第2 【事業の状況】

 

1 【業績等の概要】

〔金融経済環境〕

当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)のわが国経済は、世界経済が緩やかに回復していることから、輸出及び生産は持ち直しました。公共投資は緩やかに減少したものの、その後底堅い動きが見られました。住宅投資には持ち直しの動きが見られましたが期末にかけ弱含みとなり、設備投資については回復する動きが見られました。また、個人消費は期末にかけて勢いづく動きが見られ、企業収益が上向く動きが見られる中、雇用情勢・所得環境が改善するなど、一部に遅れが見られるものの緩やかな回復基調が続きました。

こうした経済環境のもと、原油安や英国の国民投票によるEU離脱の決定等を背景に、円相場は一時1ドル100円を割り込む水準となる円高が進行したものの、米大統領選後は1ドル110円台まで円安に推移しました。また、世界経済の先行きに対する不透明感を背景に日経平均株価が14,900円台まで下落したものの、その後円安などを受けて19,000円台を回復しました。

地元経済におきましては、生産活動は熊本地震による影響が一部で見られたものの、その後持ち直しの動きが見られました。雇用関連は堅調に推移し、個人消費や公共投資、設備投資等の投資関連で回復する動きが見られ、全体としてやや持ち直しました。また、観光関連におきましては、熊本地震により大きく落ち込んだものの、その後は「九州ふっこう割」の実施や海外LCC就航等により国内外観光客が増加し好調となりました。ただし、「九州ふっこう割」終了後は反動減でやや弱含んでおります。

 

〔経営成績〕

当連結会計年度の経営成績につきましては、経常収益は前連結会計年度比409億92百万円増加し1,722億16百万円となりました。
 一方、経常費用は前連結会計年度比450億66百万円増加し1,506億84百万円となりました。
 この結果、経常利益は前連結会計年度比40億74百万円減少し215億32百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比938億68百万円減少し146億2百万円となりました。これは、前連結会計年度において、負ののれん発生益884億87百万円を含んでいるためであります。

セグメント情報ごとの業績を示すと次のとおりであります。

a.銀行業

  経常収益は前連結会計年度比355億14百万円増加し1,498億43百万円となり、セグメント利益は前連結会計年度
   比14億78百万円減少し285億24百万円となりました。

b.リース業

  経常収益は前連結会計年度比62億13百万円増加し301億24百万円となり、セグメント利益は前連結会計年度比
   6億55百万円増加し20億93百万円となりました。

c.その他

  経常収益は前連結会計年度比17億33百万円増加し73億61百万円となり、セグメント利益は前連結会計年度比5
   億76百万円増加し12億72百万円となりました。

 

なお、当社は平成27年10月1日に設立され、設立に際し、企業結合会計上の取得企業を株式会社肥後銀行としたため、当社グループの前連結会計年度の経営成績は、取得企業である株式会社肥後銀行の前連結会計年度の経営成績に、株式会社鹿児島銀行の平成27年10月1日から平成28年3月31日の連結経営成績、及び当社の平成27年10月1日から平成28年3月31日の経営成績、並びにその他連結決算の際に発生する所要の修正事項(負ののれん発生益等)を連結したものとなっております。

 

〔キャッシュ・フローの状況〕

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。

営業活動によるキャッシュ・フローは、預金の増加等により2,954億30百万円のプラスとなりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入等により1,304億89百万円のプラスとなりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により55億98百万円のマイナスとなりました。

以上の結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比4,203億40百万円増加し、7,410億53百万円となりました。

 

(1) 国内・国際業務部門別収支

当連結会計年度の国内・国際業務部門別収支の状況は次のとおりとなりました。

資金運用収支は、国内業務部門が815億円、国際業務部門が72億83百万円となり、合計では887億83百万円となりました。また、役務取引等収支は134億76百万円、特定取引収支は42百万円となりました。その他業務収支は、国内業務部門が109億57百万円、国際業務部門が△69億64百万円となり、合計では39億92百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

