文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績の状況は、以下の通りでした。
当社グループは、長野県HAKUBA VALLEYエリアに4箇所、その他長野県に2箇所、群馬県・岐阜県にそれぞれ1箇所、合計8箇所のスキー場を運営するほか、HAKUBA VALLEYエリアを中心に9店舗のレンタルショップを展開するスパイシーの営業体制で事業を行いました。
当ウィンターシーズンは、前シーズンに歴史的な暖冬・小雪の影響を受けて一部のスキー場の営業開始日が遅延し、また雪不足により営業日数及び滑走エリアの制限を余儀なくされたことから、対策として前シーズンオープン日が遅れたスキー場を中心に人工降雪機を増強する等の小雪対策投資を実施しました。その結果、川場スキー場、めいほうスキー場等6スキー場が前シーズンより2日から17日早くオープンしました。一方でHAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場及びHAKUBA VALLEY栂池高原スキー場は12月初旬より小雪の影響を受け、前シーズンより10日遅いオープンとなり、HAKUBA VALLEYの各スキー場は1月中旬の大型寒波による自然降雪まで、山麓エリアへのオープンエリアの拡大が遅れました。1月中旬以降は平年並みの安定した自然降雪により積雪量を維持し、めいほうスキー場は前シーズンより6日長い4月9日まで、竜王スキーパーク、川場スキー場、HAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場、HAKUBA VALLEY栂池高原スキー場はゴールデンウィークの5月7日まで営業を行うことができました。
当ウィンターシーズンの来場者については、HAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場、HAKUBA VALLEY栂池高原スキー場は、1月中旬までの小雪の影響を受け、前シーズンより窓口販売利用の来場者が微減となりましたが、人工降雪機等の小雪対策投資を行ったスキー場のオープン時期が前シーズンより早まるとともに、1月中旬以降安定した積雪量を維持出来たことで、川場スキー場、めいほうスキー場等6スキー場の来場者は前シーズンより増加し約7万人増となりました。一方で、国内からのバスツアーを利用した来場者数は、昨年1月に長野県軽井沢町で発生したツアーバス事故の影響を受け、学生を中心に利用自粛が続き約4万人減となりました。海外からの集客は、豪州・台湾・中国・東南アジア諸国への営業を強化したことで、特にHAKUBA VALLEYエリアでは個人旅行客の増加とともに、台湾からの団体旅行客が増加したことにより、海外からの旅行客であるインバウンド来場者は156千人(前年同期比16.7%増)となりました。その結果、当ウィンターシーズン2017年4月末現在のスキー場別来場者数は1,609千人(前年同期比8.6%増)となりました。なお、当シーズンよりHAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールドとHAKUBA VALLEY栂池高原スキー場の来場者数はシーズン券等の来場者20千人と26千人を含んでおります。
(ウィンターシーズン)
当ウィンターシーズンの主な取組は以下のとおりです。
当社は国内からの集客増を図るため、国内スキー場運営大手の株式会社プリンスホテル及び株式会社東急リゾートサービスが運営するスキー場で使用できる、共通早割リフト券の販売に当社グループスキー場が参加し、顧客の選択肢の幅が広がりました。
また、当社が運営する8スキー場では、株式会社神戸デジタル・ラボが開発した位置情報を利用するスマートフォンアプリ「yukiyama」と連動したイベントを開催し、スマートフォンアプリを利用した情報発信を行うとともに、来シーズンのチケットプレゼントキャンペーンなど顧客のリピート施策を行いました。
各スキー場の取組として、川場スキー場ではキッズ・初心者が安心・安全・快適に雪遊びやスキー・スノーボードデビューができるように既存エリアと隔離した、ファーストステップゲレンデを新設し、ファミリー層・初心者層の獲得を行いました。HAKUBA VALLEYエリアでは、エリア内のスキー場事業者と共同で、来場されるお客様のために、当ウインターシーズンより共通オートゲートシステムを導入し、一枚の共通ICチケット(HAKUBA VALLEYチケット)を購入いただくことで、エリア内のすべてのゲレンデを自由に滑走が出来るようになり、HAKUBA VALLEYエリアに長期滞在されるインバウンドを中心とした顧客層の利便性を高めました。
HAKUBA VALLEY八方尾根スキー場では、国際スノースポーツ指導者連盟2017白馬大会が開催され、ヨーロッパ諸国を中心としたスノースポーツ指導者が集まり、当社旅行部門とともにHAKUBA VALLEYエリアのスキー場及び長野県内の観光の魅力を広めました。竜王スキーパーク、HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場では、Bonfire Snowboardingナイターイベントを開催しゲレンデで焚火・コーヒー・音楽を一緒に楽しむ新たなイベントを開催し、ナイターを楽しむスキーヤー・スノーボーダー向けに集客を行いました。めいほうスキー場では、日本スノーボード産業振興会が主催するスノーボード試乗会SBJ on snow FESTIVALを新たに誘致し中部・関西圏のスノーボーダーへのめいほうスキー場の知名度向上を図るとともに集客を行いました。
(グリーンシーズン)
当第3四半期連結累計期間におけるグリーンシーズンの業績は主に第1四半期の業績から構成されています。当社グループは、スキー場が運営していない期間をグリーンシーズンと捉え、各スキー場が保有する資産、周辺の魅力ある観光資源及び夏から秋にかけての雄大な自然を最大限に活用し、積極的に営業活動を行っています。グリーンシーズンの主な事業は、スキー場のロープウェイやゴンドラを利用した事業及び宿泊施設・店舗を利用した事業を行っています。
HAKUBA VALLEY国際山岳リゾート白馬八方尾根では、八方うさぎ平天空牧場を新設開業し、ゴンドラリフトの夜間運行を行い専門ガイドによる天空の天体ショーを開催し好評をいただきました。竜王マウンテンパークでは雲海やサンセットを望むパノラマが好評なテラス及びカフェ「SORA terrace」を拡張し、大手メディアに露出しツアー会社に積極的に営業を実施しました。4月28日からのゴールデンウィーク期間中もスキー場の営業とともにテラス及びカフェの営業を行いスキー場利用者以外の顧客の集客を図りました。めいほう高原開発株式会社では、学童を対象とした郡上市明宝の豊かな自然を合宿形式で体験できる企画旅行を開始しました。また、道の駅「めいほう」では地元ブランド米を使用したおにぎり店の来場者が増加するとともに、同道の駅に4月29日よりオープンした「ゆきやまカフェ」でシュークリーム等のスィーツの提供を開始しました。
これらにより、連結業績は売上高が5,667,278千円(前年同期比10.5%増)、営業利益は969,600千円(前年同期比55.8%増)、経常利益は967,651千円(前年同期比56.6%増)となり、皇居ランナー向けの施設を譲渡したことによる特別利益46,729千円及び小雪に伴う来場者減によるHAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールド、HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場の減損損失184,622千円の計上などにより、親会社株式に帰属する四半期純利益は508,645千円(前年同期比80.0%増)となりました。
(2)資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて797,312千円増加し、6,466,226千円となりました。主な要因は、現金及び預金が565,378千円増加したことに加えて売掛金が319,922千円増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べて192,982千円増加し、1,085,030千円となりました。主な要因は、未払法人税等が137,960千円増加したことに加えて、短期借入金が50,000千円増加、賞与引当金が15,899千円増加したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べて604,330千円増加し、5,381,196千円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が508,645千円増加したことによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。