第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2【経営者による経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績、財政状態及びキャッシュフローの状況

 ①経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間(2020年8月1日から2021年1月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、経済活動が縮小し、多くの企業が事業活動の制限を余儀なくされました。依然として、収束が見通せない中で、先行きは極めて不透明な状況であります。

このような状況下、当社グループの第2四半期連結累計期間における、グリーンシーズン(2020年8月から同年11月上旬)は、新型コロナウイルスの蔓延に伴う外出自粛や夏休み期間の短縮等により8月の来場者数は前年に比べ減少しましたが、9月になるとバスツアーや団体顧客は依然減少傾向にあったものの、一般顧客が増加し前年並みの水準まで回復しました。紅葉のピークとなる10月においては、前年度は超大型の台風19号による悪影響もありましたが、今年度は天候にも恵まれるとともに、Go Toトラベルの効果もあり、10月単月の索道を稼働した施設における来場者数は過去最高となりました。

次に、同連結累計期間におけるウィンターシーズン(2020年12月から2021年1月)は、前年よりオープン日が遅れる傾向にあったものの、12月中旬以降の寒気到来によるまとまった自然降雪により、順調にコースの拡大ができました。また、新型コロナウイルスの影響によりインバウンドが見込めない状況下でも、12月単月ではGo Toトラベルの効果等により、来場者数は前年比83.7%に止まっておりました。しかしながら、12月下旬からの同ウイルスの蔓延再拡大に伴う不要不急の外出自粛要請や、Go Toトラベルの一時停止、さらには2021年1月上旬に発出された緊急事態宣言により、特に宿泊を伴うスキー場エリアの来場者数が急減し、団体旅行やバスツアーにおいても大半がキャンセルとなり、12月・1月の来場者数合計は423千人(前年同期比61.2%)となりました。

このようなコロナ禍の状況において、来場者数に合わせたリフト運行や稼働率の低下したレストラン等の施設をクローズさせ、また、広告宣伝費等の営業費用の削減など、コストの適正化に取り組みました。その他にも、各自治体とも連携を強化し、感染防止対策の実施に伴う助成金や、地域活性化のための各種補助金の申請も行いました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,276,659千円(前年同期比29.0%減)となり、営業損失は310,448千円(前年同期は200,698千円の営業利益)、経常損失は277,992千円(前年同期は202,889千円の経常利益)、また、親会社株主に帰属する四半期純損失は法人税等調整額の計上により384,376千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益356,635千円)となりました。

 

ウィンターシーズン及びグリーンシーズンごとの営業実績は次のとおりです。

(1)ウィンターシーズン事業

スキー場別のオープン状況

エリア名

運営スキー場

2020年7月期

2021年7月期

前期対比

白馬エリア

HAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場

12月6日

12月15日

9日遅い

 

HAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールド

12月31日

12月18日

13日早い

 

HAKUBA VALLEY栂池高原スキー場

12月16日

12月11日

5日早い

 

HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場

12月14日

12月18日

4日遅い

その他エリア

竜王スキーパーク

12月1日

12月3日

2日遅い

 

川場スキー場

12月6日

12月11日

5日遅い

 

めいほうスキー場

12月9日

12月18日

9日遅い

 

菅平高原スノーリゾート

12月7日

12月11日

4日遅い

 

 

スキー場別来場者数                                  (単位:千人)

運営スキー場

2020年

1月末累計

2021年

1月末累計

前年同期比

HAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場

154

80

52.3%

HAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールド

19

27

144.2%

HAKUBA VALLEY栂池高原スキー場

108

58

54.6%

HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場

41

27

67.7%

竜王スキーパーク

90

43

47.7%

川場スキー場

74

62

83.8%

めいほうスキー場

70

75

106.8%

菅平高原スノーリゾート

133

46

35.2%

691

423

61.2%

 

その他の施設における来場者数                             (単位:千人)

会社名

2020年

1月末累計

2021年

1月末累計

前年同期比

川場リゾート㈱

4

9

207.1%

めいほう高原開発㈱

1

1

72.7%

6

10

173.5%

 

インバウンド来場者数                                 (単位:千人)

会社名

2020年

1月末累計

2021年

1月末累計

前年同期比

HAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場

75

6

8.3%

HAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールド

3

1

51.9%

HAKUBA VALLEY栂池高原スキー場

26

3

13.1%

HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場

1

0

26.5%

白馬エリア計

106

11

11.0%

竜王スキーパーク他3スキー場

5

0

11.2%

112

12

11.0%

 (注).スキー場の来場者数については、リフト券の販売数に基づいて記載しております。
HAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールドは、2018年10月にオープンしました「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」の利用者数を含め記載しております。HAKUBA VALLEY栂池高原スキー場は、2018年8月にオープンしました「XtremAventures HAKUBA TSUGAIKE WOW!」の利用者数を含めて記載しております。