62,611

5,391

68,003

当連結会計年度

81,500

7,283

88,783

うち資金運用収益

前連結会計年度

68,281

6,649

189

74,741

当連結会計年度

86,350

10,014

107

96,257

うち資金調達費用

前連結会計年度

5,669

1,258

189

6,738

当連結会計年度

4,849

2,731

107

7,473

役務取引等収支

前連結会計年度

11,534

0

11,535

当連結会計年度

13,486

△9

13,476

うち役務取引等収益

前連結会計年度

17,212

87

17,300

当連結会計年度

21,828

120

21,948

うち役務取引等費用

前連結会計年度

5,678

86

5,764

当連結会計年度

8,341

130

8,472

特定取引収支

前連結会計年度

124

0

124

当連結会計年度

42

0

42

うち特定取引収益

前連結会計年度

124

0

124

当連結会計年度

42

0

42

うち特定取引費用

前連結会計年度

当連結会計年度

その他業務収支

前連結会計年度

4,855

162

5,017

当連結会計年度

10,957

△6,964

3,992

うちその他業務収益

前連結会計年度

27,155

1,918

29,073

当連結会計年度

40,656

3,490

44,146

うちその他業務費用

前連結会計年度

22,300

1,755

24,056

当連結会計年度

29,699

10,454

40,154

 

(注) 1.「国内業務部門」は当社及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引でありま
 す。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度9百万円、当連結会計年度8百万円)を控除して表
 示しております。

3.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息額であります。

 

(2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況

当連結会計年度の資金運用・調達の状況は次のとおりとなりました。

① 国内業務部門

国内業務部門では、資金運用勘定の平均残高は8兆2,534億43百万円、利回りは1.04%、受取利息は863億50百万円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は8兆3,739億91百万円、利回りは0.05%、支払利息は48億49百万円となりました。

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

(299,608)

6,127,977

(189)

68,281

1.11

当連結会計年度

(229,375)

8,253,443

(107)

86,350

1.04

うち貸出金

前連結会計年度

4,055,481

53,221

1.31

当連結会計年度

5,793,802

69,602

1.20

うち有価証券

前連結会計年度

1,745,605

14,351

0.82

当連結会計年度

2,193,537

16,309

0.74

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

18,073

22

0.12

当連結会計年度

19,655

△6

△0.03

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

3,837

3

0.09

当連結会計年度

1,568

0

0.01

資金調達勘定

前連結会計年度

6,046,025

5,669

0.09

当連結会計年度

8,373,991

4,849

0.05

うち預金

前連結会計年度

5,550,336

1,959

0.03

当連結会計年度

7,742,768

1,571

0.02

うち譲渡性預金

前連結会計年度

402,509

374

0.09

当連結会計年度

349,815

150

0.04

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

11,350

0

0.00

当連結会計年度

68,246

△23

△0.03

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

2,926

0

0.01

当連結会計年度

7,587

0

0.01

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

90,315

153

0.16

当連結会計年度

221,844

125

0.05

 

(注) 1.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社の一部については、
 月末毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を控除しております。また、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額
 の平均残高(前連結会計年度12,113百万円、当連結会計年度19,150百万円)及び利息(前連結会計年度9百万
 円、当連結会計年度8百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

3.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息額(内書き)であります。

 

② 国際業務部門

国際業務部門では、資金運用勘定の平均残高は5,344億34百万円、利回りは1.87%、受取利息は100億14百万円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は5,258億72百万円、利回りは0.51%、支払利息は27億31百万円となりました。

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

434,162

6,649

1.53

当連結会計年度

534,434

10,014

1.87

うち貸出金

前連結会計年度

21,427

181

0.84

当連結会計年度

21,845

320

1.46

うち有価証券

前連結会計年度

389,594

6,342

1.62

当連結会計年度

493,736

9,622

1.94

うちコールローン及び
買入手形

前連結会計年度

5,493

40

0.74

当連結会計年度

2,799

33

1.20

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

1,081

7

0.73

当連結会計年度

129

2

1.89

資金調達勘定

前連結会計年度

(299,608)

429,538

(189)

1,258

0.29

当連結会計年度

(229,375)

525,872

(107)

