第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、12月発表の日銀短観によると、全規模全産業のDI(業況判断指数)は前回調査から1ポイント高いプラス9へと改善したものの、中国の景気減速、原油価格の下落等、海外発の景気下振れリスクの発生に伴い円高が進行するなど、先行きに対する不透明感が広がっております。一方、平成27年5月に経済産業省が発表した「平成26年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)報告書」によると、平成26年における日本国内のEC市場規模は、前年比14.6%増の12兆7,970億円となるなど、当社グループが属するEC市場については、着実な成長が続いております。

 このような経営環境のもと当社グループは、モバイル(スマートフォン及び携帯電話)アクセサリーの販売について、自社企画商品の開発に継続して取り組み、付加価値の高い個性的な商品を積極的にリリースするなど、販売拡大に注力いたしました。また、自社開発のECバックオフィスシステム「ネクストエンジン」について、韓国子会社において「ネクストエンジンコリア」をリリースしたのをはじめ、海外ECカート“Shopify”と在庫・受注データを自動連携する「Shopify用自動連携」といった、国内EC事業者の「越境EC」を支援するアプリを複数リリースするなど、プラットフォーム化のメリットを最大限に活用したサービスを積極的に展開いたしました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は4,844,703千円(前年同四半期比12.0%増)、営業利益は306,507千円(同15.2%増)、経常利益は293,947千円(同8.5%増)と順調に推移いたしましたが、法人税等125,434千円を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は167,552千円(同4.2%増)となりました。

 なお、当社グループにおける業績のトレンドは、年末におけるクリスマス需要などの影響により、第3四半期連結会計期間の売上が他の四半期連結会計期間に比べて最も大きく、第2四半期と第4四半期連結会計期間は同水準、第1四半期連結会計期間が最も小さくなる傾向にあります。

 セグメントごとの状況は次のとおりであります。

 

① コマース事業

 第2四半期連結会計期間においてリリースした、ディズニー映画「モンスターズ・インク」の劇中に登場する、エネルギータンク型モバイルバッテリーや、新たに版権を取得して商品化した「ムーミン」のスマートフォンケースなど、個性的な自社企画商品の販売が引き続き好調に推移いたしました。この結果、コマース事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は4,260,751千円(同10.3%増)となりました。セグメント利益(営業利益)については、新ブランドのEC店舗立ち上げに伴う広告宣伝費の増加や、海外展開の強化に伴う先行投資の影響等により、168,801千円(同2.1%増)となりました。

 

② プラットフォーム事業

 国内EC事業者の越境ECを支援するアプリのリリース、各種の決済システムとの連携強化等、ネクストエンジンをプラットフォーム化したメリットを活用したサービスを積極的に展開し、ネクストエンジンの契約増加を図りました。これにより、総契約数2,119社(OEM除く、前連結会計年度末比303社増)、利用店舗数15,772店(同2,300店増、いずれも自社調べ)となりました。この結果、プラットフォーム事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は583,952千円(同26.6%増)、セグメント利益(営業利益)は137,705千円(同36.6%増)と、売上高の伸び率を上回って伸長いたしました。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産につきましては、前連結会計年度末と比べ39,078千円増加し、2,945,634千円となりました。これは、現金及び預金が580,539千円減少した一方で、受取手形及び売掛金が122,672千円、自社企画商品の取扱い拡大と、中国メーカーの春節休業前に在庫を積み増す必要性から商品が356,255千円、その他流動資産が73,426千円、海外子会社3社(非連結)設立に伴う関係会社株式を含む投資その他の資産が56,385千円増加したこと等によるものであります。

 負債につきましては、前連結会計年度末と比べ136,910千円減少し、1,032,920千円となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金が130,363千円減少したこと等によるものであります。

 純資産につきましては、前連結会計年度末と比べ175,988千円増加し、1,912,713千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益167,552千円の計上と、新株予約権の行使に伴い、資本金及び資本剰余金が9,368千円増加したこと等によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループのプラットフォーム事業における研究開発活動の金額は、31,560千円であります。なお、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。