当第3四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、重要な変更があった事項は、以下のとおりです。
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、第2四半期累計期間まで継続して営業損失、経常損失、四半期(当期)純損失を計上しました。こうした状況により、第2四半期まで継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しており、これらの事象又は状況に対処すべく対応策を実施いたしました。
2020年7月16日に株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ドラゴンクエストタクト』の正式サービスを開始し、売上高が四半期を通して高い水準で推移しました。本タイトルにつきましては、翌四半期以降も、継続して業績に貢献することが見込まれております。
また、サービス中タイトルの減少と開発中タイトルの本数を鑑み、台湾スタジオの従業員数の最適化を実施しました。さらに、2020年4月1日を効力発生日として、株式会社ドキドキグルーヴワークスへ大阪スタジオを譲渡しており、人件費や拠点維持にかかる費用が削減された結果、当第3四半期累計期間の業績は、営業利益1,256,866千円、経常利益1,241,914千円、四半期純利益1,060,678千円となりました。
財務面につきましては、当第3四半期累計期間までにおいて、2020年3月6日に発行した第7回新株予約権のすべての行使が行われ、2,118,534千円の資金を調達したことにより、手元資金の状況は改善されました。なお、手元資金の状況は改善されたものの、ゲームタイトルの開発やサービス中タイトルの運営には多くの資金を必要とするため、今後も市場の状況を鑑みながら、必要に応じて様々な資金調達方法を検討してまいります。
以上を踏まえ、当第3四半期会計期間末において、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況は、解消したと判断しております。
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の影響により停滞を余儀なくされていた経済活動の再開が段階的に進み、個人消費に持ち直しの動きがみえる一方で、感染症の動向による国内外経済の先行きの不透明さから、厳しい状況が続きました。
このような状況の中、国内のスマートフォン向けオンラインゲーム市場は、成長率は鈍化しているものの、緩やかな拡大が続くものと予測されております。一方で、知名度の高いIP(Intellectual Propertyの略)を題材としたゲームや品質の高い海外企業のゲームが国内でサービスを開始するケースも多く、競争の激化が続いております。また、国内外の品質の高いゲームが市場に投入されることで、お客様の求めるゲーム品質も高まっていることから、ゲームの開発期間は長期化し、開発費用も高騰しております。
当社におきましては、オンラインゲーム事業のさらなる成長及びシェアの拡大を目指し、サービス中タイトルの拡充と開発中タイトルの準備を進めてまいりました。
サービス中タイトルにつきましては、2020年7月16日に、株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル『ドラゴンクエストタクト』のサービスを開始しました。このほかに、オンラインゲーム制作/運営受託において、新規案件の獲得に取り組みました。
また、開発中タイトルにつきましては、2020年9月29日に、『ドラゴンクエストタクト』グローバル版の開発に協力していることを発表しました。
サービスを開始した『ドラゴンクエストタクト』が、四半期を通じて、高いセールス順位で推移したことにより、売上高は前年同期に比べて増収となりました。費用面においては、売上高の増加に伴うロイヤリティやプラットフォーム手数料が増加しましたが、営業利益は前年同期に比べて増益となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は8,193百万円(前年同期比92.8%増)、営業利益は1,256百万円(前年同期は営業損失666百万円)、経常利益は1,241百万円(前年同期は経常損失676百万円)となり、四半期純利益は1,060百万円(前年同期は四半期純損失764百万円)となりました。
資産につきましては、前事業年度末に比べ3,595百万円増加し、5,844百万円となりました。これは主として、現金及び預金の増加2,446百万円、売掛金の増加893百万円によるものであります。
負債につきましては、前事業年度末に比べ347百万円増加し、1,488百万円となりました。これは主として、長期借入金(1年内含む)の減少375百万円があったものの、未払金の増加184百万円、未払法人税等の増加179百万円、前受金の増加140百万円によるものであります。
純資産につきましては、前事業年度末に比べ3,248百万円増加し、4,355百万円となりました。これは主として、資本金の増加977百万円及び資本剰余金の増加977百万円、四半期純利益の計上等による利益剰余金の増加932百万円によるものであります。
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間における当社の研究開発活動の金額は、235,932千円であります。なお、当第3四半期累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の資金需要のうち主なものは、新規タイトルの開発や運営にかかる人件費や外注費、サービス提供・拡充のための広告費であります。
当社は、事業運営上、必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、これらの資金需要に対して、営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当することを基本とし、状況に応じて、金融機関からの借入れや各種資本政策等による資金調達で対応することとしております。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。