2,731

0.51

うち預金

前連結会計年度

30,995

91

0.29

当連結会計年度

16,694

47

0.28

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー及び
売渡手形

前連結会計年度

921

4

0.50

当連結会計年度

4,228

45

1.08

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

107

1

1.17

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

95,520

238

0.24

当連結会計年度

271,132

2,035

0.75

うちコマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

2,418

11

0.47

当連結会計年度

4,243

49

1.16

 

(注) 1.( )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息額(内書き)であります。

2.国際業務部門の外貨建取引の平均残高は月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェ
 ンジ取引に適用する方式)により算出しております。

 

③ 合計

相殺消去後の合計では、資金運用勘定の平均残高は8兆5,585億2百万円、利回りは1.12%、受取利息は962億57百万円となりました。また、資金調達勘定の平均残高は8兆6,704億88百万円、利回りは0.08%、支払利息は74億73百万円となりました。

 

種類

期別

平均残高(百万円)

利息(百万円)

利回り
(%)

小計

相殺
消去額
(△)

合計

小計

相殺
消去額
(△)

合計

資金運用勘定

前連結会計年度

6,562,139

299,608

6,262,531

74,931

189

74,741

1.19

当連結会計年度

8,787,878

229,375

8,558,502

96,364

107

96,257

1.12

うち貸出金

前連結会計年度

4,076,908

4,076,908

53,402

53,402

1.30

当連結会計年度

5,815,648

5,815,648

69,922

69,922

1.20

うち有価証券

前連結会計年度

2,135,199

2,135,199

20,694

20,694

0.96

当連結会計年度

2,687,274

2,687,274

25,931

25,931

0.96

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

23,567

23,567

62

62

0.26

当連結会計年度

22,454

22,454

26

26

0.12

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち債券貸借取引
支払保証金

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

4,919

4,919

11

11

0.23

当連結会計年度

1,698

1,698

2

2

0.15

資金調達勘定

前連結会計年度

6,475,563

299,608

6,175,955

6,927

189

6,738

0.10

当連結会計年度

8,899,864

229,375

8,670,488

7,581

107

7,473

0.08

うち預金

前連結会計年度

5,581,332

5,581,332

2,050

2,050

0.03

当連結会計年度

7,759,462

7,759,462

1,618

1,618

0.02

うち譲渡性預金

前連結会計年度

402,509

402,509

374

374

0.09

当連結会計年度

349,815

349,815

150

150

0.04

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

12,272

12,272

5

5

0.04

当連結会計年度

72,474

72,474

22

22

0.03

うち売現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

107

107

1

1

1.17

うち債券貸借取引
受入担保金

前連結会計年度

98,447

98,447

239

239

0.24

当連結会計年度

278,720

278,720

2,036

2,036

0.73

うち
コマーシャル・
ペーパー

前連結会計年度

当連結会計年度

うち借用金

前連結会計年度

92,733

92,733

164

164

0.17

当連結会計年度

226,087

226,087

175

175

0.07

 

(注) 1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を控除しております。また、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額
 の平均残高(前連結会計年度12,113百万円、当連結会計年度19,150百万円)及び利息(前連結会計年度9百万
 円、当連結会計年度8百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

2.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息額であります。

 

(3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況

当連結会計年度の国内業務部門の役務取引は、役務取引等収益が218億28百万円、役務取引等費用が83億41百万円となり、その結果、役務取引等収支は134億86百万円となりました。

他方、国際業務部門の役務取引は、役務取引等収益が1億20百万円、役務取引等費用が1億30百万円となり、その結果、役務取引等収支は△9百万円となりました。

以上の結果、役務取引等収支合計では134億76百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

17,212

87

17,300

当連結会計年度

21,828

120

21,948

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

5,512

0

5,513

当連結会計年度

7,040

0

7,040

うち為替業務

前連結会計年度

5,507

86

5,593

当連結会計年度

7,232

119

7,352

うち証券関連業務

前連結会計年度

1,771

1,771

当連結会計年度

1,822

1,822

うち代理業務

前連結会計年度

318

318

当連結会計年度

468

468

うち保護預り・
貸金庫業務

前連結会計年度

74

74

当連結会計年度

94

94

うち保証業務

前連結会計年度

307

0

308

当連結会計年度

522

1

523

役務取引等費用

前連結会計年度

5,678

86

5,764

当連結会計年度

8,341

130

8,472

うち為替業務

前連結会計年度

1,403

56

1,460

当連結会計年度

1,662

101

1,764

 