.菅平高原スノーリゾートの来場者数については、「TARO AREA・DAVOS AREA」の来場者数を表示しており

ます。

.その他の施設における来場者数において、川場リゾート㈱及びめいほう高原開発㈱は、主におにぎり店の

来場者(レジ通過者数)の合計を記載しております。

 

(当第2四半期連結累計期間におけるウィンターシーズン事業の概況)

当ウィンターシーズンは新型コロナウイルスの蔓延に伴い、ゴンドラやシャトルバス、レストラン等料飲施設の消毒や、従業員の感染防止対策の徹底等、グループ統一した新型コロナウイルス感染防止策のもと運営を行っております。

当ウィンターシーズンの全体的な動向は、都市圏から日帰り圏にあるめいほうスキー場及び川場スキー場においてはマイカーを利用される顧客など自社集客による一般来場の比率が高く、また、宿泊の減少を受けにくいため、外出自粛に伴う来場者数の変動は比較的限定されました。しかしながら、それ以外のスキー場はバスツアーや団体顧客の比率が高く、宿泊を伴う比率も高いため、外出自粛の影響を受け、来場者数の減少幅が大きくなりました。

主要な指標としております売上単価は、一般顧客の割合が上昇し、バスツアーや団体顧客の割合が減少したことにより全体的には上昇しましたが、レストランやレンタル等の付帯サービスの利用率が新型コロナウイルスの回避行動により減少しております。そのため、テイクアウトメニューの販売やレンタル用品への抗ウイルス・抗菌コーティングを行い、安心してご利用いただける取り組みを実施しました。また、従前から推進しておりますWEBチケット販売については、リフト券購入時の混雑緩和もあり好調に推移しました。

次に、それぞれのスキー場において、日帰り圏のめいほうスキー場では、安定した積雪量を積極的にPRしたこと等により、中京・関西圏のお客様を獲得でき、来場者数は前年比106.8%となりました。また、川場スキー場の来場者数は前年比83.8%と減少しましたが、前年は全国的に暖冬小雪の中、同スキー場は人工降雪等により集客を獲得していたため、一昨年比では111.9%となっております。

HAKUBA VALLEYエリアにおいて、HAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールドは、昨シーズンは暖冬小雪の影響を大きく受けたため来場者数は前年比で増加しましたが、HAKUBA VALLEYの他スキー場は、1月の緊急事態宣言を境に近隣の宿泊施設の稼働率も急減し、同様にスキー場の来場者数も急減しました。また、バスツアーや団体顧客の利用が多い竜王スキーパーク及び菅平高原スノーリゾートにおいても、12月後半からの一連の自粛及び緊急事態宣言により、ほぼ全てのツアー催行及び団体予約がキャンセルとなりました。

これらコロナ禍の状況に合わせ、スキー場ごとにリフト運行や稼働率の低下したレストラン等の施設をクローズさせるなどのコスト圧縮への取り組みを行うとともに、本社部門等の人員の配置転換や、広告宣伝費等の営業費用の適正化を行っております。また、各自治体とも連携を強化し、感染防止対策実施に伴う助成金や、地域活性化のための各種補助金の申請を随時行っております。

なお、インバウンドの来場者は、当初より見込んでおりませんでしたが、国内に在住の外国人のお客様の利用等があり、来場者数は12千人(前年比11.0%)となりました。

 

(2)グリーンシーズン事業

索道を稼働した施設における来場者数                           (単位:千人)

施設名

2020年

1月末累計

2021年

1月末累計

前年同期比

HAKUBA VALLEY国際山岳リゾート白馬八方尾根

65

54

82.4%

HAKUBA VALLEY白馬岩岳マウンテンリゾート

83

90

107.9%

HAKUBA VALLEY栂池高原

56

43

78.3%

竜王マウンテンパーク

63

48

75.2%

269

236

87.8%

 

その他の施設における来場者数                              (単位:千人)

会社名

2020年

1月末累計

2021年

1月末累計

前年同期比

㈱鹿島槍

6

2

38.5%

川場リゾート㈱

25

24

97.4%

めいほう高原開発㈱

14

20

138.7%

46

47

101.7%

 (注). 索道を稼働した施設における来場者数については、主にリフト券の販売数に基づいて記載しております。索道とは、ゴンドラ、ロープウェイ及びリフトを指します。HAKUBA VALLEY栂池高原は、2018年8月にオープンしました「Xtrem Aventures HAKUBA TSUGAIKE WOW!」の利用者数を含めて記載しております。

. その他の施設における来場者数において、㈱鹿島槍は、HAKUBA VALLEY鹿島槍スポーツヴィレッジの来場者及びグリーンシーズンでのスノーボードトレーニング施設の来場者の合計を記載しております。川場リゾート㈱は、主に川場リゾート㈱のスケートボードパーク施設の来場者及びおにぎり店の来場者(レジ通過者数。2020年11月オープンの原宿店及び高崎駅店含む)を含めて記載しております。めいほう高原開発㈱は、主におにぎり店の来場者(レジ通過者数)、キャンプ施設及び2020年7月にオープンしました「ASOBOT」の来場者の合計を記載しております。

