第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 また、2025年5月23日に行われた株式会社Gホールディングスとの企業結合について、前連結会計年度に暫定的な会計処理を行っておりましたが、当中間連結会計年度において確定したため、前連結会計年度に係る数値については暫定的な会計処理の確定を反映させております。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当中間連結会計期間における当社グループをとりまく経営環境につきましては、国内経済は個人消費や設備投資の持ち直しを背景に緩やかな回復基調が続いているものの、米国の通商政策等による影響もあり、先行きは依然として不透明な状況にあります。

 広告市場については、インターネット分野を中心に拡大が続き、動画やソーシャルメディアをはじめとする新しい領域への需要シフトが進行しています。

 ゲーム市場については国内・海外のいずれにおいてもモバイルゲームを中心に一定の市場規模を維持しているものの、利用者の嗜好や余暇の使い方について多様化が進んでいます。

 

 2026年5月期より、これまでの事業ドメインを基軸としたポートフォリオ区分を見直し、キャッシュ創出力と成長性を軸とした新たなセグメント区分へと変更しております。当期における各セグメントの取組み状況は以下のとおりです。

 

メディア事業:当社が運営する「グノシー」、「ニュースライト」及び「auサービスToday」、並びに株式会社ゲームエイト(以下、ゲームエイト)が運営する国内外のメディア等、当社グループの基盤として安定的にキャッシュを創出する事業群で構成されます。

 当中間連結会計期間における事業進捗は、ゲーム攻略メディアにつきましては、概ね想定どおりの進捗となっております。一方で、「グノシー」を始めとする当社が運営するニュースキュレーションメディアについては、ユーザーの興味関心を惹きつける話題性の高いニュースが少なかった影響によりDAUは想定を下回る推移となりました。

 引き続き広告宣伝費の削減などを含めたコストコントロールを行い、安定したフリーキャッシュフロー(FCF)を創出できるよう目指してまいります。

 

Gホールディングス事業:株式会社Gホールディングスが運営する、アニメ・漫画など既存のIPを活用したソーシャルゲームのパブリッシング等により、IPの価値を最大化する事業で構成されます。

 Gホールディングス事業においては、既存タイトルについて、安定した運営を継続するとともに、新規タイトルのリリースを行いました。また、今後予定している複数の新規タイトルに向けた準備を進めております。

 引き続きPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)を推進し、各タイトルの収益性を厳格に管理することで、のれん償却を含めた営業利益においてグループ業績への貢献を目指してまいります。

 

新規事業:ゲームエイトのStore and Commerce事業(以下、SC事業)や、 当社が運営する「IR Hub」等を含み、中長期的に大きな成長が見込まれる事業群で構成されます。

 SC事業において2025年12月18日のスマホソフトウェア競争促進法の全面施行を踏まえ、引き続きタイトル獲得の拡大に取り組んでおります。IR Hubにつきましては、英文開示対応に対する需要を取り込むべく営業体制を強化するとともに、英訳精度の向上や機能改善を通じて利便性の向上に取り組んでおります。

 

 当中間連結会計期間において、売上高3,279百万円(前年同期比6.6%増)、経常利益161百万円(前年同期比79.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益87百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失64百万円)となりました。

 なお、主な変動要因は、後述のセグメント別の業績に詳述のとおりとなっております。

 

セグメント別の業績は次のとおりです。

 

①メディア事業

 メディア事業の売上高は2,806百万円(前年同期比8.4%減)、セグメント利益は583百万円(前年同期比21.5%減)となりました。連結子会社ゲームエイトが運営するゲーム攻略メディアについては、大型タイトルのリリースはなかったものの、安定的に推移いたしました。

 

②Gホールディングス事業

 Gホールディングス事業の売上高は465百万円、セグメント損失は95百万円となりました。当中間連結会計期間においては既存タイトルのユーザー満足度の向上を目指した運営を継続するとともに、「ワールドウィッチーズX(クロス)」をリリースいたしました。また、今後予定している人気IPを活用した複数のタイトル展開に向けた準備に注力いたしました。

 

③新規事業

 新規事業の売上高は8百万円(前年同期比35.0%減)、セグメント損失は109百万円(前年同期はセグメント損失109百万円)となりました。

 

 なお、当社の戦略投資先であるslice Small Finance Bank Ltd. については、預金額は年次約2.5倍ペースで成長し、AUMについても年次約1.4倍ペースで拡大しており、合併以降も高い成長性を維持しております。当社としては引き続きアセットマネジメントに注力してまいります。

 

(資産)

 当中間連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べて553百万円減少し、12,668百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の減少(前連結会計年度末比253百万円の減少)、売掛金の減少(前連結会計年度末比210百万円の減少)、流動資産のその他の減少(前連結会計年度末比192百万円の減少)であります。

 

(負債)

 当中間連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べて254百万円減少し、1,684百万円となりました。主な要因は、長期借入金の減少(前連結会計年度末比225百万円の減少)であります。

 

(純資産)

 当中間連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて299百万円減少し、10,984百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の減少(前連結会計年度末比361百万円の減少)であります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べて1,124百万円増加し、5,115百万円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において営業活動により獲得した資金は、451百万円(前年同期は418百万円の支出)となりました。これは主に、売上債権の減少194百万円、前払費用の減少203百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において投資活動により獲得した資金は、1,425百万円(前年同期は775百万円の収入)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1,391百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において財務活動により使用した資金は、821百万円(前年同期は1百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額441百万円によるものであります。

 

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 当中間連結会計期間における研究開発費の総額は9百万円となりました。これは主に、研究開発部門の人件費であります。

 

3【重要な契約等】

 該当事項はありません。