(注) 「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

 

(4)国内・国際業務部門別特定取引の状況

① 特定取引収益・費用の内訳

当連結会計年度の特定取引収益は、国内業務部門が42百万円となり、国際業務部門が0百万円となりました。また、特定取引費用は、国内業務部門、国際業務部門ともに該当ありません。

以上の結果、特定取引収支合計では42百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前連結会計年度

124

0

124

当連結会計年度

42

0

42

うち商品有価証券
収益

前連結会計年度

124

124

当連結会計年度

42

42

うち特定取引
有価証券収益

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定金融
派生商品収益

前連結会計年度

0

0

当連結会計年度

0

0

うちその他の
特定取引収益

前連結会計年度

当連結会計年度

特定取引費用

前連結会計年度

当連結会計年度

うち商品有価証券
費用

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引
有価証券費用

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定金融
派生商品費用

前連結会計年度

当連結会計年度

うちその他の
特定取引費用

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(注) 1.「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。

2.内訳科目はそれぞれの収益と費用を相殺し、収益が上回った場合には収益欄に、費用が上回った場合には費
 用欄に、上回った純額を計上しております。

 

② 特定取引資産・負債の内訳(末残)

当連結会計年度の特定取引資産残高は、国内業務部門が20億1百万円となり、国際業務部門が23百万円となりました。

以上の結果、特定取引資産残高合計では20億25百万円となりました。また、特定取引負債残高は21百万円となりました。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引資産

前連結会計年度

1,620

48

1,669

当連結会計年度

2,001

23

2,025

うち商品有価証券

前連結会計年度

1,620

1,620

当連結会計年度

2,001

2,001

うち商品有価証券
派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引
有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引
有価証券派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定金融派生
商品

前連結会計年度

48

48

当連結会計年度

23

23

うちその他の
特定取引資産

前連結会計年度

当連結会計年度

特定取引負債

前連結会計年度

44

44

当連結会計年度

21

21

うち売付商品債券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち商品有価証券
派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引売付
債券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定取引
有価証券派生商品

前連結会計年度

当連結会計年度

うち特定金融派生
商品

前連結会計年度

44

44

当連結会計年度

21

21

うちその他の
特定取引負債

前連結会計年度

当連結会計年度

 

(注) 「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。

 

(5)国内・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

7,385,246

31,640

7,416,887

当連結会計年度

7,887,024

15,261

7,902,286

うち流動性預金

前連結会計年度

4,239,318

4,239,318

当連結会計年度

4,807,636

4,807,636

うち定期性預金

前連結会計年度

3,066,297

3,066,297

当連結会計年度

2,991,318

2,991,318

うちその他

前連結会計年度

79,630

31,640

111,271

当連結会計年度

88,069

15,261

103,330

譲渡性預金

前連結会計年度

404,130

404,130

当連結会計年度

380,180

380,180

総合計

前連結会計年度

7,789,377

31,640

7,821,017

当連結会計年度

8,267,205

15,261

8,282,466

 

(注) 1.「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。ただ
 し、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

3.定期性預金=定期預金+定期積金

 

(6)国内・国際業務部門別貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

5,657,405

100.00

6,070,496

100.00

製造業

384,473

6.80

411,838

6.78

農業、林業

65,259

1.15

67,134

1.11

漁業

18,990

0.34

18,868

0.31

鉱業、採石業、砂利採取業

7,260

0.13

7,046

0.12

建設業

150,613

2.66

160,403

2.64

電気・ガス・熱供給・水道業

150,279

2.66

170,787

2.81

情報通信業

65,212

1.15

65,646

1.08

運輸業、郵便業

137,778

2.44

172,794

2.85

卸売業、小売業

599,334

10.59

595,432

9.81

金融業、保険業

188,211

3.33

221,775

3.65

不動産業、物品賃貸業

696,807

12.32

752,000

12.39

各種サービス業

701,373

12.40

716,818

11.81

地方公共団体

887,266

15.68

946,156

15.59

その他

1,604,544

28.35

1,763,792

29.05

特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

合計

5,657,405

6,070,496

 

