065百万円となりました。これは主として、現金および預金の減少275百万円、売掛金の減少207百万円および繰延税金資産の減少278百万円によるものであります。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ457百万円増加し、2,949百万円となりました。これは主として、未払法人税等の減少982百万円および未払消費税等の減少332百万円があったものの、長期借入金の増加2,025百万円によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,114百万円減少し、6,116百万円となりました。これは主として、剰余金の配当172百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上699百万円および自己株式の取得276百万円によるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,299,315千円であります。なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更はありません。