文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益又は四半期純損失」を「親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失」としております。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境と事業活動の概況は、次のとおりでした。
昨年11月に当社グループに加わった長野県所在の菅平高原スノーリゾートを含む8つのグループスキー場とHAKUBA VALLEYエリアを中心にレンタルスキーショップ14店舗(内、直営11店舗)を運営する株式会社スパイシーの体制でウィンターシーズンを迎えました。
当ウィンターシーズンにおいては、歴史的な暖冬の影響を受けたため、降雪状況は例を見ることができないほど、小雪となりました。この小雪の影響により、当社グループの一部のスキー場において、ウィンターシーズンの営業開始日が例年より遅延したほか、営業を開始したにもかかわらず、雪不足により、平日での閉鎖を余儀なくされ、また、当社グループの全てのスキー場において、滑走できるゲレンデが例年より制限されるなど、充分な滑走エリアを確保できず、更に強風に伴うリフト停止が発生しており、来場者は減少いたしました。
数年来増加している外国人観光客(以下「インバウンド」といいます。)のHAKUBA VALLEYエリアへの来場は、増加いたしました。インバウンドは、豪州、中国、シンガポール、台湾、香港のアジア太平洋地域を中心に、欧州・ロシア・北米の地域から構成されております。
営業面では、当社グループのスキー場の各営業部門及び当社の営業部門が連携して、全国で開催されているウィンタースポーツのイベントへ効率よく出店し、スポーツショップ等へのセールスプロモーションを行う販売促進活動を一層強化いたしました。また、顧客利便性を向上させるため、リフトへの乗車の際のリフト券の自動読み取りシステムの導入を拡充しました。インバウンドの来場を一層強化するため、海外の旅行イベントへの出店を促進し、当社グループのスキー場の認知度向上に努めました。
当社グループでは、販売単価の改善と集客力の向上を目指しており、来場者については小雪の影響で減少いたしましたが、当第2四半期連結累計期間においては、販売単価の改善を進めることができました。
これまで、当社グループは、スキー・スノーボード文化の健全な発展を企図して、有力な選手とパーソナルスポンサー契約を締結し、拡充しております。現在の契約選手は、西伸幸選手(スキー)、鬼塚雅選手(スノーボード)、稲村奎汰選手(スノーボード)と併せて、小野塚彩那選手(フリースタイル・スキーハーフパイプ)、岩渕麗楽選手(スノーボード・スロープスタイル)と新たに契約を締結し、5名となりました。当社グループは、選手支援を通じたスキー業界の活性化への取組を強化してまいります。
各スキー場及びスパイシーレンタルでの主な取組は、以下の通りであります。
HAKUBA VALLEY エリアでは、白馬村、小谷村及び大町市の3市村に連なるHAKUBA VALLEYのスキー場を結ぶ「HAKUBA VALLEYシャトルバス」の運行を強化し、JR白馬駅を新たにルートに加えており、主にインバウンドの回遊性を高めることで、利便性を向上させ、リピーターの創生に努めました。インバウンド向けオプショナルツアーは、従来天然温泉に入浴するニホンザルの見物や周辺の城郭の見物が中心となっておりましたが、和食文化を楽しんで頂くため、糸魚川での日本海の豊かな海の幸を味わうツアーを企画し、着物着用の体験ツアー等、スキー以外の日本文化を楽しむことのできる商品を開発いたしました。また、当ウィンターシーズンより新たに有名料理店出身の調理師が八方・岩岳・栂池の総料理長として就任し、地元産の食材や高級食材の使用にこだわった、曜日・数量限定の特別料理を提供し、ゲレンデでの従来の食事のイメージを払拭する取り組みを行いました。
HAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場では、うさぎ平テラスのイエティにおいて、新たにピザ窯を導入し、高温で焼き上げた総料理長監修のピザの提供を開始いたしました。
HAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールドでは、スノーラフティング、チュービング、ストライダー、ストラックアウト等、子どもと大人が一緒に楽しめる多彩なスノーアクティビティエリア「TAKEKOパーク」を新設しました。また、インバウンドに日本文化に親しんで頂くため、和太鼓の生演奏等を交えた、「Iwatake Night」というイベントを開催しました。
HAKUBA VALLEY栂池高原スキー場では、当ウィンターシーズンよりレクチャーを受けた方のみが指定されたゲートよりパウダーゲレンデを滑走できる「TSUGAPOWダブルブラックダイアモンドエリア」を新設いたしました。広大な緩斜面を活かした「Tsugaike Snow Fun Park」を開設し、スネークグリスやスノーチュービングなどのソリ型のアイテムにより、ノンスキーの方も楽しめるアクティビティを提供いたしました。当ウィンターシーズンより、ワイヤーでパラグライダーを牽引し、スキー用具を装備したまま空中遊泳を楽しめる、日本初の「パラグライダートーイング」を新たに実施いたしました。また、県内初・スキー場内初となる「バーガーキング栂池雪の広場店」を新たに開店し、顧客満足度の向上に努めました。
HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場では、キッズ向けレッスンを強化し、ゲレンデ託児所を新設し、子どもや親に親しみやすいキャラクターイベントショーを開催し、石窯で焼き上げた本格ピザやクレープなど、4種類の魅力溢れるフード&デザートコーナーを新設し、ファミリー層の利便性や満足度を高めました。
竜王スキーパークでは、早期オープンに向けた人工降雪機への投資を進めており、12月上旬に周辺エリアのスキー場に先駆けてオープンしました。近隣の渋・湯田中温泉郷では、インバウンドの宿泊客が順調に増加し、雪遊びを求める顧客が多いことから竜王スキーパークへの無料送迎バスの運行本数を増便し、利便性を高めました。また、湯田中駅前にインフォメーションの機能も兼ねたレンタルショップを新設し、スキーやスノーボードを気軽に楽しめる環境を整備し、雪遊びを目的としたファミリー層や東南アジアからのインバウンド向けに従来のキッズパークを子どもと大人が一緒に楽しめる「アドベンチャーパーク」へリニューアルいたしました。また昨夏オープンした「SORA terrace」をウィンターシーズンにおいても利用できるようにしており、テラスからの絶景を眺める雪上車ツアーを新たに開始し、ノンスキーヤー向けのサービス向上に努めました。
川場スキー場では、顧客利便性の向上及びオペレーションの効率化の観点から、オートゲートシステムを新たに導入しました。また、自動車で来場される顧客が多いため、顧客層の拡大に向けて、タイヤの無料チェーンレンタルサービスを開始し、二輪駆動車及びノーマルタイヤの顧客に、無料レンタル及び脱着サービスを開始いたしました。
めいほうスキー場では、川場スキー場と同じく、顧客利便性の向上及びオペレーションの効率化の観点から、オートゲートシステムを新たに導入しました。ファーストフード店「サブウェイ」及スキー・スノーボード関連用品の「ムラサキスポーツ」を新たに開店し、キッズ・ジュニア向けにスポンジボブスキーキャンプを新たに開始しました。
当ウィンターシーズンより当社グループスキー場に加わった菅平高原スノーリゾートでは、関東をはじめ中京、西日本から多くの学習旅行やスポーツクラブなどの団体顧客の来場が底堅く推移いたしました。地元の上田市をはじめ、周辺地域へ営業活動を行い、日帰り顧客の増加に注力いたしました。
スパイシーレンタルでは、顧客の大半がインバウンドであり、HAKUBA VALLEYエリアを中心とし、利用者は堅調に推移いたしました。HAKUBA VALLEY以外のエリアでは、インバウンドが増加傾向を示すエリアで、プロモーション及び出店を強化しており、具体的には、妙高赤倉店では、インバウンド向けローカル雑誌へ広告出稿し、湯田中温泉では竜王方面や志賀高原方面へのインバウンドのニーズが高まったため、新規出店いたしました。
これらにより、連結業績は売上高が2,740,612千円(前年同四半期比5.9%減)、営業利益は6,148千円(前年同四半期比98.7%減)、経常利益は3,416千円(前年同四半期比99.2%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は155,059千円(前年同四半期の親会社株主に帰属する四半期純利益は311,764千円)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて565,080千円増加し、6,102,112千円となりました。主な要因は、シーズン開始等に伴い売掛金が627,315千円、株式会社ハーレスキーリゾートを連結子会社化したこと及びスキー場の設備の更新等により有形固定資産が528,740千円増加したこと等によるものです。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べて686,380千円増加し、1,340,616千円となりました。主な要因は、未払金が247,364千円増加したことに加えて、短期借入金が175,000千円増加したことと、買掛金が85,516千円増加したことによるものです。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べて121,299千円減少し、4,761,496千円となりました。主な要因は、四半期純損失の計上に伴う利益剰余金の155,059千円の減少によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ827,535千円減少し、1,572,315千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、194,256千円(前年同四半期は54,503千円の獲得)となりました。
主な増加要因は、減価償却費190,116千円、未払金の増加176,625千円、主な減少要因は、売上債権の増加627,329千円、税金等調整前四半期純損失の168,451千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、790,712千円(前年同四半期は602,938千円の使用)となりました。
主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出598,369千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、157,926千円(前年同四半期は411,562千円の獲得)となりました。
主な増加要因は、短期借入れによる収入175,000千円、主な減少要因はリース債務の返済による支出16,623千円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。