(注) 「国内」とは、連結子会社であります。

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

前連結会計年度及び当連結会計年度ともに、該当ありません。

 

(7)国内・国際業務部門別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

1,105,606

1,105,606

当連結会計年度

1,025,019

1,025,019

地方債

前連結会計年度

218,062

218,062

当連結会計年度

218,127

218,127

短期社債

前連結会計年度

当連結会計年度

5,000

5,000

社債

前連結会計年度

711,319

711,319

当連結会計年度

671,697

671,697

株式

前連結会計年度

128,645

128,645

当連結会計年度

141,579

141,579

その他の証券

前連結会計年度

107,456

449,216

556,672

当連結会計年度

94,452

420,729

515,182

合計

前連結会計年度

2,271,090

449,216

2,720,306

当連結会計年度

2,155,876

420,729

2,576,606

 

(注) 1.「国内業務部門」は当社及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引でありま
 す。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。

なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては基礎的手法を、それぞれ採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%) 

 

平成29年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

12.38

2.連結における自己資本の額

5,833

3.リスク・アセットの額

47,084

4.連結総所要自己資本額

1,883

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、株式会社肥後銀行及び株式会社鹿児島銀行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払いの全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2.危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3.要管理債権

要管理債権とは、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4.正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

株式会社肥後銀行(単体)の資産の査定の額

債権の区分

平成28年3月31日

平成29年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

49

56

危険債権

375

461

要管理債権

138

148

正常債権

27,951

30,184

 

 

株式会社鹿児島銀行(単体)の資産の査定の額

債権の区分

平成28年3月31日

平成29年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

113

95

危険債権

256

264

要管理債権

450

437

正常債権

28,150

30,013

 

 

 

2 【生産、受注及び販売の状況】

「生産、受注及び販売の状況」は、銀行持株会社としての業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

3 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

〔経営方針〕

(1)会社の経営の基本方針

当社は、平成27年10月1日に株式会社肥後銀行と株式会社鹿児島銀行の共同株式移転により設立いたしました。両行の地元を中心とした九州での存在感を更に発揮できる盤石な経営基盤を確立することで、広域化した新たな地域密着型ビジネスモデルを創造し、地元との信頼関係を更に強化するとともに経営の効率化を促進し、企業価値を高め、地方銀行として活力ある地方の実現に貢献してまいります。

また、当社グループは、持続可能な成長の実現に向け、以下の3つを柱とする「グループ経営理念」を定め、みなさまから真に愛される総合金融グループを目指します。

 ①お客様の信頼と期待に応え、最適かつ最良の総合金融サービスを提供します。

わたしたちは、これまで培ってきた伝統・人材・想いを結集し、グループ力を最大限に発揮することで、お客様お一人おひとりのニーズに寄り添った、きめ細やかで質の高いサービスをお届けし続けることをお約束します。

 ②地域とともに成長し、活力あふれる地域社会の実現に積極的に貢献します。

わたしたちは、地域のみなさまとともに成長する総合金融グループとして、県の枠を越え、活気と魅力に満ちあふれる、ふるさと九州の実現にむけて、貢献し続けることをお約束します。

 ③豊かな創造性と自由闊達な組織風土を育み、より良い未来へ向かって挑戦し続けます。

わたしたちは、ふるさと九州を彩る自然のような、豊かな創造性と広がりある自由闊達な人材・風土を育むとともに、希望に満ちた未来を次の世代へつなぐため、一人ひとりが挑戦し続けることをお約束します。

 

(2)中長期的な会社の経営戦略

当社グループは、平成27年10月から平成30年3月までの「第1次グループ中期経営計画」をスタートさせました。本計画では、お客様への最適かつ最良のサービス提供に向けた経営基盤構築として「お客様の多様なニーズに応える総合金融力」、「ステークホルダーに信頼されるブランド力」、「グループ全体最適を実現する組織運営力」の3つの経営基盤構築を基本方針に掲げ、営業基盤や地域金融機能の拡充、経営の効率化に取り組み、統合効果を最大限発揮してまいります。