 

 

(当第2四半期連結累計期間におけるグリーンシーズン事業の概況)

当社グループの第2四半期連結累計期間(グリーンシーズン)の状況は、新型コロナウイルスの蔓延に伴う外出自粛や夏休み期間の短縮等により8月の来場者数は前年に比べ減少しましたが、9月になるとバスツアーや団体顧客は依然減少傾向にあったものの、一般顧客が増加し前年並みの水準まで回復しました。紅葉のピークとなる10月ですが、前年度は超大型の台風19号による悪影響もありましたが、今年度は天候にも恵まれるとともに、Go Toトラベルの効果もあり、10月単月の索道を稼働した施設における来場者数は過去最高となりました。

HAKUBA VALLEY白馬岩岳マウンテンリゾートでは北アルプス白馬三山を正面に望む絶景大型ブランコ「ヤッホー!スウィング」を8月下旬に新設し、多数のメディアに取り上げられたこともあり、来場者数は順調に推移しました。また、めいほう高原開発㈱ではキャンプをはじめとするアウトドア事業が好調であり、2020年7月にオープンしたジップラインやバギーパークを有するアクティビティパーク“ASOBOT”も集客に貢献しました。㈱鹿島槍においては、例年は夏休み期間の学校団体やお子様等の団体の来場が中心でありますが、新型コロナウイルス感染拡大に伴うキャンセルが発生したため、新規取組としてスキー場のゲレンデを利用したキャンプ事業を展開し、一般顧客の獲得に努めました。

 

(第3四半期連結会計期間以降の取組み)

緊急事態宣言の延長や新型コロナウイルス感染症の再拡大の可能性など、今後の情勢は予測しがたい状況ですが、当社グループは施設の感染防止対策の徹底や、お客様に安心してご利用いただけるアウトドアサービスの提供等、Withコロナに対応した運営を行ってまいります。

スキー場営業に関しては、施設来場者数が最も大きい時期に外出自粛の影響を受けております。そのため、緊急事態宣言解除後のアウトドア需要の回復をにらみ、これまで継続的に導入してきた人工降雪機を既に稼働させており、春スキー以降もご満足いただける積雪を確保することで差別化を図ってまいります。また、緊急事態宣言により順延となっている団体旅行等について、まずは近県を中心とした日帰り等の移動再開が見込まれることから、それら団体への営業活動も開始しております。また、ゴールデンウイーク以降開始となるグリーンシーズン営業においても、山岳観光やキャンプなど、Withコロナに対応した営業活動や新たな取り組みを実施してまいります。

安全への取組についても重点を置いて進めております。お客様の安全な輸送のため、索道設備や降雪機器のメンテナンスや更新・新規導入も順次進めております。グループ内の人材交流による技術や営業ノウハウの共有のほか、安全管理のための共通ルールや労働災害の防止と快適な職場環境の形成等を図るため、労働安全衛生マネジメントシステムの導入に取り組んでおります。

 

 

 ②財政状態の状況

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて1,628,918千円減少し、7,553,215千
円となりました。主な要因は、現金及び預金が2,736,179千円減少したこと、シーズン開始等に伴い売掛金が366,925千円増加、設備投資に伴い有形固定資産が584,790千円増加したこと等によるものです。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べて808,366千円減少し、2,331,734千円
となりました。主な要因は、前期運転資金の返済に伴う短期借入金950,000千円減少、設備投資に伴う未払金の110,756千円増加、ウィンターシーズンの前売券・シーズン券の前受金の126,064千円増加したこと等によるものです。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べて820,552千円減少し、5,221,481千円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上に伴い利益剰余金が384,376千円減少したこと、自己株式384,121千円を取得したこと等によるものです。

 

 ③キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,736,179千円減少し、1,901,069千円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は、323,733千円(前年同四半期は322,228千円の獲得)となりました。主な増加要因は、減価償却費の計上269,204千円、前売券販売による前受金の増加126,821千円、スキー場の営業開始に伴う未払金の増加80,696千円であります。主な減少要因は、税金等調整前四半期純損失329,027千円、スキー場の営業開始に伴う売上債権の増加366,925千円、消費税支払に伴う未払消費税の減少108,396千円、受取助成金の計上33,605千円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、1,028,801千円(前年同四半期は427,608千円の使用)となりました。主な増加要因は、有形固定資産の売却による収入909千円であります。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出1,012,911千円、有形固定資産の除却による支出11,834千円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は、1,383,644千円(前年同四半期は483,677千円の獲得)となりました。主な増加要因は、短期借入れによる収入50,000千円、主な減少要因は短期借入金返済による支出1,000,000千円、自己株式の取得による支出384,121千円、リース債務の返済による支出46,541千円であります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。