営業部門戦略では、「地域活性化戦略(地方創生戦略)」、「広域化戦略」、「新分野戦略」、「国際化戦略」、「組織態勢・効率化戦略」の5つの営業戦略を通じて総合金融力を拡充し、お客様のニーズに応える最適な金融サービスを提供することで、ブランド力向上につなげてまいります。

市場部門戦略では、低金利環境下、収益源の多様化が両行運用部門の最大の課題であり、多様化に必要な知見や運用ノウハウについて会議等を共催することで蓄積するとともに、市場関連システム統合による管理高度化・効率性の向上を図ってまいります。

リスク・経営資源管理部門戦略では、健全なグループ経営体質向上のための基盤構築として、「環境変化に適応したグループ経営基盤の強化」、「高度なグループ経営管理態勢の整備」を図ってまいります。「環境変化に適応したグループ経営基盤の強化」では、適切な経営資源配分、管理システム構築の強化を図ってまいります。また、「高度なグループ経営管理態勢の整備」として、ガバナンス態勢、収益管理態勢、リスク管理態勢の整備を行ってまいります。

 

(3)目標とする経営指標

第1次グループ中期経営計画の中で、目標とする経営指標について、以下の6項目を定め、計画の最終年度である平成30年3月期での達成を目指しております。

 ①預金残高            8.4兆円

 ②貸出金残高           5.9兆円

 ③業務純益            374億円

 ④当期純利益           280億円

 ⑤ROE             4.5%

 ⑥株主資本ROE         5.3%

(計数はすべて2行単純合算) 

 

〔経営環境及び対処すべき課題〕

地方経済を長期的観点から展望した場合、人口減少社会における経済規模の縮小や少子高齢化の進展による経済構造の変化が予想されます。また、金融業界においては、ゆうちょ銀行、メガバンク及び他の地域金融機関等との競合などから、金融機関の経営環境はますます厳しさを増しております。このような厳しい経営環境の中で、地域の特性に即した地域課題を解決し、雇用創出・産業振興等の地方創生の実現に永続的に貢献していくことが地域金融機関としての使命であると認識しております。
 当社グループは、平成27年10月1日の経営統合を機に、第1次グループ中期経営計画をスタートさせ、グループ経営資源の共有・活用による更なる経営基盤の強化に取り組んでおります。お客様お一人お一人に寄り添った最適かつ最良の総合金融サービスの提供、地域活性化に資するソリューションネットワークの広域化、当社グループの地元を起点とした顧客基盤の広域化を進め、地域の持続的成長を実現する広域化した新たな地域密着型ビジネスモデルを創造し、長期ビジョンに掲げる「お客さまにとって九州トップの総合金融グループ」を目指してまいります。

 

(平成28年熊本地震について)

平成28年4月14日以降に発生した平成28年熊本地震により、当社グループの株式会社肥後銀行におきましても一部の店舗にて一時臨時休業を余儀なくされるなどの被害を受けましたが、甚大な人的被害はなく、震災発生から1週間程度で全店舗での通常営業を再開することができました。
 今般の震災は当社グループの地元を中心に甚大な被害をもたらしておりますが、当社グループといたしましては、地域社会・地域経済の一日も早い復旧・復興、そして未来づくりに向け、グループ役職員一同、最大限尽力する所存でございます。

 

4 【事業等のリスク】

当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。

本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営統合に関するリスク

当初期待した統合効果を十分に発揮できないことにより、結果として当社グループの財政状態及び業績に重大な悪影響を及ぼすおそれがあります。統合効果の十分な発揮を妨げる要因として以下が考えられますが、これらに限定されるものではありません。

・サービス及び商品開発の遅れ、顧客との関係悪化、対外的信用の低下、営業戦略の不統一を含む様々な要因により収益面における統合効果が実現できない可能性。

・当社グループの経営統合に伴うサービス、商品、業務及び情報システム、営業拠点並びに従業員の再配置等により想定外の追加費用が発生する可能性。

・当社グループの資産及び貸出債権等に関する会計方針、引当金計上方針、内部統制、並びに情報開示の方針及び手続その他の基準を統一することによって、追加の与信関係費用その他の費用や損失が発生する可能性。

 

(2)自己資本比率に関するリスク

当社グループは、連結自己資本比率を「銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第20号)に定められる国内基準(4%)以上に維持する必要があります。また、当社の連結子

 

会社である株式会社肥後銀行、株式会社鹿児島銀行は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成18年金融庁告示第19号)に定められる国内基準(4%)以上に維持する必要があります。

当社グループの自己資本比率が要求される水準を下回った場合には、金融庁長官から、業務の全部または、一部の停止等命令を受けることとなります。

当社グループの自己資本比率に影響を与える要因には以下のものなどが含まれます。

・有価証券ポートフォリオの価値の低下

・不良債権の処分に際して生じうる総与信費用の増加

・債務者の信用力の悪化に際して生じうるリスク・アセット及び総与信費用の増加

・自己資本比率の基準及び算定方法の変更

なお、連結自己資本比率(国内基準)については、高水準を維持しております。

 

(3)信用リスク

①不良債権の状況

貸出債権について、景気動向、経済環境、不動産価格の変動等によっては、不良債権残高及び総与信費用が増加し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当社グループの不良債権額は低水準を維持しております。

②貸倒引当金の状況

当社グループでは、金融検査マニュアルなどに基づき貸倒引当金を計上しておりますが、予想損失額算出の前提条件と比較して、著しい経済状態の悪化や不動産価格の下落などが生じた場合は、貸倒引当金の積み増しを行わざるを得なくなり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③権利行使の困難性

不動産、有価証券等の流動性の欠如または価格の下落により、担保権を設定した不動産などを換金し、または貸出先の保有する資産に対して強制執行することが事実上できない可能性があります。この場合、信用コストが増加するとともに不良債権処理が進まない可能性があります。

 

(4)市場リスク

①金利変動リスク

当社グループの資産及び負債は、主要業務である貸出金、有価証券及び預金で形成されており、主たる収益源は資金運用利回りと資金調達利回りとの利鞘による資金利益収入であります。したがって、金利変動等が発生した場合は、利鞘も変動するため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

②為替変動リスク

当社グループは国際部門の運用・調達手段として、外貨コールローンや外貨コールマネー等の外貨建取引による資産及び負債を保有しており、少なからず為替レートの変動の影響を受けます。円が上昇した場合には、外貨建取引の円貨換算額は減少することになり、かかる外貨建の資産と負債の額が各通貨毎に同額で相殺されない場合は、当社グループの財政状態及び業績に影響する可能性があります。ただし、持高は売持・買持均衡を基本に調整を行っており、収益への影響は限定的なものになると思われます。

③価格変動リスク

当社グループは、国債等の債券や市場価格のある株式等の有価証券を保有しており、将来、債券の利回りが上昇する場合や、株価が下落する場合には保有する有価証券に評価損が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)流動性リスク

当社グループの財務内容の悪化等により、必要な資金確保が困難になり資金繰りに支障をきたす場合や、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、市場の混乱等により市場において有価証券売買取引ができなくなったり、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)退職給付債務に関するリスク

当社グループは、従業員の退職に備えて退職給付に係る負債を計上しております。当該負債の計算基礎となる退職給付債務の割引率を変更した場合や、年金資産の時価が下落した場合には、数理計算上の差異の発生や退職給付費用の増加により、当社グループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)固定資産の減損会計に関するリスク

当社グループが所有する固定資産については、使用目的の変更、今後の地価動向等及び対象となる固定資産の収益状況等により、減損処理に伴う損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)繰延税金資産に関するリスク

繰延税金資産は、現時点の会計基準に基づき計上しておりますが、今後会計基準に何らかの変更があり、繰延税金資産の計上に何らかの制限が課された場合、あるいは繰延税金資産の一部または全部の回収が出来ないと判断される場合は、繰延税金資産は取り崩しとなり、当社グループの業績や自己資本比率に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)オペレーショナル・リスク

①事務リスク

当社グループは、事務の堅確性を維持するために、諸規程に基づく正確な事務取扱の徹底、事務処理の集中化、システム化を図っております。
 しかしながら、事務上の事故、不正・不祥事、事務処理体制の不備に起因する不適切な事務等が発生した場合、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります。

②システムリスク

当社グループは、コンピュータシステムの安全性及び正当性を維持するため、システムリスク管理方針やバックアップ体制を整備しており、さらに災害・障害等に備えた危機管理計画を定めて不測の事態に対応できるよう万全を期しております。しかしながら、万が一システム障害等が発生した場合、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります。

③法務リスク

当社グループは、法令等遵守の徹底や法的な確認を厳格に実施することにより法務リスクの軽減に努めておりますが、法令解釈の相違、法的手続の不備、法令等に違反する行為等が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

④人的リスク

人事処遇や労働時間管理などの人事労務上の問題や職場の安全衛生管理上の問題などに関連する重大な訴訟などが発生した場合、社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑤風評リスク

当社グループに対する報道、記事、噂などにより、地域、お取引先及び投資家等の間で、事実と異なる風説や風評によって評判が低下した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑥情報資産リスク

当社グループは、膨大な顧客情報を保有しているため、情報管理に関する内部管理体制の整備により、情報資産の厳正な管理に努めております。しかしながら、顧客情報や経営情報等の漏洩、紛失、改ざん、不正利用等が発生し、当社グループの信用低下等が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)災害等に関するリスク

大地震や未曽有の大型台風及び豪雨など、大規模自然災害の発生等により、当社グループの業務の全部または一部が継続困難となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)コンプライアンス

当社グループは、各種法令に加え、社会規範を遵守するようコンプライアンスの徹底を経営の最重要事項と位置付け取り組んでおります。しかしながら、法令等を遵守できなかった場合、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります。また、各種法令等及びその解釈は将来変更される可能性があり、その内容によっては、当社グループの業務や業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)競合に関するリスク

金融業界を取り巻く環境が厳しくなるなか、県境を越えた金融機関の競争は激化しております。
 当社グループの営業基盤である熊本県、鹿児島県及び宮崎県では、ゆうちょ銀行、メガバンク及び他の地域金融機関等との競合など、事業環境はますます激しくなっております。
 当社グループが、こうした競争的な事業環境において競争優位を得られない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)地域経済の動向に影響を受けるリスク

当社グループは熊本県、鹿児島県及び宮崎県を主要な営業基盤としていることから、少子高齢化の進展による人口減少等を起因とした地域経済の悪化や経済規模の縮小が発生した場合、業容の拡大が図れないほか、信用リスクが増加するなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14)法的規制に関するリスク

当社グループは、現時点の法令・規制等に従い業務を運営しておりますが、将来において法律、規則、政策、実務慣行、解釈等の変更が行われた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15)持株会社のリスク

持株会社である当社は、その収入の大部分を当社が直接保有している銀行子会社から受領する配当金及び経営管理料に依存しております。一定の状況下では、様々な規制上または契約上の制限等により、当該銀行子会社が当社に支払う配当金が制限される可能性があります。また、銀行子会社が十分な利益を計上することができず、当社に対して配当等を支払えない状況が生じた場合、当社株主に対し配当を支払えなくなる可能性があります。

 

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6 【研究開発活動】

該当事項はありません。

 

7 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析等は以下のとおりであります。

 

(1)財政状態

当連結会計年度末における財政状態につきましては、総資産は前連結会計年度末比6,986億円増加し9兆6,385億円となり、純資産は前連結会計年度末比97億円増加し6,150億円となりました。

主要勘定の残高につきましては、預金は前連結会計年度末比4,853億円増加し7兆9,022億円、譲渡性預金は前連結会計年度末比239億円減少し3,801億円となりました。

貸出金は前連結会計年度末比4,130億円増加し6兆704億円となりました。

有価証券は前連結会計年度末比1,436億円減少し2兆5,766億円となりました。

 

(2)経営成績

当連結会計年度の経営成績につきましては、経常収益は前連結会計年度比409億92百万円増加し1,722億16百万円となりました。

一方、経常費用は前連結会計年度比450億66百万円増加し1,506億84百万円となりました。

この結果、経常利益は前連結会計年度比40億74百万円減少し215億32百万円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比938億68百万円減少し146億2百万円となりました。これは、前連結会計年度において、負ののれん発生益884億87百万円を含んでいるためであります。 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローに関する詳細につきましては、「1 業績等の概要 キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。